やっぱり戻りたくなった
私は20歳のクソニートだ。ところで私は転生した。 私は「ステライド-3Dゲーム」という題名がダサすぎて笑われたゲームをよくしていた。 その転生先というのが、 ゲームの主人公の友人関係であり、恋愛関係でもあるルルリルだ。 なんだかんだ彼女は戦闘能力100/80、魔力100/90となかなか強いキャラだった。 appも結構高めで、このキャラで生きていく事に自信を持てた。 そして転生した場面は、なんと主人公のグライドと出会う寸前だった。 グライドがルルリルに出会わないと、このステライドゲームが始まらない。 ーこのストーリーのあらすじー ルルリルの国内最強の叔父が所持する広大な領地で、狡猾竜キュライスが暴れる。 そのキュライスを討伐すべく動くのがグライド。 だがグライドがこの事を知ったのは、 ルルリルが助けてくれと街で宣伝したからだ。 ………その為、このクソの中のクソを極めたニートである私、 ルルリルが街でこの事を宣伝しなければ、 グライドは狡猾竜の存在を知らずにのんびりとしたつまらん人生を送るのでは? という究極の天才的な答えに至った。 私はクソのため、自身のプライドなどとっくのとうに捨てた。 その為このストーリーを壊すのに躊躇いなど一切無かった。 私は草の茂みに隠れ、グライドを見守っていた。全身草で包まれていたはず、なのに。 「おい、そこに誰かいるのか?」 なぜか見つかってしまった。あ、そうだ、この物語って魔力が存在するのか。 てことは隠れていてもルルリルの魔力は莫大なため、 魔力探知という常に発動している技能で、クソニート・ルルリルの存在がバレる。 「隠れてないで出てこい。魔力でバレてるぞ?」 「…、あ、あのね…、実は助けて欲しいことがあって。」 ????勝手に口が喋ってる? 「私の叔父の領地が狡猾竜のキュライスによって破壊されているの。」 ゲームのキャラになっている?いやそれはそうなんだけど、勝手に手が動いて… …、分かった…、これ、遊んでいる人がグライドを動かしてるのか。 で、私はうまくストーリーを流せるようにプログラムされた言葉を喋らされてる…という事か。 そこで、突然喋っていた口が止まる。にゅーん、という音が聞こえた。 「…ふう、ルルリルだよな、ご苦労様。またこの音が鳴ったらゲーム進行再開だよ。」 「え、どどどどういう事?グライドも私と同じ?」 「うん。俺も転生した。あと…いつ再開の合図が来てもいいように食事は済ませといたら?」 同時に狡猾竜のいななきが聞こえたとたん、 前世に戻りたいと思った20歳クソニート、私であった。