短編小説の相談いちらん

短編小説

みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。

短編小説みんなの答え:2

人は、これを黄昏という。

踏切越しに見える真緒は、なんだか怒っているように見える。なんでだ、自販機の方にいたからスポドリ頼んだからなのか。それとも、やっぱり前のことを気にしているからか。 俺らは、中一の時同じクラスで、かなり仲が良かった。ただ、翌年クラスが別れると、部活だけでもと、俺は真緒と同じ美術部へ変えた。バスケプレイヤーへの道を諦めたのは、今思えば後悔というよりバスケをやってなければ、という後悔が俺を襲う。 ー私のために変えた? 真緒が、そういったのは中二になってすぐだった。 ーお前が、好きだから! その言葉が出るまで、数秒かかった。それに思ったのか、真緒は、 ーごめん。すぐ質問答えない人、嫌いだから。 そう言い残して、一緒に帰るのをためらった。 俺は、そんな中、真緒に言った。 ーあのさ!俺やっぱ真緒が好きだ!! 私は、スポドリくらい自分で買ってよ、って思っていた。すると、秀斗は急に ーあのさ!俺やっぱ真緒が好きだ!! 急に言ってきたとはいえ、知ってた。でも、 私、この後引っ越すからさ。誰にも言ってなかったけど。だから、何にも言わないままが良いんだ。 自分勝手で、ごめん。 ー付き合えってこと? ーそう! 秀斗の言葉を最後に、電車が横切っている。私は、スポドリをその場に置いて、できる限り逃げた。 ごめん。本当にごめん。私も好きだよ。あの時は、恥ずかしくて、あんなこと言ったけど、 好きなんだよ。 ーえ? 気づくと、真緒はいなくなっていた。俺が頼んでいたスポドリを置いて。 今回は、返事速かった方じゃん。 黄昏。それは夕暮れのことを言う。ただ、もう一つ別の意味がある。 盛りを終え、終わりに近づくこと。 その後、俺は真緒を目にすることはなかった。 その後、私は秀斗を目にすることはなかった。 二人は、思う。 ーきっと、人はこれを黄昏という。

短編小説みんなの答え:2

花と水

彼女は、俺の花だ。俺は、彼女の水だ。 俺は雪薪。彼女の名前は流瑠(るる)。若くして彼女は世界に名の響くような大女優であり、 俺はそのアシスタントをさせてもらっている。 俺は彼女を愛していた。恋愛感情ではないけど。 彼女は凛としているのに抜けているところがあって、 指摘されては少しはにかんで、太陽のように笑って見せた。 それとは裏腹に、舞台の上では持ち前の演技力で次々と観客の心を掴んでいく。 「私ね、いつか世界一の女優になるの。誰かの人生を変えられるような、すごい女優になってやる!」 「うん。流瑠ならきっとなれるよ。」 「ううん、私だけじゃ無理だよ。私の隣には、雪薪(ゆきまき)さんが必要なんだ。 私はみんなの花になる。でもその私が花になれるのは、雪薪さんがいるからなんだよ。」 「うん…?」 「あ…えっと、だから…雪薪さん、これからもずっと私の隣にいてね。」 「うん。俺は何があっても、流留の相棒だよ。」 流留に必要とされているのが伝わって、とても嬉しかった。 彼女は俺がいるから輝けると言ってくれた。俺も彼女の期待に応えなければ。 「じゃ、今日は解散。ありがとね、雪薪さん。」 「ああ、じゃあね。」 そう言って、彼女は駆け足で会社を去っていく。 流石にあんな華奢な女の子一人では危ないのでタクシーに乗せる。 ああ、明日も彼女に会うのが楽しみだ。 スマホの着信音を聞いて目覚めた朝。 後輩の高橋からの連絡らしい。何事かと確認すると、そこには、 「雪薪先輩!流留さんがタクシーで事故って…心肺停止って!!」 と書いてあった。 「は…?」 思わず声が出てしまった。 どういうことだ?流留が心肺停止?ありえない…そんなわけがない。 そう思って流留のことについて調べると、真っ先に出てきたのが「女優の流留が死亡!」 とかいた記事だった。 「嘘だ、嘘だ…。」 俺は布団のシーツを握りしめる。 急いで服を着替えて、職場まで行った。 職場の空気はずっしり重かった。 その中に、流留の姿はない。 職場に着くまでに流留の楽屋も確認したけど、どこにも流留はいなかった。 「高橋…おい高橋!流留はどこだよ!!」 「先輩…!!流留さんは今…おそらく実家にいるかと…。親御さんのもとで、眠っているはずです…。」 高橋の目尻は赤くなっていた。きっと高橋も泣いていたんだろう。 俺は走って流留の実家まで行き、流留の両親に家に入れてもらった。 居間に行くと、流留の姿があった。箱の中で眠っている。 「流留…流留…!!」 俺は声も出さず、うつむいて涙を流した。 流留の顔は傷一つなくて、笑っているように見えたんだ。 この子は、最後までみんなの花だった。誰よりも美しい女性だったと、俺は思う。 花を失った水は、どこへ行けばいいんだろうか。 花は水を欲する。水は、花のおかげで幸せになることができた。 俺も、それでよかったんだ。花さえあれば、俺はどうなってもよかったんだ。 だけど、俺たちの花は永遠に俺の心の中で咲き続ける。 朽ちることなく、いつまでも。 だから、いつまでも、いつまでも

短編小説みんなの答え:1

「心の持ち主A」

私は、A。イラストレーターの仕事をしていて、たまにロゴなどの制作を頼まれたりするちょっぴり有名な会社で働いているの。 ある日Bっていう人がやってきたの。その子はイラストレーターになりたくきたんじゃないらしい。仕事の時はしっかりやっているけれど、 なんでこの仕事に入ったんだろう。と私はいつも首を傾げていた。 Bさんは、すごく無口だ。話してくれないんだとわたりは思いながら、仕事をいつもこなしていた。 ある日、同じ同僚のCって言う人が、亡くなったと聞いたの。その人は、私に想いを寄せていたらしい。 それは、その友だちから聞いた話だ。すごく仲良くしてもらっていたのに、悲しいなと思った。 その週は、Bさんが全く仕事場に来なかった。 いつもは、思いを表に出さないから、悲しんでいるのかなと思って、Bさんを野菜士人なのかなと感じた。 再来週、Bさんは珍しく顔を見せた。その時は、喋った。 「僕は、いつもは話さないけれど、気持ちの整理がついたから話すね。」といい、よく話すようになった。 そして翌日、私は、告白されたのだ。「好きです、一生守るので、ずっと一緒に居させてください。」 私は、お人好しなので、ふるのが可哀想でOKにした。そのご、すごく身近なように接してきて、付き合ったからかなと思った。 ホントはこんな人なんだと、私はちょっと怖くなった。 そして聞いてきたのだ。「君はどういう心の持ち主なの?教えて」と言われた。 なんて応えたらいいか分からず、素直に「わからない。」といった。翌週のこと。 今日は、私の家で遊ぶ約束をしていた。私は考えていくうちに、Bさんの存在が怖くなり、「別れましょう」といった。 Bさんは、「なんでだ、こんなに頑張ったのに、いつも振られる。何がだめなんだ。君じゃなきゃダメなのに!」 といった。「なんのはなしをしているのか全くわからないんですけど…」そういった私に抱きつき言った、君の心は、綺麗だから、 といい。私にこう呟いた。「ずぅっと一緒だからね。いつまでも」そういうと、家から出て姿を消したのだ。それから出会うことはなかった。 でもたまに心が疼く、それは、心のなかに入った、Bさんだと思う。姿を消した=私と一体化したと感じた。 胸が苦しく、痛く、何をすればいいのか分からなかった。Cさんの友だちの話によると、 「Cから聞いたんだけど、イラストレーターのしごとに入ったのは、Aに一目惚れをしたからで、ストーカーかも知れないって。気をつけな。」 と言われた。私は怖くなり自分自身を殺害した。それから、私は第2の人生を送る形になり、Bさんのことは、もうすっかり忘れていた。

短編小説みんなの答え:0

1年生の僕の1大不思議

1日目 そらくんの日記 きみのこと なにがいいのか わかったよ  さくらの木の下 きみわらうから きみとは、かほちゃんのこと. わらうきみを見て、どきっとしたから。 これは、じぶんでつくったたんか。1年生にしてはうまいって。 でも、かほちゃん、かわいいなあ、、、これ、なんでだろう、、、せかい1だいふしぎだねえ、 2日目 かほちゃんのにっき さとうさん(さとうりく)かっこいいなあ、、 あっそうだ、そらくんへてがみたのまれてた。っておもってそらくんをよんだ。 「ねえそらくん、よんどいて。」 まあ、そらくん、はずかしそう! え、これ?おともだちのみくちゃんがそらくんのことすきなんだって. まあ、そらくんはかわいいかんじで、さとうさんはなんかこうきりっとしててなんか、、、もういいや。 2日目 そらくんの日記 てがみをわたしてにこってするかほちゃんかわいい でもかほちゃんのぼくへのてがみかもしんない。っておもってあけたけど、ちがった。 「みくちゃんへ ぼくはかほちゃんがすき。ごめんね。」 ってかいた。 べつのかみに、 「かほちゃんへ すき。」 あんしんして、ねた。 3日目からは、なにもかいてなかった。かなりのショックだったのだろう、、、まだ1ねんせいだ。後5年、これにたえるしかなかった。 じんせいがりふじんなのが、いまのそらくんの1だいふしぎ。 あとがき ねこです。、僕。(感動)もよんでね。 リクエストとアドバイスもよろしくね

短編小説みんなの答え:3

私は誰にも愛されないー最狂ヤンデレ症候群ー

私は玲奈です。周りが私のことを褒めてくれるなら、なんだってできる子です。 私の大切なもの?そうですね、、、自分が大切にしている人から、大切にされているっていう感覚、、、ですかね? ただ、信用してくれたり、愛してくれたらいいんです。 そしたら、その信用や、その愛の、100倍の結果を出します。でも、そんな事はありません。なんでだと思いますか? みんなが、信用してくれない、みんなが愛してくれないからです。 家族?普通ですよ。結局は弟に何もかも取られるだけ。だったら、あんな奴ら、大切にしている人なんて言わない。 それに、どちらにしろ愛しても、信じでもくれません。 友達?私なんて、指で数えられるくらいにしか友達いないんです。しかも、みんながみんな、私の承認要求や、愛情要求を満たしてくれるわけでもない。 本当、何なんでしょう? 愛して?信じて?褒めて?頑張ってって行って?ねぇねぇなんで?なんで私のことをそんな目で見るの? なんでなの?なん、、で、? 、、、私は昔いじめられてました。 いじめの内容とかは正直覚えてないのですが、というか、思い出したくないのですが、、、。 ただ、嫌というほど当時の私の立場だけは鮮明に覚えています。 いじめられている私を、助けてくれる人はいなかった。 影で、大丈夫だよと頑張れと一言言ってくれただけでも、いいのに。嬉しいのに。 私をいじめる人達は2年近くやめてくれなかった。 私は、いじめの内容がつらいんじゃなくて、いじめられるくらい、自分が嫌われていたっていう事実の方が、とっても、とっても、辛かったし、悲しかった。 結局誰も愛してくれない。結局誰も信じてくれない。 私はそんな中どうやって生きればいいのでしょう?生きがいである信用と愛情はもらえない。 その他の生きがいもない。つらい。つらい。嫌い。嫌い。みんなみんな大ッキライ。 でも、それ以上に、ただ要求の塊でできた自分が一番、一番、大ッキライ。 結局私は、人形みたいにしか動くことができなくなった。 もう戻れないんですよ。もう、もう、、、。手遅れなんですよ。 だからあなたにも今言ってるでしょ? 「愛してよ、信じてよ、嫌わないでよ!」 これが、わたしのほんしん。 でも、君は、 「なにそれ重い。メンヘラ?ヤンデレ?」 としか言ってくれなかった。 ねぇ、ねぇ、なんで?なんでわかってくれないの? ただ、愛情をくれたらいいのに。ただ、信用してくれればいいのに。 この願いは一生叶わいないのかな、、、。 だったら、君と死んでもいい。 そうだ、一緒に死のうよ!そしたら、ずっと一緒だよ?ねぇねぇねぇねぇ? ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー と、自殺者、兼、殺人容疑がかかっている、面平良 玲奈 さんの日記に書かれていたということです。 そう、アナウンサーが、冷静に、慎重に、だけど、丁寧に述べた。 そのように述べたアナウンサーに対して、コメンテーターは 「とても悲しいことが書かれていたんですね、、、  それでも、人を殺害するのは間違いだったとは思いますが、、、。」 などと、正直誰にでも言えそうなコメントをした。 結局、玲奈は誰にも愛されなかった。信じられなかった。 大好きだった『君』にも、殺人を犯したことで、友達にも、家族にも、周りの人にも、、、。 「それでは、次のニュースです、、、」 そして、ただただ、噂のように軽く広く知られ、 そして、噂のように、玲奈のことも次第に忘れられていくのだ、、、。 『私は誰にも愛されないー最狂メンヘラ症候群ー』end どうだったでしょうか? 今回のお話は、誰かに愛されたり、誰かに信用してもらえば、こんなことをしなかったのに、、、 という少女のお話です。 実際にあったのかって?さぁ、どうなのでしょうね? あなたの周りに、そんな人はいませんか? ただ、愛されたいだけなのに、信用されたいだけなのに、、、。 メンヘラとか痛いって思う人もいるかも知れませんが、そのくらい、要求不満の状態が続いているということ。 その人に対する、コミュニケーションの取り方などを見直してみてはいかがでしょうか? その人が悪いことをしたわけでもないのに、そういう目で見られるのはおかしいでしょう? 友達からヘルプが来るくらい、そのことを話されるくらい信用されているんですから、あなたも友達にその恩を返してあげてくださいね。 それでは、また、ごきげんよう。あなたの人生が、良きものになりますように、、、。

短編小説みんなの答え:2

助けたい。

【2月17日午前10時 15歳の女子中学生、交通事故で死亡】 僕は、その記事を見て膝から崩れ落ちた。神崎うの。僕の片思いの相手だった。彼女は穏やかな性格で頭が良かった。内気の僕にも微笑んでくれる天使のような人だった。僕は事実を受けいられなくて外の空気を吸いに行った。その時、日傘をさした女性にぶつかった。 「すみません・・・。え?」 さっきまで街中にいたはずなのに、僕は学校にいた。どういうことだ? 「ぜってーお前らのことは忘れねぇよ!」 その声を聞いて僕は振り返った。そこには数日前県外に引っ越していったはずの幼馴染の姿。なんでここに?ふと見た予定黒板の日付は2月10日だった。なぜだ?僕がいたのは16日。まさか・・・ 「タイムスリップ?」 信じられない。漫画やアニメでしか見たことない現象が今、自分の身に起きているのだ。っていうことは・・・ 「おはよ!」 うのだった。紛れもない僕が好きなうのだった。涙が溢れそうだった。 「おーい!無視されると悲しいんだけど!」 あぁ。懐かしいな。ん?うのがここにいるということは生きている。 「・・・助けれる?」 何でだろう。別に付き合ってるわけでもないのに。僕はうのを助けたい、助けなければならない。そう思った。 翌日。僕はあの日見た記事を思い出した。確か、図書館帰りのうのが、ながら運転をしていた車に轢かれて・・・。うのを図書館に長居させればいい。僕は、近所の図書館に行った。 「いた・・・。」 そこにはフランス文学を読んでいたうのがいた。僕は考えてきた作戦を実行することにした。その一。お喋り作戦。 「う、うの!奇遇だね!図書館にいるなんて知らなかったよ!」 「本当に奇遇だね。私、よくここに来るの。」 「へ、へぇーそうなんだ。」 「ごめん、私おつかいがあるんだ。行くね。バイバイ!」 「待って・・・」 今行ったらダメだ。行ったら・・・。 「中学生だ!中学生が轢かれたぞ!」 助けれなかった。うの・・・。 しゃがんでいる僕は日傘をさした女性にぶつかった。 「ここは・・・図書館の机?」 僕はまたタイムスリップした。斜め前にはうのがいた。 「まだ・・・うのが生きている。」 僕は作戦その二を実行した。それは勉強を教えてもらう作戦だ。 「うの!数学のパフォーマンス課題手伝ってくれない・・・?」 「ふふ。いきなり来たと思えば宿題?いいよ。教えてあげる。」 1時間くらい長居できた。これでうのを救える。僕は家までうのを送ってあげることにした。でも・・・ 「危ない!」 「え・・・」 パトカーに追われていた車が突っ込んできた。 「うの!うの!」 庇ってくれたうのが血を流して倒れている。また助けれなかった。神様、仏様。うのを助けてください。僕の好きな人を!!! ・こんな下手な文章を最後まで読んでくださりありがとうございます。私は趣味で小説を書いています。こうすればいいよとかアドバイスをください。よろしくお願いします。

短編小説みんなの答え:2

後悔だけは、したくない。

大好きな人に、想いを伝えた日。 今までで1番辛い思いをした_ 本当は俺も、同じ気持ち。 だけど、未来が怖くて嘘をついた_ 私の名前は桜田詩乃。 今日、好きな人に告白する。 自信はあまりないけど…気持ちを伝えるって決めたから。 「あのっ、鈴木くん!」 大好きな人の名前を叫ぶ。きっと、届いているはず。 「何?」 「えっと、今日の放課後に屋上で待っててほしいの…話があるから…」 「うん、いいよ」 「ありがと!」 やった!あとは告白するだけ。 緊張するけど、頑張ろう。たとえ、失敗したとしても。 ついに放課後になった。準備はOK。 私はそう思いながら、ただ1人屋上で待つ。 「ごめん!遅れちゃった。それで、話って何?」 「えっと、その、あの…」 どうやって言うんだっけ?でも、大丈夫。自分を信じて… 「ずっと前から、好きでした。付き合ってくださいっ!」 ほとんど叫ぶように言ってしまった。 さあ、返事は… 「…気持ちはとても嬉しいけど、ごめん」 え…そ、そんな… 「…あははっ、ごめん!急にこんなこと言ったりして!困らせちゃったよね!」 「いや、別に…」 「もう用は済んだから、帰っていいよ」 「…うん、じゃあね」 「またね!」 大きな背中が、遠ざかって行く。 嫌だ、行かないで。 声に出せないけれど、心ではそう叫んでいる。 ついに屋上に取り残された私は、崩れ落ちた。 「うぅ、うわぁぁ…」 堪えきれなかった涙が、乾いた地面に落ちてゆく。 何粒も、何粒も。ずっと止まらない。 強がっちゃった。ほんとは嫌だったのに。 だけど、結果はわかってたじゃん。予想通りだったじゃん。 わかってたのに、なんでこんなにも辛いのかな? こうして私の恋は、終わりを告げた。 俺の名前は鈴木優。 今さっき、告白された。 気持ちは嬉しい。とても嬉しい。 だって…俺の好きな人だったから。 だけど、振ってしまった。 大好きな人なのに。とても大事な人なのに。 理由は…怖いから。 付き合っても、いつ別れるかわからないから。 俺は、桜田とはずっと一緒にいたい。 だけど、いつか桜田に、他に好きなやつができたら嫌だから。 大事な人が、離れていくのが嫌なんだ。 後悔は、してない。しない。 後悔だけは、したくない。 …本当は 隣で桜田の笑顔を見たかった。 後悔はしないはずなのに、したくないのに、しちゃいけないのに、この気持ちは何? 「…うぅ」 頬に、一筋の涙がスゥと流れた。 今頃桜田も、俺のように苦しんでるのかな? ごめん、苦しませてしまって。 やっぱり俺は、最低だ。大切な人を苦しませてしまうなんて。 桜田には、俺なんかより他のやつらのほうが相性が合うと思う。 好きだった。大好きだった。 でも、この気持ちは今日で、終わりを告げる。 後悔なんて、してないよ。 だって、自分の気持ちを伝えられたもん。 振られちゃったけど、もう平気! これから私は、新しい道を切り開いて行くから_ 後悔は、してない…つもり。 どっちかどうかなんて、自分にもわからない。 だけど、これからは怯えずに、怖がらずに。生きていくって決めたから。 大事な人を手放すことは、辛いことってわかったから_

短編小説みんなの答え:4

私たちは、小さくて大きい。  悩みにうなされても。

 お経のような授業をつらつらとノートに書いていく。冷房の効きすぎた塾の中、たんたんと時は流れていた。 外を見ると雨が降っている。「ふぅ」と鼻息交じりのため息をつきながらノートに目を落とす。 最近、漠然とした憂鬱がつきまとっている。いいことが何も無い。部活も友達付き合いも上手くいかず、成績も右肩下がり。そのせいで母親ともぶつかり、ぎくしゃくしている。 こう、ぼーっとしている間に授業が終わっていた。  自動ドアが開き、じめじめとした雨の中を走ることなく歩く。空気が重く感じ、心の穴のようなものはどんどん体をむしばんでいった。  家に着くと、髪から落ちるしずくを気にせずに自分の部屋に入った。人工的なライトの色と、シーンとした部屋は落ち着きと不安を感じさせる。 そんな自分にまた疲れて、身体ごとベッドにダイブした。深く息を吐き、枕元にあったスマホでmetubeを見始めた。オススメに出てきたバンドのやけに明るくてリズミカルな歌は虚無感を増幅させた。ちょうど、聞き終わるころには時計の針が重なろうとしている。 眠くはなかった。体を起こし、少しの間座った後、ベランダに出ようと、意味もなく動いた。  網戸を開けると、雨は上がっていて初夏のひんやりとした風がふっと頬を撫でた。外ではちかちかと点滅している光や、人の声などが遠くに感じた。空を見上げると周囲の雲を優しく照らしている星々があった。 心地よい時が流れていく。  そうしていたら、なんだか自分がちっぽけな存在で、考えていることが些細なことに思えてきた。 ……重く考えすぎていたかも。 これからのことは誰にも、何もわからない。 けど、自分を見て、支えてくれている人はたくさんいるなぁと思い、少しだけ、前向きな気持ちになった。 ささやかに柔らかい夜空を見て目を細める。心の穴を埋めるように、大きく吸い込んだ空気で口角も少し緩んだ。 私はずっと…小さくて。それでも大きな夢を見ていいんだ。 絵空事に振り回される人生もいいな。    …なんて。 きっと…大切なことに気付いた今日は、また過ぎてゆく。

短編小説みんなの答え:1

森の呪い

登場人物 ミウ(女) トキ(男) 1年前。 『トキ、好きな人っているの?』 『っ、い、いるって言ったら…どうする?』 『えー、教えて!』 『やだ。はずい』 『いーじゃんいーじゃん。ねぇーえ』 『うっ…うるさい!』 ドンっ… …この町には、「呪いの森」がある。 その森に入ると、息苦しくなったり、一気に疲れたりと、死にそうになる。 その呪いから逃げる方法は、森から出ること。 だが森から出ると、存在自体が塵となって消える。 「う…っ、はぁ、はぁ…」 その森に私は入ってしまった。 私の好きな、トキに押されたことで… ふらふらと歩いていると、森の終わりが見えてきた。 森と町の境目まできてみると… トキがしゃがんでぶつぶつと何かを呟いている。 「…う…ミウ、ごめんな、押しちゃって…」 (トキ…) 「とっ…ゲホッ、ゲホッ、う…」 声が…出ない。 「…毎日来て謝っても許してくれないよな」 そう言ってトキはどこかへ行ってしまった。 次の日もまた行ってみると、トキがいた。 昨日よりも、雰囲気が暗かった。 「…オレも…ここに入れば、ミウと一緒に…」 一歩、また一歩と森へ歩いていく。 (…!だめ、だめ…!) 力を振り絞ってトキの方へ向かう。 …森と町の境目を越えてまで… 「…ミウ?」 「トキ、絶対だめ。入らないで」 …すると、身体が崩れ始めた。 「…ミウ!何やってんだお前!このままじゃお前っ…」 「私、は…平気だから…」 「お前が平気でもっ…オレが耐えられない…!」 トキは泣き始めた。私も泣きたかった。でも 「…トキ。今からトキは、私のことを忘れて幸せに…生きていくの」 「やだ…やだ!忘れたくない!オレの…好きな人だから…!」 (…トキ…私のこと…) 身体がもうあと少しで完全に崩れる。 「…トキ、ごめんね…?」 最期の力で、トキを思いっきり私から突き放した。 「…ミウ…お前、もう…」 私は涙を堪えて、トキの方を見た。そして… 「ありがとう、トキ…」 最高の笑顔を見せた。 手につけていた腕輪を残して、消えていった。 (…あ、呪いの森…) オレ・トキは散歩をしていた。 (なんだこの腕輪…) 森の前に落ちていた腕輪。 そこからほんのり優しさを感じた。 (…気持ちわり) でもその腕輪は、とても懐かしく感じた。 「……ミウ…」 (…何言ってんだ、オレ。ミウって誰だよ) 腕輪を持って、その場を足速に去った。

短編小説みんなの答え:3

えくぼの言い伝え

「ねぇ、えくぼって、死後、生まれ変わる前記憶を忘れない代償に冷たい川で1000年耐えた人の印らしいよ。」 へぇ、えくぼって案外ロマンチックなものなんだ… 私は実花(みか)。 私の右の頬には微笑んだ時にできる小さなえくぼがある。左は消えかけだけど… 私も、忘れたくない記憶があって1000年耐えた…のかな? ***遡ること1020年前*** 私は実花(みか)。婚約者がいるの。名前は新堂(しんどう)くん。新堂くんとは来週結婚して結婚式をあげる予定なんだ。 「実花。結婚してください」 付き合う前はあんなに奥手で私が何かしないと1㎜も進まなかった恋だったのに、付き合った途端積極的になった彼。大好き。彼は元々優しかった。私がコンプレックスとしていた生まれつきの手のひらの「あざ」をみて、「これなら手だけで実花ってわかるね!」と言ってくれたんだ。その時、恋に落ちた。来世でも忘れたくない存在だ。 そんな5日後。新堂くんは天国に旅立った。私に会いに来る途中、通り魔に刺されたのだ。 ごめん、本当にごめん…! 泣いても泣いても晴れない心。こうやって泣いた時はいつも横に来て励ましてくれたな。 なんで行っちゃうの…?2人で幸せな家庭を築くって誓ったじゃない。新堂くんがいない世の中なんて…生きてても無駄だよ…新堂くん以外に愛せる人なんて…いない。私は意を決して道路に飛び込んだ。 ……。あ、私死ぬの、成功したんだ…「…えっ、実花殿は今の自分を残したまま来世へお行きになりたいのですか!?」 彼は私担当の天使らしい。 「そうなの。そのために、死んだの。お願い、お願い!」 「…それなら…」そう言われ私が案内されたのは、とてつもなく長い川。どうやらここで1000年耐えなきゃいけないらしい。 チャプン。あ、冷た…でも、ここまでしたんだから。新堂くんに会うんだ…! ******現代****** 私はふと生まれつきある手のひらの「あざ」を見た。これを見ると昔から胸が締め付けられるような気がした。 「こんにちは」教室に、誰かが入ってきた。 「転校してきました、新堂昴(しんどう すばる)です。よろしくお願いします。」 新堂くん。なぜか、涙が溢れてきた。新堂くんと目があった、そんな気がした。

短編小説みんなの答え:3

鬼ごっこ

「おにごっこしよ~!」 私(小3 音原 優香)は同じクラスの友達3人と、幼馴染・・・陽太と公園で遊んでいる。 鬼ごっこをしようと言い出したのは陽太だ。 「おい、またやるの~」「もうそろそろかえろーよー」 みんなそう言うのに陽太は「やりたい!やりたい!」ってぐずる。 陽太はおかしいぐらいおにごっこが大好きだ。しかも、いっつも私をつかまえようとする。 「今日こそゆうかちゃんをつかまえるんだから!」 いっつも私をねらい一人もつかまえられずおにごっこは終わる。 陽太は足がおそいからおにごっこをするときはいつも陽太がおにになる。彼はこころよく「ゆうかちゃんをつかまえる!」と言って引き受けてくれるので問題はないと・・・思う。 「少し時間あるし・・やる?」わたしがそういうとみんなは「しかたないなー」って言っておにごっこが始まった。 もちろんおには陽太だ。 ふつうに逃げて帰ろなんて思ってた。でも思いもよらないことが起きた。 「あれっ?陽太いなくね?」 陽太がまさかの行方不明・・・!? それから手分けして探したけど見つからなかった。 「勝手に家に帰ってるんじゃない?」「勝手にどこかいくほうが悪いしほっとこう」 そう言ってみんな帰ったけど私は探した。次の日も。一週間たっても。一か月たっても。一年たっても。 でも見つからなかった。そして、いつしか私は大学生になっていた。陽太のことも忘れかけようとしていた。 「あーあ。今日もバイト疲れた~。」 バイト先からの帰り道私は暗い道を一人歩いていた。雨が降ってきた。まだ梅雨あけてないんだな。 「っ!?」 急に誰かに手首をつかまれた。恐る恐る振り返るとそこにはどこかなつかしい姿があった。 「久しぶり。やっと捕まえることできた。うれしいな~。じゃあ次は優香が鬼ね!」 彼はそう言って笑顔で私を見てきた。 私は状況を理解できずいつの間にか彼はいなくなっていた。 でも彼は彼だ。懐かしい光景がよみがえる。 「あ~あ。ついに鬼になっちゃった。足の速さには自信あったんだけどな~」 そう言って笑った。

短編小説みんなの答え:3

告白

「あ、あのっ…す、好きです!つ、付き合ってください…!」 学校の校舎裏。2人っきりの私たち。桜の散る中、温かな風がそばを吹き抜けていく。空は青く、鳥は歌う、そんな日を演出するため、3ヶ月前から天気予報をチェックし、桜前線を見たうえ、そこら中に念入りにパンくずをまいておいたし、邪魔されたくなかったので何も知らないリカを急いで帰らせもした。なんならおまじないに校庭に石灰ででっかく「あや、りく」と相合傘をかいてきた。完璧な告白日和といったところである。セリフだって、もう何百回も口の中で練習していた。でも、焦ったせいでつっかえてしまった。でも、いけるはず…。 「あ…ごめんね。」 鳥は鳴き止んでいた。嫌に静かな空間に、その声は響き渡った。 「僕、どうしてもあやとは付き合えないっていうか…。」 なんで…? 顔が気に入らない?声がかん高い?太ってる?そもそも生理的に無理とか…?体臭とかするのかな私…。名前が気に入らない?あやってそんなに気持ち悪い名前だったりする…? いろんな気持ちが渦巻いて、思わず目に涙が浮かんでくる。 「あんた、私の友達に何してんだよっ!」 凛とした声が響いた。咄嗟に振り返ると…。 「リカ!?」 立っていたのは、私の1番の親友、リカだった。 「校庭の文字見て急いで来たんだけど、あんた、あやに何したの!?よくも泣かせるようなことをっ…」 「ち、ちがうの!りくは私の顔と声と体臭と名前とその他諸々がちょっとだけ苦手なだけでっ…。」 「いや僕そんなこと一言も言ってな…」 ぱぁん!!一際大きな音がした。 …リカが、リクの横っ面を張った音だった。 リカが泣きながら言った。 「よ、よくも私からあやをとったな…。私の方があやを数十倍も数百倍も愛してるのに…。」 ひぐっ、ひっぐとリカがしゃくりあげている…。 「ん?」 リカ、愛してるって言った…? そりゃ大事な友達だけど、愛情表現で号泣しながらいう言葉なのか…? リカが泣きながら足に縋り付いてきた。 「あや、リクと付き合わないでっ…!私と付き合ってよっ…!」 ん?んん?んんんんん? 私がさっぱり分からないという顔をしていると、リクが苦笑して言った。 「あやが僕のこと好きなのは分かってたんだけど、なにせこいつの片思いがすごいもんだから…。ちょっとリカに申し訳なくなっちゃって…。」 は、はいいい!? 私があわあわしていると、何かが私の足をつついた。 見てみると…。 「…鳥…?」 見るからに物欲しそうな鳥たちが大量に足元に押し寄せていた。負けるもんかとリカも足にしがみついている。 「ど、どういうこと…!?」 はっと思い出す。 「私、パンくずいっぱいまいてたから…。なつかれちゃったの…?」 桜は散り、風は吹き、空は青く、足元で鳥が騒ぎ、リカにしがみつかれ、横でリクが苦笑している…。 ど、どうすりゃいいのよこの状況ううう!!!

短編小説みんなの答え:4

呪われた私は涙をこぼす。

「気味が悪い!こっちに近寄って来ないで!」 「うわぁ!呪われの悪魔だ!復活しやがって。」 「お前さえいなければ…生まれてさえこなければ…!」 「あんたのせいよ!あんたがいるから…私もあの人も…」 っち。どいつもこいつもうるさい。 私だって好きで呪われているわけじゃないんだよ…! 私、カノンは呪われている。 この国には500年に1人、呪われる人物が選ばれるという規則のようなものがある。 昔この国の王が他の国の人々に悪さをした事が原因らしい。 そして他の国の魔女が500年に1人、身体中に気味の悪いあざが出てくる呪いをかけた。 この代で選ばれたのが私だっただけ。 もともと私の家はいわゆる貴族「だった」らしい。 私が生まれて、呪われて、地位がとてつもないスピードで下がった。 だから両親は私を嫌っているし、兄弟は口も聞いてくれない。 まわりには呪われの悪魔とも呼ばれてる…笑 ただ1人、こんな私にも普通に接してくれる人がいる。 彼の名前はファイナ。 「魔獣」と呼ばれる人狼のような生き物だ。 心の優しいファイナだから私はいつも素で接する事ができる。 「カノン?なんか考えてるの?」 あ…今はファイナの家にいるんだった。 「ううん。なんでもないよ。」 「なら良かったぁ!」 そう言いながらファイナはモフモフの尻尾を大きくふった。 「カノン、だーいすき!!」 ///// 「俺がもっと強くなったら、こんな国からカノン連れ出して新しい国つくってやるから!」 「そしたらずっと一緒にいようね。」 そんな話をしているとむかえが来た。 「呪われ様。むかえに来ました。」 従者ですら「呪われ様」と呼ぶ。 ファイナが従者をにらみつけた。 「ファイナ、またね!」 「うん!!カノン、またね!」 いつになったらこの生活から抜け出せるんだろう… 《8年後》 今、私の住んでる城は燃えている。 「あいつは良い!とにかくここから出るのを優先して…」 「ご主人様!あれは…」 「!魔獣か…こざかしいやつめ…」 え!ファイナ!迎えにきてくれたんだ…! 「カノン!おいで!」 「…ファ、ファイナぁぁ!」 私は泣き出してしまった。 「そんなに怖かったの?大丈夫。これからは俺が守るから。」 「グスっ。ず、ずっと?」 「もちろん永遠に」 かつて、呪われの悪魔と呼ばれた私は1匹の魔獣によって救われた。 そして、呪われた私は涙をこぼす。 ここまで読んでくれてありがとうございます!! よかったら感想、よろしくお願いします!

短編小説みんなの答え:1

僕の憧れ、だれかの憧れ

回る、転ぶ 飛ぶ、倒れる リズムがずれたり、ステップを間違えたり でも好き いっしょう踊っていたい 僕が憧れたあの人がいるから 「今日から入る胡桃くうちゃんです!  みんななかよくしてあげてね!」 先生がちょっとギャルっぽい そう思いながら自己紹介をする 「えっ、とっ…胡桃くうです  よろしくおねがいします…」 そうすると 「よろしくー!」 と元気にいってくれた かべ全体が鏡 冬なのに冷房がついている この少し変わった空間 そうここはスタジオダンスを踊るためのスタジオ 僕は今日からここでダンスを習う ちょうど今日から新曲が始まる 「だれの曲だと思う?」 「えーわからないけど、私は〇〇さんの曲がいい」 「それって△△/☆☆っていうアニメの主題歌でしょ!」 「そうそう!」 などの声が聞こえる 「くうちゃんはどんな曲だと思う?」 東雲桜ちゃんという子にはなしかけられた 「うーん…さいきん話題の□□じゃない?」 さっそく友達をつくってしまった! 自分でいうのもなんだけどけっこうはやいと思う けっきょく曲はラジオでよく流れてきそうなK-POP しってる曲だったのでまぁまぁうれしい 僕が入っているチームは1番小さいキッズダンスなので振り付けはかんたん 両足で回ったりジャンプしたり、むずかしいステップでもパドブレぐらいだ しかし、もちろんダンスははじめたばっかり、すごくむずかしく感じて家でなんども練習した 1日目はなにもできずに終わった 2日目は1日目の振り付けはできたが2日目の振り付けはなにもできずに終わった 3日目も2日目の振り付けはできたが3日目の振り付けはなにもできずに終わった という感じで前回の振り付けはできたが今回の振り付けができないという日がほぼ毎回だった だから、毎日あきらめずにレッスンにいった その間に全員と友達になり、ダンスも最初とは比べらものにならないほどうまくなった あたらしく友達になった雲雀あきらちゃんには 「くう、すごくダンス上手になったよね!  わたしより上手かも!」 とたくさんほめられた そうして、いつのまにかダンスをはじめて3ヶ月が過ぎていた 新曲がはじまって3ヶ月たつとイベントがあり、 地域の祭りやちょっとしたテーマパークで踊ることができる もちろん僕にとってははじめてのイベントであり、はじめてほかのチームのダンスを見ることになった そこで見つけた憧れの人 桜ちゃんに名前を聞いたら 「あの子?あの子は氷室遥ちゃんっていうんだ」 といわれた 頭からつまさきまではりがねが入っていると思うほど軸がしっかりしていて 身体中の関節がはずれていると思うほど動きがキレていて とてもかっこよく、しかしどこかキレイで、『上手』という言葉だけでは表せられないようなダンスだった 僕はあの人と同じステージにたちたいと思った そうして、練習した 同じチームに入っていっしょに踊れるように 僕よりも早くダンスをはじめていた人はだんだんとチームが上がっていった 悔しかった だから練習した でももちろんそれはつらい練習じゃない たのしい練習だ わからないこともあって、できないステップもあった でも、わかるようになって、できるようになった 振り付けや曲が嫌だったこともあった だからこそ、それを1番うまく踊れるようにがんばった なんどもやめたいと思った それでも、続けた 泣いたり、怒ったりした しかし、喜んだり、笑ったりもした ダンスをはじめて2年ほどたった チームが上がった 泣くほどうれしかった 『努力はかならず報われる』をはじめて経験した チームのみんなにはすごくほめられた とくにあたらしくダンスをはじめてきた朝比奈心ちゃんには 「すごい!めっちゃすごいじゃん!ほんとうにすごい!すごい!」 とすごいを連呼された ちなみにチームが上がると、JAZZかHIP-HOPをえらべるらしい ちなみに僕はHIP-HOPは動きがはやいのでので苦手 先生も 「くうちゃんは身長高いし、手足長いからJAZZのほうがあってると思うよ」 といっていたのでJAZZにすることにした ぐうぜんかもしれないしぐうぜんじゃないかもしれないが遥ちゃんも同じチームだったのでうれしかった これで終わりじゃないのもなんならスタートラインにたちはじめたばっかりなのもわかっている だから練習する がんばる あきらめない 僕が遥ちゃんに憧れたように僕もだれかに憧れたいから

短編小説みんなの答え:1

親友

「いってきまーす」 ドアを開けると、むわっとした空気と共に蝉の声が聞こえてきた。 今日は、親友の命日だ。 3年前に亡くなった、私の大好きな人。 3年前、親友はいじめられていた。 私はただ見ていることしかできなくて、助けてなんてあげられなかった。 守ってあげられないことが悔しくて、大好きな人すら守れない私が、何故生きているのかと思った。 でも、親友はそんな私のことを見放さずに仲良くしてくれた。うれしかったけど、辛かった。毎日毎日、親友を想う気持ちと、罪悪感が募っていった。 あるとき、唐突に親友がプレゼントをくれた。 誕生日でもなんでもないし、なにかイベントがあるわけでもない。私は不思議に思った。 「なに?これ」 「それ、あげるよ。私が作ったの」 「え、でも…」 「いいから、もらって?」 「……わかった。ありがとう」 そういうと、親友は笑顔になった。 家に帰って袋の中を見ると、一通の手紙と勿忘草の押し花が入った栞があった。 その日、親友はいなくなった。 私はそのときから、親友のかけた呪いに囚われている。でもそれは、私に対する罰なのだろう。大好きな人を守れなかった、私への罰。 スターチスの花を胸に抱いて、私は足早に親友の元へと向かった。

短編小説みんなの答え:3

好きだって伝えたいけれど・・・

~サイド沙耶~ 私は、木村沙耶。私には、入学してから好きな人ができた。今日も親友の友菜もつれて観察に行く。そう、私の好きな人は、先輩の櫻木凪。今日もかっこいい!!私はこの時間が一番好きだ。 次の日、学年でリーダー的存在の加藤由乃が凪先輩に告白するという噂が広がっていた。でも、どうせただの噂で本当なはずはないと思っていつも通りに生活していた。今日も凪先輩の観察に行った。すると、由乃が凪先輩に告白している様子を見てしまった。でも、私は、ショックすぎてその場を離れてしまった。私は、こんな地味で両思いになんかなれるはずないとあきらめかけていた。 次の日、今日は昨日の事が忘れられなくて自分でもわかっていたのだが落ち着きがない。ついに、私のライバル?的な存在の由乃に 「木村さん、今日、落ち着きないよ!どうかしたの?」 と、まで言われてしまった。でも、本人になんか言えずに由乃との話を終えた。 ~サイド凪~ 俺には、年下に好きな人がいる。いつも、観察しに来ている。でも、すごくうれしい。そう、木村沙耶だ。ある日、加藤由乃って名前の女子が告白してきた。ちょうど、沙耶が観察する時間で見られたに違いない。俺の好きな人は、沙耶しかいないのに。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 2月14日 ~サイド沙耶~ 私は、今日、朝から告白する。そう心に決め、凪先輩の教室に向かった。凪先輩を見つけると、私はいつのまにか、 「凪先輩、私、凪先輩の事が好きです。だから、付き合ってください!」 ~サイド凪~ 今日、沙耶が朝から俺の教室に来てこう言った。 「凪先輩、私、凪先輩の事が好きです。だから、付き合ってください!」 うれしすぎだ。続けて俺も、 「俺も、沙耶の事好きだから、いいよ!」 と言った。 END 読んでくれてありがとうございます。初めて書いたので、アドバイスや感想をもらえると嬉しいです!

短編小説みんなの答え:6

偽りの姿

私は、宮本絵里香(みやもとえりか)。 実は私、今、芸能界で大活躍中の宮本絵里愛(みやもとえりあ)の双子の姉なのだ...! 絵里愛は、昔から私と違って何もかも完璧。演技やモデルの仕事、勉強や習い事だって光り輝く才能を持っている。日に日に、絵里愛は人気を急上昇させ、今では”宮本絵里愛”という名前を聞いて分からない人はいないだろう。 でも、絵里愛が大活躍中だからこそ、世間に絵里愛に双子の姉がいる事が知られると、平凡には暮らせない。だから、私は”偽りの姿”で外出している。 今日は、学校のある平日。私は毎朝、早く起きて”偽りの姿”を作る。 まずは、メイク。と言っても、学校はメイク禁止だから、スクールメイクだけど。それでさえ、やらないよりはだいぶ違う。 メイクが終わったら、次は着替え。私は、絵里愛の双子だとバレないようにするため、通っている学校が違う。絵里愛は、隣の区にある○○中学校、私は区内の公立中学校に通っている。 制服は、少し地味めなセーラー服。校則通りに着て、なるべく外で目立たないようにする。 それと、変装用で眼鏡をかける。まあ、変装用と言っても、ごく普通の眼鏡。多分、周りには、「目が悪くて眼鏡をかけている」と思われているだろう。 最後は、ヘアセット。絵里愛が高めのポニテなのに対し、私は二つの三つ編みヘア。絵里愛は、「明るい陽キャ系女子」という雰囲気だから、私は反対の、「地味で大人しい女子」を演出している。 変装を終え、朝ご飯を食べ終わったら、いよいよ学校に行く時間だ。 今日も、私は”偽りの姿”で嘘を貫き通す。

短編小説みんなの答え:7

キンギョの恋人

僕は、スイホウガンのスイ。 老舗金魚屋さんにいる。 ボクは、特別にここのオーナー、佐藤さんに気に入られていて、誰にも売られることもなくずっと佐藤さんのお家にいる。 僕が初めて佐藤さんに出会ったのは、卵から孵化した時だ。 佐藤さんは女の人で、目が合った時にドキッとした。 1年経った今なら分かる。 あれは恋だったんだって。 ある日― 「やあ!今日はキミもお店に行こうね!」 佐藤さんがニコニコしている。 ボクも心の中でそっとニヤけた。 【お店】 「じゃあ行くよ!」 早く早く。 ジャボン。 小さい水槽に入れられた。 1時間後。 ボクのおなかがグーグーなっているとき、佐藤さんと同じくらいキレイで優しそうな人がいた。 しばらく見つめあった。 その人はついに、 「この、スイホウガン下さい」 と佐藤さんにいった。 「はい。私が大切に育てた金魚ですので、大事に飼ってください。」 「はい」 「配達ですか」 「はい。家が鳥取なので。」 「わかりました。」 お客さんが帰ると、佐藤さんが付箋を貼りながら言った。 「私がいないけど、ちゃんと頑張ってね!」 うん。 付箋付きの袋に入れられ、貨物列車に入れられた。 すぐに飼い主のおうちについて、飼い主さんの水槽に入れられた。 えさはボクの大好物で、ボクの好きなおもちゃのウキクサも入っていた。 この人はなんでわかったんだろう。 どっちみち、ここでも頑張らなくちゃ。 飼い主さんも優しいしね。 ボクの心には、希望の光がさし、雨が降っていた外も晴れた。       【終わり】 コメントお願いします!

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