最後は幸せになれる
ー中学生2年目ー 授業が終わった。 部活に行こう。靴がない。いつも通りのこと…なはずなのに あれ、辛くない、辛くないはずなのに…なんで、なんで…泣いてるの… 『どうした』 彼は部活動の顧問の先生。 『泣いてるの?』 「…」喋ったら泣いてしまう、ダメだ、ダメなのに。 思いっきり泣いた、先生の前だということを忘れて。 昔のように泣きじゃくった。 先生は黙って待ってくれた。 『何があったの?』 「いつも通り…だけど」 靴のこと、それまでにも受けた嫌がらせのこと、全部話した 『辛かったね』 でも、本当に辛かったのはそこでは無い。 嫌がらせの主犯が部員の仲良くしてる子だってこと。 なぜ嫌がらせが起きたのか、理由は知っている。 両親が事件の加害者、被害者同士だからだ。 (まあ、後で話すとしよう。) だから今は…というよりも縁を切ったからもう両親はいない。 そんなある日、先生に呼び出された。 そこには嫌がらせの主犯である彼女がいた。 洗いざらい吐いたあと、彼女は笑いながらその場を去った。 あの時のように泣きはしなかった。…帰りまでは その"帰り"とはこのことである。 『俺が今日から父親になる』 「何を言って…」 『養子縁組』 『養子になってくれ』 「そんなの…」 これは嫌だったのではない、ものすごく嬉しかったのだ。 先生、いやお父さんの車に乗って帰っていると、何もないのに自然と涙が溢れてきた。 悲し涙、悔し涙、嬉し涙すべてが混ざったような涙だった。 実親の話をしよう。簡潔に。 朝起きると隣にいるはずの母がおらず、父もいなかった。 リビングには血まみれの母が倒れていた。 鮮明な記憶はない。 ただただ悲しみに溺れ、泣くことも出来なかった。 父は刑務所、母は天国にいるため、消えた…というのが一番近いだろう。 今思えばあの時泣きじゃくったのはこのことがあるから…かもしれない。でも、あのことがなかったら今でもきっとひとりぼっち。 現在は高校生1年目 たとえ、どん底に突き落とされても最後は幸せになれるって教えてくれた。 たつやくん、ゆかりちゃんありがと。 (※これはフィクションであり、仮名を使っております。)
みんなの答え
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いい話・・・感動したよぉ・・・
こんばんは竹んぼです! 感動した・・・ 部活の顧問の先生めっちゃいい先生! 同じ年でこれ書けるのはすごい・・・ 次回も期待してます! じゃあばいばい\(◎o◎)/!