誰かの脇役になれたとすれば
「自分の人生なんだから、自分が主役だ」 こんな風な言葉、聞いた人は多いだろう。 だが、主役だとしても、目立たずに死に逝く人は数知れず。間違っていると私は思う。 「おはよう、ミア」 目の前には光る様なオーラを纏う、見目麗しい15歳くらいの少女が座った状態で、私に向かい優しい声色で挨拶をする。 「……えぇ、おはよう、リリア」 対して私は沈み切った声で返事をした。 「ミア、元気無いね?大丈夫?」 「……えぇ、平気よ」 誰が見ても嘘と分かるような表情をしながら、掠れ気味な声を出しながら鏡をそっと掴んで、少しの期待を寄せて、顔を見てみる。 「あぁ、醜いな」 そう呟くと、リリアは悲しそうな、切なそうな顔をして見つめてくる。 「いいなぁ。顔がいいって得が多いもん。私はこんな顔だから、石を投げられたりもするのに。扱いの差激しいなぁ。ハハハ」 乾いた笑いで悲しさを拭き取りながら、水を飲む。乾き切っていた喉は潤って、幾分か喋りやすくなった。 「最期なのに期待した」 また独り言を言う。リリアがいるのに。 「そんなの言っちゃダメっ!」 「リリアは分かんないでしょ!?」 反応したリリアに、思わず声を荒げる。 しかし、喋り出した口は止まろうとはせず、ただ想いを、意味もなくぶつけ続けた。 「リリアは顔がいいもんねぇ!人様に崇められて好かれる大変良い顔立ちをされてらっしゃいますもんね!知らないでしょ!どんな想いで、隣を歩いていたかなんて!」 「知らないよぉ!分からないよぉ!」 「私は顔がこんなだから、魔女だなんて言われてさ!あんたは女神だって?笑わせんじゃないわよ!私が、どんなに死に物狂いで努力し続けたか!それでもダメだった!実らなかった!毎朝起きて、鏡みて、期待しても醜い顔しか映らない!私はできることは全部した!なのに!あんたは何もせずとも勝手に綺麗になっていきやがって!」 「もうやめて……。やめてよぉ……」 ___________________________________ 昔々、あるところに、見目麗しい15の少女と、醜い悪魔のような顔の17の少女が住んでいました。仲良く暮らしていましたが、いつしか15の少女に17の少女は嫉妬しました。しかし、嫉妬心を押さえつけながら過ごしました。17の少女は魔女の疑いが出ました。 醜いから、魔女だと思われました。 15の少女の弁明も、遂に届きませんでした。 15の少女は17の少女に最後の日に会いにいきました。けれど、大喧嘩をしました。 それが今生の別となりました。 おしまい。 ___________________________________ でかい木の棒みたいなのに縛られて、下には枯れ草だらけ。燃やされるんだろうな。 喧嘩別れとかしたくなかったのになぁ。 あーあ、もうやることないし終わるのかぁ。 呆気なさすぎて笑えてきた。 パチパチと燃える音が聞こえてきた。 足元まで登ってきた。 熱い熱い熱い熱い熱い熱熱い熱い熱い熱い。 あぁリリア。 「貴方のゲームの脇役にはなれた?」 ___________________________________ 「あー、ミア死んじゃったぁ」 とりあえず今日はここまでにしようかな。 結構メンタルやられたし? プツリとゲームの電源を切った
みんなの答え
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げ、ゲーム、、
魔女狩りでミアちゃん、死んじゃった!? ミアちゃんも、リリアちゃんも、 ゲームの中の登場人物だったんだね!しかも意思持ちの! ミアちゃんの最期が哀しかったけど、 このゲームをプレイしてるヒトがなんだか悪に見えて来た…、 プレイしているヒトは、ミアちゃんはゲームの中での命に過ぎないけど、 ゲームの中では、ミアちゃんもリリアちゃんも生きてるんだなー、 語彙力旅行中なんですが、言いたい事は言ったつもりです!つもり!