全体の27％が平日の睡眠時間は「8時間」と回答しました。中学生になると睡眠時間が減る人が多いようで、小学生では「9時間」と答えた人は21％でしたが中学生では7％と、10％以上減少しています。

小中学生の休日の睡眠時間で最も多かったのは「8時間」で全体の23％、続いて「9時間」と平日に比べて全体的に睡眠時間が増加しました。「10時間」や「10時間以上」と答えた人は平日では5％以下だったのに対して、休日はいずれも10％以上を超えました。

睡眠時間は「足りている」と答えた小中学生は全体の42％で、半数以上の人が「足りていない」という結果になりました。小学生では、足りている人は49％ですが中学生は33％と、足りていないと感じる人の割合が増えていることがわかります。

睡眠時間の質問で平日に比べて休日は10時間以上寝る人が増えていたことから、平日には学校があり起きる時間が決まっているため「足りていない」と感じてしまうのかもしれません。

睡眠時間が足りていない人の半数以上の人が「なかなか寝付けない」と回答しました。その他の回答で「ストレスや考え事をして眠れない」と答えた人もいて、寝付けない人の中にもそれぞれ違った理由がありそうです。

他には「お風呂に入る時間が遅い」「たくさん寝ていても眠い」「親が帰って来るのが遅くて家事をしている」などの意見がありました。自分次第で寝る時間を変えられそうな人もいれば、家の都合で難しい人もいるようです。

睡眠時間が足りていない人で、学校で居眠りを全くしない人は、全体の53％でした。約半数の人は居眠りをしてしまったことがあるようです。睡眠時間が影響しているからか、小学生よりも中学生の方が居眠りをしてしまう人の割合が高い結果となりました。

寝る時は「ひとり」と答えた小中学生が全体の44％で、最も多い結果になりました。小中学生別に見ると、ひとりで寝ると答えた小学生は35％でしたが、中学生では54％と約20％増えています。

その他の回答では、「ネコやイヌなどのペット」や「夏はエアコンを使うから家族で寝る」という意見もありました。

「おうちの人に起こしてもらう」と答えた小中学生は45％と一番多く、続く2位は「自然と目が覚める」でした。おうちの人に頼っている人もいますが、自分で起きる努力をしている人が多いようです。

その他の回答は「テレビやタブレットをアラーム代わりにしている」「太陽の光で目が覚める」などの意見が集まりました。

寝坊をしたことが「ある」と答えた小中学生は55％と、半数以上の人が寝坊をしたことがあることがわかりました。

夢の種類はひとりひとり違うので、今回紹介しきれないくらい多くの夢の回答が集まりました。中でも特に多かったのは「好きな人が夢に出てきた」と答えた人でした。「告白された」「一緒に遊びに行った」など、いいことが起こる夢が多かったようです。

その他には、アニメやゲームの世界にいる夢や“推し”と遊んだ夢など、理想が詰まった夢が集まりました。

注1） 昨年の「睡眠」に関する調査レポート
「睡眠時間が足りていない小中学生は54％、原因は勉強時間の確保や動画視聴」