少女は幻覚を見る
「ねぇ、__ちゃん。__のこと、覚えてる?」 ぼやけた輪郭。ここはどこだろうか。愛くるしい、子供らしい少女の声が響く。響いているはずなのに、どこか聞き取れない。 私は声を出そうと口を開く。が、ぱくぱく、と音を出さずに空気を食むだけ。 「あはは、変な顔。……あぁそうか、__ちゃんは覚えてないんだね。私の事。君と、幾つもの時間を過ごしてきたのに。忘れられてしまうんだね」 どういうこと?私の頭の中は、混乱に満ち溢れている。そもそも、この状況が理解できない。夢……なのか。 「私と一緒に居て__かった?」 待って、大事なところが聞き取れない、聴きたいのに。聴かせてよ!! 「私は、__ちゃんと居れて楽しかったよ。また、いつか、遊ぼう。いつか、いつか………思い出してね。」 なんで、独り言のように言うの。悲しそうな顔しないでよ。まるで、私が悪いみたいじゃない。 あぁもう、一体全体、どういうことなんだ! 一気に視界がクリアになって、目の前に見えるのはピンクのワンピースとくるんとしたお団子。嗚呼、何度も見たっていうのに。なんで忘れてたんだろう。話したいのに、頭はぐらぐらして、意識が遠のく。 目が覚める。はて、なにか不思議な夢を見たような。何故か疲労感がすごい。 洗面台の鏡に映る私、酷い顔。目が赤い。まるで泣いた跡。 溜息を零せば、またずしっと疲労感が増えた気がした。 _あぁ、あの娘は元気かな。そう、いつもピンクのワンピースで、お団子で……私なんかと遊んでくれた娘。確か……名前は…………なまえ、は? ……あれ、そんな娘居たっけ。 私はずっと、1人で、1人で、? あれ。あ……?意識が、混乱して。 ……あの娘は、実際に存在していたの?一体、誰なの。 あとがき イマジナリーフレンド。貴方にはいたことがありますか? 大人になるにつれて、イマジナリーフレンドを忘れて、思い出して。真相を知る。そんな少女。
みんなの答え
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とても悲しくて怖い!
ヤッホー!!みんなにとって今日1日良い日になりますように!虹色花火だよ! 本題 イマジナリーフレンド、ありますよね。 とても悲しくて怖い話でした! ありがとうございました!
音色もいます
忘れちゃうのは悲しいですね....。 音色もイマジナリーフレンドがいます。 忘れたくないです。
なんかものすごく悲しい気持ち………
イマジナリー=存在しない フレンド=友、友人 存在するはずのない友達と言うわけだったんですね。 私には、イマジナリーフレンドは多分いなかったと思うけどもし思い出してしまったら悲しい気持ちになりますね。