2002年に開始した、 主に小・中学生を対象とする子どものためのサービス。 子どもの相談に子どもが答える『キッズなんでも相談』や、 インターネットを楽しく安全に使うための『わが家のインターネットルール』を作成できるコーナー、 保護者や先生に向けた情報提供も行っています。
※ 製品名、サービス名などは一般に各社の商標または登録商標です。
※ 内容は発表日現在のものです。予告なしに変更されることがあります。
本調査では、小中学生を中心とした子どもたちを対象に、おかしいと思う決まりや校則の有無、おかしいと思う髪型・服装・下着の決まり、決まりを守らないとどうなるのか、などについてアンケートを実施し、1,180人から回答を得ました。
おかしいと思う決まり・校則について「ある」と答えた子どもたちは全体で81%、中学生では88%に上り、校則に対して不満を抱いていることが分かりました。
おかしいと思う決まりは、小学生では「文房具について」、中学生では「髪型について」がそれぞれ最多となっていました。また、決まりや校則をどんな風に変えたいかを聞いた質問ではさまざまなアイデアが寄せられ、学校の決まりや校則に対する疑問や改善の声があがっていました。
■「校則」に関する調査レポート
■調査結果
「おかしいと思う決まりや校則がある」と答えた小中学生は全体で81%と高い割合になりました。一方「ない」という回答は小学生で26%、中学生でわずか12%にとどまっています。
小学生の回答で最も多かったのは、約7割に達した「文房具について」でした。中学生では「髪型について」の84%をトップに、「服装について」「下着について」が続きました。「その他」の回答には、「メイクの禁止」や「自転車での登下校NG」などがあげられていました。
小学生では、「髪を染めることの禁止」と「ゴムの色の指定」の回答がどちらも5割超えとなりました。中学生は「ゴムの色の指定」が70%と高い数字になった一方、「髪を染めることの禁止」との回答は40%でした。「その他」に寄せられた決まりには「エクステやパーマの禁止」のほか、「女の子は肩より下の場合三つ編み、男子の髪の毛は耳の上まで」「お団子ヘアNG」「三つ編みはいいけど編み込みはダメ」といった厳しい決まりもありました。
トップは「靴下の色や長さの指定」でした。「スカートの長さ」については小学生の25%に対し中学生では64%と、大きく差が開く結果になりました。「その他」の回答の中には、「寒くても体操服は半ズボン」「登下校中は暑さに関係なくブレザー着用」といった内容があげられていました。
中学生の回答では「色の指定」が最も多く、小学生で最多だった「体操着の下に肌着を着てはいけない」は約1割にとどまりました。
キャラクターものは禁止だし、蛍光ペン・ボールペン・シャープペンを持ってくるのも禁止
5年生からしか付箋は持ってきてはいけない決まりになっていて、4年生の頃にすごく困りました…
ポーチタイプの筆箱がダメで、四角い筆箱じゃないといけない決まり
他の学校はボールペンOKなのに、うちの学校は鉛筆2Bのみ。なんかずるいし、鉛筆もHBを使いたい
消しゴムの色や物差しの色が指定されてる
寄せられた自由回答の中で多かった校則は、シャープペンやボールペンの使用禁止でした。また鉛筆の濃さや本数まで指定されているケースや、キャラクターがデザインされた柄物の持ち込みを禁止している学校もあるようです。その他にも消しゴムや筆箱の形に至るまで、細かく決められた内容に困惑する小中学生の声もありました。
400字の反省文・改善レポートを書かされて、もしまた破ったらもう1枚追加になります
シャープペンを持ってきてるのがバレたら先生に没収されちゃう
モノによっては謹慎になる場合もあるし、あまりにもひどいと自宅謹慎とか隔離謹慎まである
1回目は口頭で注意されるだけだけど、繰り返したり悪質なら有期特別指導(数日別の部屋で別の指導を受ける)。反省する様子もなく繰り返すなら無期特別指導です
決まりを破ったら家に帰らされて、ちゃんと直してから登校させられる
ルール違反の内容に差はあっても、やはり違反アイテムの没収や注意・指導といったなんらかのペナルティを課されるケースがあるようです。職員室に呼び出されたという声や、中には校長先生から直々に注意を受けたという子どももいました。
なんにもないと校内や地域に迷惑がかかる。決まりはあった方がいい
あまりに自由すぎると学校が荒れちゃうから、理にかなった校則はあるべき
「なんで駄目なんですか?」と聞いた時に納得できるような理由があるなら、生徒を守るためでもあるからあってもいい。でもはっきりした理由がない校則はなくていいと思う
あってもいい校則となくてもいい校則の両方があると思います。今は多様性の時代。個性を出すことができない校則は、今の時代に合わないと感じました
学校に縛られてる気がするからなくなってほしい
いらないんじゃないかな。校則って先生たちが生徒を管理しやすいように作ったものだから、生徒の立場でいうと迷惑かも
「あった方がいい」「いらない」と、それぞれの主張で意見が割れました。単純にいらないと声を上げるのではなく、内容が納得できるなら「あっていい」という意見も複数寄せられました。
「ちゃん・くん」呼びしないといけない校則をなくす! 呼び捨ての方が仲良しな気がするから
体育の服装は自由にしたいな。たとえばジャージでの参加もOKで、肌着も着ていいっていう感じ
髪は染めるのは禁止すべきだけど、長さは自由でいい。制服に黒い靴下・体操服に黒い靴下もOK。下着も派手なものでなければ色は自由!
1年ごとに決まりや校則について生徒からアンケートをとって、代表委員と先生でどうするか話し合う
授業中以外はスマホを自由に触れるようにする。あと校門を出なくても連絡のやり取りができるようになったらうれしい
髪型とか服装とか、外見についての校則はなし。その代わり、礼儀はしっかりするっていう校則を作る
寄せられたアイデアは「シャープペンの使用可」「筆箱の形はなんでもいい」といった決まりから、「服装の自由化」「スマホの持ち込みOK」など学校生活を送る上での校則まで実にさまざまでした。服装に関しては細かい決まりを設けるのではなく、それぞれの個性・多様性を尊重してほしいというコメントが寄せられました。
2002年に開始した、 主に小・中学生を対象とする子どものためのサービス。 子どもの相談に子どもが答える『キッズなんでも相談』や、 インターネットを楽しく安全に使うための『わが家のインターネットルール』を作成できるコーナー、 保護者や先生に向けた情報提供も行っています。
※ 製品名、サービス名などは一般に各社の商標または登録商標です。
※ 内容は発表日現在のものです。予告なしに変更されることがあります。
内容 | 校則 |
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期間 | 2022/04/19~2022/05/05 |
有効回答数 | 1180人 (うち女性:82% 男性:8% 選択なし:11%) |
グラフ:学年別回答者割合(%)