短編小説の相談いちらん

短編小説

みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。

短編小説みんなの答え:1

いつか人になれる日に、また。

私は人形の子孫である。 昔私の先祖が人形に恋し、人形との子を作り、家系は繁栄してきた。 私はその人形と人の交じる家系の末裔である。 私の見た目は人形のようだ。真っ黒で光の反射によって青色に輝く髪、ぱっちりとして感情の宿らない瞳。 自分は半分くらい生き物じゃないのだ。 かといって私には半分心がある。中学3年生の今恋することができた。 だが私はいま消される。人じゃないからだ。 逃げても実験道具にされるだけなんだ、逃げる意味は一つしかない。 「彼に会いたい」 それだけだ。でもそれが今大きな原動力になる。 勢いよく台から飛び降りた。 だが、それは無駄なことになった。私は人形。体がプラスチックのように。バリッ。 大きな音がした。嗚呼徐々にしかいが揺らいでいく。 そんな中、私の目の前には彼の幻覚が映った。彼に会えたこと、一目見れたこと。嬉しくてたまらなかった。 最後にありがとうと笑って壊れた人形を後世の人はこういったそう。 「世界一幸せな人形」

短編小説みんなの答え:4

私なんかでいいんですか...?

私は、クラスのある男の子に恋をしている。 その子は、誰よりもみんなのことを考えていて、とても優しい。 名前は、八剱蛙人(あと)くん。 こんな地味な私が、こんなかわいくない私が、蛙人くんと付き合えるわけがない。 と思っていた。 クラスには、栗本姫璃(ひめり)という、男子にめちゃくちゃモテている女の子がいる。 なのに私は全然モテないし、告白されたこともない。 どうしたら姫璃さんみたいに色んな男子に声かけられるんだろう。 でも私はまだ知らなかった。姫璃さんは実は_____ 放課後、蛙人くんと姫璃さんが校舎裏にいるのを発見した。 姫璃「ねぇ~蛙人くん~今度の土曜日ぃ、遊園地で、あ・そ・ぼっ♡」 蛙人「あ...うん。いいよ。じゃあ、何時に待ち合わせ?」 !!!!!!!!!! え....... 遊園地で...一緒に....遊ぶ!? これは絶対そうだ。間違いなくそうだ。 蛙人くんは姫璃さんのことが...... バレンタインの日。 私はついに蛙人くんにチョコを渡すことを決めた。 多分...フラれるけど。 朝、蛙人くんの下駄箱の中に、ラブレターを入れていた。 「八剱さんへ。放課後、校舎裏に来てください。」 名前は書いていないので、蛙人くんは誰からの手紙かは知らないはず。 校舎裏にはすでに蛙人くんが先にいた。 私「結構待ちましたか?」 蛙人「いや、全然待ってないよ。話って何?」 私「えっと....」 私「本命チョコ、受け取ってください!」 蛙人「え...あの.....」 やっぱり、この反応は.... 蛙人「僕もチョコ用意してたんだ。本命チョコ。受け取ってくれる?」 私「えっ」 一瞬胸がドキッとした。 蛙人「実は僕も、好きだったんだ。」 私「え、でも、栗本さんとこの前、デートする約束してたんじゃ...」 蛙人「あれは栗本さんが勝手に誘ってきて、たまたま予定が空いてたから一緒に遊んだだけだよ。」 蛙人「付き合って欲しいな。」 私「えっ」 蛙人くんが....私のことが好き!? 私は今、頭の中が真っ白だ。 きっと私は、夢を見ているのだろう。 蛙人「どう?」 蛙人くんからの視線があつい。 そんな時に、私はこういった 「私なんかで...いいんですか?」 こんなに可愛くない私のことを、蛙人くんみたいな モテ男子が好き.... 信じられない。 蛙人くんからの答えに、私ははっとした。 蛙人「僕は、白城さん...あの、聖来ちゃん(私の名前)って呼んでもいい?」 私「あ、全然いいですよ。私も、蛙人くんってお呼びしてもよろしいですか?」 蛙人「全然いいよ。」 私「ありがとうございます。じゃあ、付き合いましょう」 蛙人「うん!」 私たちは、最高の関係になった。 この時間は、私と蛙人くんの一生の思い出だ。 こんにちは。作者のかえる大好きなひとです。 最後まで読んでくれてありがとうございました。

短編小説みんなの答え:1

恋心を乗せて

今日も風が気持ちいい。そろそろ皆来る頃だ。 「あ、ブランコ1番乗りー!」「くっそー!俺また2番だ!」今日も「僕達」を子供たちが取り合う。そう、僕はブランコだ。 子供たちが帰って空が茜色に染まる頃、高校生の男の子がやって来た。後ろからは女の子が着いてきている。何だか、ロマンチック。僕は彼らを知っている。ずっとこの町に住んでいる、幼馴染みだ。彼らは小さい頃からずっと僕達のことが大好きだった。 男の子は輝(ひかる)、女の子は菜乃花(なのか)という名前だ。久しぶりにみた彼らはすっかり大人っぽくなり、お互いに幼馴染みとは違った感情を抱いているように見えた。 輝は僕に腰かけて、口を開いた。「なぁ、菜乃花」菜乃花は恥ずかしそうにして横目で輝を見る。「好きです。ずっと、好きでした。俺と付き合ってください!」菜乃花は顔を真っ赤にしながらも「はい」と返事をし、手を繋いで帰っていった。…「ねぇ。」僕は、菜乃花を乗せていた“隣のブランコ”に話しかけた。その子は恥ずかしそうにして横目で僕を見る。 僕達は、揺れながら明日を待つ。恋心を乗せて。

短編小説みんなの答え:1

僕の友達,美桜

僕の友達。美桜(みお)。 僕の希望。美桜。 保育園の頃から,ずっと一緒。 家も近かったので,よく一緒に遊んでた。 中学に上がる前,約束した。 『絶対これからも,ずぅーっと,一緒だよ!』 待ち合わせは午前7時。なのに,8時になっても,10時になっても,美桜は来なかった。 「美桜?」 中学校では,始業式が終わりみんな下校する時間になっていた。そして下校してきた咲間(さくま)が教えてくれた。 「華菜(はな)?なんで始業式来なかったの?美桜も。あれ?美桜は?」 「来なかったの。ずっと待ってたのに。」 咲間も,保育園の頃から仲の良かった友達。 次の日,僕は咲間と登校した。僕は,美桜と咲間と同じ2組らしい。美桜は来てるのかな。 教室に入った。美桜はいなかった。 「美桜,,,。」 美桜は僕のこと嫌い,なのかな。そう思った時,先生が入ってきてまさかの言葉を口にした。 「美桜さん。愛沢 美桜さんが交通事故でお亡くなりになりました。」 「えっ?」 美桜は昨日,寝坊して行けなかったらしい。今日こそはと行こうとしたところ,横断歩道で信号無視の車に,猛スピードで引かれたらしい。 僕は,美桜のお葬式に呼ばれた。 「美桜,,美桜ぉ!ずっと一緒にいるって言ったじゃん!約束を破らないで!僕をひとりにしないでぇえ!」 僕はお葬式が終わったあと,遅れて中学校に行くはずだったけど,美桜と僕の秘密基地に向かった。 美桜がくれたこの赤いカチューシャ。これが美桜の形見。毎日これをつけよう。そうすればずっと美桜と一緒にいれるもんね。 美桜。いつまでも一緒だよ!

短編小説みんなの答え:2

緑色の思い出

「こんなことになるなら来なきゃ良かった。」 私は、大きくため息をついた。 私は、風早菜緒(かぜはやなお)。 栗色の髪と、桃色の目が特徴だ。 私は今、友達の久井瞬(ひさいしゅん)と、森の中を歩いている。 瞬が頼りなさすぎて、とても苦労している。 昼間とはいえ、森の中なので結構暗い。 さっきから、カサッカサッと、変な音が聞こえてくるし、困ったものだ。 カサッ 音が鳴った。 「痛っ」 私は足に痛みを感じた。 足から血が出ていた。 私は、手当てしようと、身をかがめた。 カサッ 音が鳴った。 私のカチューシャが切れ、髪がなびく。 間違いない。 カサッという音が鳴った時、何かに切られたんだ。 瞬が、私を手当てしようと、身をかがめた。 「ダメっ!」 カサッ 音が鳴った。 瞬の足が切れた! 早く森からでなきゃ。 そう思った時、何かが姿を現した。 黒い。ものすごい速さで回転している。 黒い物体だ。 「逃げよう!」 瞬が、私の手を引っ張った。 黒い物体が追いかけてきている。 「僕は足があまり速くない。」 「森から出る前に捕まってしまうだろう。」 瞬はそう言うと、立ち止まった。 黒い物体はすぐそこだ。 「なに冷静に分析してんのよ!」 わたしは怒鳴って、無理やり瞬の手を引っ張った。 黒い物体がすぐそこに迫ってきている。 私はそばにあった太いパイプを拾った。 そして、黒い物体を力いっぱい叩いた。 黒い物体が弾けた。 「今のうちに!」 私と瞬は、精一杯走った。 やがて、森の外に出た。 「ふぅ」 瞬はため息をついた。 この思い出は、今もずっと覚えている。 END・・・・・・・・・・・・・・・・・ 作者{みう} こんにちは。 みうです。 冒険っぽいお話を描いてみました。 ぜひコメントください。

短編小説みんなの答え:5

私達の恋は七夕から

今日は天の川が綺麗だな。 そうか。今日は七夕だったね 私も織姫みたいに彼氏の彦星と会いたいよ… 7月7日__ 私は七夕祭りに来ていた。 友達にいない。彼氏だっていない だから私はいつもぼっちなのさ あの人が好き。そんな思い、何回言ったのか… 七夕祭りには三浦和真が私の近くにずっといた。 「お、三浦じゃん。ここ、来たんだね」 「よ!俺も楽しんでるんだ」 「三浦、1人?」 「もちろん。俺はいつもぼっちだろ」 三浦とは1つ共通点がある。それは“ぼっち”。 私だったら三浦のパートナーになれるのにな… 私の心にはなぜかその言葉がいつもあった。 あーあ、私も三浦と歩いてた方がいいのかも いつからだろう。三浦の事を考え始めたのは… でも好きだから…言わなくちゃね。 「待って。三浦、私と付き合ってくれない?」 「急になんだよ。罰ゲームでもされたか?」 「いや、違うの。本当に…」 「マジかよ…。蘭、俺がYESと言うに決まってるだろ。他に言うことねぇよ」 「ありがとう三浦!!好き!」 やっぱ三浦が好きだったみたいだね…私。 私達は学校で“七夕カップル”として噂が広まった でもその噂は本当だけど… 「三浦、ちょっと早いんだけど来年の七夕、遊べない?」 「今?別にいいけど…」 「やった!でも今もいっぱい遊ぼうね!」 「ああ。よろしく」 2024年7月5日__ 「あれ?三浦は?」 「あ、和真なら休みだよ」 「えぇ!!どうして?」 「風邪じゃない?お見舞いでもいけば?」 「うん!ちょっと行ってくる。」 私は学校を抜け出して三浦の家に向かった。 インターホンを鳴らしてずっと待っていた 「はい。」 出てきたのは三浦本人だった 「三浦、大丈夫?」 「あ、とりあえず開けるよ」 「三浦、学校は?」 「俺…あ、いやなんでもないよ。」 「ねえ閉めないで!!」 (ガチャッ) 扉が閉まる音がした。 私は扉の前で座り込んでしまった。 (どうして教えてくれないの?!) 次の日、三浦が私に言ってきた。 「蘭、俺さ明日、遊べない。」 「え?なんで??」 「俺、留学する事にしたんだ。」 「どこに行くの?私と会えないの?」 「アメリカ…しばらくは会えないんじゃない…」 「そんな。」 7月7日。 「いってらっしゃい。」 「いってきます。絶対に帰ってくるからな。蘭」 「うん。待ってるよ」 そして2人の声が重なった。 「また来年の七夕で」 2026年7月7日。(1年後) 「三浦、遅い!!」 「ごめんよ。でも7月7日じゃなきゃだめだろ」 「だって私、2年も約束待ったんだよ!」 「それはごめんな。」 「許す!アメリカどうだった?」 「勉強になった。とても楽しかったよ…でも」 「でも?」 「でもやっぱ俺、蘭といるのが1番楽しいんだ。」 「三浦…」 「…蘭、俺と結婚してくれ」 「はい。喜んで」 その時、私と三浦の背中に花火の音がかすかに響き渡った。 花火の色はピンクで形は…ハートだった。 まさにこれが私達の恋。 そう七夕の日… 最後に私達は言った。 「永遠に。」

短編小説みんなの答え:3

薔薇とたんぽぽ ーたんぽぽの小さな恋ー

庭の薔薇が綺麗。 ガーネットのような深紅の花びら。 美しい花びらが何枚も重なる、その美しいフォルム。 ほんのりと感じる香り。 クラスメイトの美紅(みく)ちゃんみたい。 ふわふわで、ツヤツヤの茶色い髪。 ほんのりと香る香水。 目鼻立ちの整った美しい顔。 背が高くて、手足が長くて。 薔薇みたいな女の子。 私の名前は日咲(ひさき)。 美紅ちゃんとは違って、背が低いし、地味な女の子。 美紅ちゃんが薔薇なら、私はたんぽぽ。 道端にひっそり生えている雑草のような子。 私は、そんな自分がコンプレックスだった。 春陽(はるひ)くんと話すまでは。 「私、たんぽぽみたいなのがコンプレックスなんだよね。」 私は春陽くんにそう言った。 春陽くんは首を傾げながら言った。 「それって、コンプレックスなのか?」 「え?」 「だって、たんぽぽって生命力強いだろ?それに、小さな黄色のまるで可愛いじゃん。咲いてるだけで道端が華やかになるしさ。俺、たんぽぽが1番好きだ。」 「で、でも薔薇の方が綺麗だよね?」 「俺には、薔薇は派手すぎる。たんぽぽみたいなさりげない可愛さが一番好き。」 目から鱗だった。 誰かのコンプレックスも、誰かから見たら長所なのかもしれない。 それにしても…たんぽぽのこと褒めすぎじゃない? さっきから胸がきゅんきゅんしてるし、ほっぺは熱くなるし、なんでだろ? 今日は寒いのに、なぜか春陽くんの顔も真っ赤だったんだけど… なんでなのかな? もしかして、この気持ちは…? ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー どうでしたか?寝る前に思いついて書いてみました。コメントやアドバイス、どんどん待ってます♪

短編小説みんなの答え:3

薄暗闇に包まれて

肌寒くなってきた9月の半ば。 小夜(さよ)は自転車を漕いでいた。友達の理代(りよ)が9月には仕事の都合で北海道に行ってしまうということで、いつものメンバーで少し早いハロウィン・パーティーをすることになった。そして、11月には戻るというのでその日を待ちかねているよという手紙を送ると約束した。 メンバーは、小夜、理代、佳代(かよ)、美代(みよ)、奈夜(なよ)。全員2文字で、後ろに「よ」がつくことで「ファイブ・YO」というグループ名がつけられている。 小夜はカゴには少量のお菓子を乗せていた。理代のお母さんやお姉さんからもらったお菓子たちだ。 もともと小夜は甘いものがすごく苦手なので「柿の種」とかのしょっぱい系とか、辛い系とかしか無理だ。みんな甘い物好きなのですごく困り、あたふたとなって少量のお菓子だ。でも、ジュースとかが小夜の好きなジュースだったので楽しめた。 薄暗い中を、一人で自転車を漕ぐ。さっきまでの明かりがついて賑やかな風景は薄暗く寂しい風景に変わってゆく。 街灯が点き始める。少しずつ明るくなっていく街並みは、少しずつあの明るい風景に見えていく気がした。 小夜は、自分の名前の由来を思い出した。 《小夜っていう字はね、小さな夜でもひとりぼっちでも寂しく思わないで、頑張って生きてほしいの。例え世の中が不景気になっても、頑張って生きてほしいって………》 亡き母と、亡き父が言った最期の言葉。小夜は、初めて打ち明けるその理由に、小夜は感動した。 今は、母の妹とその夫が住むマンションに暮らしている。 小夜は自転車のペダルを漕ぐ足を止めた。よく見ると、一人の少女がいた。少し肌が黒くて、この辺では見ないような田舎の子のようだった。 その少女は、昔小夜たちの仲間にいた子だった。転校してからそれっきり、会っていなかったのだ。 「亜夜(あよ)」 「小夜」 「久しぶり!元気だった?」 「特に」 亜夜が入っている時は、「シックス・YO」だった。それを亜夜は根に持っているのかもしれない。 亜夜は明るい性格だったのに、すっかり心を閉ざしているようだった。 それを小夜はただただ感じるしかなかった。 気づけば、亜夜は薄暗闇に消えていた。 自転車のペダルを漕ぐうちに、小夜はマンションが見えた。 マンションの前には、街灯がある。そこには、おばさんがいた。 薄暗闇の中で、静かに微笑み、手を振っているおばさん。小夜は、今あったことを打ち明けようか迷いながら微笑んだ。

短編小説みんなの答え:2

誕生日

9月18日。 その日僕は13回目であり「初めての」誕生日を迎えた。 1年前。 僕は不運にも誕生日に車にはねられ、意識、記憶、全てを無くした。 それ以来、日光を浴びていない。 そして、今日。 母?が、医者にお願いし、僕を外に出すことを許可してくれたらしい。 自転車に乗る前。 2年ほど前に僕が書いていた日記を、父?が手渡してくれた。 僕は日記の終わりに近いページを指に掛け、そのまま開いた。 2021年、9月15日。 去年の話のようだ。(これを見ている当時は2022年だったため) 【新しい友達ができ、外でサッカーをした。とても楽しかった。今日の夕飯はハンバーグで、とてもおいしかった。】 自転車を進める。 2021年、9月16日。 【今日は雨が降っていた。家で勉強してもなかなか頭に入らないなぁ。】 自転車を進める。 2021年、9月17日。 【明日は誕生日。僕が行きたかったイタリアンレストランに、友達と行けるらしい。楽しみだなぁ。】 自転車を進める。 そういえば、今日もイタリアンレストランに行くらしい。看板があるから大丈夫だと、親が言ってくれた。 信号を待つ。 2022年、9月18日 【今日は、    車に撥ねられた。】 救急車のサイレンが鳴る。 ____________________________ いかがだったでしょうか。 意味がわかったかな。まだ慣れてないので大目に見てください。 それでは。

短編小説みんなの答え:5

儚い命の灯火を。

「伊織...」 「凪...沙...」 間宮凪沙は、寝室に横たわる桐谷伊織に声をかける。 彼、伊織は『儚生病(ぼうせいびょう)』という病を患っている。 この病にかかった者は、例外なく齢15で命を落とす。 早期発見が難しく、中学生に多い病にも関わらず、世間には公にされていない難病だ。 「...俺、凪沙と一緒に居れて...よかった...。」 「...私もだよ、体育祭も文化祭もなにもかも、伊織が居なきゃ私、楽しくなかった...。伊織が居てくれたお陰で毎日楽しくて仕方なかったの。」 「...凪沙。」 伊織は、静かに凪沙の手を握り、眉を下げて笑った。 「凪沙は、将来結婚して、家庭築いて、世界で1番幸せになれ...。」 最後の俺からのお願いだ、そう伊織は言うと、目を閉じて小さな声で、 「大好きだよ。」 と言った。凪沙が握っていた伊織の手は、どんどん冷たくなっていく。 凪沙は冷たくなった伊織に静かに口づけをした。 「私も、大好きだよ...。」 そう言って凪沙の身体は体温を下げていった。 「凪沙!!」 「伊織!!」 どこまでも続く花畑と広い青空の下で抱き合う2人の少年少女がいた。 その2人は、間違いなく世界で1番幸せな2人だった。 先日、中学生2人が一軒家の一室で亡くなっているのが発見された。 死因は、『儚生病』だった。

短編小説みんなの答え:4

体育大会のアナウンス

今日は水曜日。 そう!超ーーダルい日w でも、私の場合ただ、ダルいだけじゃない。 今日は、体育大会だからだ。 別に運動が苦手なわけではない。体育大会は暑いし私は、体育大会の種目とかいうアナウンサーという仕事をしなければいけないからだ。クラスで1人、アナウンサーを決める。 私は決してやりたかったわけではない。ただ私がやるというように決められてしまったからだ。 体育大会の競技場に行くのはこれで2回目だ。さっそくアナウンスルームへ行った。私は初めてだった。そこには、先輩がいた。先輩と2人でやるらしい。時間は30分程度。先輩は男の先輩だった。私は女だからマジで気まずかった。 最近の競技は100メートルハードルだった。先輩が選手の名前を読み上げ始まった。 次の競技は1000メートル走だ。 私が名前を読み上げるばんだ! 私は緊張しながら1人1人の選手を丁寧に読み上げた。さっきのハードルできいた名前が多いな!なんて考えながら読んでいた。 競技場、全体がざわついた。 えっ!という笑い声も聞こえた。 私は1000メートル走の選手の名前ではなく、ハードルの選手の名前を読み上げていた。 ヤバいっと思った。 頭が真っ白になった。 そしたら先輩が言い直してくれた。 めっちゃ恥ずかしかった。 アナウンスの仕事をする時間が終わってクラスで集まって待つ待機場へ行った。そしたらみんな、私のことをバカにしてきた。 私は結構ショックで立ち直れなかった。 体育大会が終わった帰り、アナウンスを一緒にしていた先輩が私のところへきた。怒られるって思って怖かった。 「アナウンス上手だったよ!気にしなくていいよ!誰にも失敗はあるし。可愛い失敗だよ。一緒にアナウンスできて楽しかったよ!」 私は天使のように聞こえた。 本当に嬉しかった。 私は今、その先輩に片思いしている。

短編小説みんなの答え:2

不登校

目を覚ますと、なぜかこぼれだす。 そして、あふれだす。 自分もよく分からない、あまじょっぱい味 この味はたくさん気憶がよみがえる。 今曰もはじまったが曜曰なんて関係ない 子供の声がきこえる 足ふみするだけで重く感じる空気と罪悪感 申し分けない 学校という言葉をきくと体調が悪くなる どうしよう これが頭をよぎる ホットミルクを手にとる まだ心はあたたまらない なぜだろう もうこんな時間 力ーテンしめて、あっ、先生だ たよりになるかは分からない でも安心できる人だ 家族よりもだれよりも でもちがうんだ 先生は裏切った。私を暗いやみになげすてた 私って… 私って… 本当に必要なのかな どうしていつも… そして私は空にまう その足どりは今まででいちばん軽かった ーそこからー 気づいたら亡くなったはずのおばあちゃんにだきしめられていた これが本当の愛なんだと知った 二人でお花にとけこんでいくとき、私は手をにぎっていた。 なのに… いなかった 下を見ると生まれ変わったおばあちゃんがいた 小さい頃とそっくり、私は写真を見たことを思いだす またぜったい会おうね

短編小説みんなの答え:1

私たちのトライアングル

「ふーっ・・・・・・」  大きく息を吸い込み、息を吐く。ガタガタと震える手を、誤魔化しながら前を向く。そして、言った。 「好きです」  何か言っているのか、口を動かす彼。何で、聞こえないの── 「はっ!」  リアルすぎる、今日の夢。私が告白なんて、ありえないはずなのにな。夢の続きは知りたくないはずなのに、気になる。何だか浮かない気分でのろのろと階段を降りた。  もう7時か。いつも通りある、お弁当。そして、置き手紙。 『麻依 燃えるゴミ出しておいて』  いちいち書かなくてもわかってるのに。名前まで書かなくても。私はゴミをまとめて家を出た。 ────────────────── 「おはよ!」  びくり、と肩を震わせる彼女。そんなに驚かなくてもいいのにな。 「お、おはよう、李空ちゃん・・・・・・」 「もっと元気出しなよ、麻依。ほら、笑顔で! 麻依は笑顔が可愛いのにさ」  私なんか可愛くないよ、と言いながらリュックを置く。教室には、私たちしかいない。だって、私が一番に着いたから。 「李空ちゃん、その、高音くん、どうだったの」 「もしかしたら、いけるかもしれない!! 同じ委員会だし、出席番号近いし! ていうか、麻依、恋バナ好きだったっけ?」  彼女とは小学校からの付き合いで、もう9年も経つ。だけど、李空が恋バナをしようとしたことなんてなかったはず。 「好き、ではないけど・・・・・・。親友の恋は、応援、したいし」  なんかぎこちないなぁ、と思ったものの、つっこまなかった。 「そんなこと言うんだったら、李空の恋バナも聞かせてよね」 ────────────────── 「そんなこと言うんだったら、李空の恋バナも聞かせてよね」  李空ちゃんは笑ってそう言った。 「私、恋愛なんか、したことないし」  ごめんね、嘘だよ。・・・・・・なんて言えたらな。私の好きな人は── 「あ・・・・・・!」 「どうしたの、李空ちゃん?」  彼女が指した方向を見ると、高音くんがいた。 「あたし、高音くんに、告白しようと思ってるの」 「え?」  こく、はく。確かにそう言った。雷にでも打たれた気分。あの、顔もいい、性格もいい、かっこいい、めちゃくちゃモテる高音晶くん。李空ちゃんは、そんな彼に追いつこうと頑張っていて。私も見習わないとな・・・・・・ 「頑張ってね、李空ちゃん」  どこかぎこちなく、気持ちのこもっていないような言葉になってしまった。 ──────────────────  落ち着け、自分。落ち着け、あたし。あの反応からすると、麻依も高音くんのことが好きなんだろうな。自分の気持ちを押し殺してまで、あたしを応援してくれた。だから、麻依の分も背負っていかないと。 「高音くん、あたし──」  一歩踏み出して。 「ずっと高音くんのことが、好きでした」  振られても、いいよ。そしたら、麻依の番。 「ありがとう。でも、ごめん。俺、青羽さんのことが好きなんだ」 「そっか。わざわざごめんね。ありがと」  青羽麻依。高音くんは、麻依のことが好きだったんだ。これで、麻依の恋は叶う。嬉しいような、悲しいような。よく分からない涙が込み上げてきて、急いで去った。 ──────────────────    俺が青羽さんを好きになったのは、入学してまもなくのことだった。  通学路を歩いていると、一匹の猫がいた。ダンボールに入れられて、放置。可哀想だったが、家族がアレルギーなので飼ってあげられない。 「大丈夫?」  そう声をかけていたのが──青羽さんだった。ペットボトルのふたを開けて、水をあげる彼女。ごめんね、うちでは飼えないんだ。彼女も同じくそう言っていたが、代わりに毎日毎日世話をしにきていた。  彼女とは、運良く同じクラス。同じ委員会にも入れず、出席番号も全然違った。だが、彼女の友達である高城さんと出席番号が前後なおかげか、彼女は近くによく来たのだ。  いけるんじゃないか、もしかすると、両想い・・・・・・。とか、自惚れたのがいけなかった。彼女を呼び出したものの、返事は「ごめんなさい」の一言。悲しかったけれど、彼女が幸せでいられるならそれでいいと思った。 ──────────────────  言えないじゃん。好きです、なんて。欲張りかもしれない。でも、叶えたい。でも、叶わない。 「あたしさ、好きな人ができたの」  李空ちゃんのことが好き、なんて。好きな人がいる彼女に言えるわけがない。 -End- 〈補足〉  高音晶(たかねあきら)  青羽麻依(あおばまい)  高城李空(たかぎりく)  感想やアドバイスお願いします!

短編小説みんなの答え:2

青春を、音に乗せて

私は水島ふたば、中2。 私は、小学生のころからずっと入りたいと思っていた吹奏楽部に入った。 楽器はフルート。そして、同じパートには、私の好きな人がいるんだ! その名も岩永はると。岩永くんは、優しくてイケメンでかわいくて、頭もいい完璧男子。もう最高すぎだよ… 「あ、水島ちゃん、ちょっといい?」 い、岩永くんに名前をよばれたっ。 「い、いいよっ、!」 私は部員のなかで唯一、名字にちゃん付けされる。女子にも男子にも。ちなみに最初にちゃん付けしてきたのは、岩永くんだ。 「じゃあ部活終わったら第2音楽室で」 なんだろ、?この前、リハのときの音合わせで私間違えちゃったから、とか?かな。 ーーー部活後 (怒られるならいきたくないな…、ううん。好きな人からの呼び出しだよ?怒られ案件でもいいじゃん!どうにでもなれ!) 「えと…あの…何の用事、かな、?」 「あぁ、あの、実は俺、水島ちゃんのことが好きです。俺と付き合ってください」 「えっ、?、、ほ、ほんとに、?……わ、私も、好きです…よろしくお願いします♡」 「まじ?!ふたばちゃん、よろしく!」 「う、うん////」 こうして私達は、みんなに「美男美女カップル」といわれるカップルになれました// ーーENDーー

短編小説みんなの答え:0

あなたと恋愛はミスマッチ??

私はあなたが好きです あなたとは仲がよかった方です かかりも一緒にやって… 友達っていう関係になった でもそれじゃダメなの 私はあなたが好きだから でもあなたは カードゲームだの、友達と遊ぶだの 恋愛なんて縁が遠すぎる 私とはクラスが別れてから話さなくなった ああ、悲しいよぉ 私は変わらずあなたが好きなのに やっとのことでダンスの発表会に誘いました 今は夏祭りに誘いたいところです この夏こそ最高の夏にして 彼ともいい関係に… なーんて!夢のまた夢かっ! でも私は頑張るよ あなたが私の気持ちに気づくまで… えっ?どうしてそこまでするかって? それは!大好きだから!! 「愛子、なんで笑ってるの?」 「なんでもない!大原!」 「桐野ってば変なの!」 いかがでしたか?かわいい淡い恋ですね!感想お待ちしております!

短編小説みんなの答え:5

流行語を喋るきみへ 私からの思い

キンコンカーンコン やっと六時間目の終わりのチャイムが鳴った。むしっと湿気の多い空気と同じくらいジメーっとした、「ありぃがとぉござぁいぃまぁしたー」という挨拶も終わり、みんながガヤガヤと話し始めた。やっば算数どんどんむずくなってるとか、今日あそぼ!という会話が聞こえてくる。たまにいいなと思うけれど、私はそんな事できない。勇気がない。そんな私はいつもロッカーまで行ってランドセルを回収したら机に戻り帰る準備を始める。その途端途中まで教科書を入れていた、ランドセルがいきよいよく倒れてきた。思わず「ダルっ」と言いそうになって慌てて口にチャックをかける。みんななんで?と思ったでしょ。私だって聞きたい。でも。私のように流行語、若者言葉を使いたくても使えない人もいる。私は小さい頃にお母さんに「わかったー?これからなにがあっても若者言葉を使ったらだめよ?これはあなたのためなんだから」と言われたときから、流行語を口にすると心臓がドキドキする。 「ん?みさきちゃんどうしたの??だいじょうぶ?」という声でハッとした。クラスの人気者の浩介くん。人気で、いつも新しい流行のことばを使っている。そんな彼を私は羨ましく思う。なんて考えていたら「はい!教科書!」という声がして浩介くんが拾ってくれたんだと理解する。みさきちゃんもだるいだろうしさ、丁度僕今元気だから、やってあげたの!!といわれ、別に私は大丈夫だよ。ありがとうというと、みさきちゃんの喋り方ってなんかうちのおばあちゃんみたいといわれびっくりした目でみると、いや!そういういみじゃなくて!!とおろおろした浩介くんがいた。その時、この人になら私の言葉について話していいかもという気になれた。私は浩介くんに全て話した。そうすると、ごめん!僕はいつも若者言葉をつかっていた!!みさきちゃんに迷惑かけてたかな、、といわれううん大丈夫!でも今度から少し控えてほしいかも。 3年後、みさき!!見て!かわいいーランドセル背負ってる子がいるよ!私は中学3年になって浩介とつきあうことになった。 私が言葉の苦痛を話してから、私と浩介は少しずつ話すことが増えてって、浩介は私の前では絶対に若者言葉を喋らない。 そんな浩介のことを私は大好きだ。今まで聞くとドキドキするからと、嫌いだった流行語だったが、浩介と引き合わせてくれたので今では少しだが好きになった。

短編小説みんなの答え:2

違う、私、あなたがいいの

私は三田沙里矢(みたさりや)。大学を卒業したばかりの、社会人1年生だ。そんな私には、3日前から、彼氏がいる。彼の名は、神田優(かんだゆう)。温厚で気がきく、とっても素敵な方だ。会社でも順調だし、思ってもいなかった素敵な彼もできて、なかなかいい人生だと思う。 ーーーある日ーーー 私は、優くんと歩いていた。今日は、優くんから誘ってくれた初デート、おしゃれなカフェ巡りの帰りだ。 「あっ」 突然、腕を引っ張られ、こんな都会にいあったのかというぐらい人気のないところに連れて行かれた。頭を殴られて、地面に倒れ… 「沙里矢っ」 ついてきてくれていたのか、優くんが助けてくれた。でも、代わりに、優くんが連れ去られてしまう。追いかけたいけど、頭を殴られたばかりで、まともに歩けない。やがて誘拐犯?は、軽トラに乗った。優くんは、助手席に乗せられていた。意識を失っている。こっそりドアを開けて、連れ戻そうとした時…軽トラは走り去ってしまった。 「っ」 悔しい。悲しい。辛い。寂しい。 突然、ハッとした。私の優くんへの愛は、こんなに浅いものだったのか。心から優くんを愛していたんじゃじゃないのか。 そう思った途端、私は走り出していた。人目も気にせず、ヒールが折れても。森で荊が刺さっても、小川があっても。 ー不思議と、道はわかっていた。 やがて、森の奥の、泉についた。優くんを探してキョロキョロすると、30歳後半ぐらいの男性がいた。あなたが犯人ねと怒鳴りたかったが、できなかった。 男が言った。 「わたしは神だ。人間は残酷で、パートナーも周りに自慢したいだけと聞いてな。天使たちに協力してもらったんだよ。」 「あなたが、優くん?」 「そうだ。心の優しい君には、素敵な男との出会いを与えよう。」 「違う、優くん、それなら、もうもらっているわ。」 「?」 「私にとって、愛している人は、あなたなの。新しい男との出会いが欲しいわけじゃないわ。違うの。私、あなたがいいの。家族以外に、こんなに強く思った人は初めてよ。お願い、あなたと一緒にいたいの。でも一つ、言いたい。人間は、そんなに残酷じゃないと、私は思うけど?」」 「そうか…」 ーーー10年後ーーー 沙里矢は、アメリカの観光地で、たくさんの人々の注目を浴びている。展望台の冠を被り、海に向かってたいまつを掲げて。

短編小説みんなの答え:9

誰からも愛されない浅ましい俺が恋をした人

俺の名前は、蒼井颯斗(あおいはやと)。ごく普通の小学6年生、と言いたいところだが、そうは言えない。 俺は、生まれた時からとても不幸だ。俺のお母さんは、俺を生んですぐに死んでしまった。 そして、お父さんは、”俺のために”と言い訳をして、俺が1歳の時、お母さんと結婚する前に付き合っていた女性と再婚した。 しかし、その女性(義理の母)は、物凄く性格が悪く、お父さんの前では猫を被っているが、俺に対しては暴言を吐いたり、殴ったりと虐待をしてくる。 その度、何度もお父さんや周りの大人に相談したが、誰も俺に手を差し伸べてくれる人はいない。 毎日毎日、いつもと変わらない生活を送る。けれども、そのいつもと変わらない生活を、変えてくれた人が俺の前に現れた。 その人は、6年生の新学期のクラス替えで同じクラスになった、石井真凜(いしいまりん)。 彼女は優しく、俺が義理の母の愚痴を言うと、いつも慰めて、力になってくれる。彼女は、俺が人生で初めて”親友”と呼べる存在になった。 そんな彼女に、俺は、日に日に好意を抱くようになり始めた。 こんなみじめで不幸な俺に、笑顔で接してくれる。俺をいじめていたいじめっ子に正々堂々一緒に戦ってくれたし、俺が辛い時にはいつも傍にいてくれる。 そして今日、俺は彼女に告白することにした。 俺は、彼女の笑顔をずっと近くで見ていたい。俺の恋人になってほしい。 誰からも愛されない浅ましい俺が、彼女に想いを伝えに向かう。

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