恋の1ピース
誰だって小説のような甘い恋をしたいと思うだろう。 でも。もし、パズルのようなすぐ欠けてしまう恋があったら? これは他人と少しだけ違う女の子のお話 日本に生まれた女の子。 この女の子は美しかった。 誰でも好きになってしまうほどの美しさ。 それに、頭も良く、気も配れて優しく、差別をしない。 カンぺキな女の子だ。 その女の子には好きな人が居た。 こんなカンぺキな女の子に好かれるなんて 強運の持ち主だろう。 でも、本当はどうだろうか? もしも裏で悪口を言っていたら? 差別をしていたら? ある日、突然。彼女の人気は無くなった。 なぜだろうか?カンぺキな女の子なのに。 そう、裏で悪ロを言っているのがバレたのだ。 最低な彼女だが、好きな彼に思いを伝えようと呼び出した。 彼女は言う。 「好き」と。 そして彼は言う。 「本当?実は俺も...」 彼女は笑顔になった。 やはり彼も私の事が好きなんだ、と。 そして、彼は続けて言う。 「...好き"だった"」 彼女のどこかで何かが欠けるような音がした。 欠けてしまったのは恋の1ピース。