ある女に関する手記が残っている。
その昔、万国には大きな王家があった。名をショウタイムと言った。王と女王、王子と王女が1人ずつの4人家族だった。王家全体で他の国と比べても特に違いは存在しない。普通じゃないのはプリンセスの方だった。 名をメビウスと言った。立派だが、何故これを娘につけようとしたのか理解できない。名と同じ、彼女は弟や両親と少し、否。かなり違った。彼女は表では人当たりのいい王女を演じている。しかし、裏では万国の悪人の情報を集め、自らそこに赴いていた。つまり、自分の手を汚してまで悪を成敗していたのだ。王家の人間とはとても思えない蛮行だ。そして私も一度成敗されかけた身である。 彼女はナイフを左手で持っていた。なんだこの女はと舐めていたら、いきなり踊り子のように舞い出したのだ。ふざけるなと言うところで、私の腕は転がり落ちていた。あの長いスカートに、結んであるが下に垂れている桃色の髪が嘘のように軽やかに舞っていた。すんでのところで逃げることができたが、きっとそれは私だけだろう。 今王女は他国との戦争で倒れていたところを誰かが助けて、現在冷凍保存中…という噂が流れているが、真相はわからない。 遠い未来で彼女が蘇ってしまうと思うと、鳥肌が立つ。 いつの間にこんなものを残していたのだろう。あのお方に関する情報は1つたりとも見逃してはならないのに。 私は死と冷凍を繰り返すことで、意識を保ちながらも不老不死になることに成功した。今、この手記から、姉は冷凍保存されているかもしれないことがわかった。どうやら私が生きているのもその「誰か」のおかげなのだろう。私はレオーノ。姉のメビウスを300年間探している。
みんなの答え
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言葉選びがすごい
こんにちは、蝶pbです。 言葉選びがすごい! メビウスって、神様の名前?らしい… 王女様にも何か事情があったのかな… 謎が多き… 時差投稿ごめんなさい。 以上です、失礼します。 それではまたキズなんで。