叶わない恋
「どうせ無理」「この恋が叶うわけない。」「自分のためにも諦めよう。」「好きになったって幸せになれない。」 何度思ったことか。あなたを好きになっても、ただ、辛いだけなのに。 中学校の入学式 クラス表を見ていた。 (えっと、、ほまれ、ほまれ、、、、) あった。6組。 好きな人の名前はなくてちょっとガッカリ。 まあ、でも、去年は好きな人ばっかりで毎日過ごしてたし、自分のために楽しく一年をすごそう! 好きな人は、、えっと、、ふうた、、、ふうた、、2組か。とおーー。 6組は最高のクラスだった。自分のために、そしてみんなへの思いやりをもって楽しく過ごせた。 雰囲気が大好きで、あっという間に夏休みに入った。 一学期はつい2組に行ってしまって好きな人のことを意識しすぎてしまっていたのか、好きな人に会えない、会わない夏休みは意外と快適だった。 やっぱり、どうせ無理なんだから、諦めるべきだよね。 習い事で好きな人を作ろうとしたが、やっぱり無理やりできるはずがなかった。 しばらくは恋しないでおこう。 夏休みが終わって、好きな人とすれ違うことが増えた。好きな人が6組にようがあるからかもしれない。私はそのタイミングで図書館へ行く。本に没頭するのだ。それで気持ちを忘れられる。そう思ったのに。 好きな人がいた。それもカウンターに。本を借りるためにはそこへ行かないと。どうしよう。 結局借りたわけだが、すごく世界がスローモーションになっていた。 ひさびさに近くで顔を見た。 図書委員じゃないのに。なぜいたんだろうか。いろんなことを考える。 もしかして私を追って、、、、? いや、それはない。 そして土日をすごして月曜日。その日も図書館へ行った。 また、好きな人。 気にしない、気にしない。目すら合わせない。見ない。それを徹底しておく。 本を選んでいると突然。 「ほまれ。」 好きな人だった。 「ふうた、、」小さな声で好きな人の名前を言う。 「ちょっといい?」好きな人が言う。 私の手をとって階段の踊り場へ。 「ん?どした?」なるべく平然を装って答える。 「好き、、っていうか、、付き合ってほしくて。」 起きていることが信じられない。あんなに脈なしだったのに。 「う、、ウソコク?」 「違う。ほんとに好き。」 心臓の音でよく聞こえない。鼓動が早くなる。 「好き、、。私も、、好き。何だけど、、」 「なんだけど?」 私は一呼吸おいてから答える。 「ふうたさ、モテるやん。私のまわり風太の事好きな女子でいっぱいで、、。付き合いたいけど、、、」 「あ、、。」 「せめて、、だれにも言わないって、誓って。」 「うん。誓う。」 その瞬間、私はふうたに抱きついた。 「ふうたにこうやってつつまれたかった。大好きです。」 「笑。オレもーーー」 「デートとか、いっぱいしたい。」 「ね。あのさ、、」 「んー?」 「キスしていい?」 「え?!い、いーよ」 そして私のかなわないと思っていた恋は、今、スタートした。