短編小説みんなの答え:2

今までやったことは、無駄じゃないよ。

「私の将来の夢は、医者になることです!」 ・・・いつも思い出す、あの言葉。 鬱陶しさを感じながら今日もベッドから身を出す。 どれだけ努力しても 体を壊して頑張っても 報われない人はこの世にたくさんいる。 そんな世界が、大っ嫌いだ。 私は加藤菜々星。 アルバイトと正社員で何とか稼いでいる、一般人。 長所は、ちょっと頭が良いだけ。 短所は機械音痴で会社では「使えない人」認定をされている。 「ハァ・・・・、機械の勉強しようかなぁ」 そう小言で呟くとすぐ同僚の鈴木がにへらとこちらを向いて言った。。 「そうですよぉ。加藤は機械音痴がヤバいもんな。この間だってパソコン叩いたらぶっ壊してたじゃんw」 「うるさい。」 私は機械音痴と言う事実は本当だ。 もう、この仕事が終わったらやめよう・・・ そう、心に誓った。 そこから、何日も特に変わらない日々を過ごした。 機械の勉強をして、就寝。 そして、会社。 「ふぅ、疲れたぁ・・・・」 「今日はかなりハードだったもんね、お疲れ様。」 上司が気づかってくれる。 「あ、ありがとうございm・・・」 「大丈夫ですか!?大丈夫ですか!!」 「!!」 「どうしたんだろう・・・ってちょっと、加藤さん!?」 「ちょっと、行ってきます!」 私は居ても経っても居られず声の場所へ走り出した。 「すみません!私は元医学部です!!応急処置をさせてください!」 「あ、はい!大丈夫です!お願いします!」 私は倒れている彼を見る 「うん、これはてんかんだね。しばらく安全な所で寝させてください。」 「わ、分かりました・・・」 そういって、事は快方へ進んだ。 「あ、ありがとうございます!」 てんかんを起こした男性から急に出勤直後に話しかけられた。 「あ、や・・・、医学部だったので見のがせなかったというか・・・」 「俺、AEDやられそうになったらしくて。加藤さん居なかったら死んでましたよ・・・」 「いや、知識浅い私がやっていいのか、と思いましたよ。」 「え?」 男性はびっくりした顔をする。 「私、医者の試験落ちたんですよ。血が無理なので。」 「ああ・・・」 少し気まずそうに私を見つめる。 しかし、すぐ口が結ばれて 「でもね、今までやったことは無駄じゃないよ。  あなたは立派な医者だ。  人の命を助けて、現に生きているからね。  その行為が、その心が医者なんだ。」 「・・・!あ、ありがとうございます!」 ・・・しばらく、ここの会社で働いても良いかもしれない。 そう思った加藤菜々星でした。

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