お客様相談室
売り切れ!売り切れ!売り切れ!!! とあるお菓子メーカーの売高は、どんどんアップしていった。 その理由の一つに、店長の性格がある。 店長は、おおらかで、優しくて、アイデアはどんどん取り入れていく、優れ者だった。 そこで、最初の商品、「チコラ」という、ちっちゃいチョコレートを販売した。 パッケージには、「お客様相談室」。 そこでは、様々なアイデアが、クレームをおまけとして、やってきた。 どんどん取り入れ、小中学校に特別教室も行くことになった。 もちろんお土産は、「チコラ」だ。 何十日後。 プルルルル。 プルルルルル。 そこで店長発動。 「はーい、もしもし!?〇〇製菓でーす!」 「あの…。特別教室なんですが…」 「なにか、『チコラ』に、問題がありましたか?」 「いや…そういうことでは…」 「では?」 「その、えっと… 私、『チコラ』の大ファンで、毎日食べているんですけど、それを話したら、男子にからかわれて…」 店長は、何年ぶりか?忘れたが、久々のため息をついた。 「相談」に、この子は反応したんだ。 そして、この子もお客様だ。