オールドファッション もう二度と交わることのない君へ
「雨上がりに虹がかかった空。うん。多分そんな感じ。」 「なにそれ。変なの笑」 「うん。俺もそう思う。でも君はそんな感じなんだ。」 俺がバレないように落ち込んだときには「お祝いしよ」と言いオールドファッションを買って来てくれる。どのお店に行っても頼むものは毎回バラバラな君はドーナツだけは必ずオールドファッションと固定している。オールドファッションは古いもの・昔のよきものと言う意味がある。俺と君の物語はそんな感じだ。あの日々はすごく幸せだった。 俺はずっと君になりたかった。そう思ってる俺にいつだって気づいていた君に俺はなりたかった。いつだって笑顔でみんなが納得する方法を考える君が憧れで肝心な選択がでたときは間違いだとしても良かったと思えるように少しほんの少し君の真似をしていた。 いつからだろう。君にそんな顔をさせてしまったのは。寂しいや会いたいや辛い、全部を塞ぎ込んで微笑んでいる君のその顔を笑顔だと、いつから思い込んでいたんだろう。君が俺にしてくれたことや教えてくれたことはいくらでも思いつくのに俺が君にしてあげられたことも与えられるものも何一つ見つからない。不甲斐ないな笑 でも、たった一つ確かなことがあるとするなら君は俺にとって必要で無くては困る人だということ。俺は君がいないとだめみたいだ。花が水や風を待ち、月が暗い夜を明るく照らすのと同じように俺には君なんだ。 「一生添い遂げる相手を見つけたの」 「へぇそうなんだ。良かったね。お幸せに」 言葉とは正反対のこの気持ちは君に気づかれているのだろうか。 君のことだから真面目な人を捕まえたんだろうな。どうでもいいとは言いつつも少し気になる。俺の知り合いじゃないことだけ祈っておこう。君はいつか俺を忘れてしまうのだろうな。もしもあのとき俺が強がらずに弱さを見せていたら今隣で綺麗な君が笑っているのだろうか。 今、ドレスを着ている君の手を強く握って走り出す勇気なんてものは俺にはないよ。俺と君は、花が水や風をさがして、暗い夜と明るい月が呼び合うような関係にはなれなかったみたいだね。 こんな気持ちと小説で申し訳ない。だからこれをお祝いの言葉にかえさせていただきます。
みんなの答え
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わお!
面白かったー! これ、バックナンバーをもとにつくってるのかな? オールドファッションって歌があるし! またかいてねー!