短編小説みんなの答え:4

ふたりだけのヒミツ。

私の名前は紬(つむぎ) 中学2年生。 誰にも言えない秘密がある。 「つむぎちゃん!おはよー!」 『おはよ美月~まだ眠いよー』 「あはは、紬はいつも眠そうだよね~」 いつもと同じ朝。 「そういえばさ!昨日の配信の話なんだけど!」 その言葉に、ビクッと震え上がる。 「やっぱりムギちゃん尊いわー会いたい。笑」 『ほ、ほんと好きだね~ムギちゃん!』 「当たり前じゃん!すっごい可愛いんだもん。」 『でもさールナちゃんもすごい勢いだよね!』 「う、うん…」 美月とは幼稚園の頃からの大親友。何をするにも一緒だった。 秘密なんて何もない。はずだった。 私はVTuberで配信をしている。 そして 活動名は『ムギ』 配信を始めたのが3ヶ月前。 趣味で少しやるつもりだった。 でも登録者はあっという間に増えて今では100万人以上。配信時間が夜なのでいつも寝不足だ。そして美月の推しは『ムギ』―― 私だ。 「今日も配信楽しみだなぁ~!!またね!つむぎ!」 『また明日~!』 ふぅ…深呼吸をして、配信開始ボタンを押す。 『今日も来てくれてありがとう!ムギだよ~!』 いつも通り、配信を始めていく。 ―――― 私は美月。 いつも通りムギちゃんの配信を見る。 「やっぱりムギちゃんは可愛いな~私もVTuberやってみたい…!」 そう思って機材を揃え、配信を始める。 「は、はじめまして!ルナです!」 初めての配信は緊張したけど、楽しくて。 そこから毎日配信をしていた。 とあるコメントが来る。 【目標はなんですか?】 「ムギちゃんとコラボすること!」 そこから3ヶ月。ムギちゃんにDMを送ってみる。 「DM失礼します!宜しければコラボしませんか!」 『やりましょう!』 や、やった! 住みが同じ県だったので、カフェで会うことに。 『ど、どうして美月がいるの…!?』 「こっちのセリフ!どうしてここにいるの!?」 『「(どうしよう…)」』 『「(言うしかない)」』 「紬実は」『美月実は』 『「ぇぇ!?」』 「ムギちゃんなの?!」 『ルナちゃんなの?!』 びっくりして、時が止まったように感じた。 でもそれと同時に、安心した。 それから、2人で活動をすることに。 配信ボタンを押す。 『「ムギルナです!」』 これが私たちの日常になった。 新しくできた、ふたりだけのヒミツ。

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