本物と嘘
お父さんは病気で死んだ お母さんはもともと離婚していた 親がいない ばあちゃんもじいちゃんも 僕のことを放棄 悲しい ご飯もまともに食べてない お金がない でもまだ耐えれる気がする でも明日死ぬかもしれない 私は「うそ」を使う。 優しい店主がいる ラーメン屋さんの前に倒れるふりをした 予想通り、店主が助けてくれた 美味しいラーメンをもらった 嬉しかった でも、僕のやった「うそ」が いまでも自分の中で 許せない そうやって 逃げ出した 遠い遠いところへ なんで? 店主が追いかけてきた 店主がなんか言ってる 「お前がやったのは 嘘じゃなくて 本物だ! お前なりの心の 本能なんだ!」 ? なんかわかる気がする 私は優しい温かな 店主に ぎゅっと 抱きしめてもらったと思う。 その時、 生きる希望がでできたような 20年後 店主が認知症になった 結構重い症状。 でもね 20年前の出来事は 忘れてないみたい。