短編小説みんなの答え:1

踊り子

「ねえねえ、踊り子って知ってる?」 友達にそう聞かれふと、思い出した。 どこかへ行ってしまったあの子のことを その子と初めてあったのは11歳ほどの頃、公園でガーベラに水をやっていた時だった。 「あなたもお花が好きなの?」 そう言われ顔を上げると、7歳くらいの女の子がこちらを覗き込んでいた。明るい子だなーと思いつつ、 「うん、そうだよ。きれいなガーベラ?の髪留めつけているけど、好きなの?」 もっといい返事があったと思うけど、人と話すのが苦手な私にはこれ以上話せなかった。 「うん!ガーベラってきれいだよね!あったかい色いっぱいで、どれもおしゃれで!」 必死に話しているのが、とてもかわいかったことを覚えている。 ーーーー その時、夕暮れを知らせるチャイムがなってしまった。 「あ、時間になっちゃった。またね!」 そう言ってその子はどこかへ行ってしまった。 その後もその公園へ行き、何度か遊んだ…気がする。 そのあといろいろ忙しく、しばらくその公園に行けず、その子のことも忘れかけていた。 そんな時、毎年行っている夏祭りに、友達と行くことになった。確か、少し遠い河川沿いの場所だった。その祭りにはどこかの家から代々、3人の踊り子が踊るというイベントが毎年あった。 そこで、あの子が踊ってた。綺麗な花柄の着物に髪に、桃色のガーベラをつけていた。その子は、踊り子だった。とても綺麗で、周りの人たちも、私も、目を奪われていた。 その子がいきなり、私の方へ向かって来て 「これ、あげる!」 とガーベラを渡して、そのままどこかへ走り去ってしまった。 驚きで、声も出なかった。 途端にあたりの景色がかわり、祭りの場所から少し離れた河川にいた。いっしょにあの子を見ていたはずの友達がこっちへ走って来ていた。よくわからず、他の あんなに夢中になっていたはずの人たちにあの子のことを聞いても、誰も「そんな子見ていない」という返事だけだった。 ただ、その子がくれたガーベラは持っていた。 とても不思議な、出来事だった。 今は17歳になって、その子の名前も覚えていないけれど ただ一つ、その子がくれた枯れない桃色のガーベラだけが忘れられない。

みんなの答え

辛口の答え

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めっちゃいい話...

 どうも~!緑猫だよ!(=・ω・=)  めっちゃいい話...!!  その踊り子は誰だったんだろ...。ガーベラとか?  間違ってたらごめんね。  おもしろかったよ!  それじゃあにゃ~(=・ω・=)


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