大きな桜の木の下で
これは初雪が降ってきていた中1の冬、幼馴染の優希との下校中にある枯れた桜の木の下での話 「…じゃあ桜は…!!」 「うん…」 今は何の会話だったか、それは 「ごめんね、私、引っ越すの」 そう、私、桜は転校することになった。転校なんてよくあること。 「…」 優希は少し下を向いて黙っている。優希、なんでこんなに悲しそうなの?なんでこんな表情するの? 私は不思議に思った。今の優希は初雪のように儚げな印象。 「な…んで…」 ようやくこちらを向いて、口を開いた優希は喋るのが下手くそだった。優希、なんで私なんかでそんな悲しむの? 「ねえ優希、なんでそんなに悲しむの?優希には好きな子だって、仲のいい親友だってたくさんいるでしょ?じゃあなんで……泣いているの?」 優希の目から涙がこぼれ落ちた。 「好きな…こ…?そんな…の…桜に、決まってるじゃないか!」 え? 「桜は鈍感だよ…!なんで気づかないの?」 「え?…あっ!まって!優希!」 優希は走り去っていた。優希は私が転校する日になっても、一度も話しかけてくれなかった ーーー数年後 今日はいい天気だ。僕はカバンを持ち、家を出た。桜が咲く日、ついに高校生になったのだ。桜…元気かな… あの日、僕は桜に好きだと伝えた。 でも、逃げてしまった。今でも後悔している。…あれ?あの大きな桜の木の下に誰かいる あれって…もしかして 「優希。」 昔聞いたあの声 今度こそ、ちゃんと君に伝えるよ 「桜!」
みんなの答え
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めっちゃ良かった!
ども!ありさです! なんだか長編の映画を見てるみたいでとても面白かった!このあと二人が幸せになれたらいいなって思わず思っちゃったぐらい! 今この感想を見てくれてるかわからないけどよもぎもちさんがもしまた小説を書こうと思う機会があったらぜひ読みたいな!