ライバル、でも好き。
私の名前は望月雫(もちづきしずく)。 私にはライバルがいるーーそれは本宮怜(ほんぐうれい)。 彼とは幼馴染だ。昔は「雫」「怜」と下の名前で呼んでいたけどもう今は言わない。 私たちは犬猿の仲として学校でも有名だった。 「ちょっと!なんなのよこれ!こんなことするなんて、ばっかじゃないの?」 「は?お前だって昔失敗しただろ(笑)人のこと言える?」 「そ、それは…。か、過去の話はいいから!大事なのは今なの!」 文化祭の準備でやはり言い合いをしている私たちを、先輩は仲良しだなあと、同級生はやさしく、見守ってくれていた。 ーー文化祭当日ーー 「おいっ望月!お前準備できてるよな!?遅すぎっつーの」 「当たり前でしょっ!いちいち聞くなんて、面倒くさい性格してるねー」 「お前よりは大丈夫だろ」 と、当日までごだごだ言いながら私たちは各自仕事に移る。 本宮怜は(あんまり言いたくないけど)ものすごいイケメンだ。 早速他校からきた可愛い女子たちが群がっている。本宮はそれに笑顔で応える。 (いいなあ) 私が羨ましいのは、モテる本宮ではなく、それに笑顔で応えてもらえる女の子たち。 きっと、可愛いから…。 そう、これはわずかな嫉妬だ。本当は、私はずっと、彼のことがーー。 「ねえねえ、君可愛いね?」 チャラそうな他校男子から声をかけられた。 「いえ、そんな…」 「まあまあ、謙遜は良いって。ところでさ、俺たちと抜け出さない?」 「え?」 これは、いわゆるナンパというやつ。 すぐ、手首をつかまれる。 「い、嫌ですっ…。やめてくださいっ」 「うるっせーな」 「ほん…」 本宮、助けて。そう言おうとしてふと口をつぐむ。 彼が来てくれるはずがない。彼は、私のことが嫌いなはずなのに…。 (思い上がって、馬鹿みたい) 到底私には彼らの力には敵わず学校の裏まで連れて来られる。 「ねえ、逆らっちゃダメだよ?君は俺たちと遊ぶんだよ」 壁に打ちつけられて、見下されている。 バチン。 彼らは私の頬を思いっきり叩いた。 「ちょっと大人しくしてもらおうか」 遊ぶためだろうか、反抗する私の首を絞めはじめた。 (やばい、これじゃ気を失うどころか死んじゃう!) どうにかして逃げ出そうとしたが、それは叶わなかった。 もう、ダメかーー。 そう思った時、私の首を絞めていた男の手が外れた。 「なにしてんの?こいつに何かするとか俺が許さないから」 ひい、と彼らは逃げていった。 そして、そこにはーー。 「大丈夫か、望月」 はしってきたのか、はあはあと息を荒くして、それから叩かれて赤くなった私の頬をそっと撫でた。 そして、流れた涙をそっと拭ってくれる。 「ごめんな、遅くなって」 「本宮…ありがとう。でも、なんで…本宮は、私のことが嫌いでしょ?」 自分で言っておきながら苦しくなる。 「違う」 「え…?じゃあ、なんで」 「…望月が、…雫が、好きだから」 私は嬉しくなって思わず抱きついた。 「私も怜が好き!」
みんなの答え
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もこです!下の文章から本題です!
ええええええ!めっちゃいい話だったーー。いつかまた書いてほしいな⭐ではぐっばーい
面白い!
こんばんは竹んぼです! 話の持っていき方が面白い! 実は主人公も美女なのでは・・・・・ いい作品をありがと じゃあばいばい\(◎o◎)/!
りぃーさんだ!
おっはこんばんわっ!#★Miu☆でーすっ♪ ♪本題♪ あ!この作品りぃーさんのだ!私、実はりぃーさんの作品とっても好きで、過去の作品めっちゃ見てます!同感できるものも多くて大好きなんです!これから、師匠と呼ばせてもらうことって可能でしょうか?ここで返信はできないので師匠って呼びます!短編小説投稿復活したらりぃー師匠の作品参考にさせていただきます!