メッセージ ※ホラー注意※
今日もお話しありがとうねー。 いいの? 受験生なんでしょ? うん、勉強つまんないから。 今年高校受験するというみうちゃんとのメッセージだった。 どっかのサイトで出会って仲良くなって、メッセージを交換したんだ。 一緒に勉強しよう? なに勉強しとんの。 いや、だから一緒にやろうかなと。 ああうん。 するわけないし、と思いつつもワークだけ出す。目線を流す。 これだけで勉強した気になれるのが私の強み。 みうちゃん、話きいてくれる? いいよ。 これはぜんぜん、気にしなくていい普通の話なんだけど。 きかせて。 今日さあ、好きなひとにね、好きですって言ったんだ。 あ、言えたの? なんて言われたー? だめだけど、いままでどおりしようって。 あー。え、でもさ、ゆいちゃんのことが嫌いてことじゃ、ないんだよね。 なんでー。 中1の男の子なら恋愛、興味ない子多い。 そっかなあ。……ま、いいよ。ごめん変な話してね。 いいよー楽しいし。 これに続く話が思いつかなくて、適当に教科書をめくる。 ゆいちゃんさ、受験したとか言ってなかった? 中学受験。 通知がなって、はっと呼び戻される。 そうよー。 頭いい? 国立? 悪いよ。なんではいれたのかわかんない。国立だけど、国立も一応公立っしょ。 絶対嘘。なんかわかるよー。話しかた大人だもん。 えっ、私が? 大人っぽいお姉さんみたい。高校生でいいよ、もう。偏差値ってわかる……? 62、とかかな。 えー、すごいね……わかった。ありがとう、もういいよ。 嫌な予感がした。予感というだけあって、なにが嫌なのかはわからなかった。 「ごめんどういうこと」 「ゆいちゃんさあ。いまから、私が男の子って言ったらびっくりする?」 電源を切ろうとして、できない。 なにを言いたいんだ? このひとはなにを言いたいんだ? 「えー。するかも? でもまあ、性別ははっきり言ってどうでもいいと思う。みうちゃんと話してて楽しいからさ」 しばらく悩んでこう返すと、すぐに返信が来た。 「30過ぎのおじさんって言っても?」 ──え。 どうしよう。 やばい。これ、どう返しても関係ない、終わったな。 「ね、教えて? なんなの?」 「ありがとねー。ゆいちゃんと話せて楽しかったあ」 コンピューターウイルスに感染しています コンピューターウイルスに感染しています 画面が真っ赤に切り替わった。 一通の電話がかかった。 スマホをさわるのも怖くて、お母さんを呼んだ。 電話に出るお母さんを、黙ってみることしか、できなかったんだ。 その電話の声は、明らかに日本人のものではなかった。 読んでくれてありがとうございます! 書いてて私も怖くなっちゃいました……。 感想アドバイスあったらお願いします!