愛餓
私はみんなに愛されたいの。 それも重く、重く愛されたいの。 私だけを胸いっぱいに抱いて、言ってほしいの。 「愛してる」って。 私を愛するためだけに、全てを捨ててほしい。 私の為に、誰かを貶めたり殺めたりするくらいが丁度いい。 それでも、私の為なら自分の命も投げ出せる人がいい。 最低? 何を言っているのかしら。最高じゃないの。 歪? そんなの知ったことではないわ。 私は愛に生きて、愛に殺されたいの。 この簡略化された文章にも共感できないなら、あなたは一生私を理解できないでしょうね。 もしそうなら、そんなあなたは必要ないわ。 だって理解できないのに、私を愛せるわけないじゃない。 ……でもまあいいわ。今日は機嫌がいいから。 私の事を愛せても、愛せなくても、話くらいなら聞いてあげる。 あなたは私にどんな言葉をプレゼントしてくれるの? 考える必要なんてないでしょう? 私に言う言葉は、端から決まってるはずだもの。 ――ほら、最初に言ったでしょう? " 私はみんなに愛されたいの " " それも重く、重く愛されたいの " " 私だけを胸いっぱいに抱いて、言ってほしいの " "「愛してる」って " 私の言葉、忘れたとは言わせないわよ。 一言一句聞き漏らさず、覚えていないと許さないからな。 ……「愛してる」! そうそう、よくできました。 流石に、ここで間違えるようなあなたじゃないわよね。 私、大勢からその一言を貰いたいの。 そして、自分が価値に溢れた人間だって証明してあげるわ。 そうすればきっと、私を嘲笑った彼も、手のひらを返して私を求めるわ。 こんな方法、不正ね。正しくないわ、きっと。 でも、そうでもしないと彼は私の事を見向きもしないの。 虚しい恋愛なんて、こっちから願い下げよ。 本当に欲しいのは、彼からの重愛。 あなたたちの獣愛は要らないわ。本気なのは逆に不快だし。 私は愛に生きて、愛に殺されたいの。 そうできたら、きっと最高の気分になれる。 この曇りきった人生のモヤを晴らせる。 孤独じゃなくなる。 ……こんなことしても彼が私を見てくれないのなら、私はきっと、偽り共を壊して、全員殺して、彼も終わらせる。 彼の生死はどうだっていい。 ただその記憶に鮮明に焼き付きたいだけ。 そのためなら、彼を死んでも、彼が死んでも呪い続けてあげるわ。 私の生死もどうだっていい。 ただ彼を縛りつけたいのよ。 そしたら、私の孤独もきっと殺めてあげられるんだろうな。 ――私は愛に生きて、愛に殺されたいんだ。
みんなの答え
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愛に殺されたい、、、だと!?
Meiです。 愛されたい人が多分思うことでしょうね・・・主人公自分の愛が一番と思っている?って感じですね。考えられる小説です。 「あなたは私に生きている」、、、