短編小説の相談いちらん
短編小説
みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。
私のヒーロー
私は来夏。いわゆる優等生。 でもこれはキャラを作っている。本当の私ではない。 なぜキャラを作っているのか。それはみんなに認めてもらいたかったから。 特に親。私の親はどんなに私が頑張っても褒めてくれなかったから。 まぁ、そんなこんなでみんなの人気者になった。 だが最近、このキャラを作るのも疲れてきた。 そんな頃だった。 「ねえあんた、ちょっとうざいんだけど。」 「…?な、なんのことかな?」 「はぁ?とぼけないでくれる?その優等生ぶってるのがうざいってことよ!」 「え、?」 私は頑張ってたはずだったんだけどな。 あぁ、他の子からしたらうざかったんだ。 私はただ、認めてもらいたかっただけなのに。 このとき“消えたい”なんて思ってしまった。 「ちょっと!黙って聞いてればなにそれ!!意味わかんない!!それってただあなたが嫉妬してるだけでしょ!?」 「…え、?」 「優等生ぶってる?なによそれ!来夏ちゃんは優等生ぶってなんかない!! 自分で努力して、精一杯頑張ってみんなから信頼されるようになったの!!」 「は、はぁ??なによそれ!もういいわ!!」 「はぁ、来夏ちゃん!大丈夫だった?」 私にはこの子が…斉藤さんがヒーローに見えた。 「あ、知ってるかもしれないけど私、斉藤由那!」 「え、あ、鈴木来夏、です。」 「突然だけど、友達!ならない?」 「とも、だち?」 「うん!またこんなことがあったら私が守ってあげる!」 親友 この日、最高に大好きな“ヒーロー”と出会うことができた。 _____ 初めてだったのでおかしいところあるかもしれませんが甘くみていただけると幸いです! 最後まで読んでくれてありがとうございました!! ではまたの機会に!
恋心の行き場
まさ兄の隣にいたのはいつも私だった。 なのに、どうして? 私の近所に住んでる9個上のまさ兄はもうすぐ結婚する。それを聞いた時、私は頭が真っ白になった。 あの笑った顔も、優しい顔も、困った顔も、全部私だけのものだと思ってた。 「まさ兄、結婚するの?」 「そうだよー」 「…どんな人なの??」 「んーまこみたいな子かな」 「えーわたしー?笑」 胸がギュッとなった。結婚相手のことを話すまさ兄の顔は今まで見たことないくらい幸せそうだった。 「まこも早く良い男の人見つけなよー?」 そんなこと、簡単に言わないでよ、私の気持ち何もわかってくれてない。 私はまさ兄の結婚式に出席しなかった。熱が出たって嘘ついた。 本当に最低だ。こんな自分大っ嫌い。 ピンポーン 「まこ!大丈夫か?」 インターホンの向こうでは、あの頃のような優しい顔でまさ兄が立っている。 もう優しくしないでよ、こんなのもっと好きになっちゃうじゃん。 「まこ泣いてる?」 私は無意識に涙を流していた。どうしよう、誤魔化さなきゃ。 「…ッッまさ兄、結婚おめでとうっ」 やっと言えた。これでいいんだ。これでみんな幸せになれる。 「ありがと」 「絶対、幸せになってね」 まさ兄が幸せなら私も幸せだから。 でも、まさ兄の薬指を直視できるようになるのはもう少し先かな、
白樺林での初恋
「ルルル~♪」 (あれ?この声、どこから聞こえるのだろう?) 僕は、海斗(かいと)。 今日は、休日で暇だったから、近所を散歩していた。そしたら、いつの間にか迷子になってしまった。ていうか、中2で迷子ってどういうことだよ()。今は、知らない白樺林の中にいる。多分、家の後ろの森に迷い込んだのだろう? 「あなたは誰?」 突然、真横から声がした。 顔を向けると、そこには女の子がいた。お姫様みたいなフリフリのワンピースを着ていて、長くてサラサラな髪の毛がそよ風にゆれた。 (可愛い//この子、誰だろう?) 「僕は、海斗。この近所に住んでるの。君は?」 「私は、詩(うた)よ。海斗くん、よろしくね。」 詩ちゃんが微笑んで、胸がきゅんとした。 (これは、恋なのか?僕、まだ恋をしたことがないから、分からないけれど...。) その後も、僕は詩ちゃんに会いに行った。詩ちゃんはいつも、白樺林の中にいて、必ずあの歌を歌っている。何の曲かは分からないが、聴くと心が癒される。 詩ちゃんと出会ってから1ケ月。 僕は、今日も白樺林に入って詩ちゃんに会いに行く。しかし、詩ちゃんの歌声は聞こえない。 心配しながら探すと、詩ちゃんは白樺の木の近くでうつむいて座り込んでいた。 「ごめんなさい、海斗くん。私、実はこの白樺林の妖精で、人間じゃないの。」 (え?どういうこと?頭がついていかない。理解できない――。) 「今日、私は、妖精の国に帰らないといけないの...!」 (つまり、もう詩ちゃんと会えないの?もう、あの歌声を聴けないの?) 僕は、悲しさと戸惑いで泣きそうになった。きっと、詩ちゃんも同じように苦しいだろう。いや、もっと苦しいのかもしれない。なのに、僕が泣いたら、詩ちゃんも泣いてしまうだろう。大好きな詩ちゃんを泣かせたくはない。 僕は、優しく微笑んでこう言った。 「詩ちゃん。僕は、君が好きだよ。さようなら、元気にしていてね――。」 最後の方はもう、ちゃんと言えていなかったかもしれない。でも、僕の想いは詩ちゃんに伝えられた。 「海斗くん。私も、海斗くんが好きだよ。さようなら...!」 詩ちゃんは、それだけ言うと、一粒の涙をこぼして、幾千もの光になって消えてしまった。 しかし、詩ちゃんは消えてしまったが、僕のこの想いは消えないだろう。 詩ちゃん。僕は、君が好きだよ。
とある女性の手記
私の気持ちは届かない。きっと、届いたって貴方は私を避けるでしょう?悪いやつだって。私は貴方のことか好きだけど、貴方は私を忌み嫌うもの。伝わらないよね。私が貴方に近づこうとすると、貴方は私を視界に入れないように、さっと目を伏せる。その顔もまた凛々しくて好きなのだけど。私が手を振ると、貴方は驚いた顔をして、いつもどこかに電話して、やっぱり目を伏せる。私が顔を出すと、目を背けてしまう。そして決まって、どこかに電話しては、「耐えられない」って弱音を吐く。全部私のせい。最近、貴方は気分が悪くって、休んでたよね。多分、それも私のせい。でもね?貴方が気づいてないだけで、私色んなことしてるんだよ?体調崩しちゃった時は薬もってきたりお粥作った時もあったね。私にとっては、貴方の驚いた顔を見る生活も悪くなかったけど、貴方にとっては辛いだろうし、私の想いはこれに書いたし、貴方はこれから、幸せな人生を歩んでね。私は、大人しく消えるよ。じゃぁね。 一般女性の幽霊より。
これは、200年間1人だった私が救われる物語
私は何百年も1人な女。昔は普通の人間で、友達も家族も先生もいた。けど、いつの間にか皆いなくなった。だからもう誰とも関わらないようにしてる。と言っても潰れかけの神社にいるからそもそも人と会わない。会っても、私には話しかけて来ない。視線すら交わらない。 筈だった…。まだ寒さが残る4月の初め、1人の高校生が来た。 『何しとん?』 『え…?』 ええ…誰?関西弁…。 『いや、30分ぐらい前から見とったけど全く動かんし何しとんかと思って。あと、うち霊感あんねん』 霊感今関係ないでしょ。馬鹿なの? 『別に…関係ないですよね?』 『冷たいなぁ』 そりゃそうでしょ。私は知らない人に笑顔を向けるような優しい人間じゃない。てか、なんでこんなとこいんのよ。 『何してるんですか?』 『うち3年後大学受験やねん。やから今のうちからげん担ぎ』 大学受験…? 『なにそれ…』 『え?!自分、大学受験知らんの?』 しょうがないじゃん。最後に人と喋ったの218年前だもん。 『ええな~』 『は?』 何が?耳聞こえないの? 『だって知らんって事はしてへんってことやろ?人より4年間も勉強時間短縮できんねんで?サイコーやん』 『確かに…。ってなんないから!!』 『ならんの?!』 なんであんたが驚いてんのよ。 なんか面白い子だなぁ 『でも、3年後の事をなんで今?』 『うちの親厳しいから。落ちたら何されるか分からへんし笑』 へー。大変そう。 『てか、人よりも勉強する時間短くしたいんなら大学行かなきゃいいじゃない。』 『うちの親社長やねん。社長の子供が高卒やったら面子たたんやろ?』 『…親が社長っていうのは親が貴方の人生を決めていい理由にはならないよ。だって貴方の人生は貴方が決めなきゃ意味無いんだから』 『…まーな。でも、ええねん。』 なんで、そんな自分の感情全部殺した様な表情で笑ってるの…? それからずっと神社に通ってくれて、私の話相手になってくれた人。馬鹿で能天気ですぐに人の事いじる人。でも本当は、友達思いで努力家で「助けて」って言えない弱い人。3年間しか一緒にいなかったけど218年この世界にいた私の、たった1人の親友だった人。 「ねえ、大学受験。成功した?」 返事はない。当たり前だ。この神社にはもう私しか居ない。私の親友、愛は高3年の冬、大学受験目前にして毎日来てくれていたのがパッタリと止んだ。最初は勉強の為に家に居るのだろうと思った。でもその日からどれだけ待っても、愛が現れることはなかった。1人は、馴れてる。200年間いつも1人だったから。 『かーえでっ』『楓~』『楓様~』『…楓』 …ああ。どんなに忘れようとしても、馴れてると言い聞かせても、記憶の中の愛は消えてくれない。ねえ、暇なんだけど。いい加減、姿を見せてよ…。 「楓ー!!!」 ほら、遂に幻聴まで… 「おひさ!!」 「…。~~~ッ!!!!!!!!!!!」 「あははっビビりすぎやろ笑笑笑」「そりゃそうでしょっ!!2年間も音沙汰無かった奴が急に目の前に現れたのよ?!」 「あははっごめんごめん笑」 「はぁ…。今まで何してたの?」 「んー?色々♡」 「呆れた…大学受験は?成功したの?」 「あーごめん。うち死んでる笑」 「へーそう。……はぁっ!?!?!?」 「ヘヘっ。ちょっとドジってさー。」 「あんたっ!!馬鹿じゃないっ!?」 「事故に巻き込まれて死んでもた」 軽ッ。てか事故ってドジじゃないでしょ! 「なんで死んでここに居る訳?」 「…その様子じゃ気付いてへん感じ?」 「何に?」 「楓ももうとっくに死んどんで?」 「へ…?」 「死んで、ここに居座っとうねん」 「い、意味分かんな…」 「楓は死んでる。今からちょうど220年前にな。」 「うぅ」 何、これ。頭割れそうなぐらい痛い! 『あんたのせいで…あんたさえ、生まれてこなければ!!!』 『待って!!お母さん!』 『お母さんって呼ぶな!!私はあんたの母親じゃない!!』 短刀を持った女性がこっちに走ってきた。そして、私の横腹を短刀が貫いた。 『ッな、んで?おかあ、さん』 ドサッ 『『『キャァッッーーー』』』 「…えで?」 「楓?」 「はぁっはぁ」 「大丈夫?」 「うん。…全部思い出した。」 「そっか。」 「私、お母さんに殺された。でも、なんで殺されたのか今だに分からない」 ほんとになんで?今だに分からないよ… 「殺人犯の気持ちなんていくら考えてもきっと分かんないよ」 確かに。でも、実の母親に殺されるのはやっぱり悲しいよ。 「これからどうする?」 「え?」 「ここにいてもしょうがないじゃん。楓がここに居たいって言うんならそうするけどさ」 「もう、疲れた…。楽になりたい。」 「そっか。ほんなら、成仏しよか!」 その日の夜、美しい桃色の光が天へ昇っていったそうだ。
フリージア
フリージア。昔兄に「咲はフリージアみたいだな」と言われたっけ。そんなことをおもいだしてもしょうがないのに。何でだろう。広い部屋にひとり、ただ考える。机に水滴が一粒落ちる。あわてて拭った。父は忙しく、いつも家にいない。母は付き合いが多く、めったに会えない。大好きな兄ももう家を出て東京で働いている。家にいるのはお手伝いさんだけ。庭の桜が窓から入ってくる。春だ。でも私は春が嫌い。植物も動物もみんな喜ぶけど、私には関係ないから。自分は悪いことをしていないのに。なぜいじめられるのだろう。ため息がもれる。昔は春が好きだった。そう、フリージアが咲く季節だから。なんで嫌いになったのかな。考えているとノックの音がした。お手伝いさんだ。お兄様から手紙です、と言われ、受け取る。白い封筒を開けると「咲へ。フリージアが咲く季節になったね。風邪は引いていないかな。実はフリージアを育ててたんだけど、とてもきれいに咲いていたからおしばなにしたよ。咲はあまりフリージアが好きじゃないみたいだね。きっと月の下でしか生きられないから弱々しいと思ったんだろう。でも、冬の寒さも乗り越えて咲く強い花なんだ。まるで咲みたいにね。咲も桜やバラに負けず頑張るんだよ。兄より」と会った。心があったかくなる。わたしをいじめるみんな弱い花を押しのけて咲く花なんだ。だったら、私はその中で強く生きよう。 少し春が好きになった。フリージアがまた好きになれた季節だから。
嘘か本当かどっちなの!?【恋愛小説】
やっほお(*・∀・*)ノ くれだよっ(o^∀^o) 短編小説初だから、温かい目で見てくれると嬉しい! ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 桜と、菫(すみれ)。私の漢字にはいってるはなだ。 この花畑、すごくきれい! あれ?誰?…紫音…? ねえ… 声をかけようとしたとき。 「桜菫さん?朝ですよ~」 目をあけると、先生の顔が目の前に見えた。クラスメートの笑い声。 何だ。夢だったんだ。 はい。、と返事をして、あの人のことをおもいうかべる。 その人とは… 『紫音』。 私、「花畑 桜菫(はなばた さみれ)」の初恋相手である「月夜野 紫音(つきよのしおん)」は、幼なじみだ。 紫音が夢に出てくるなんて… 私って本当に紫音が好きなんだな。 ピロン♪ 紫音から、LINEがきた。 『話あるから、みんな帰ったあと二人で帰ろう!いい?』 紫音と二人…、話? まあ、いいよね。てか、二人で帰れるなんてラッキーじゃん! 『OK!!』 帰りが、待ち遠しいな…。 ~帰り道~ 桜「話って?」 紫「…。」 そして紫音は顔を真っ赤にして、でも笑いながら言った。 紫「俺、桜菫のことすきだよっ♪」 え…? その言い方…、嘘? でも真っ赤だから本当? 桜「嘘か本当、どっちなの!?」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 下手でごめんなさい! アドバイスはいいけど、辛口はやめてほしいです! ばあい(><*)ノ~~~~~
【俺の人生が変わった日。】
「やりたいなら、やればいいじゃん!」 彼女の声が脳裏に響く。 「それで失敗しても、なにも恥ずかしくなくないっ?」 そう首をかしげて微笑む彼女は、今どこにいるのだろうか。 __逢いたいよ、乃愛。 // 「...課題忘れた、終わった...俺。」 昨日あんなに頑張ったのに、徹夜して調べて考えて、 やっと終わった...って喜んだのに。 「リュックに入れるの忘れてた...もう...最悪だ!!」 誰もいないはず朝の教室で俺は叫ぶ。 「最悪っ?なんかあった、時雨?」 「うわ、...誰だっけ?」 顔は見たことがある。 そりゃそうだ、同じクラスなんだから。 「うわぁ、ひど...。」 「ごめん、誰?」 「乃愛!ゆーすーらーのーあー!!!」 彼女は手を上下に振って訴える。 そうだ、梅桃乃愛、クラスのリーダー的な存在でクラス,,,いや、学年の人気者。 「あぁ、梅桃。」 「クラスメイト、いや人気者の名前くらい覚えてくれる??」 自分で「人気者」か。 彼女は自己肯定感が高すぎて、逆に人気があるのだ。 「んで、何が最悪なの?」 俺が感情をこめて事情を説明すると、 梅桃はお腹を押さえて笑いだした。 「そんなん気にするー?普通。」 「いや、気にするだろ、俺忘れること嫌いなのに。」 「よく言うわw」 彼女は「私の名前は忘れてたくせに。」と不機嫌そうにつぶやいた。 「...でも、失敗は恥ずかしいことじゃないじゃんっ!」 「ッ!!」 彼女、いや梅桃の笑顔は光輝いていて、俺は圧倒された。 心から言葉の通り思っているようで、偽りを感じられなかった。 ___それからだった。 俺が梅桃に特別な感情を持ったのは。 その日から毎日梅桃は俺に話しかけてきた。 休み時間も放課後も、授業中もたまに目が合ったり、 正直、すごく嬉しいと思っていた。 そんなある日、 「私、時雨に言いたいことあって。」 「?」 放課後屋上で突然言われた。 「私さ【星等】なんだよね。」 「、せいら?梅桃が?」 星等、というのは、500年に一度星から地上に舞い降りる... と言われている、簡単にいうと星の妖精みたいな存在だ。 「うん、だからお別れ言おうと思ってさっ!」 「えっ、お別れ??」 「そ!私、今夜星に帰るんだ、帰るっていうか戻る?」 俺は声がでなかった。 星等ってことも今日知ったのに、今日お別れなんて。 「だからっ、時雨だけには言っておきたかったんだっ!!」 声を大きくして笑う彼女の顔は、すこし濡れていた。 ___ 「梅桃...、もう行ったのかな。」 俺は茫然と空を見上げていた。 時刻は午後9時半。 「やりたいなら、やればいいじゃん!」 彼女の声が脳裏に響く。 「それで失敗しても、なにも恥ずかしくなくないっ?」 そう首をかしげて微笑む彼女は、今どこにいるのだろうか。 「あー!もう、考えたらっ、逢いたくなるじゃん。」 俺は、梅桃、...乃愛が好きだ。 大好きだった。 一生関わることは無いだろうと思っていたのに、 あの日を境に乃愛と話して、俺の人生が変わった。 「乃愛、...好きだったよッッ!!」 夜空に向かってそう叫んだ。 空には無数の星が光っていたが、 一つだけ、一番輝いていた星があった。 「あれだなっ、」 俺は緩く笑ってもう一度 「好きだよ。」 とつぶやいたあと、 そっとカーテンを閉じた。
屋上で、恋する私と
わたしは岡倉りあ。高校1年生。 そして今日は終業式。長い一学期がおわり、今日から夏休み。 ーー私には、同じクラスに好きな人がいる。伊藤湧生(いとうゆうせい)くん。伊藤くんは、クラスのなかでも頭がいいし、面白いし、性格がいいし、イケメンだから、男女問わず人気がある。 勉強を教えてくれたりして、ちょっとは期待してもいいのかな。 夏休みで会えなくなるのが嫌だから、今日、勇気をだして告白しようと思ってる。 きっと大丈夫、きっと大丈夫。 そういいきかせる。 「ねえ、伊藤くん、ちょっと話したいことがあって。屋上に来てくれない??」 私は上目遣いをしてしまう癖がある。ぶりっこっていわれるからやめようと思ってるけど、今上目遣いしちゃってたかな? 「あ、あぁ、岡倉さん。いいよ」 屋上へのドアをあけると、真っ青な空が広がっていた。まるで、「大丈夫だよ」って私を励ましてくれてるみたい。 「あのね、伊藤くんっ」 「ちょっとまって!!」 「へっ?」 な、なんか告白を中断されたんだけど、? 「俺、岡倉さんのことが、すきですっ!」 ーーーーーーえ? 「俺と付き合ってください!!」 「は、は、はいっ…!!よ、よろしく、!」 夏休みは、大好きな人と絶賛リア充になれるハッピー!
たんぽぽの綿毛
小さい時のある春の日。 散歩をしていると、道端に私より小さいたんぽぽが咲いていました。 真っ黄色で、イキイキしていました。 踏みつけられても、すぐに起き上がっていました。 次の日もまた、元気に咲いていました。 昨日から外にいたのかな。それなのにこんなに元気なんだな。 私と違って、小さくてもとても強いということがわかりました。 それからずっと、お出かけをするといつも目が合うようになりました。 私が手を振ると、振り替えしてくれているかのように風で揺れていました。 5月中旬、たんぽぽはしおしおになってぐったりしていました。 私はとても心配しました。 ご飯ちゃんと食べてるのかな。ぐっすり眠れてるのかな。 …そんな心配してる私の方が眠れませんでした。 次の日、とても心配だったので見に行きました。 するとそこには、黄色ではない…白いホワホワしたものがありました。 たんぽぽ、どうしたんだろう。やっぱり元気なくなっちゃったのかな。 色々考えていると、強い風が吹きました。 そうすると白いホワホワしたものは、空へ舞い上がりました。 なんだ、まだ空を飛べるほど元気なんだ。そう思って帰りました。 数日経ちました。 また見に行くと、そこにたんぽぽの姿はありませんでした。 消えちゃった。いなくなっちゃった。 泣きそうになりました。 ふと空を見上げると、あの白いホワホワしたものが飛んでいました。 ああ、そうだ。 たんぽぽはきっと、旅に出たんだ。新しい場所を探しに。 私だって旅したい時はあります。 ずっと同じ風景だと嫌になっちゃいます。 きっとたんぽぽも、空からの景色を見たかったのでしょう。 私は空に大きく手を振り、ばいばい、と言いました。 10年ほど経った今でも、そのことは鮮明に覚えています。 そして、春になると見かけるたんぽぽ。 今でも思います。 このたんぽぽはもしかしたら、あの時旅に出た たんぽぽなんじゃないかと。 そんなのわかるわけありません。 でももしかしたら本当にそうかもしれないじゃないですか。 だからいつも、たんぽぽを見かけたら手を振ります。 もし振り替えしてくれたら、そのたんぽぽはきっと、あの時のたんぽぽなのです。
あの夏の日。
あの夏の日、私は恋に落ちた。 汗が頬を伝う。 何もかも諦めた、あの夏。君は、夏の暑さに紛れた太陽のような人だった。 けれど、好きなんていえなくて、窓から見えるあなたをただ目で追っていただけ。 夏の暑さは当たり前のように、ジリジリと私を照らす。 「、、暑い。」 保健室は冷房が効いてるはずなのに、暑いのは太陽が私を照らすから。 ずるいよ、 「ひかるくん、、」 保健室登校の私の初恋は、あの夏の日に終わった。 彼女と歩く、ひかるくん。 太陽のように笑う君が、私に向くことなんて一生なかったけれど、ひかるくんのことが好きだったよ。 最後まで実ることのなかった、あの一夏の恋も幕が閉じ、私は夏休みに入るとともに、入院することになった。 もう、学校でひかるくんの姿を私は見ることができない。 「最後の日まで好きでした。」 ここからは解説。 彼女は、自分が長くないことは知っていたし、病弱な自分なんかが一緒にいたら迷惑なだけと思い、想いは伝えなかった。 そのまま、夏休みに入り、入院することに。 もう、ひかる君の姿を“私は”見れない。 余命はあと、二週間。 けれど、彼女は最後までひかるくんのことを愛しました。 愛ほど、人の心を突き動かすものはないのです。
走って、走って、走って
「よくやるじゃねえか、マイ!もう10本いけ!」 「はい!」 「そして、ほかの男ども!お前らは20本だ!」 「うぐっ・・・・はい!」 俺は山崎。陸上部に入部した1年生だ。 先輩たちは厳しくて、よく出来なければ20本、30本と増やされるしまつ。 筋肉痛が襲ってくる。 陸上部の中で1人女子でいる、マイ。 黒髪を後ろできつく束ねて、緑色のつり目が印象的な美人。 運動神経が抜群な様子で、先輩たちにはかわいがられてる。 ――もしかしたら、マイが可愛いから好かれてるだけかもだけど。 それはともかく、マイは部活の中でもよくやる。 筋肉の量も多く、体力も女よりあるはずの男子を上回っている。 走って、走って、走って。 マイは無限の体力を持っている。 ずっと走り続ける。 陸上大会ではまんまと優勝した。 俺は、この女に負けるものかと思った。 俺も走った。 走って、走って、走って。 そうしたら、マイはある日言った。 「山崎は、私に勝ちたいんでしょ。いいよ。やってみなさいよ」 挑発気味な言い方、ニヤニヤした表情、美しく光る瞳。 マイらしくてつい、ほほ笑んでしまった。 「うん。俺はお前みたいな女、ぶっ倒してやるよ。そして、次の陸上大会では、 お前を越してやるよ。半端ない体力のお前をな!」 そう返すと、彼女はくすっと笑い、俺の手をパンっとたたいて、黒髪をかき上げた。 「あんたは私のことがどんだけ好きなのよ。バレバレなんだけど」
何度も
「そんなことしてないよ!」 私は必死になって訴えた 「ううん!私、来夏ちゃんにされたもん!」 「…って言ってるけどまだ否定するの?」 「…」 「来夏ちゃん、私に心も体も傷つけてられたんだよ!!謝ってよ!」 「…ごめん、でも本当にやってない!っ」 「来夏は優しくて最高の友達だと思ってたよ。」 なんで?私、なにもやってないのに。 なんで?私の言うことを信じてくれないの、? なんで?なんで?なんで? 「来夏、私はずっと来夏の味方だよ。」 「…ありがとう。」 由那だって、言葉だけで本当はどう思ってるのかわからない。 もう、疲れちゃったよ。 「まって!!!来夏!!!」 ばいばい 「…またダメだったよ。」 そういって由那はまた眠りについた。 大好きな親友…来夏を救うために。 ______ 読んでくれてありがとうございました! 初めてだったのでおかしいところもあるかもしれませんが 楽しんでくれると幸いです!! そして、人は大切にしましょうね。 ではまたどこかで!!
人の視線が怖い人へ。
人の視線が怖い そう思い始めたのは、いつだったっけ。 私は、山崎瞳(やまざきひとみ)。 長い髪に、カチューシャを付けていて、赤みがかった目が特徴的だ。 私は最近、人の視線が怖いと感じるようになった。 原因は、おそらく、あの日。 あの日から、視線が怖くなったんだ。 あの日は、なんでか分からないけど、みんな、私の方を向いて笑ってた。 みんな、私の話を聞いてくれない。 次の日も。その次の日も。 何も、おかしいところなんて無いのに。 やっと、分かった。 これが、いじめというやつだ。 これが、なかま外れというやつだ。 あれから、みんなの視線が怖くなったんだ。 だから、私、引っ越して、今は 違うところに住んでる。 でも、まだ、視線が怖いの。まだ、学校に行けてないの。 突然、みんなとの縁が切れた。 それが怖かった。 でもね、私には、親友がいるの。 私が引っ越してからも、いろんなものを送ってくれて、 手紙もくれた。 私、学校、行ってみようかな。 そう思えた。 私が、次、通う学校には、不登校の子がいるんだって。 私とおなじ子がいるんだって。 「次は、私が、その子を、助けてあげなくちゃ。」 そう、思った。 おしまい。 作者{みう}・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ こんにちは。 みうです。 ぜひコメントください。
怪盗の一番大切なもの
私は歴史に残るであろう大怪盗だ。 私が若かった頃、多くの貴重品を世界各地から華麗に盗んだのだ。 私にはライバルがいてね、その怪盗も相当の腕前だった。いつも競い合っていたよ。 私が怪盗を辞めると彼に言った時、彼は驚きもしない様子で「そうか、幸せに生きろよ」とだけ言ってそれからはもう私たちは会わなくなってしまったんだ。 でも、彼が言った幸せというのはなかなか掴むのに時間がかかった。 なんてったって私は世界各地から追われている身だからね。安全に暮らせる場所があまりなかったんだ。 そんな僕にもやはり恋という感情が生まれてね。相手は僕と同じぐらいの歳で普通の人なんだけどその人の笑顔が私はとても好きでね。この人になら私の人生を捧げてもいいって思えるぐらい他人に善意を与える人だったんだ。 初めて彼女に会った時彼女はなんて言ったと思う? 彼女は「あら、どうしたの。私を盗みに来た怪盗さんかしら?」 といっていたね。そう、彼女は私の正体に気づいていたんだ。でも、彼女は怯える様子もなく、警察にも言うようでもなく、ただただ笑顔を私に向けてきたんだ。 私は世界から追われながらも彼女との会話を楽しんだんだ。なんと彼女は私の怪盗と言う人生話を面白そうに聞いていたんだ。その時の彼女の驚いた顔だったりとか悲しんだ顔ってのは彼女をもっと魅力的に見せるものの一つだったね。 しかし、何度も会っているうちに彼女はいつもの店にはこなくなった。そしていつもの席には手紙が置いてあったんだ。「世界に名を轟かす大怪盗よ。私は彼女を盗んだ。取り返したくば今まで盗んだ貴重品を世界中に返すんだな。もちろん、今まで迷惑をかけたという手紙つきでね。」 私はこの手紙があのライバルだと気づいたね。なぜそんなことをするのかわからなかったが 、私は世界各地から盗んだ貴重品を元の位置に戻して、世界から追われることもなくなった。 全て返し終わった時に目の前に彼女が現れたんだ。彼女は「ありがとう。私のために。」って私に抱きついてわんわん泣いていたよ。それからと言うもの世界から追われることもなくなったから彼女と世界をいっぱい旅をしたんだ。途中で私が盗んだ美術館にも行ったりしてね。何度も何度もデートをしたあと私は彼女にプロポーズをしたんだ。 彼女は「大怪盗さん、今度は私の笑顔まで盗むつもり?」そう子どもがいたずらをするような声の調子で言ったんだ。その時私のライバルがなぜ私に貴重品を返えさせたのかようやくわかった気がしたね。 そうして今、私の手元には一番大切な貴重品がある。そう、彼女の笑顔だよ。
君と、いれたら―。
「好きだ!!」 ドン、ドン、と鳴り響く花火の音。 あの日、君にこの言葉を言っていたらー。 まだ君と、一緒にいられたのだろうか。 クソッー。 終わったことを考えても、無駄なのは分かっているのに。 まだ諦められていない。 俺はサイテーだ。 「わたし、引っ越しちゃうんだ。」 あの日、君にそう言えたなら。 もう少し、一緒にいられたのかな。 今の学校だって楽しい。 でも、賢(けん)くん。君とまだ、一緒にいたいな。 後悔だけが、残ってしまった。 わたしの、バカー。 こうなってしまったきっかけは、あの、花火大会だー。 俺がさそった花火大会。 蒼桜(あお)ちゃんのことが好きだから、一緒に行きたくて。 ダメ元でさそったら、OKで。嬉しかったんだ。 人気者の君だから、先約がいるかと思ったのに。 神様がくれたチャンスだと思って、告白しようと決めたのに。 できずに、終わってんじゃねぇよ、バカ。 賢くんがさそってくれた花火大会。 賢くんと行きたかったから、誰にさそわれても断っていたんだ。 まさか、さそってくれるなんて思ってなかった。 すごく、嬉しくて、楽しみだった。 浴衣を着て、君のとなりを堂々と歩けるようになるんだ、と気合を入れていた。 まさか、花火大会の前日に、引っ越しが決まるなんて、思ってなかった。 本当、最悪ー。 当日、俺は、ずっと楽しかったよ。 君は、違ったのかな。 やっぱり俺じゃダメだったのかな。 君はずっと暗い表情だったよね。 楽しくなかった? 他の人と行きたかった? じゃあ、なんで。 そんなかわいい浴衣、着てくれたの? 教えてよ。 引っ越しが決まった。 賢くんと、親友と、みんなと。はなればなれになってしまうのが悲しかった。 この町が大好きだから。 ちゃんと、伝えなきゃと思った。 なのに、できなかった。 花火大会の日、ずっと、そのことばかり考えていた。 せっかくさそってくれたのに、楽しめなかった。 君がとなりにいるのに、君につりあう人になろうと思ったのに。 なんにもできなかった。 ごめんね、賢くんー。 未練たらたらじゃねぇか、俺は。 結局、蒼桜ちゃんに何1つできやしない。 でも、もし、今君に届けることができるなら。 俺は。 ダメダメなわたしだった。 でも、1つ君に言いたいよ。 届かないってわかってる。 でも、いつか、届くなら。 わたしは。 「蒼桜ちゃんと、また一緒に!」 「賢くんと、また一緒に!」 一緒に、いたいー。 あとがき 作者でーす! わたしの願望みたいなとこありますね(笑) 好きな人と花火大会行きたい! 告白されたい! っていうのを小説にしました。 最後のセリフは、2人同時に言ってる感じです。 それでは、また別の機会に会いましょう! バイバイ!
被り物
「なんか、香奈って変わったね」 そう、言われた。普通なら嫌な言葉だろうけど、私はうれしかった。 ――目標を達成できたから。 親が、私を叱る。 「なんでアンタはバカなの!?」「いなくなれ」「役立たず」「消えろ」 「こんなの、うちの子じゃない」「さよなら」「二度と来るな」 私は、自分が特別バカな人だと思っていなかったのに、 その時初めて、自分はバカな人間なのだと、 思った。 運動も、勉強も、人一倍頑張っていたし、友達だってたくさんいた。 家事だって、たくさん手伝った。 でも私はダメなのだと分かった。 だから、私は被り物を被ることにした。 偽物の自分を作り上げた。 ずっと笑って、涙もこらえて、怒られないように生活をする。 部活もやめて、学校が終わったとたんに走って帰る。 休日も、家事、家事、家事。 そうしたら、親がほめてくれるようになった。 「叱ってきた価値があったわね」「役に立つ娘だ」「これからもよろしく」 「部活やるよりこっちの方がずっと良いだろ?ええ?」「前のバカはどこに行ったのかしら?」 私は、大人になるまでこれで生きていこうと思った。 大人になった。 私は、女優になった。 才能があったようで、1年後には大きな映画のオーディションで、主演を勝ち取った。 その映画の主人公は、本当に、中学時代の私と全く同じの性格、生活。 私は一生懸命演じた。 あの頃の私とそっくりになるように。 今の私は、昔の私とは違う。 とても、自由で、好きなことだできる。 まさに、これが私の「幸せ」だ。
「ありがとう」って伝えたい
カサカサ… 気が揺れる。 ピィッピイッ 鳥が鳴く。 そんなのどかな毎日。 「喋れないんだ。じゃあバイバイだね!」 そう言ってニコッと笑う女の子。 やだっ、行かないでっ! 記憶に鮮やかに残る。 こんなの思い出したくもないのに… 私の手放したもの___。 「はーい。今日は転校生が居まーす!」 先生が元気にいう。 喋れない私にとってはすごく過酷。 転校生は私からすると敵だし。 「入ってきて~」 先生がそう言って手招きするとドアがガラガラと音が立てて開く。 「転校生の青崎蒼斗さんです。仲良くしてね。席は一ノ瀬さんの隣で!」 先生はそう言うと蒼斗さんの背中を軽く押す。 私の隣… 「よろしくね。一ノ瀬さん!ニコッ」 蒼斗さんはそう言うと眩しいくらいに笑った。 「 (*- -)(*_ _)ペコッ」 それに比べて私は喋らず、失礼すぎる。 ほんと…どうにかしたい。 私は本当に喋れない。 この人生で一度も喋ったことがない。 だからいつも人に嫌われる。 喋らないから友達になれない。 喋れないから嫌われる。 そんな正論が突き刺さる。 もう、、、本当に、、、 「ノ瀬さん…一ノ瀬さん!」 隣から呼ばれてハッと顔を上げる。 「大丈夫?ずっと顔をうずくめてたけど…」 蒼斗さんが私の顔を覗き込む。 嬉しいけど、私は遥かに驚きが勝っている。 なぜ、、、喋らない私を親切に、、、? そんな疑惑が頭を走る。 「一ノ瀬さん?本当に大丈夫?」 考えすぎて蒼斗さんを見ていなかった。 私は混乱で適当にお辞儀をした。 放課後の教室はガランとしている。 誰もいなく、とっても静か。 私はこの環境が大好き___なはずなのに。 なぜか今日は安心できない。 原因はわかっている。 蒼斗さんだ。 蒼斗さんはなぜ、私を親切にしてくれたのか。 そんな人は1人もいなかった。 みんな、「頑張ってね。」 としか言わない。手伝ってくれない。無視する。 そうだったのに。 初めてだ。他人に親切にされたの。 今、私はこの一言が言いたい。 『ありがとう』 これだけで_____。 「何やってるの?」 後ろから呼ばれてバッと振り向く。 蒼斗さんだ。 「…っ」 私が混乱であたふたしていると。 カタンと音を立て、蒼斗さんは私の隣の席に座った。 「忘れ物したから取りに戻ったら、一ノ瀬さんがうずくまってたんだよ?何かあったでしょ?」 蒼斗さんがいたずらっぽくニッと笑う。 やっぱり、蒼斗さんにはお見通しだな。 やっぱり、なんとしてでも言いたい。 何としてでも…っ! 「ありがとう…」 私の口が開く。 その一瞬、時が止まったようだった。 私の口から、、、言葉が? 私は驚きすぎて固まる。 でも、驚いている人がもう1人。 蒼斗さんだ。 青砥さんは驚き、目を見張ってる。 「今、、なんて、、、」 蒼斗さんが言葉を漏らす。 私は嬉しくて蒼斗さんに抱きつき、言った。 「ありがとう」