麦茶
僕は良く、学校帰りに80歳くらいのおばあちゃんがやっている駄菓子屋に寄る。 今日、駄菓子屋に寄ったら、おばあちゃんがガラスの透明なグラスに入った麦茶を出してくれた。最近暑いから、だそうだ。僕は麦茶が大好きだから、すぐにゴクッと飲んだ。僕が駄菓子屋に寄る度、毎回、毎回麦茶を出してくれた。 飲んでいると、普通の麦茶とは後味が違うことに気づいた。少しフワーッとするというか、説明ができない。けれど何か違う。そして気になった僕は聞いてみた。どうやら、1L砂糖を小匙一杯、緑茶の茶葉を二枚入れて作っているようだ。 色々忙しくなり、あまり駄菓子屋に行けていなかった頃、急にあの麦茶が飲みたくなった。駄菓子屋に行っても、張り紙に臨時休業と書いてある。体調が優れないとのこと。家に帰り、麦茶、砂糖、緑茶の茶葉を言われた通りに入れた。けれど時間がたってもあの味にはならない。 そこで気づいた。あの味は思いやり、優しさ、苦労が詰まっているということ。 おばあちゃん、ありがとう。
みんなの答え
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いつまでも、君の側に
「誕生日は、普段よりも死ぬ確率が高いんだって」 そう言って笑いあった君は、もう、いない 今日は君の誕生日で、私たちの付き合い記念日で だから、ふたりでデートの予定をずっと前からたててたのに 約束の時間を30分越えても、君はまだ待ち合わせ場所には現れない いつもなら、私より早くきてくしゃっとした顔で笑うのに、 連絡しても既読ないし、電話も繋がらない 私との約束、忘れちゃったのかな、それとも... 悪い予想が、私の頭をよぎる そんなこと考えてはだめだ、きっと寝坊しただけ、そう自分に言い聞かせる そのとき、アナウンスが流れた 電車が一時停止するらしい。人身事故があったんだって その路線を聞いて、私の背中を冷や汗がとおった 君が、いつも使っている路線だ 電車がとまるだけなら連絡できる、それなのに連絡がこないってことは、、 だめだ、これ以上考えてはいけない。そうわかっているのに 考えたくもないことが次から次へと浮かんでいく 気づいたときには、走り出していた 君が、いるかもしれないその場所へ 走りながら、色々なことを考えていた もし私の予想が当たっていたら、もし本当に君がいなくなってしまったら___ だめだ、耐えられそうにない そんなこと考えたくもない。 私は走った 嫌な予想を振り切りながら、自分に言い訳しながら 息が苦しい、足も重い、それでも止まれなかった 涙か汗かわからないくらい顔がぐちゃぐちゃになっているとわかる それでも止まれないんだ。一刻も早く君のもとへ行かないと、、 ついたとき、君は、担架で運ばれている最中だった 血まみれで、ぐちゃぐちゃで、君かすらよくわからなかったけど、服装も髪型も、雰囲気も、私が知ってる君のすべてで 私が君を見間違えるはずがない てことは、本当に、君は... 目の前が真っ暗になった 地面に膝をつき、声にもならない声をあげる 今日の時間と場所を決めたのは私だ。 私が少しでも変更していれば、君は助かったかもしれないのに、辛い思いをしなくてもすんだのに__ 君が死んだのは、私のせいだ その事実が、強く私に突き刺さる 私のせいで君はいなくなった、1番大好きで、大切で、愛していたのに 毎回大切なものは自分で壊してしまう、 なんで、なんで私は、毎回こんなんばっか...っ 本当にごめんなさい 私のせいで、いつもいつも迷惑かけて、最後ですら私のせいで__ まだふらつく足で立ち上がる 私のせいで君は死んだ。 君がいなければ私の存在価値なんてない 君が、私の生きる理由をつくってくれてたんだ 待っててね、すぐそっちに行くから もう、大切なものをなくしたりしないから だから、あと少し、もう少しだけ待ってて 手すりにしがみつきながら階段を上る 救急車のサイレンの音、それがさらに私を追い詰める はやく、はやく君のところへ行かないと その気持ちだけが私を動かす そのとき、急に目の前が明るくなった 遠慮気味に開かれた窓から、日差しが差し込んでいる ああ、もうすぐ君に会えるよ やっと君と一緒にいれるんだね、 私は微笑みながら窓に手をかける 暖かい日差しに包まれて、自然と口角が上がった 柔らかい風が私の頬を撫でる 私は、その風にのるように身を投げ出した ふわりと優しい風に包まれる 地面が目の前だ 私がそっちに行ったら、君はどう思うかな 来るのがはやいって怒られちゃうかな、それとも... そんなことを考えているうちに地面は迫ってくる 考えてもきりがない、そんなの君に会ってから話せばいいか 私はまた風に身を任せる 今から、君に会いに行くよ___ 気づいたら、君が目の前にいた 驚いたような、ほっとしたような、そんな表情だった やっと君に逢えた ずっと、逢いたかったんだよ これからはずっと一緒にいられる、 色々な感情が襲ってきて、涙がこぼれる 君は、いつもの優しい表情で微笑みながら、静かに涙を流していた 『ねえ、私ね、君といられて、すっごい幸せだよ』 今までの想いを、君に吐き出す やっと一緒にいられるね、愛してるよ でも___ 君は、まだ苦しそうに笑っている どうしたの、ねえなんで、君は苦しそうなの? 私と一緒にいられるんだよ...? 「なんで...なんで僕と一緒に」 そのとき、君の声が微かに聞こえた それはほんとに辛そうで、苦しそうで どうしたの、と問う必要はなかった 君が、続きを話してくれた どうやら君は、生き延びたらしい それに気づいて、嬉しくて、涙が溢れた 私はもう死んだ でもね、これからはずっと君の側にいられるよ だからこれからも長生きしてね、いつまでも君のことを見守ってるから___ 冬華です!! 楽しんで頂けたら光栄です 文字数制限が、
君のまま、前へ。
卒業式のあと。卒業生が校庭に出払い、誰もいない教室に、一人。 私は、窓際の席から校庭に咲く桜を眺めていた。私の席じゃないけど、別にいいよね。 今日で私も卒業。3年間通ったこの中学校ともお別れだ。 本当は、私もみんなといたほうがいいんだろうけど、どうしても最後にここから桜を眺めていたかった。 ふと、校庭の隅に咲いている桜を見ていると、木の下にいる男女が目に留まる。男子生徒が緊張した顔で女子生徒に何かを伝えると、女子生徒は驚いた後、少し恥ずかしそうに頷く。少し前に、『卒業式のあと、あの桜の木の下で告白すると叶う』という噂が流行っていたせいか、さっきからそういう人たちが多い。 (青春だな……) と思いつつ、視線を桜に戻す。 私の“好き”は、きっと叶わない。 綺麗に、でも、どこか寂しげに咲く桜。 「あ! いたいた。心乃葉ー!」 「あっ。さくら」 クラスメートの桜庭さくら。小学生の頃から仲が良い“親友”だ。 「探してたんだよ!」 「ごめんごめん! ここから見える桜が綺麗でさ」 「ほんとだー!」 そう言って、さくらは私の前の席に座り、さっきの私と同じように校庭の桜を眺める。 私は頬杖をついて、そんなさくらの横顔を見つめていた。いつもと変わらず可愛いけれど、少しの寂しさと満足さが混じったような、そんな顔をしていた。それすらも愛おしく感じる。 私はそんなさくらのことがずっと“好き”だ。 でも、これももう…… 「ねぇ、心乃葉?」 さくらが振り返る。 「ん。どうしたの?」 「今まで、本当にありがとう!!」 そう、私とさくらは違う高校に進学する。今までは同じクラスで毎日のように会えていたけど、そんな日常ももう、終わりだ。 どうしようもないほどのない悲しさがこみ上げてくるが、それをぐっとこらえる。 「こっちこそ、今までありがとう!」 「あのね。わたし、心乃葉に会えて本当に良かったと思ってる!! 小学校からずっと、毎日楽しかったよ!」 「私も!」 「ずっとずーっと大好きだよ!!」 「っ!――」 きっと、さくらの“好き”と私の“好き”は違うって分かってる。でも、 「――……ありがとう」 そう、答えるしかなかった。 けれど、さくらは微笑んでくれた。 その優しさはとてもあたたかくて、痛かった。 「……あっ! 待ち合わせしてたんだ!」 「待ち合わせ?」 「う、うん……! その……校庭の隅の桜の木の下で……」 恥ずかしそうにさくらは言う。 「……分かった。いってらっしゃい!」 「! 心乃葉も校庭に来てね! みんなで写真撮るらしいから!」 「うん!」 手を振りながら教室を出たさくらに、私も手を振り返す。 「……あーあ」 私だって、さくらのことが、ずっとずっと大好きだ。 きっと、さくらと待ち合わせをしている人よりも。 でも、それを伝えてしまったら、この関係が壊れてしまうかもしれない。 さくらの好きなものも さくらの好きなことも さくらの初恋の人も さくらの好きな人も 全部知っているのに、それは私ではないし、さくらの隣に居れるのも、私じゃない。 私達の関係が“親友”以上になることはない。 でも、それでも。 この気持ちだけは、他の誰にも譲れないから。 「ずっと、好きだよ。」 今までも、これからも。 誰にも伝えることのできない、この想いを。 きっと叶わない、この想いを。 抱えたまま生きていかないといけない、この想いを。 大好きな人すらも傷つけてしまうかもしれない、この想いを。 終わりを告げる春の空に、呟いた。 少しは、前に進めたかな。 春瀬 心乃葉(はるせ このは) 桜庭 さくら(さくらば さくら) あとがき――――――――――――――― 読んでくださりありがとうございます!雨憂です。 タイトルが先に思いつき、そこからノリと勢いで書いたので、読みにくいとことか誤字脱字があると思います。ごめんなさいm(_ _)m 改めて、読んでくださりありがとうございます!感想お待ちしています! ※辛口NGでお願いします。
“ 路地裏 ” で 会った あの子
いつもみたいに メイクをして.お気に入りの服を着て。 私はもう親の人形なんかじゃないから。 _______ 山口もな. 15歳です。 成績は学校で一番よくて. 周りからは “ 秀才 ”って呼ばれるようになって。 だけどこれって私が望んでることじゃないよね。 だけどやらなきゃいけないんです。 お母さんがそう言うから。 お母さんは常に完璧で、美しくて、私とは大違い。 元から違う。生まれた時から_ なのにお母さんは私に “ 完璧 ” を求めます。 「 成績は上じゃなきゃダメ。 将来は お母さんが決めます。 」 言いつけを破るといつも叩かれた。 頭から水をかけた。 こわいんです。親の操り人形のようになっている気がして … だからあの日.学校を抜け出してみました。 クラスの子が話してた、 コンビニ裏の路地を通った先へ。 私、真っ暗で最初は怖かったんです。 だけど家にいるよりはマシでした。 ついた先.見てみてびっくりしました。 髪の毛は 黒くて みんなツインテール 。 淡いピンクのフリフリした服をきて. 真っ黒なスカートを膝上にあげて履いていて。 メイクは皆.涙袋が濃くって … 私を見てひとりの女の子が言いました。 「 だいじょぶそ ?? うちらみたいなやつそこらにいないもんね -」 まるで幼児なようなかわいらしい声で。 その子は心配してくれました。 私ったらあのとき勝手に涙が出ちゃいました。 涙だけじゃなく口も勝手に動いてて. 「私イ .もうお母さんの言いなりになりたくないんです… ヒック_」 今まで我慢してたこと口に出してしまいました。 その子…いや “ るな ” さんは 「 何かわかんないけど大丈夫だよ - 。 るなたちとさ、あそぼ !!! 」 その日から私、学校さぼって遊んだんです。 今までためてきたお金を使ってみんなみたいな、 いわゆる “ 地雷系 ” のお洋服着たり。 もうこれでいいんです。 積み上げるまでに大変だったものをたったの1日で壊してみて。 だけどこれからの人生のほうが楽なんです。 もう、親の言いなりにはなりません。 完璧 ” を求める。 それって親のエゴだから。
幸が舞う季節
窓を開けると、一面の銀世界。視界には白しかなくて、私の心と同じように全てが単色だった。 部屋は暖房が効いているのに、いつになっても温まらない体。いつになっても暖まらない心。 全てが、全てがつまらなかった。 そんな私の世界に、ちょん、と色をおいてくれたのは きみだった________。 12歳 冬 「お前なんて、いなければ良かったんだ」 ただ、それだけを聞かされて、12年間生きてきた。 「誰が悪かったんだっけ?生まれてきたのは誰だっけ?」 「ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。」 いつからだろう、謝ることしかできなくなったのは。 服なんていつもシワだらけで、髪だってボサボサ。唇だってガサガサで、私が誰なのか、多分誰もわからなかったと思う。 そんな時、学校に転校生がやってきた。 __きみだったよね。 「浅川港です。よろしく」 その時も、私は変わらず、誰なのかわからない状態。 おまけに誰も私を名前で呼ばない。 みんな、「キモ子ちゃん」と呼ぶ。まあ、こんな格好じゃ、そう呼ばれても仕方がない。 「ねえ、名前なんていうの?」 偶然隣の席になって、話しかけられた。 私は反応に困っていた。 「キモ子って言うんだぜ」「あはは」 突然、近くにいた男子が、そう浅川くんに言う。 「____、ねえ、本名は?」 浅川くんは、男子になんか目もくれないで、私にもう一度尋ねてきた。 「っ……ゆき…。後藤、幸、、、」 とうに枯れ果てたと思っていた涙が、溢れて止まらない。 浅川くんは、そっとボサボサの私の髪を撫でてくれた。 これは、彼の優しさのほんの一部にすぎない。 ______________________________ 読んでくれてありがとうございました。感想お待ちしてます! 辛口NGでお願いします。
日常
僕は今勉強している。 朝起きると髪がたくさん抜けていた。 手に触ると無いくらいだった。 こうして気が乗らないまま塾に行く。 そうして塾の生徒に毎日からかわれる。 いつもの日常 「ほんじゃ始めるで、席つけ」