魔法の日焼け止め
私は桐島凛。高一です。 突然だけど、私には好きな人がいるんだ。それは、「王子様」こと王子ひかり君! 同級生で、超イケメン!でも、私は接点ない。しかも、彼のタイプと私は真逆。 彼のタイプは、「色白 セミロングぐらい かわいい」 私は 「色黒 長めのロング かわいくない」 これで、もう私と彼……ひかり君が付き合えないことは確定している。 でも、もう少しチャンスが欲しいな…。 「初めまして。私、アース・アリスといいます。あなたの欲しいアイテムを差し上げます。さあ、何なりとお申し出ください」 「ほしい、アイテム、……?」 「えぇ。お金持ちになりたいとか、……」 「じゃあ、色白で、セミロングの、かわいい子になりたいです!」 「いいお願いですね。しかし、お願いをできるのは一つだけなんです。あと、私思ったんですが、可愛くなるのも、セミロングになるのも、一工夫するだけ。それを考えて、願いをもう一度お願いします」 一工夫する、だけ……っ。確かに、髪の毛は切って、可愛くなるにはメイクをすればいいんだよね。 「じゃあ、色白になりたいです!」 「はい、確かに。お代はあなたの気持ちでいいです。さ、これをあげます。『サマーマジック』。魔法の日焼け止め」 魔法の……。 「スプレーをシュッとするだけで色白になるんです。しかし、一日一回までにしてください。元の肌に戻りたいときは、このクリームを塗ってもらえればすぐです」 「ありがとうございます!じゃあ!」 (ふふ……。桐島凛。面白いお客さんね) 「えーっと、スプレーシュッと……」 ーシュッ これでほんとに色白になるのかなぁ…。 次の日 「おはy…って、え!?」 い、色白になってる!? よし!明日は学校だけど、今日は休みだ!イメチェンするぞぉ~!! サッ…チョキッ…… シュシュッ。スッ。ポンッ。 次の日 「おはよう!」 「おはよっ……て、え!?凛!?めっちゃ、可愛いじゃん!どうしたの!?」 「えへへ…」 ふふ…!これで光君もイチコロよ! あ、日焼け止めしてない。 ーシュッ と、その瞬間。 「沙彩ちゃーんっ!」 「かわいい!」 沙彩…? 「みんな、ありがとう」 キューン! ど、同性の私もときめいちゃうんですけど……。 しかも、光君のタイプ通り! もしかして、光君のタイプって……。 キュッ…… ああ、負けてられない! シュッ、シュッ…… 「あ~あ、やってしまったわね。桐島凛。私のアイテム入りだわ」 ー次の日。 髪、完璧! 肌、完璧! 顔、完璧! よし行くぞ! 「ひかりくんっ……!」 なんか、やけに暑い……! まあ、大丈夫か。 「私、キミが好きっ……!!」 「え、え、……ひっ!?」 え……!? 「ひかりくん、どうしたの?」 「化け物っ……!」 え? 「ひかりー!?」 パタパタパタパタ…… 化け物って……化け物って…… 私? ジュワッ……! え、何!?暑っ……!?な、なんで! 「全くですね。約束を破ったから」 「あ、アース・アリス……!」 「覚えてくれてたんですね。光栄です。助かりたいなら、早くこのクリームをぬったらどうですか?」 うん。そうだ。ぬろう……!でも、なんだか……。 「嫌だ……。死ぬときは、光君のタイプの子でいたい……、の」 「そうですか。勝手にしてください。……まあ、あなたが使ったアイテムの子の心は、自由になります。 沙彩さんの心は、ね」 「え……」 「あなたも私のアイテムにしてあげます。『とびきりの恋』をこめて」 「キャー!!!」 …… 「私、恋が知りたいです!」 「そう。このアース・アリスが叶えてあげましょう。『とびきりの恋』を」 「ワタシモ、ジユウニ……」
みんなの答え
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すげっ!
わちにんこー!アラレでっす! いや、凄すぎでは! アラも11歳だけどここまで難易度高いの考えられないよ! 魔法のアイテムの裏側的なの大好き! 好きな人のためなら死ぬまでその人の好みの顔が良いってとこ怖かった みやさん天才!? ありがとう! じゃっバイアラ!