さようなら
君の隣にはきっとわたしがいるはずだった。 そう、思っていた。 手を繋いでお散歩したり、 一緒にデートしたり…するはずだった。 そうなるはずだった。 雨上がりの公園。 足元を見るとそこには、 疲れきったわたしがいた。 後ろから笑い声がした。 声でわかった。 あの子だ。 「ねぇねぇ、次は、カフェでゆっくりしたいなぁ!」 「カフェか…いいアイデアだね!」 「うん!」 君、なんだね。 そういえば彼女ができたって言ってたっけ。 確か、隣のクラスのみずきちゃんだよね。 そうだよね、こんな芋みたいなわたしより、 キラキラしてるみずきちゃんみたいな人の方がいいよね。 迷惑かけちゃってごめんね。 わたし、わからなかったんだ。 でも、君に恋した少しも間、わたしは とっても幸せだったよ。 ありがとう…さようなら。