俺を彼氏してください!
「俺を彼氏にしてください!」 爽やかで元気な声が、静かな教室に響き渡った。 _______________________________________ ミーン、ミーン、もう8月が終わる頃なのに、セミがまだ元気に鳴いている。 俺の名前は一ノ瀬 凪(いちのせ なぎ)だ、俺は1人の先輩に恋をしている。 「んー、?あ、凪じゃん!、なーにしてんの?」1人明るい元気な声が夏の窓から降ってきた。 この人の名前は橘凛(たちばな りん)俺が絶賛片想い中の相手だ。 「あ、凛先輩!おつかれ様です!、ぇっと、バスケ部の帰りですか、!?」 「んはは、そうだよ、てか凪、いつまで敬語なん?」 そう先輩は明るく笑いながら飴を舐めている。 「ぇ、!?だ、だって、俺の憧れですよ、!!」 「憧れかー、んは、ありがと!いや凪だって絵バチくそにうまいじゃん!私尊敬してるよ!、」 凛先輩は飴をガリガリとかじっていた、。こんな元気な凛先輩に俺は、告白したんだ。 で、でも、俺にとっては告白、、のつもりだが、凛先輩は、、、違うのかもしれない、。それは1週間前のことだ。 「はーーーーー、、なんっで、私に彼氏できないのかなぁ、彼氏欲しい、、」 「凛先輩、!?ぇ、自覚してないんですか、!?モテてることを!?、ぇ、!?てか告白とかされてるんじゃ、、」 「んはははっ、いや、告白なんかされたこと一回もない、彼氏なんかできたことなんかないしー」 このように気軽く喋っているが…俺は今頭の中がめちゃくちゃ混乱している、、 だ、だって凛先輩は学校のマドンナだぞ!?俺の友達ほとんど全員が凛先輩のことを好きって…言ってたし、、 「り、凛先輩、、あの、」 俺はその時覚悟を決めていた、 「凛先輩!俺を彼氏にしてください!」 俺は顔を真っ赤にしている、。冷や汗も大量だ、、。そう!、俺にとってこれは告白だ、、 「……んははっ、何言ってんのー!!冗談はやめとけー!!」 凛先輩は表情何一つ変わらず笑っている 「えぁっ、、そ、そうですよね、!あはっ、あはははっ」 俺はもう大失恋した気分だ、、俺にとっての告白は凛先輩にとってのジョークなのか…!?!? その日俺は夜枕に顔を伏せ、ギャン泣きした、枕が水浸しになるほど、、 てな訳で1週間前の話は置いといて、、今、俺は凛先輩を裏校舎に呼び出している、、。 正直心臓がはち切れそうだ、、。うるさいほど鼓動が鳴り響いている。 「んで、どうしたの?いきなり呼び出して、!」 「えと、あの、き、今日は伝えたい事があって、、」 「ん、!何?何?気になるー!!!」 「ずっと、ずっと前から好きでした!、今も大好きです!!だから、!」 「俺を彼氏にしてください!!!!!!!!!!!!!!!」 どうしよう、、告白しちゃった、、、俺は心臓が今にも暴れ出しそうな程緊張している。そうすると凛先輩は 「……な、何それ、、照れる、じゃん、わ、私も凪のこと、大好き!!」 凛先輩は顔を赤らめて言っている、。 その日俺の人生がグッと変わった気がした。 「俺を彼氏にしてください!」