声が聞きたい()
ピーッピーッピーッ もう、無理だ、、、 ずっと手術を頑張ってきたけど、、、 もう、、ダメだ、、 「しっかりして、死なないで」 、、死なせてくれ、、、 苦しいんだ、、 ああ、そういえば、 最後まであいつの声、 聞けなかったな、、 周りにたくさんの人が集まる みんな泣いてる。 あいつはきっと、笑うだろう。 『お前、何弱っちい顔してんだよw』 きっと、あいつはそう言う。 あぁ、ぼーっとしてきた、、、 声が、、、薄れていく、、、 意識も、、とおくなっていく、、、 オレの人生、長いようで短い人生、、、 最後まで、、、あいつに会えなかったな、、 『おい』 、、、なんだ? 薄い意識の中、目を開く 横になっているオレの上に乗っていたのは、、、、 紛れもなく、あいつだった 『何弱っちい顔してんだよw』 ほら、笑った。予想した通りのセリフで。 「、、、ねえ、」 『ん?』 「最初で最後のお願い、いい?、、、」 『っ、、、いいよ』 あいつの耳がオレの口元にくる 最後の力を振り絞って、、唇を動かす 「、、、声が聞きたい、、、」 あいつは、笑った。悲しそうに。 そして、今度はアイツがオレの耳元に来る 『大好きだ。一緒に行こう』 そしてオレは、ゆっくりと目を閉じた アイツとしっかり 手を繋いで。。。。 ピーッピーッピーッ、、、、