12年間の片想いが終わるとき
「梓(あずさ)に対してこんな感情を抱いてしまってごめん。でも、この気持ちは抑えれなくて……。私──。」 私は、結衣華(ゆいか)。私は、幼なじみの女の子・梓に対して、ずっと前から恋愛感情を抱いている。いわゆる、「同性愛」とか、「百合」ってやつだ。 梓と出会ったのは、幼稚園の年少さんのとき。私が、幼稚園で同じクラスの男の子何人かにおもちゃを取られて泣いていたときに現れたのが……梓だった。梓は、泣き虫の私と違って、とっても強くて優しい子だった。梓は、自分よりも体の大きい男の子たちにも勇敢に立ち向かって、私のことを助けてくれた。 「……梓ちゃん。ありがとう。」 私が梓に言えたお礼の言葉は、たったのこれだけ。本当は、梓にもっと感謝の気持ちを伝えたかったけれど、嬉しさで胸がいっぱいになって、自分の気持ちを上手く言葉にできなかった。そんな私に対して、梓はにっこりと微笑みかけてくれた。当時の私は、まだ、このときに感じた胸のときめきの意味を知らなかった──。 あれから11年。あれ以来、梓とは仲良くなり、小学校、中学校とずっと一緒だ。私は、本当は梓に今すぐにでも想いを伝えたいが、梓との関係が崩れてしまうのが怖いから、“自分の想いは伝えずに、親友として梓と仲良くしていく”という道を選んだのだ。 ある日の休み時間。梓がなんだか照れくさそうにもじもじしながら、私にこう告げた。 「私ね、実は……好きな人がいるんだよね。その、好きな人っていうのは、となりのクラスの長谷川(はせがわ)くん。それでね、そのぅ……今度、長谷川くんに告白しようと思っているんだ。」 私は、頭を誰かから思い切り殴られたようなショックを味わった。“梓の親友の私”としては、もちろん、梓の恋をできる限り応援してあげたい。が、心の中に秘めている“梓に恋している私”としては、梓が他の男子を好きだということを聞いて、居ても立っても居られない気持ちだ。 放課後。梓が、「ごめんね、結衣華。今日は、長谷川くんと帰る約束をしてるから、一緒に帰れないの。でも、明日は一緒に帰ろうね。」と言って、先に長谷川くんと一緒に帰ってしまった。私は、誰もいなくなった教室に1人残って自分の席に座り、考え事をしていた。考えていたのは、もちろん、梓のこと。「梓、いつ長谷川くんに告白するんだろう。」とか、「もし、梓と長谷川くんが両想いになって、付き合うことになったら──。」とか。 (もし、梓と長谷川くんが両想いになって、付き合うことになったら──。私、梓に対しては申し訳ないけど……嫌だ!せめて、梓に想いだけは伝えておきたい──!) 考えるよりも先に、足が動いていた。いつも通る通学路を全力で駆け、梓と長谷川くんを追う。学校を跳び出してから数分後、私は交差点の信号待ちをしている梓を見つけた。となりにいるのは、背が高くて学ランを着ている男子──長谷川くんだ。私は、梓が驚いた顔でこちらを見ているのにも、長谷川くんが戸惑っているのも気にせずに、開口一番にこう言った。 「梓(あずさ)に対してこんな感情を抱いてしまってごめん。でも、この気持ちは抑えれなくて……。私──。」
みんなの答え
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そ あ ち ゃ ん
ヤッホ . キラリ - ン☆=**+ もちみぃ だよ ^^ *◯●o・本題にGO・o●◯* 空愛 ちゃん - ☆ いつも ありがとう っ _________ おぉ ~ 今回も すごかった ! 特に 小説の タイトルが いいと思ったし . 気に入りました - ♪ ___________________________..。○◯* 見てくれて サンクス ~♪♪ また キズなんでね . バァアイ ( ○・・○ ) /
空愛っ!
みうなのだっ(*・ω・)∩ 空愛っ!いつも回答ありがと~! -----♪本題♪----- タイトル通りで最後、12年間の片想いが終わったってこと!? 空愛、やっぱ尊敬しちゃう~! また空愛の短編小説、待ってるよ~! ばいばいっ(*・ω・)つ~
いい話!
ヤッホー!!みんなにとって今日1日良い日になりますように!虹色花火だよ! 本題 とてもいい話!ループですか?ありがとうございました!