エゴ
作:そると 「死ね」「嫌い」 いつも通りの陰口。 気にしないフリはするけど、私だって、人間だ。 お前らに何かした? 私が悪いの? とか、気にするし、考える。 原因があるなら、治すよ。 でも、話しかけても、無視されるし、もう気にしないで生きようって、思ったときには遅くて。 作り笑いしかできなくなった。 感情だって、どっかに置いてきた。 カウンセラーの人に相談しても、 「抱え込み過ぎないでね」 の一点張りで、話が通じない。 すでに、1人で抱え込んでるから、相談したのに。 その一言で、救われるほど、軽い相談じゃなかったのに。 まぁ、結局のところ、他人事でしかないから、そういえるんだろうな。 そりゃそーだよな。 正直、私も他人の相談なんて、心底どうでもいい。 カウンセラーであっても、他人の心なんて、完全には、分からないし。 分かるというなら、超能力者だ。 その人が、今、一番欲しい言葉だって、分からない。 ネットで調べると、いくらでも出てくるけど、そんなの、実際に伝えてみないと分からないだろ。 何勝手に、「〇〇という言葉をかければ喜ぶ」とか言ってんの。 おかしいだろ。 でも、この現実を、社会を、変えたいというのは、あくまで私のエゴであって、正義ではない。 別に、私がやらなくてもいい。 誰かがやってくれる。 そう思うと、心が少し軽くなった気がした。 その瞬間、私は地面と衝突して気を失った。 あとがき(解説) この物語は、飛び降り自殺中の少女の話です。アドバイス、質問等あれば、お願いします。