どうか、この声が君に届きますように
ダメだってわかってたけど やっぱ好きになっちゃったわけだし 迷惑だってわかってるけど ついつい目で追いかけちゃうし ムリだってわかってたけど 恋しちゃったわけだし また今日も言えなかった どうか、この声が君に届きますように 「あや、はろー。」 「あ!涼!入る時はノックしてっていつも言ってんじゃん。」 わりぃわりぃって言いながら涼が私の部屋にある本棚を漁り始めた。 私と涼は、いわゆる幼馴染ってやつで家族同然の関係。 涼の両親が仕事の都合であまり家に帰ってこないことからよくウチに来るんだ。 ……おい、そのマンガ私も読めてないんだ。私より先に読むな。借りようとするな。 涼のことを頭の片隅に置き、またタブレットに向かう。 次……どうしようかなぁ。 「新作?」 「おい、勝手にのぞくな。」 「なんか、あやって青春っぽいっていうか、甘酸っぱいラブソングばっか作るよなぁ。」 私の言うことなんて無視して涼が足でトントンとリズムをとりながら私の書いていた歌詞に即興でメロディーをつけて口ずさみ始めた。 くっ、これが才能か。 いつも通りの優しい歌声に、思わず口元にふっと笑みが浮かぶ。 ずっと隣にいると思っていた幼馴染は、今や有名歌い手だ。 対して、私はただの歌詞作りが好きな一般人。 ……ちょっと、遠くに行きすぎだよ。 直接伝えようと思うと、照れ隠しでつい口が悪くなっちゃうから。 ちっちゃい頃、歌うのが好きって言ってたから。 歌詞で伝えようと思ったのに。 あーあ、私、全然ダメじゃん。 「あや、はろー」 「あ!涼!入る時はノックしてっていつも言ってんじゃん!」 あやがくいっと後ろを向いて文句を言う。 わりぃわりぃと言いながら俺は本棚に向かった。 あ、新刊ある。やった。 俺とあやは、いわゆる幼馴染ってやつ。 両親があんま家にいないからあやのお母さんが度々夕ご飯に誘ってくれる。 まぁ、呼ばれなくてもあやの部屋に入り浸ってるけど。 借りていくマンガを数冊決めてあやのタブレットをのぞく。 「新作?」 「おい、勝手にのぞくな。」 必死に隠してるんだろうけど耳まで真っ赤だ。 ……可愛すぎるだろ。 「なんか、あやって青春っぽいっていうか、甘酸っぱいラブソングばっか作るよなぁ。」 歌詞にざっと目を通してなんとなくメロディーをつけて歌ってみる。 やっぱ、あやの歌詞って正直で、真っ直ぐで、好きなんだよなぁ。 小さい頃、引っ越してきた俺は、自己紹介で歌うのが好きって言ってバカにされた。 その時怖がりながらも助けてくれたのがあやだった。 ……一目惚れだった。 俺、ずっと憧れてたんだぜ? あやが歌詞を書くのが好きって言ってたからあやの歌詞を胸張って歌えるように頑張って練習してきたのに。 有名歌い手まで上り詰めた今でも、俺は伝えられないのか。 「「でも、いつか、どうか、この声が君に届きますように。」」 こんにちは!それともこんばんわ?るんるんです! 絶賛スランプ……なんも思い浮かばん って時に書いた作品やからだいぶと下手……。 ってか無理ありすぎ(笑) 辛口オッケーなんでアドバイスお願いしまぁす。 じゃねん!