硝子細工
「そこの君。奇麗な硝子はいかが?」 夏の暑い時期。8月の夏休み真っ只中の日に黒い布を自身に被せたおばさんがそう話しかけてきた。 (暑そう、、、こっちまで暑くなってくる。) 「奇麗な硝子?」 それはどう見てもただの硝子だった。しかも汚れていて奇麗には見えなかった。 「下さい。」 面白い半分で買ってしまった。 それは500円とやすかった。 ハァー 夏休みってホント好きな子に会えないから嫌いー、 遊びにでも誘ってみようかと思ったが彼女の性格上無理そうだと感じ止めた。 俺の好きな子は、透き通った白い肌の黒神ロングで眼鏡をかけている。 彼女はクラスで目立たないのでその美しさは俺だけが知っている。 「お腹空いた。コンビニ行ってなんか買おー」 靴を履き外に出た瞬間。 驚きで声が出なかった そう”彼女”がいたのだ。しかも横には少し大きめの男性。 腹がたった。 彼女の美しさは俺だけが知っていたはずなのに。 その間に彼女とその男は別れていた。 ずっと見ていた 俺のものにしたい 俺だけが見ていたい そしたら彼女は頭部からだんだん灰のように消えた。 それと同時に俺の握っていた硝子は熱くなった。 数分後、その硝子は 綺麗な硝子細工になっていた。 彼女は、消えていた。 綺麗と思うなかで、喉がイガイガする感覚があって気持ち悪かった。