今夜の月は綺麗だな...
「今夜の月はとても綺麗ですね。輝(ひかる)さん。」 えっ,それってもしかして... 月が綺麗だなぁ...。一世一代の大勝負の日にはぴったりだ。そう今日は2年(と,半年)付き合っていた響子(きょうこ)さんにプロポーズをする日だ。この日のために超高級レストランを予約したし,指輪を持ってきてある,スーツもブランドものだ。完璧。 「輝さ~ん!」 響子さんだ。今日は満月の月明りでいつもの100倍美しい。 「遅くなってすいません。......待ちましたか?」 「いえいえ,とんでもないです。」と答えたが,緊張しすぎて2時間も前に来てしまった。というより,響子さんも10分前に来てるじゃないか。遅くなったなんてとんでもない。 「デデデはイイ行きましょうか。」 やばい,声が震えすぎる。あくまでプロポーズはサプライズを押し通したいのに! その後,ディナーを食べたりなんだリで時は過ぎていった... 「今夜の月はとても綺麗ですね。輝さん。」 これだ!ここを逃したら後はない!やれ,やるんだ輝!! 「キョ,響子さん!僕と...け,結婚して下さい!!」 響子さんは驚いた様子だがこっくりと首を縦に振ってくれた。 僕は今,とても幸せだ!