温もり
私の名前はあおい。 私には、姉がいた。 すごく優しくて、桜のような綺麗な笑顔。 私が辛くて泣いてる時は、必ず姉がギュッって抱きしめてくれて、私もその温もりが大好きだった。 私と姉はすごく仲良しだった。 優しい両親に仲のいい姉…すごく幸せだった。 でも、私が13歳の時のこと。 「お姉ちゃん、帰ったら一緒にアイス食べよ!」 「ふふっ、うん、いいよニコッ」 いつも通り、学校から一緒に帰っていた。 何も変わらない…… はずだった。 「え…?」 私は目の前の光景に言葉が出なかった。 何が起こったのか、しばらく理解できなかった。 そして10秒くらい経ってやっと理解した。 横断歩道を渡っていたら信号無視してきた車に轢かれそうになって、それを姉が庇ったんだ。 周りにいた大人達が駆け寄って来る。 車の人も。 数分経って救急車が到着して、姉は病院に運ばれた。 親にも連絡して一緒に病院に向かった。 数時間の手術が行われた。 でも、姉は助からなかった。 お母さんとお父さんは、私を責めることなく励ましてくれた。 それでも私は仲の良かった姉が亡くなったことがショックだった。 そして、あの日から3年。 私は16歳。今日は姉のお墓参りに来た。 「お姉ちゃん、私、もう高校生だよ」 お姉ちゃんも、生きていたら大学生くらい。 私を庇わなければ、姉は死ぬことはなかったのかな…なんて…。 お墓の掃除など済ませてその日は帰った。 でも、その日私は夢を見た。 -夢の中- 「あおい、」 「…え、お姉ちゃん…?」 「そうだよニコッ」 桜のような優しい笑顔。すごく懐かしい。 「お姉ちゃん…、、!」 「ふふっ、おいでニコッ」 「…!」ギュッ 懐かしい、大好きなこの温もり。 「お姉ちゃん、会いたかったポロ」 「うんニコッ」 辛い時、寂しい時、嬉しい時…どんな時も姉がいてくれた。 「お姉ちゃん…私がもし天国に行って、お姉ちゃんに会えたらさ…」 「うん、」 「また…ギュッってしてくれる…?」 「…!……うん!ニコッ」 「パチ…」 雀がチュンチュンと鳴く声が聞こえる。 朝日が差し込むカーテンを開けながら、 私はさっきの夢のことを思い出した。 いつかまた、天国で会えたらいいな。 お姉ちゃんの優しいあの温もりは、きっと一生忘れない。
みんなの答え
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感動!
*美透(v´-ω-`)v すっごい感動した! 正直,私と兄は仲悪いから仲のいい家族いいなって思った!( でも私も姉とは仲良いかも..?(何言ってんだこの人) 後,タイトルもすっごいいいね! しつさよばい!
感!動!
こちには! すごすぎる!感動しました!本当に「温もり」を感じました:;(∩´﹏`∩);:私もそんなお姉ちゃんが欲しいな♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪
いいお話すぎる、、、
ヤホォ♪(´ε` )ルルだよ♪♪ [本題] めっっっちゃ感動したぁぁ、、 最初から最後まで隙がないぐらい完璧な文とストーリーだった!!!! みぅるさん天才すぎん、?!!??!? タイトルが「温もり」なのも一工夫されててすっっごく良い!!!! めっちゃ最高だったよ!!!! それでは、ばいちゃ♪♪