好きだった人は
僕は君を追いかけ同じ中学校に入り、ボウズだった髪は伸ばし言葉遣いにも気を付けた。そうしたら、結構モテるようになってきて、君もきっと振り向いてくれると思った。 しかし君の初恋は僕じゃなかった。 ああ。なんで今頃。君が好きなのはずっと昔から分かっていたのに。大好きなのは負けないのに。どうして僕は告白をしなかったんだろう。 後悔したって遅い。 君は、僕より一つ年上の、天使のような女の子。 君は、ある日真っ赤な頬をして僕に言った。 「好きな人、出来ちゃったかもしれない!」 心が黒いモヤに覆われていくのが分かった。 「頑張れー」 どうせ叶わないと思いたかったから、適当に返した。 でもある日、聞いてしまった。君が言っていた男が 「俺、■■(君)さんが好きかもしんねえ。」 と言っていたのを。 帰り道が同じだったから偶然聞こえてしまったのだ。 心が崩れ落ちる音がした。 気付けば今、君はもうその男と付き合っている。そいつは君にとっての初恋。。。。。 僕の初恋は小5。小さな恋心だった。 やんちゃな僕を心配してくれた、僕より一つ年上の、天使のような女の子だ。 僕の初恋は君だ。 そして今、僕は生まれて初めて失恋をした。 最後に話した言葉は 「じゃあね。」 一緒に帰ったときだ。 もう求めちゃいけないんだね。 じゃあ、諦めるよ。 さようなら、僕の初恋の女の子。