可 哀 想 なんて言わないで
『双子のあの子たちってさ、1人は甘やかされてるのにもう1人は怒鳴られて虐待受けてるらしいよ?』 『えーやばw 可 哀 想 』 『えっ来たよ虐待されてる方の子』 私たちは双子なのにどうして貴方だけちやほやされるの? また下を俯いて歩く私 ドンッ 誰かの足に引っかかった 全身に走る痛みと彼女たちの焦った声 『ごめんね!大丈夫?痛くない、?』 『えー可 哀 想 だよなにやってんの~』 可哀想って…可哀想って…なんだよ 可哀想なんて人生をすりむいて間違えた人間にかけるただの絆創膏にすぎない。 その絆創膏が剥がされたらくっついていた残った跡に「 可 哀 想 」そう声をかけられる 可 哀 想 な人生を選んだ人はそのループに引きずり込まれるんだよ 私はその可 哀 想 な人 生を選ばれた双子の可哀想な女の子。 もう誰も可哀想なんて言わないで