瓶に詰まった思い出
こんにちは!私は…。城山 莉菜(しろやま りな)です…。雰囲気、暗いかな…。 よくそれでいじめられてるというか。そんな私は、家出しようとしている最中。それで、死んでしまえば、あいつらも。少しは響くでしょ。みんな忘れてしまった。バカなことして遊んでくれたけど、それも嘘だったんだね。ひどいね。私が遊び道具だったんだね。 「遊びに行ってくるねー!」偽りの言葉を吐いてごめん。お母さん。 「またー?友達いっぱいいるのね」ううん。居ないけど、遊び道具にはされてる。みんな乱暴だけど。 悲しいとも思わない。 駅のホームに立つ。 さよなら。 ごめん。 親不孝者で。お母さん。お父さんが死んでから働きっぱなしなの知ってるから、旅行のチケット、遺書に入れといた。バイト頑張ったよ。一緒に行きたいけど、それも無理そうだよ。ごめんなさい。 いざ、ホームの下の線路に踏み出した時。 「城山?」誰? 「誰?」知らない声だ。 「俺だよ、鳳条」あの金持ちか。鳳条グループとかいう会社の御曹司だっけ。 「今急いでるから、またね」 「待て。俺の命令に従え」 こんな胸きゅん展開も、私には関係ない。 さよなら。 バイバイ。 話しかけてくれて、ちょっと嬉しかったです。 「じゃあね」 「待てって!!」 私は笑顔のまま、電車の下敷きとなった。 「お前のことが好きだった」 そんな声が、聞こえた気がした。 もう遅い。ありがとう。