“ 路地裏 ” で 会った あの子
いつもみたいに メイクをして.お気に入りの服を着て。 私はもう親の人形なんかじゃないから。 _______ 山口もな. 15歳です。 成績は学校で一番よくて. 周りからは “ 秀才 ”って呼ばれるようになって。 だけどこれって私が望んでることじゃないよね。 だけどやらなきゃいけないんです。 お母さんがそう言うから。 お母さんは常に完璧で、美しくて、私とは大違い。 元から違う。生まれた時から_ なのにお母さんは私に “ 完璧 ” を求めます。 「 成績は上じゃなきゃダメ。 将来は お母さんが決めます。 」 言いつけを破るといつも叩かれた。 頭から水をかけた。 こわいんです。親の操り人形のようになっている気がして … だからあの日.学校を抜け出してみました。 クラスの子が話してた、 コンビニ裏の路地を通った先へ。 私、真っ暗で最初は怖かったんです。 だけど家にいるよりはマシでした。 ついた先.見てみてびっくりしました。 髪の毛は 黒くて みんなツインテール 。 淡いピンクのフリフリした服をきて. 真っ黒なスカートを膝上にあげて履いていて。 メイクは皆.涙袋が濃くって … 私を見てひとりの女の子が言いました。 「 だいじょぶそ ?? うちらみたいなやつそこらにいないもんね -」 まるで幼児なようなかわいらしい声で。 その子は心配してくれました。 私ったらあのとき勝手に涙が出ちゃいました。 涙だけじゃなく口も勝手に動いてて. 「私イ .もうお母さんの言いなりになりたくないんです… ヒック_」 今まで我慢してたこと口に出してしまいました。 その子…いや “ るな ” さんは 「 何かわかんないけど大丈夫だよ - 。 るなたちとさ、あそぼ !!! 」 その日から私、学校さぼって遊んだんです。 今までためてきたお金を使ってみんなみたいな、 いわゆる “ 地雷系 ” のお洋服着たり。 もうこれでいいんです。 積み上げるまでに大変だったものをたったの1日で壊してみて。 だけどこれからの人生のほうが楽なんです。 もう、親の言いなりにはなりません。 完璧 ” を求める。 それって親のエゴだから。