あいしていてくれたはずなのに
「金の無駄。」 「………?」 わたしは4年生、名前はちゆみ。家ぞくがだいすきです。お父さんは私をじゅくに行かせてくれます。 じゅくでは先生も優しいけど、よく「あたまが悪いんだね」って言う人もいる。 でも私はきにしない。だって私にはかぞくがいるから。みんなが守ってくれるから。 ……信じてたのに……。 そう、あれは私が4年生のころ。 お父さんが私の塾帰りに迎えに来てくれたっけな。その時お父さんは嬉しそうな私の顔を無視してこういった。 「最近ちゃんと勉強してる?算数の点数やばいじゃん。パパさ、頑張って働いてんのにそんな点数取られたらさ、お金の無駄だと思わん? みてみ、姉ちゃんだって頑張ってやっと私立受かって頭いいじゃん。お前はどうなん?なあ。」 「……?」 突然の言葉に唖然とする。 …あれ。痛い…。痛い痛い痛い…。目が熱い。 泣いちゃだめ泣いちゃだめ泣くな泣くな泣くな泣くな…。 「そ、そう…だね!次からはもっと…!」 「次からじゃない。前までもやるはずだった。おかしいよな。何が次からだ。ぱぱがっかりだ。」 もう諦めた。知ってた。そっからお父さんもみんなだいっきらいだ。 毎日泣いてる私もしらないぱぱにそう決めつけられて。 心も精神も痛い。 …あいしていてくれたはずなのに。