志優と、くるみおばあちゃん。__いつまでも__
私の名前は『宮本志優(みやもとしゅう)』17歳。 お母さんの名前は『優來(ゆうら)』46歳。 私は3姉妹の長女で次女が『菜優(なゆう)』15歳。 三女が『茉優(まゆう)』15歳。2人は双子。 私達には大好きな、おばあちゃんがいる。 名前は『宮本くるみ(みやもとくるみ)』74歳。 私とくるみおばあちゃんはとても仲良し。 でも、そんなおばあちゃんがステージ2の肺がんになった。 ステージ2の肺がんの5年生存率はおよそ54%と言われている。 今は入院して闘病生活を送っている。 ___お見舞いの日 「くるみおばあちゃん!お見舞いに来たよ。」 「志優ちゃん、また来てくれたんだね。嬉しいよ。」 「おばあちゃん!大丈夫?」 「菜優ちゃんと茉優ちゃんも今日は一緒なのね。 嬉しいわ。今日は元気だし、この通り大丈夫!」 「何か買ってきてほしいものとかある?」 「お茶買ってきてほしい。麦茶。」 「うん。分かった。」 志優は病院の自販機で麦茶を買って、 届けたあと、菜優と茉優と家に帰った。 ___半年後 あれから私達は毎週、週末にお見舞いに行っている。 おばあちゃんの病気は少しずつ進行しているけれど、 まだなんとか元気にやってるみたい。 プルルル♪プルルル♪ 「はい。宮本です。」 「志優さん?今くるみさんの状態が悪化していて…。 もしかしたら近々手術するかもしれないと担当医師が。」 「…え。眞月先生。今くるみおばあちゃんは。」 「今は病室のベットの上で寝ています。 咳が増えていまして。ステージ2なので手術で治すことも可能で、 担当医師は今それを考えていて。家族の皆さんの意見も必要なので。」 「親は今仕事でいないので、私が今から向かいます。 「分かりました。」 ___1時間後 「くるみおばあちゃん。」 「志優ちゃん。心配かけてごめんね。」 「うん。」 「あのね、志優ちゃんたちにプレゼントがあるの。」 「…え?何、これ。」 「ミサンガ編んだの。みんなの好きな色で。 志優ちゃんは水色が好きだから水色。 菜優ちゃんは黄色が好きだから黄色。 茉優ちゃんは紫色が好きだから紫色。」 「いつの間に…。ありがとう。」 私の目には大粒の涙が溢れた。 ___週末 「くるみさんの状態がこれ以上悪化する前に、 手術をし、5年以内に再発しなければ完治という形になります。 手術についてお母さんはどのようにお考えですか?」 「私は母が治って元気になってくれるのが1番なんですけど、 手術にもリスクがあるから、そこが心配で。」 「お母さん、私は手術に賛成。リスクもあるけど、 やっぱりまた一緒にお出かけしたいし、 手術で治る可能性があるなら、信じたい。」 「志優…。菜優と茉優は?」 「私もお姉ちゃんに賛成。」 「…そう。分かったわ。眞月先生。手術、お願いします。」 「分かりました。」 「あの、これってくるみおばあちゃんはいつ知るんですか?」 「ちょっと志優…。」 「これは術前1週間前には伝えておく必要があります。 もちろん、くるみさんにも先日説明して、今みたいに皆さんに相談して。 そしたらくるみさんが『志優たちに決めてもらう。』 っておっしゃったので。」 「眞月先生から伝えてもらえませんか?」 「…あ。はい。分かりました。」 ___手術2日前 「くるみおばあちゃん。会いに来たよ。」 「志優ちゃん、菜優ちゃん、茉優ちゃん、優來。ありがとう。」 「うん。手術、成功して元気になったら、 くるみおばあちゃんとまた一緒にお出かけしたい。」 「いいよ。好きなもの買ってあげる。」 ___手術当日 「今から手術を始めます。」 「よろしくお願いします。」 ___5時間後 「優來さん。志優さん。菜優さん。茉優さん。 手術、成功しました!」 「本当ですか!っあ、ありがとうございます!」 「「先生、ありがとうございます!」」 ___6年後 あれから、くるみおばあちゃんの肺がんの再発はなかった。 そう。奇跡的に肺がんが完治して元気に戻った。 今は80歳になった。私は社会人になったから、 働きながらおばあちゃんと暮らしている。 「おばあちゃん、お出かけしない?」 *・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・ もはや短編小説じゃないくらい長くなってすみません! 誤字脱字あったらすみません!感想くれると嬉しいです(#^^#) 【登場人物】 ・宮本志優(みやもとしゅう:18歳:長女) ・宮本くるみ(みやもとくるみ:74歳:祖母) ・宮本優來(みやもとゆうら:46歳:母) ・宮本菜優(みやもとなゆう:15歳:双子の次女) ・宮本茉優(みやもとまゆう:15歳:双子の三女) ・眞月由良(まつきゆら:36歳:看護師)