短編小説の相談いちらん
短編小説
みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。
とある私が見た夢のお話
ホラー要素を含みます 私:はぁ…?どこここ。 目覚めると、知らない町の知らない道路の真ん中に倒れていた。 町はなぜかモノクロで、空だけが夕暮れ時のようなオレンジ色に染まっている。 車にでも轢かれたらまずいと思い、直ぐ様歩道に駆け出した。 私:マジ知らんてここ……てかド田舎やし。 私の住んでいる地域も田んぼが多いだいぶ田舎だが、ここは田舎なんてレベルじゃないほど田舎だ。 家の数より田んぼの数のほうが圧倒的に多い。 そして道路も歩道も狭い。コンビニもない。 ワンチャン!と思い来ていたパーカーのポケットやズボンのポケットを探った。 スマホもなかった。 連絡手段がなくなった。 どうすりゃいいものかと、とりあえず歩きだしてみることにした。 私:… しばらく歩くと違和感を覚えた。 車もバイクも、人も、 ここまで歩いてきて、1つも見ていない。 いや、田舎なのはわかる。 でもこんなに何も通らないことってある? てか人くらいはいるだろ、田舎でも。 私:うわ…なんですかこれ、ドッキリですか。それとも私、死ぬんですかこれ。ねぇ。 私:まだクリアしてないよあのゲーム。家に帰らせろぉ!!! 1人虚しく、1つだけ色づく空に叫ぶ。 まぁ返事なんて返ってくるわけないのだが。 またしばらく歩くと、1つだけスーパーが見えた。 私:おっ、こんな田舎でもスーパーはあるんだ。え、てかデカくね?広くねあのスーパー。 コンビニはないくせに大きなスーパーはある。 これも変な話だが、私は興味を持った。 少し近づく。 スーパーを正面から見てみた。 スーパーの入口のところって、だいたいガラス張りじゃん? でも、そのガラス張りのところに、雑にたくさんのポスターが貼られていた。 中を隠すように。 私:うわぁ……待って、待て待て待て。めっちゃ入りたくない恐怖しかない。 私:えぐ、え、どうしよこれマジで。えっえっえっ、マジで死ぬの私? そんな事を言いつつも、何故か体はスーパーの方へ向かっていた。 スーパーの中へ、入ってしまった。 入った瞬間、絶望した。 「あ、これガチで死ぬやつだ」と。 スーパーの中は、真っ暗で何もなかった。 レジも、商品も、商品棚も、冷凍食品やアイスが入れてある冷凍庫も。 たまにある、スーパーの中に入ってるパン屋さんとかも。 本当に、何もなかった。 あるとするなら、壁と天井と床。 あと、避難経路の緑の明かりだけ。 そして、後ろではバタンと扉の閉まる音。 驚いて振り向く。 そして扉に駆け寄り、扉を乱暴に動かす。 開かない。扉が開かない。 さっきまで開いてたのに。 ここに入るのに使ったのに。 誰だ?誰かが鍵を閉めたとしか思えない。 私:うっわ…最悪。終わった、詰んだ。人生詰んだ。 私:あぁぁぁぁ…… 言葉にならない弱々しい叫びを上げる。 私:いや、動かないと。怖いけど動かないと出れない。 私:あ、そうだ避難経路。絶対あそこ裏口みたいな感じになってるはず。 私:そこから出れたら嬉しいけど。まぁそこも閉められてたら終わる… 私:いやまだ希望はある。 私:絶対脱出してやる。 そう意気込み、壁に手を付けながら奥へ、奥へと進んでみる。 恐怖によるメンタルの疲労と、道路からスーパーまで歩いてきた体力の疲労で段々と疲れが現れるようになった。 少し止まり、左の方。つまり壁じゃない方を見る。 何かが光っている。 避難経路の蛍光灯じゃない何かが。 怖かった。でもなぜかそちらの方に足が動いた。 近くまで行くと、ウィーン、と機械音がした。 私:はッ…!? もう、何百年か先の未来からきたんじゃないかっていう変な人形のロボットがいた。 そいつは私の方に全速力で走ってくる。 待って待って待って!!! ガチで死ぬって!!! そう思いきた道を戻ると、なぜか入口の扉は開いていた。 そこから外へ飛び出す。 スーパーからは出れないんじゃね?と思い後ろを振り向く。 すぐそこまで来ていた。 私はロボットの鉄でできた拳で、頭を右から殴られた。 そこで目が覚めた。 これは、とある日の、むいの夢の話です。
空蝉の秘密基地
「なあヒロト、秘密基地行こうぜ」 真っ白な作文ノートとにらめっこをしているタイリクが言った。 「…なんだよ、それよりお前宿題が先だろ。あと一週間だぞ」 「いや、まだ一週間あるんだぜ!いけるだろ!」 「そんなんだからいつも先生に注意されてんだよ、お前どこまで楽観的なの」 「お前こそ進捗はどうなんだよ?」 「…あと数学の問題集だけ。」 「なんだよ~、お前だって終わってねぇじゃん!終わってないやつに注意なんかされたくねぇし!!」 「…はいはい。」 「タイリクくん、お菓子あるわよ。食べる?」 ドア越しに、いつもより高い母の声がする。 「えー!!いいんすか!?あざぁーす!!」 タイリクは飛び上がってドアを開け、袋菓子を受け取った。 「母さん、それ俺が買ったやつなんだけど?」 「いいじゃない、タイリクくんと一緒に食べなさい!」 「なははは!ヒロトごちそうさまでーす!!」 「はぁー最悪…」 「なぁー、ヒロト」 「…何」 「お前いつまでしかめっ面してんだよ。そんなにお菓子独り占めしたかったのか?」 …俺、しかめっ面、してたのか…… 「いや。なんでも」 「…もしかして、またアキモトのことか」 「……」 「そうだよな、今日、15日だもんな。思い出さないわけねぇよな」 「…別に。」 数分の沈黙。タイリクの顔はいつにも増して真剣だった。 「なぁ、ヒロト。」 「…しつこいよ。何」 「やっぱり、秘密基地行こうよ。二人であいつの抜け殻探しに、一緒にさ」 「今更そんなことできない。だし、今日は一日中勉強会って、お前が決めたんだろ」 「今日じゃなくてもいい。夏休みが終わる前に行かなきゃ、アキモトとの約束はどうしたんだよ」 「約束なんてどうでもいいよ。今は宿題が先だ、一緒に終わらせるって決まりだろ」 「…お前さ!!昔っからそういうとこ、ほんっとに変わんねぇよな!!」 立ち上がったタイリクが怒鳴った。 「俺たちの約束とか、秘密とか、一つも守んねぇし!いっつも宿題だの決まりだの、 なんだよ、友達よりルールかよ!!」 「…当たり前だろ!俺はお前らみてぇに能天気になる暇はねぇし、秘密基地とか…もう中学生だぞ! まだそんなガキみたいなことしたがってんのかよ!」 「もういい!お前とはもう口きかねぇ!一人でずっとアキモトのこと抱えて苦しんでろよ!!」 「ほっとけよ!!お前だって昔からそういうめんどくさいとこ変わってねぇくせに!!」 タイリクは、鼻息を荒くしながら荷物を片付け始めた。 「…もういい、帰る」 「好きにしろよ」 タイリクの「お世話になりました」という声を遠く聞きながら、シャーペンを強めに握った。 「ヒロト、あんたタイリク君と喧嘩したでしょ!聞こえてたわよ!?」 「…頼むから一人にさせてくれよ」 机の中にはまだ、あの時のセミの抜け殻が残っている。三人で交わした約束の証。 引き出しから抜け殻を出して少し眺めた後、 俺はそれを指で粉々につぶした。 八月十五日、アキモトは秘密基地で亡くなった。
死ぬ前の約束
「…え?」 「うわw最上の机汚えなw」 「ほんとにw」 私は最上ひなた中学2年生だ。クラスの一軍女子、飯田媛香にいじめを受けている。今日は机に落書き。”死ね”とか”消えろ”とか描いてある。 最初は落書きくらいだった。でも、ある日 「美桜ちゃん体操服知らない?」 私の体操服は、泥水の入ったバケツの中で見つかった。 なんでそんな事するの?…ああ、何で気付かなかったんだろう。 私のことか嫌いだから、私が生きてる意味ないから…だよね。 遺書とか無いし、サヨナラも言えてないけど もう辛いよ…、いっそのこと死ねば…楽になれるよね。 私は屋上のフェンスを登り始めた。 カンカンカンカンッ 「はあ、はあ、はあ…(間に合えっ)」バンッ 「お姉ちゃん!!」 あれ?小夜…?どうしたの何でここに? ガシッ 小夜の手が自殺しようとしていた私の体を地面へ引き寄せる。 「…え?」私と小夜の体が地面へ激しく激突する。 「痛っ…小夜?何でここn…」 パシンッ 小夜が私を打った。 「ばかぁ…!!一人で抱え込まないでって言ったのに!何で…何で…」 「ごめんね小夜。心配させて…」 「うん…でもこれからは私に全部相談して。自殺もしないで」 小夜の顔がどんどん穏やかになっていく 「「約束ね!」」
君への最初で最後の手紙
元気?もう3年も会ってないね。君は私のこと覚えてるのかなぁ。急に手紙を出してごめんね。どうしても伝えたいことがあって。LINEじゃだめな話。私ね、今幸せじゃないんだ。仕事仲間にも避けられて新しくできた彼氏には暴力ふるわれて、親とも連絡とれなくて。それで君に会いたくなっちゃった。私ね君と別れてから気づいた。君が一番私のことを大事にしてくれるんだって。君しか私のことをわかってくれないんだって。だからね、もう一回私にチャンスがほしい。これが伝えたくて手紙を書いたんだ。でも君はきっと断るよね。わかってるよ。7年付き合ってたんだから。でね、私ひらめいたの。一緒になれば良いんだって。一緒に●ねば一緒にいられるんじゃないかって。一緒に地獄に行こう?君とじゃなきゃ行きたくない。だって君のことを一番恨んでいるから。まさか忘れてないよね。別れて1年ぐらいかなぁ。君、私のこと階段から突き落としたよね。あれはびっくりしたよ。気づいてないかもしれないけどあの時から私は君に取り憑いているんだよ。ずっと離れないように… この時をずっと待ってた。迎えに行くね。今すぐに…!ーーーend どうでしたかね。下手くそなくせに長くなってしまってごめんなさい。初めてかいたので感想かいてくれれば嬉しいです!
わたしには関係ない
今日は雨の日。 雨の日って、なんかネガティブになっちゃうよね。 そんなどうでもいいことを日記に書いていると 「雨の日って髪ぼさぼさなるからやだーっ」 急に後ろから大声がした。 透き通るような、でもよく通る声。 まぎれもない、クラスの一軍女子、はるかの声だった。 「ねぇゆいかぁ、何書いてん____」 はるかがわたしに声をかけたのと同時に、チャイムが鳴った。 はるかは少し不機嫌になりつつも、席に着いた。 それと同時に、わたしの後ろの席にあおいさんが着席する。 _そう、わたしの後ろの席はあおいさんの席なのに、はるかが勝手に使っているのだ。 でも、でもさ、そんなのわたしに関係ないし、 第一、あおいさんがなんも言ってないからさ、気にしてないんだよ。きっと。 だから、わたしをそんな目で見ないでよ。 助けを求める目で見ないで、あおいさん。 後ろから痛いほど視線を感じる。 まるでわたしが悪いみたいじゃないか。 そう、はるかが全部悪いんだ。これははるかとあおいさんの問題。 授業もまともに聞けないまま、学校が終わった。 放課後は日記の続きを書いていて、いつの間にかみんなの部活も終わっていたらしい。 施錠の放送を聞きわたしは荷物を持って靴を履き替える 今日は雨の日。わたしは靴箱の近くに置いてある傘立てから傘をとろうとする。 「あれ、おかしいな……」 傘立てには、少しだけ濡れている傘が二本あった。 「少ししか濡れてないから、朝差してきたのかな?」 濡れてないので安心して傘の名前を見ると。 『早野 あおい』 の文字。嫌な予感がした。 雨の日だからかな。こう、ネガティブな考えに至ってしまうのは。 冷静になろうとしてもわたしの心臓と足は動きを止めず、 必死になって走っていると、気づいた時には屋上に立っていた。 運がいいのか悪いのか、施錠されているはずなのに、なぜか開いている。 屋上のフェンスのすぐ近くに、人影が見える。 つい、こう叫んでしまった。 「あおいさん!!やめてっ!!!」 しかし、現実というのは小説のようにうまくはいかない。 「なんなの、今まで見て見ぬふりをしていたくせに」 「全部全部、今更なんだよっ!」 「何もしなかったくせに、私が飛び降りようとしたらいい子ぶってんじゃねぇよ!」 「しかも、『ゆいかさんには関係ない』でしょ?」 あおいさんはそう言って涙を流しながら静かに笑った。 あぁ、確かにそうだ。その通りだ。 全部全部「わたしには関係ない」のだから。 でも、人間は一生偽善者なのだ。 偽善者であるわたしは、 「わたしには関係ない」はずなのに涙を流しながら あおいさんの方に走った。もう間に合わないと思いつつも。 必死になってあおいさんの方に走ると、 あおいさんは顔をぐちゃぐちゃにしながら泣き出した。 「なんで、」 わたしがあおいさんの手首をつかむ。 すると、あおいさんはその場に膝から崩れ落ちて泣いた。 「なんでそんなに必死になってんの」 「気持ち悪い、」 不思議と、その言葉はわたしには刺さらなかった。 近くを通った先生に事情徴収をされ、わたしたちは各々帰った。 次の日、不貞腐れた顔をしたはるかと一緒にあおいさんに謝った。 どうやら、はるかは席の横取り以外にも教科書や上靴隠しなどをしていたらしい。 わたしは本当に反省して、「わたしには関係ない」という考えはなくなった。 ボランティアも積極的にやるようになった。 はるかは、おそらく反省していない。 つぎはゆりさんにちょっかいを出して、席を横取りしだして____ あれ?他人事のように語っているが、 わたしは本当に変わったのだろうか?ますます表面だけの偽善者に近づいているような_ ゆりさんを今助ければ、 いや、でも「わたしには関係な_______________ _______________________ こんにちは、!ゆのです、!! 小説初めてなので大目に見てもらえると嬉しいです( 後味悪い系書いてみたかったんです() 感想お待ちしております、! では__
はかない
20xx年 ドイツ,ベルリン郊外 人工知能の開発が進み、AIを人間が自由に扱えるようになった頃、AIは暴走し始めた。実体化し、人を襲うようになった。そんなAIにもはや理性などなく、自我を持った人工知能として全人類が恐れる存在となる。 この騒動を鎮めようと開発者たちは奮闘した。そうするなかで、莫大な資産をつかってしまったし、環境への影響も大きかった。 プログラムでAIをおさえようとした。が、AIにとってプログラムは単なる助言にすぎなかった。 AIに毒をもった。AIは無傷だったのに加え、人間にとっても有害な毒が気体となって世界中に広がり、生き物の健康状態は悪化した。 銃やナイフで粉々にしてしまおうとした。暴れ狂うAIに近づくことはむずかしかったし、遠くからだと弾も刃もとどかなかった。 「無理だよ。諦めよう。こうしてるあいだにもどんどん人が死んでるし、私たちもいつか死ぬ」 「なんでこんなしょうもないことで死ななきゃいけないの? 嫌なんだけど」 「ばかばかしい。てか世間もなんでここまで騒いでんの? こういう事件、むかしにもあったんでしょ?」 「そんな軽々しく言わないで。AIと毒で私の身近な人死んでってるんだけど。殺される、怖い」 「ここまできてて、なんで開発者はずっと黙ってるわけ? ほんと、まともな人いないね」 「人間だけじゃなくてほかの生き物たちが死んでってるの、本当に申し訳ない。謝りたい」 「悪くなんかないよ。てかAI発明した人だれ? 責任とってほしいぐらいだわ」 人々の怒りは募り、それが人間対AIの戦争を勃発させた。激戦の末、人間は敗戦。 人間はがれきのなかを彷徨い、路頭に迷い、たたかうことの意味を探し求めながら死んでいった。 本来人間の暮らしを快適なものにするはずだったAIが、人間自身が、人類を滅亡させたのだ。 どうだったでしょうか……!? 歴史が繰り返すって、たぶんこういうことなんでしょうね。 思いつきの文章ではあるんですけど、感想とかアドバイスあったら書いて教えてくれると嬉しいです。
無くしたもの
最近、何かを無くしたような気がするの。 だから、昔と今を比べてみようと思うんだ。 もしよかったら、一緒に比べよう? 昔は、 「アイちゃんってまつげ長くてかわい~!」 「アイちゃんの服かわいい!」 「アイちゃん頭いいね。勉強おしえて?」 そんな言葉を毎日聞いていた。 毎日が幸せ。 そう思っていた。 でも今は、 「服派手すぎwww」 「顔がおばさんみたい!」 「調子に乗ってる。」 そんなことしか聞かなくなった。 昔は、あんなに自信持ってかわいい服着てたのに。 あんなに笑ってなのに。 今は、人前に出ることがこわい。 ああ。 わかった。 私が無くしたものは、 ――自信―― なんだ...
宙
ある一人の少女がいた。少女はいつも一人だった。いじめられたり、けなされたりはしなくても、いつも寂しかった。 少女は宙が好きだった。寂しくなっても、宙に広がる青、雲、星を見ると心が落ち着いた。 ある日、少女は学校の学習で美術館に行った。少女はみんなの後ろをゆっくりと歩き、作品を鑑賞していた。 作品もそろそろ終わりというところで、少女は目を見開き、そこから動けなくなってしまった。そこにはまぶしく光る一つの星と、真っ黒な宙が壁一面に描かれていた。少女がその絵を見て数秒後、少女は急に白い星の光に包まれた。少女は驚き目をつぶった。そしてその光が収まり、おそるおそる目を開けると、そこにはさっきの絵と同じような光景に包まれていた。そして、そこには数えきれないほどの絵の具が置いてあった。少女は自然とその絵の具を使い、星を描いていった。時には上手くかけずにいやになって、星をぐちゃぐちゃにしてしまったり、絵の具を飛び散らしたりしてしまうことはあったが、それも一つの星として輝いていた。 そして、少女は休憩しようと息を少し吐き、辺りを見渡した。そこには無数の星があった。少女は目を奪われた。すると、少女は黒い円に包まれた。 。 。 。 。 ちょこっと解説(? ぐちゃぐちゃになった星→流れ星 飛び散った絵の具→流星群 黒い円→ブラックホール 少女→アダムとイブのお母さん お父さんはホワイトホールから来た
私の恋
私の名前は、青山一花(あおやまいちか)。中学1年生。私には好きな人がいる。それは、同じクラスの矢上優希(やがみゆうき)くんだ。 優希くんは勉強もスポーツも完璧と言っても過言ではない。それに今、隣の席だ。話しかけるタイミングはいくらでもあるのに、恥ずかしくてなかなか話しかけられない。そんな日々が続いた。 ある日、いつものように学校に来て靴箱を見ると、 「ん?」 何かが入っていた。取り出してみると、一枚の小さな紙だった。 「なんだろう?」 と思いながら紙を開いてみると…… 「話したいことがあります。放課後、屋上で待ってます。 矢上優希」 「えっ?!矢上優希って私の好きな人じゃん!」 その日はずっとワクワクしていた。でも隣の席なので気まずかった。 ーーー 放課後… 私は緊張しながらも屋上に向かった。 屋上のドアを開けると… 「待ってたよ」 そこには優希くんがいた。 「どうしたの?」 と私が聞くと、 「俺、一花さんのことが好きです。」 と優希くんが言った。 私は恥ずかしさのあまり顔が赤くなってしまった。でも今が「好き」と言うチャンスだ!緊張しながらも…… 「私も、優希くんのことが好きでした。」 言えた!ようやく気持ちを伝えられた! 優希くんは笑顔だった。私も笑顔だった。 「これからよろしくね。」 「うん!」 これから、私と優希くんとの生活が始まる…… ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー どうでしたか?初めて恋愛小説を書いたので下手かもしれませんが最後まで読んでみてください! 私もこんな恋をしてみたいな! では!
幸せ
天川乙葉(あまかわおとは) 私は天川乙葉。私には、友達がいない。 小さい頃に、親友の凜を亡くした。 原因は、車のよそ見運転。凜は、私の事を向かってくる車からかばって死んだ。 凜は、本当に優しい子だった。 本当に、なんで、私じゃなかったんだろう? もう、私は人と話すのが憂鬱だ。 凜ほど人の心が理解できる子はいないだろう。 私は幸せになっちゃいけない。凜がなるべきだったんだから。 瑞羽凜(みずはねりん) あぁ。乙葉。なんで?幸せになってよ。 乙葉。あなたは悪くないじゃない。 私の分まで幸せになってよ!乙葉! 私は雲の上から、乙葉に訴える。 乙葉。お願い。 でも、その願いが乙葉に伝わることは無い。
いじめ
いじめた側はすぐ忘れるけど、いじめられた側はいじめられた記憶を一生忘れることはない。 これは、本当なのだろう でも [ない]は違う 本当は、[できない]んだ いじめの記憶は、忘れることができない 相談したくても、怖くてできない 言い返したくても、そんな勇気は出ない 逆らったら、もっといじめられる どうしてだろう 皆同じ人間なのに、皆同じ地球に暮らしてるのに いじめることができるのは、どうしてだろう それはきっと、人間の[本能]だから 気に入らなかったら、平気で怒鳴る 無視する 殴る 仲間はずれにする 皆、[次は自分]になるのが嫌だから、見て見ぬふりをする それは、いじめっ子と同じ 悪口を言わなければ、いじめにはならない 殴らなければ、いじめにはならない 無視しなければ、いじめにはならない 違う [本人が傷ついてる時点で、それはいじめ] 何がいじめで何がいじめじゃないと考える人がいるから、いじめはなくならないのだろう いじめをなくすために、何ができる? いじめられている子を助けることからだろう 助けたら、自分もいじめられそうで怖い? 1人で立ち向かえなんて、誰が言った 大人数で立ち向かえば、違うかもしれない いじめっ子達よりも多い人数で立ち向かえば、いじめられてる子を助けることができるかもしれない いじめを止めるのに必要なのは、 [勇気]と[行動力] [やめなよ!いじめなんて良くないよ!] [そうだよ!その子が傷ついてるじゃん!] いじめっ子に、そう言える人達を増やしたい そして、いじめをこの世からなくしたい 時間はかかるかもしれない でも、いじめを止めるために行動して損は絶対にない もし、言い返してもいじめを止められなかったとしても いじめを止めるために行動できた自分に、誇りを持ってほしい いじめが、この世からなくなるように
幼馴染
久しぶりの学校はなんだかつまらなかった。暫く学校を休んでいたから、授業にもついていけない。友だちの会話にも。 お弁当を食べていたとき、ふと、佐恵子ちゃんが「知ってる?」と声を顰めた。 「原田と瀬野さん、付き合ったんだよ」 「えっ? そうなの?」 びっくりして思わずお箸を落としそうになる。俊が瀬野さんと喋るところなんて殆ど見たことがなかった。 「知らなかったかー、幼馴染だし知ってると思ったんだけどな。風邪で休んでたとき、原田がプリント届けてたでしょ。喋らなかった?」 「うん。お礼言うぐらい」 瀬野さんはお洒落だし可愛い。このクラスの一軍女子だ。密かに思いを寄せている男子も多かったから、俊が瀬野さんと付き合ったのは悔しかっただろう。 「でもあたし、美香と付き合うと思ってたのに。まさか瀬野さんなんてね。気持ちはわからなくもないけど。原田、美香のこと好きだと思ってた」 佐恵子ちゃんが取り繕うように言ってくれる。私は苦笑した。 「あたし、別にあいつのことどうとも思ってないよ。ただの幼馴染だもん」 なのに、この気持ちはなんなんだろう。 その日の帰り道、俊が声を掛けてきた。 「プリント、ありがと」 お礼を言って、適当な話で場を埋める。俊の様子はどこかおかしかった。なんだか、私に遠慮しているような。 「ねえ、あのさ」 言わないほうがいいのかもしれない。でも、聞かずにはいられなかった。 「俊って瀬野さんと付き合ってるんだね。おめでとう。可愛いし、いいじゃん」 俊が気まずそうに頷く。今日は俊の誕生日だった。鞄の中に入っている包みが、今は鬱陶しく思える。話題を変えようとする俊に苛々とした。 「瀬野さんと帰れば? なんであたしと帰んの? いるじゃん、あそこに」 もうどうでもよくなって、角を曲がろうとする瀬野さんに顔を向ける。 「いや、でもさ、あの……」 しどろもどろになる俊に怒りが爆発した。鞄の中から包みを取り出す。そのままおめでとうって渡せばよかった。でも私はそうしなかった。包装用紙を破って、中身をすぐ横に流れている川に放った。それから用紙を俊に投げつける。 「大っ嫌い! さっさと行ってきなさいよ、馬鹿! もう二度と話しかけないで!」 呆然とする俊の横をすり抜けて私は駆け出した。 その次の日、俊は私に話しかけようとしてきた。私は無視を決め込む。そんな日が続いた。 あれから一週間が経った。 「なあ、美香!」 俊が走ってくる。 「部活じゃないの?」 するりと言葉が出た。 「いや、抜けてきた」 俊は勢いよく頭を下げる。 「すみませんでした」 そう言って、あの日私が捨てたはずの誕生日プレゼントを取り出した。 「あの、オレにとって美香は、妹っつーか、手のかかるやつだけど、だから、甘えてたのかもしれない。……瀬野とは別れてきた。泣かれて、もうとりあえず、土下座して謝った。許してもらえたかはわかんないけど」 「俊……」 馬鹿、ほんと馬鹿。瀬野さんの気持ちも考えられないし、ほんとに……。 でも俊って、そんなやつだっけ? そんなに行動力あったっけ? 「あの、オレ、美香と、恋愛とかそういうのじゃなくて、ふつうに、元みたいに戻りたくて……ふつうの幼馴染のままに。土下座しろっていうなら土下座する。だから……」 周りくどい告白に笑ってしまう。 「ほんっと……やっぱり馬鹿だよ」 俊はやっぱり、一番の幼馴染。
親友ってなんだろう
ーーーーーーーーこれは私が体験した事実である。 私のクラスは学校1の問題クラス。 スクールカーストがある私達のクラスは本当に窮屈だ。 2軍の真ん中の私は低くも無く高くも無い微妙な存在。 このクラスは1軍女子の勝手なルールと基準によって動いている。 毎日の喧嘩は当たり前。 人を裏切るなんて当たり前。 悪口を言って、人をいじめるなんて当たり前。 この世界を一部の人で完結されるなら別に構わない。 でも関係無い人まで巻き込まないでほしい。 これは2軍そして3軍の願いだった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー この勝手な基準の中で最も私が嫌なのは「人を裏切るのは当たり前」ということだ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 一時期、私はクラスの中心の女子1人とよく一緒にいた。 好きでも無く、嫌いでも無い。 でも少し傲慢で自分の世界観を勝手に人に押し付けていた。 ある日突然クラスが真っ二つになった。 クラスの1軍が仲間割れしたのだった。 でも、完全に片方のグループは悪くなかった。 だからクラスのほとんどはその悪くないグループへ入っていった。 私も入りたかった。 だが、目の前で門が閉ざされた。 だって、、、 後ろから声がした。 「私達、親友だよね!」 クラスの傲慢な一軍女子だった。 そう。 その傲慢な一軍女子こそ仲間割れを引き起こした「悪い方のグループ」のリーダーだ。 それから毎日辛かった。 自分が望んだ道では無いのに、みんなから睨まれ恨まれる。 そして、傲慢な一軍女子の唯一の仲間になって。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 1週間経ち、睨まれ恨まれる日々に慣れてきた。 どんなに睨まれても一応常に1軍の親友は居てくれる。 少しだけポジティブに捉えられるようになった。 でも、、、、 このクラスは「裏切るのは当たり前」。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー みんなも分かっただろう。 私はまんまと裏切られたのだ。 いつの間にか「親友」は仲直りし、片方のグループに入っていった。 クラス全員から私だけ睨まれ恨まれる。 親友ってなんだろう、、、 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 今 私は少しメンタルを立て直し新たな道を生きている。 クラスのみんなは私を睨み恨む事をつまらないと思ったのか自然に消えた。 しばらくは、親友の意味を見失って人を信用できなくなった。 でも、そんな私を助けてくれた今の「親友」がいる。 その親友は隣のクラスの友達だった。 私が心がボロボロでも仲良くしようとしてくれる。 「そんな最低な奴と関わる必要無い。頑張った」って言ってくれる。 「大好き」と聞いたことがないくらい素敵な言葉で心を温めてくれる。 今なら思う。 親友とはどんな事も受け止めてくれる。 親友とはお互いの心を温めてくれる。 あの頃の私に言ってあげたい。 そんな、1人の事しか考えられない人は親友じゃ無いって。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 私のように何かにぶつかって悩んで。 心が立ち直れないくらいボロボロになったら次の言葉を思い出してほしい。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 自分が思う「正解」に辿り着くのには時間がかかる。 辿り着けずに途中で倒れて動けなくなる時もある。 でも、それの何が悪いと思う? 辛くて、苦しくて、悲しいのなら道に転がって倒れれば良い。 自分の気持ちが落ち着いたら進めば良い。 そこでスタート地点に戻って諦めても良い。 道は無限にあるはずだから。 自分の納得のゆく道で進めば良い。 今はまだ無理と思ったら辞めてごらん。 どんなに難しい問題も意外に簡単な道もあるかも知れない。 私は疲れて苦しくて立ち止まって考えた。 そうしたら、別の道もあるなって思えた。 だから、スタート地点でのんびり止まった。 正解という名の虹は自然にかかるよ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 最後まで読んで頂きありがとうございました。 これを読んでくれた人にこの文章が少しでも何かを変えるきっかけになってくれたら 嬉しいです。
そっくりな双子(ホラー)
俺は天月龍雅(りゅうが)。俺には双子の弟、稜雅(りょうが)がいる。俺たちは顔も性格もめっちゃそっくりだ。そして、今日も一緒に登校する。 すると、「おはよう!!龍雅、稜雅!」 親友の幼なじみ、乖離(かいり)だ。 俺も、稜雅も、乖離もクラスは違う。 だから、「じゃあな!」今日もそうやってそれぞれのクラスに入る。 それが、1か月前までの日常だった。 でも、今は俺と稜雅は別々に登校してるし、乖離は話しかけてこなくなった。 原因は、稜雅。稜雅の様子がまるっきり変わってしまったんだ。 俺は、クラスでなにか起きたのだろうか??誰かと喧嘩したのだろうか?? そう、考えていた。 でもある日、 「なぁ、龍雅。俺さ、もう限界かも。」 は?突然なんだよ?? 「稜雅?何言って??」 俺は直感で感じた。イジメ。と。 「大丈夫だよ。稜雅。どうしたの??俺はいつでもお前の味方だよ?」 「ありがとう。そう言って貰えると、少し、殺りやすくなるよ」 「え?どういうこと??」 その時、稜雅が取り出したものは、、、 3日後 久しぶりに龍雅の姿が見えた。 でも、その素振りは、、、、本当に龍雅?? そして、稜雅の姿は消えた。。
死骸
もういつのことだったか忘れてしまった夏の光景。蝉は耳を貫くように鳴き、空気はどろりとしていて生温い。ふと足元を見てみれば、蟻や蠅などの虫がたかった蝉の死骸があった。しゃがんでそれをまじまじと見てみると、小虫どものうごめきが視界を支配した。真っ黒でもぞもぞと動く生き物の塊。吐きたくなる程に気分が悪くなる光景だが何故か目を離すことができない。そこから動けずにじっと死骸を見ていると、こちらへと虫どもが足を進めてきた。嫌だ。来るな。逃げようとしても足を動かすことができない。黒いうごめきが足の先に達するか達しないかの所で目が覚めた。 最近はいつもこうだ。見た事があるような夏の夢を見る。その夢の中では必ずと言っていい程に虫のたかった蝉の死骸が出てくる。虫たちは蝉をひとしきり貪った後、こちらへと向かってくる。これだけでも十分不快だが、日に日に虫たちはこちらへ向かうスピードを速めているように感じる。私はいつかあの蝉の死骸のように貪られてしまうのだろうか。この夢を見るようになってから、そんな不安がずっと頭の中でぐるぐるとしている。もうどうにかなってしまいそうで、意味もなく外へと飛び出した。 何かに導かれたかのように辿り着いた場所はどことなく夢で見た光景と似ていた。もしかするとと思い、足元を見る。やはりだ。そこには虫のたかった蝉の死骸があった。背中に変に冷たい汗が伝った。今すぐにでも逃げたい気持ちになったが、身体が勝手に動き、しゃがんだ体勢になった。嫌だ。喰われたくない。そう思っても身体は言う事を聞いてくれない。そうしているうちに虫たちはこちらへと向かってきた。いやだ。やめてくれ。動くものがつま先に乗り上げてくる感触を感じた瞬間、ぞわ、と身震いがした。もうどうすることもできない。諦めたと同時に景色が急に変わる。ここは・・・自室の布団の上だ。先程の出来事は全部夢だったのか?もう何が何だか分からなくなった。どれが現実なんだ。戻してくれ。もういやだ。そんな私を嘲笑うかのように蝉が鳴いていた。
最高の舞台に登れる人は
私が通う高校は少々特殊だ。 まず、オンラインである。 次に、選択教科が沢山あること。 最後に。 うちの学校は、部活が異様に多い。 先生はどんな部活も同好会も許すし、そもそもうちには生徒も多いからだ。 中には、変なのもある。 その筆頭、オリンピック部 なんだか、惹かれる。 『各種オリンピックに参加する皆さんへ。 うちは対策講座ではありません。 ただ、他には言えない愚痴を語り合ったり、作業しながら雑談したり、と言ったゆるーい部です。 ここでしかできない、世界を目指す友達を作りませんか。』 “世界を目指す” その言葉を見て、私は決めた。 ー 初日。 Linkから会議に参加。 「あっ、新入生の子?よろ。」 「ほらほらみんな、先輩しよ?僕は副部長の九条三輪。やってるのはBMX。」 「俺は長谷川玲央。物理。」 「私も物理。長谷川玲奈。」 なに物理って何。 「うちの部はスポーツ以外のオリンピックの人もいるからさ。」 今日いる部員は私以外にこの3人だけ。部長さんはいないらしい。 私も自己紹介しよ。 「片瀬舞です。ブレイキンやってます。宜しくお願いします。」 ちょっと驚かれた。 ブレイキンは新しいからかな。 「じゃ、雑談しよ。初日だし、とりま皆の競技のこと話そ」 「なら俺から。物理はなーー」 玲央君からは中々シビアな物理の話を聞いた。有名ではないというだけで、物理だって、競技だ。 彼も、私と同じ、選手、だ。 「ごめん、遅れた。」 途中参加の女の子。 「新入生か。よろ。」 軽っ。とりあえず自己紹介。まったく同じことを言う。 「私は部長、五木雫。競技は数学と情報…プログラムって言うべきか。」 ツッコミたい。 2つも競技してるの? きっと、この人は天才だ。 「そう、なんだ。」 としか言えない。 「ごめん、驚いたよね。」 まぁ。 でも。 「尊敬します!」 ー その”尊敬“は、軽々しくて。 私はまだ、彼女を知らなかった。 絶望を味わうまでは。 それは、鉄の味がした。 ー 彼女が今、唯一の頼れる人。 「部長。」 入部して数か月。 私のオリンピックは終わった。 負けてない。 でも。 「私、怪我しました。」 「どこ。治る?」 大丈夫か、とは聞かない彼女の優しさ。 「肩、全治3か月です。」 本選で負った怪我。そのせいで戦いすらできなかった。 4年に一度なのに。 頑張ってきたのに。 全部、無くなった。 なくなった。 亡くなった。 「治るなら、よかった。」 なにそれ。 「結果、見なかったんですか?これ、オリンピックですよ?」 「次がある。取り返しはつく。」 「それに3か月のブランクなんて。取り返し、つく訳無いです。無理です。」 分かってよ。 先輩。 悲しいの。つらいの。 ブランクは命取り、わかるよね、同業者。 選手なんでしょ。仲間でしょ。 同情してよ。 慰めてよ。 優しく、してよ。 「だったらどうするの。辞めるの?」 「…」 仕方がない、かもしれない。 「貴女はその程度なの?」 やめて。 傷つけないで。 「違う。貴女は大衆とは違う。」 「そりゃ私は。」 “できる”ので。 「できる、じゃないでしょ。」 じゃあなに。 「“選んだ”ってことだよ」 「貴女は、諦めなかった!原点を、夢を、みんなみたいに、大人になったなんて言い訳せずに!現実見るって逃げずに!」 そう、だ。 幼い頃の夢。 金メダル。 「優劣を知って、限界に気付いて。」 すごいひとを見て。 「でも私は、貴女は、選んだの!夢を、茨を、努力を、そして、それ以外を捨てる覚悟を。」 何が何でも、やってやる。 あの日自分に言い聞かせた言葉。 「なんて言われても、周りの一般的な幸福を見ても、」 リア充を見た日も。 ブレイキンを遊びだと言われても。 「選んだんだ、競技を。選び続けてきたんだ、今日まで。」 私は思うんだ。 私は、私の舞台で幸せになるって。 勝つんだって。 「何があっても、私は諦めない。他みたいになりたくない。普通を言い訳にしたくない。だって、私は、私たちは、」 スマホから届く激情。 その熱は、私の中にもあった。 否、これからもあり続ける。 「これが、大好きだから。」 惹かれ、焦がれ、挫け。 選択し、鍛錬し、輝く。 その過程さえも好きで。 狂おしいほどに、その光を欲する。 怪我も、他人も、私たちの邪魔はできない。 ー 「先輩、やっぱり大好きです。」 「よかった、思い出してくれて。」 何が、とは言わない。
青春
『私は河合あんず。13歳の中一だよ。 最近友達が、好きな人がいるとか、ときめいたとか言ってるけど私にはよくわからない。そもそも恋愛感情ってどんなものなんだろ。友達に聞いてもやっぱりいまいちわからない。キラキラして見えるとか、とくん。ってなるとか。どういうことなの。私はいつか「コイ」ってやつをするのかな。』 ~とある夏の日~ この後体育か! 暑いのに持久走は最悪!とか話しながら私は外に向かう。にしてもほんとに暑いな。暑さのせいでばて気味だし。、 じめじめ考えてたらもう持久走スタートだ。列の真ん中へんで友達と一緒に走る。タッタッタ、、、やっと2周目だ。すごく疲れた。 あれ、、なんか視界がゆがむ。足がふらふらしてきた。ヤバいと思う間もなく私の意識が飛んだ。 【オレ、櫻井柊翔。12歳の中一。 実は、、、ちょっとした悩みがある。最近あるクラスメイトの女子を目で追ってしまう。その子がやけにキラキラして見えるんだ。なぜかその子だけ。その子の笑顔を見ると顔が熱くなる。もしかして、もしかすると、これって、、、「こい」とかいうやつなのか?!いやでも、、、あ~!よくわかんね!】 ~とある夏の日~ 体育持久走だってよ。 だりィ! オレは友達と一緒に外へ向かっている。やっぱそうだよな。わざわざこんな日に持久走はだりィよ。心の中で同意する。そのまま談笑してたらもうスタート。普段は列の前のほうで走るけど暑くて気力も出ず、真ん中へんでゆっくりついていく。案外疲れず、もう少しペース上げるかな、って考えながら2周目に入ったとき。キラキラして見えるあの女子が倒れたのが見えた。どっと冷や汗をかく。おもわず駆け寄って抱きかかえ、保健室へと連れて行った。とても心配だ。目を覚ますまでここにいよう。 あんずSIDE あれ、、、ここは、、、保健室? ああ。私倒れたんだ。 え、そういえばなんで保健室にいるんだっけ。だめだ。頭痛い 【アッ!河合さん!目覚めた!良かった!ほんと良かった!体調大丈夫?】 クラスメイトの櫻井くんだ。話したこともない私のことを、心配してくれていたんだ。素直にうれしい。やさしさに触れ、心があったかくなって、櫻井くんがキラキラして見えた。とくん。キラキラ?とくん?ああ。これが。晴れの日のような気持になった。 『もしかして、運んでくれた?ありがとう。櫻井くんのおかげでらくになった。』自然に頬が緩んだ。 柊翔SIDE 河合さん目覚めてよかった。思った以上にほっとしている。 不意に河合さんを見たら目が合った。河合さんは微笑みながら「ありがとう」と言ってくれた。「櫻井くんのおかげ」とも。河合さんのキラキラがより一層増した。とくん。いままであいまいだった気持ちが 今、はっきりした。 あんず&柊翔 『【 君のことが、、、】』 かぶった。 数秒間をおいて。どちらからともなく笑い出した。この空間が心地いい。 『さっきの続き…』【オレから言わせて!】 どきん。どきん。一秒がとても長く感じられる。 柊翔が意を決する。そして口にした言葉。 【君が好き】 『わたしも』 二人の頬が淡いピンクに染まる。 二人の初恋。 この夏は「青」空のように澄んだ、「春」のようにあたたかい 忘れられないものになる
あの詐欺のせいで……
佐藤利家、僕たちは幸せな家族だ。2歳の娘と5歳の息子もいる。生活も充実している。しかしあの詐欺のせいで家族は崩壊した。さかのぼること1年前、ある一本の電話がかかってきた。内容は電気代が安くなりますよ!というものだった。僕たちは書類にサインした。佐藤春香「これで更に生活しやすくなるわね」利家「ああそうだなこの子たちのためにも節約しないと」この判断が間違っていた。ある日請求書が送られてきたその額はなんと六千万!利家「な、なんなんだこの請求書は!」家族は崩壊した2年後佐藤一家はこの世を去った。 あとがき 初めて書きました!どうだったでしょうかちょっと悲しい物語を書いてみました。バイバイ