短編小説みんなの答え:1

世界一の歌姫

私は音川歌姫(おとかわうた)。私は昔から歌を歌うのが大好き。何をすることよりも歌うことが一番大好きだ。私の亡くなったお母さんは世界的に有名だった歌手でその血を受け継いだ私は誰もが聞き惚れるほど美しい歌声を持っている。皆からは「うたひめ」と呼ばれている。私の将来の夢はお母さんみたいに世界の歌姫になること。私の歌で世界中の人を幸せにしたい。誰かを助けたい。田舎の高校生の私は毎日、幼馴染兼彼氏の星崎奏天(ほしざきかなた)と海沿いの道を歩いて登校する。私はいつものように歌を歌いながら奏天と道を歩いている。「歌姫の歌には不思議な力があるんだよな」奏天は昔からそう言ってくれる。奏天は四歳からピアノを習っている。たまに奏天のピアノと掛け合わせて私は歌っている。波の音に耳を澄ませて歩きながら歌っていると突然、奏天が「歌姫!!!」と私の名前を呼んだ。振り返ると大型のトラックが私たちに迫ってきている。ブォ―ンと私たちがいないかのように猛スピードで迫ってくる。もうすぐ私たちの目の前に迫ってきていた。突然のことに動けないでいると奏天が私も胸に抱きかかえて転がった。奏天は硬いコンクリに強く頭をぶつけた。奏天に抱えられたまま私は意識を失った。―――目が覚めたのは事故から3日後の夕方。目を覚めると視界に病院の天井が映り込んだ。医師からの説明によると高齢ドライバ―が酒に酔って猛スピードを出したところ、私たちに突っ込んだそうだ。私はかすり傷と打撲ですんだが、私を庇った奏天は頭を強く打ち今も目が覚めないそうだ。見ると私の足には包帯が巻かれている。動かそうとすると強い痛みが走った。だけど、私は松葉杖だけど1週間程で退院出来た。私は退院してからずっと奏天のお見舞いに行っている。肩を揺すっても名前を呼んでも目を開けてくれない。自然と涙が出てくる。「歌姫は俺が絶対に守る」付き合った頃に言われた言葉と奏天を見るたびに胸が苦しくなる。口だけでなく、奏天は私を本当に守ってくれたのだ。なんてやさしいの。なんて尊いの。お願いだから目を覚まして。私は強く願いながら毎日奏天の傍らで歌い続けている。でも目覚めない。事故からもう半年が経つ。奏天は白い顔のままで動かない。今日は奏天の誕生日。私はこの日のためにずっと練習していたことがある。奏天が目覚めるようにとまじないをかけて私が作曲作詞した歌。私は奏天の手を握り窓から見える空を仰いで歌う。今までで一番美しい歌声だった。歌い終わる頃には息が上がっていた。私は思わず奏天を抱きしめる。そうすると奏天の指がぴくっと動いた。驚いて目を見張っていると、奏天が薄く目を開けた。「、、、歌姫、、?」私の名前を呼ぶ。私の目から涙があふれる。「奏天、ごめん。ごめん」「歌姫、、お前は俺が守るって言っただろ。泣くな」――七年後。「やっぱり歌姫の歌声には不思議な力があるんだ」私たちは結婚し、奏天は世界一のピアニストに私は世界一の歌手になった。

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