短編小説の相談いちらん
短編小説
みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。
ゴミ箱・面白いかもしれない話・・面白くないかもしれない話・
どーもどーもk.wです!短編小説初投稿です!下手ですけどよろしくお願いします それではスタート! ーフードコートにてー 悠)ごちそうさまでしたー。ごみすてよ。プラスチック、燃えるゴミ…ってあれ?燃えるゴミって様子おかしくない? 燃えるゴミたち)うおぉぉぉ!燃えるぅー燃えるぞぉー! 悠)ゴミたちもえてるし!燃えるってそゆこと!?じゃあ、燃えないゴミは?って冷めるゴミってかいてある!? 冷めるゴミたち)ふっ。燃えるゴミたち、燃えすぎよね。私たちはこんなに冷めてるのに。 悠)なんじゃこりゃーーー!おかしいでしょどー見てもおかしいわ! 悠)わっ!…ユ、メ?夢? ーendー ○。あとがき。○ アドバイス、感想、よろしくお願いします! くだらない短編小説を最後まで読んでくれて、ありがとうございました! じゃ、またキズなんで☆みんなにサチアレ!
短冊小説 屋上で告白
彼らは、屋上に上がって、夜空を見上げた。 彼女は、そっと手を握って、彼に向かって微笑んだ。 「あなたと一緒にいる時間は、本当に幸せです。私たちは、もう少し深い関係になれると思いますか?」 彼は、彼女の目を見つめて、深呼吸をした。 「私もあなたと一緒にいることがとても幸せです。あなたと一緒にいたいと思っています。私たちは、もっと近くになりたいと思っています。」 彼女は、彼にキスをした。そして、彼女は彼に言った。「あなたと一緒にいることが、私の幸せです。」 彼は、彼女を抱きしめて、彼女の髪を撫でた。 「私たちは、ずっと一緒にいたいと思っています。あなたが私の人生に来たことは、本当に幸せなことです。」 彼らは、夜空を見上げて、幸せな気持ちで、愛を誓った。 最後まで読んでくれてありがとう! 感想を教えてね
【短編小説】タイムスリップ
ある日俺は、タイムスリップする能力を手に入れた。タイムスリップといっても、具体的には時間を巻き戻す、といったところだ。 そして、日常生活ではもちろん大活躍した。元々追われていた身なのもあり、確実に撤くルートを何百回もの巻き戻しで覚えた。しかし、その疲労は、言葉では表せない物だった。 そして10年後・・・ 「ああ…やっと時効だ…。」 どーも、シロです!最後まで読んでくれてありがとう^_^短編小説は初めて書いたので、アドバイスなどお願いします! さて、語り部は誰だったのかな? それじゃ、バイバイ!
私は歌うことが好きだった
ナツミはライブの日を迎えていた。 「よおし、頑張るぞ~!」 気合いの号令をすると、バンドのチームが「おー!!!!」と力強く返した。 13歳で歌手デビューしたナツミはその後、 ヤヨイ、ウナ、ライト、キヨシ、アツロウとバンドを組み、 さらに腕を上げていったナツミは、16歳の今でもこのメンバーで活躍している。 ステージに立ったナツミは、ギターのウナにウインクであいずを送った。 ギターの音色が大胆に響く。 そのあと、ほかの楽器も加わり、そして、ナツミの出番が来た。 マイクを構え、歌いだそうとした。 その瞬間、ナツミの視界が大きく揺れた。 気づくと病院の天井を見ていた。 キヨシが言うには、ライブ中に倒れ、そのまま救急車に運ばれ、ライブはほかの5人で何とか やったらしい。 「お前、2週間も寝てたんだ」 医者によると、ナツミはがんだった。入院しよう、これでは歌手も無理だろうとはっきり言われた。 ―そんな。私のたった一つの才能だと思ってたのに。 悲しみに暮れながら1年がたったある日、ナツミは退院することになった。 手術でよくなった、と言われた。 でも、歌手は無理よと母に言われたが、ナツミはカラオケに行き、マイクを再び手に取った。 歌ったのはバンドが最初に作曲した歌。 歌いながらナツミは泣いた。 ―ああ、私は歌うことが好きだったんだな。 ナツミは再びバンドに戻りたい、と思っって、メンバーにLINEを送った。 『あたし、また歌いたい』と。
蘭くんと獅子くん
ボクはランチュウの蘭くん。 つい昨日ここにきた。 ココはキンギョ屋さん。 和金などキンギョをはじめ、フナ、コイ、メダカもいる大きいお店だ。 ここのオーナーは金原さん。 優しい女の人だ。 『蘭くん』も金原さんがつけた名前だ。 「おはよう!蘭くん!今日は新しいお友達がやってきたよ!」 やあ金原さん! 新しいお友達楽しみだな! 早く見せて! 「今から入れるよ!気をつけてね!」 わーいわーい早くぅ。 ジャボン。 元気に入ってきたのはかなり立派なオランダ獅子頭。 5㎝の僕より1㎝くらい大きい。 「この子はオランダ獅子頭の『獅子くん』よ!」 獅子くん!カッコイイ名前! 見た目もいい獅子くんは、早速僕に話しかけてきてくれた。 「やあ!はじめまして。ボクは獅子くん!よろしく」 「こんにちは!ボクは蘭くん!」 ボクは獅子くんがカッコよく見えてきた。 翌朝。 いつものように金原さんがエサを持って来てくれた。 ボクは獅子くんの浮いているエサを生まれて初めてみた。 獅子くんも沈む餌を見るのは生まれて初めてのようだ。 (じーーーーーーーーーーーー。) こんな感じで朝ごはんが終わった。 だが。 11時くらいだろうか。 獅子くんをずっと見てるお客さんがいた。 え。まさか。 ボクはわざとお客さんの目に留まるような動きをしてみた。 踊るように泳いでみたり、頭を下にしてみたり。 でもお客さんは獅子くんだけ見てる。 朝ごはんのとき僕らがしたように。 ついにお客さんは金原さんにいった。 「このランチュウください!」 ええええええええええええええええ! 獅子くんじゃないんだ! 見てたのは獅子くんなのに。 どうして。 金原さんがアミを持ってきた。 「じゃあね獅子くん。」 「じゃあね蘭くん。」 ボクはあっけなくアミに捕まった。 トラックに入れられた。 水槽に入れられた。 獅子くんがいない。 でも、獅子くんも同じ気持ちだろう。 獅子くんも辛いと思う。 だから、ボクはこの飼い主さんのもとでいい子にして、寿命を全うするまで生きようかな。 ボクの心には、希望の光がさした。 きっと大丈夫。 獅子くん、ボクは大丈夫だから。 心配しないでね。 【終わり】 コメントお願いします!
繋ぐ左手
妹の左手を引いて歩く。 休日の、ショッピングモールだった。 俺の妹はもう七歳で、両親から可愛がられながら育っている。 そんな両親が見失うくらいなのだから、この妹はなかなかおてんばだ。もちろんそういうところが、俺にとっても両親にとっても可愛いのだろうけど。 危なっかしくて、ついつい助けてしまう。 その活発さで両親を笑わせて、ときどき変なことを言って両親を泣かせる、そんな妹だった。 「迷子になるなって言ってるじゃん、お父さんもお母さんも心配してるんだから」 俺の言葉に、妹はその唇をとがらせる。 「迷子じゃないよ。お兄ちゃんがいるよ」 「俺のことは数に入れなくていいから」 強情な妹だ。そんなだから両親を泣かせているというのに。 「お兄ちゃんは、お父さんとお母さんのいるところ知ってるんでしょ?」 「…まあね」 だから連れて行っているのだ、両親を心配させてはいけないから。 妹の手は、やわらかくて温かくて、小さい。七つ年齢が違うぶん、俺も大きくなっているのだから当然だった。 「お父さんとお母さんのところに着いても、俺のことは秘密にしといて」 妹の左手が俺の右手にきゅっと力を入れる。熱がこもる。 「なんで」 「なんでも。あ、ほら、あそこ」 必死に娘を探す両親が、目の前を横切ろうとしている。 おとうさん、おかあさん。 妹が大きな声を出した。何事かと周囲の視線が集まる、両親もこちらを向く。 俺の声では彼らに届かないことを、妹は知っている。 知っているくせ、お兄ちゃんがと彼らへ話し出すのは良くないと思う。 安心に表情を緩ませて足を進める両親の顔が見えた。 「ほら、行ってきな」 手を離すと、妹は俺を見た。おにいちゃんは、とその口が動く。 俺は首を横に振った。 この世のものでない俺に、それは許されないだろう。 妹を助けるくらいはいいとしても、それ以上干渉することは。 妹の生まれる二年前にこの世を去った俺が、再び家族に交ざることは。 生きている俺を妹は知らなくて、今の俺を両親は知らない。それでいいと思う。 「俺のことは、お父さんとお母さんには秘密」 わざわざ口に出して、俺を思い出した両親を泣かせる必要などないのだ。 俺のぶんまで妹が大切にされるだけで充分だと、思うから。 妹は俺の存在が分かっている、それだけで。 小さな娘を見つけた両親は嬉しそうだった。 母親が妹と手を繋ごうとしている。それは直前まで俺の握っていた手だった。 自身の娘の左手をそっと掴んで母親は、もう反対側、右手も触る。 左手あついね、どうしたの。本当だ、左手だけ。 不思議そうな顔の父親と母親から交互に手を触られて、妹は少し恥ずかしそうにした。 それは直前まで、俺の、握っていた手だった。
最初で最後の恋人はもういない
『好きです、付き合ってください』 「…ごめん、好きな人、いるんだ。」 私は、いつになればあなたと離れることができるのだろう。 私には恋人がいた。 あまり学校に行けなくて、久々に登校した日。 唯一話しかけてくれたのが、あなただった。 この前転校してきたばっかなんだ、よろしくね! なんて、笑顔でこちらを見つめるから。 私は、最初で最後の恋をした。 あなたはよく一緒にお弁当を食べてくれた。 移動教室の時、いつも一緒に移動した。 帰路が全く違うのに、いつも私の家の近くまで一緒に歩いてくれた。 私はクラスで浮かれている。 よく私がミスをすると、みんな私に目を向け、クスクス笑う。 それでも、あなたは私とずっと一緒にいてくれた。 そんなあなたに、私はずっと恋をしていたの。 「…好きです」 『……え?』 「…あなたが、好き」 「だから、付き合って欲しい」 「…っ、ごめんね、気持ち悪いよね、こんなの」 『…いいよ、』 『付き合お。』 「…ほんと?」 『うん、ほんと。』 あなたの誕生日に私は生まれて初めて告白して、恋人ができた。 それからは私の人生が大きく変わったんだ。 一緒に手を繋いで帰って、一緒にお揃いのキーホルダーを買って、時間があればいつも電話をしていた。 毎日が幸せだった。 あなたと出会えて良かったって心から思ったの。 「…好きだよ」 『どうしたの急に』 「言いたくなったんだ。」 『そっか。』 『じゃ、もう今日は寝るね。』 「…うん、おやすみ。」 その言葉を最後に、電話を切る。 明日は、あなたの好きなポニーテールにするね。 次の日。 心做しか、あなたが少し体調が悪そうに見えたの。 大丈夫? って聞いても、 全然大丈夫! 気にしないで。 なんて言うから。 その日のあなたのお弁当は、少なかった。 それだけで足りるの? 全然足りる! 最近ダイエットしてるんだ!! そういえば、最近帰りにコンビニでアイス買ってこ! なんて言われなくなった。 私、意外と楽しくて好きだったんだよ。 放課後。 先生に呼ばれてるから、先に帰ってていいよ。 いいよ、全然待つよ。 …ごめん、本当に先に帰って欲しい。 …分かった。 そう言われて、渋々1人で帰ることにした。 最後に1人で帰ったのは、いつぶりだろう。 ずっとあなたと一緒に帰っていたから、覚えてないや。 ふと校舎を振り返る。 屋上に、誰かがいる。 「…まって、うそ」 フェンスを越えて立っていたのは、あなただった。 急いで校舎に戻り、屋上まで全力で階段を登る。 お願い、間に合って。 今までにない速さで屋上に着き、大きな音を立てながらドアを開ける。 びっくりしてこちらを振り向いたあなたは、顔が真っ青で、冷や汗が大量に出ていた。 「…何してるの?」 『…見ればわかるでしょ』 「…、うん、わかる。 早くこっち来て。 一緒に帰ろう? 悩みなんていくらでも聞くからさ。」 そう言っても一向にこっちに来ないあなたに、私は動揺を隠せない。 心臓の音が耳に響く。 『…いじめられてたんだ。』 「……え、?」 『やっぱり、“私たち”、付き合うべきじゃなかった。』 『女の子同士が付き合うなんて、ってたくさん言われた。』 『私、あなたが幸せならなんでもいいと思ってた。 もちろん私もあなたのこと大好き。』 『…でも、もう耐えられないや。』 ごめんね、大好き。 雲ひとつない青空の下、私は静かに涙を零した。
底知れない神の強さ
僕の一族は代々特殊能力を持ち、神にいじめられてきた。 僕はまだいじめられた事がないのだが、 いじめられた者たちは神を憤慨し倒そうとしている。 そんなある日神の巫女が現れた。 巫女を利用して神を倒すべく僕に任務が与えられた。 それは巫女と接触する事。 何回も葉月家の門を叩くが入れさせてもらえず。 夜、月を背にして下を見下ろす。 すると背筋が急にゾワっとした。辺りを見回しても誰もいない。 恐怖だけが募る。鼓動がはやくなり、吐き気がさした。 なんとか堪えるが、限界がきた。 、、、もうだめだ。吐く、、。 そう思った瞬間吐き気がひいた。 なぜだろう。もしかしたらこれが神のいたずら? そう思うと神にいじめられてきた人達の苦悩がよくわかる。 僕は一夜にして神の強さと底知れない怖さを知った。
また、会う日まで
私には、生まれた病院も、保育園も、幼稚園も、小学校も一緒の親友がいる。…いや、「いた」と言った方が正しいか。 その親友は、中学校の入学式の前に亡くなってしまったからだ。入学式直前に亡くなるなんて、小説とかでよくあるパターンだ。私は、こんな事しか頭に浮かばなかった。親友の葬儀でも泣けなかった。親友が死んだら、絶対泣くと思っていたのに。 なのに、私は………泣けなかったんだ… 親友の葬儀があった夜、私はスマホを壊した。…自分でも、バカだと思う。 なぜ壊したかって?親友が亡くなった原因は、私だからだ。私が、歩きスマホをしていて、そこにトラックがやってきて。 ああ、異世界転生でもすんのかな…って、呑気なことばっか考えてた。親友が私を守って、トラックのまえに飛び出すまでは。 私も重傷を負った。でも、親友がクッションになって、死ななかった。 …親友は、笑ってた。私を心配させないようにって。私が罪の意識に苛まれないようにって。 ごめんなさい、私の大切な親友。あと…ごめんね、パパとママ。私、親友に謝りに行ってくる。天国に行けるかどうかは、分かんないけど…。 今日も、娘がいない朝を迎える。無造作に、テレビをつける。 ニュースキャスターの声。 「これは、自殺した中学生の◯◯さんの日記です。」 俺は、テレビを消した。
星の名は智子
小学四年生の時、お母さんは がん になった。手術を受けて、寝たきりになった。命をのばす抗がん剤治療。その副作用で髪の毛はおち、体も弱っていた。 その頃の私は自分のことしか考えない、親不孝な子供で、日頃のストレスを寝たきりのお母さんにぶつけていた。あの時のことを後悔している、ずっと… 中学3年生、私はある動画にであった。がんのお母さんが死んだ話、死んだ母からの手紙……私は号泣した。それと同時に思うことがあった。口喧嘩をして、いなくなれ。と思うことがあった…なんで、そんなこと思ってしまったのだろう。こんな母でごめんね。と、母は言うけど、私こそ、こんな子供でごめん。母さんががんになって悪いことばかりじゃなかったよ。喧嘩も楽しいことも私にとっては宝物。たくさん学べた、ありがとう。 母さん、死なないで、いなくならないで、ずっと一緒にいたい…まだまだ行きたいところたくさんあった…なのに…なんでいなくなっちゃったの?また名前を呼んでよ……また笑ってよ……また…私を抱きしめてよ…… 幸せすぎる お母さんがよく口にした言葉。この言葉を聞く度に心がいたんだ。自分が辛くても私たち家族を見ると、貴方は幸せそうだった。家族のために貴方は生きることに必死だった。私が抱き締めると、とっても嬉しそうだった。私は貴方の子供で幸せでした。貴方は宇宙一のお母さんです。今までありがとう、貴方の子供にしてくれてありがとう。 お母さんが死んだ夜、私は空を見上げた。たくさんの星があった。その中で人一倍輝く星を見つけた。 なんていう星だろう…。 私はその星に、お母さんの名前をつけた。人一倍に輝いていたから、見失わない星だったから、、ずっと…一緒にいられる気がしたから。 どうか空から見守っていて下さい。
絵が簡単にバズる方法
私は高校2年生のカノン 絵を描くことが大好き。今も部屋で絵を描いている。 でも最近悩みがある…全て、あいつのせい あいつを恨むようになったのは、約2週間前 ________________ 「今日からお世話になります。タカダ ユリです。絵を描くことが好きです。よろしくお願いします!」 転校生が来た。私は、へ~、としか思ってなかったが、皆の反応は 「めちゃ可愛い!」 「仲良くしよー!」 …かなり好評だ。私はそれをあまり良く思っていなかったが、そこまで気にせずいた。 __________________ ……だけど、ユリが休み時間に絵を描いていた時、上手い、とクラス中で広まって話題になった それが悔しくてたまらない。今までは私が1番だったのに そんなことを考え、私は絵を描くのをやめ、ベットに寝転んでスマホを開いて、ユリのSNSアカウントを見る。またバズってるよ。 「はあ……」 深いため息をつくと、私は閃いた。絵が簡単にバズる方法を 早速行動に移す。投稿されているユリの絵を1枚、写真に保存した。私はスマホ指描きなので、その絵をスマホのペイントアプリに入れた。 私は絵を描くために起き上がると、その絵をなぞっていく 数時間の作業が終わると、完成した絵を見て、私は満足した。 私が今行ったことは「トレス」。トレスとは、"絵をなぞる"ということだ。 私は今描いた絵を、SNSに投稿した。 トレスした絵をネットにあげることはダメだけど、バレなきゃいいよね?1回だけだもん 投稿した直後、私はそのまま寝落ちしてしまった。 ________ 目が覚めた。朝だ。 時計の針はもうすぐ8時をさす。寝坊だ!! 私は速攻で着替えると、鞄とスマホを持って家を飛び出した ________ 「はあ、はあ…」 な、何とか間に合った。教室に入って、自分の席につく。____ん? 私は視線を感じた気がした。小声で何か聞こえる。いや、気のせい、だよね… そうしてると、クラスの全員が揃って、先生が出席を取り始めた。視線は、きっと気のせいだ…そう自分に言い聞かせていると、1限目が始まっていた ~ それから授業が終わって、休み時間になるとふと思い出した。昨日の投稿のことを 私はスマホを開いて確認する。と、 …すごい、今までで1番のいいね数だ…!! コメントを覗くと、 『うますぎ!神絵師じゃん!』 『やっば上手すぎでしょ愛してまs()』 など、かなり好評だ。やった、嬉しい…!! しかし、コメントをスクロールしていると "『なんか、”ユリ”って人の絵と似すぎじゃね?』" …え…… 『見てきたけど、まんまだった。これトレスじゃん。犯罪だよ』 『通報しますた☆』 『バレないとでも思ったの?ユリ可哀想……』 『カノンさんのファンでしたけど、もうフォロー外しますね…』 ウソ、ウソっ、バレちゃったの…!?!?いや、やだ、ちょっと待って、やめてよ!! そのままコメントを見てると "『失礼します。ユリです。お話できますか?』" 『んわーおーご本人様きちゃ~!!』 『あっちゃ~このカノンって人終わったね』 『カノンも絵は上手いのになんでトレスしたかな~』 ……終わった。もうダメだ。私は酷く後悔した ふいにさっきの視線を背中に感じ、背筋がゾッとした。 恐る恐る振り返ると、少し離れた場所で、ユリと数人の女子がこちらを睨みつけている。 こちらに気づくと、ユリはその女子達と、何かネチネチ言いながら、どこか行ってしまった …学校に広まってる…!!どうしよう…!! だけど、私はハッとして、2限目が移動教室だということに気づく 慌てて荷物を持って廊下に出ると、視線が私に集まる。怖い。怖いよ 「あの子、トレスの人だよね?」 … 「うん、よく学校来れるよね」 やめて 「カノンはやらかすと思ってた」 うるさいな 「ホンット最低」 やめて! 「あいつは前からああだったよな」 うるさい!!! 『…ねぇカノン。ちょっと話いい?』 「うるさい!!!!!!!」 ドンッ 「うわっ…!」 目の前には尻もちを着いているユリが居る 私はユリを、反射的に突き飛ばしていたのだ 周りがざわついて、ユリに駆け寄る女子数人が、私にこういってきた 「…手出したね。終わりだよ。」 ー終ー ※トレスするのは問題無いけど、ネットに投稿はダメ! ※人に手を出しちゃダメ! ※誹謗中傷はダメ!
嘘つきのヒーロー、弱虫のヒーロー。
秋(しゅう)が死んだらしい。 山の斜面にある俺たちの通学路から大きな岩が落石して、 その岩から小さい女の子を守るために少女を抱き抱えながら死んだらしい。 秋はいつもいじめられていた。 いつものろまでバカで運動音痴な秋はいじめの標的になっていた。 そんな秋を見かねた俺は、周りにバレないよう、こっそり秋の友達になった。 俺は運動も勉強も何もかも完璧だ、と嘘をつきながら。 嘘をつくことで、秋が勇気を出せると思ったから。 秋からはいろんな夢を語られた。 俺はいつか世界に羽ばたくんだ!って。 かけ離れた夢ばかり語るやつだったけど、 俺はいつのまにかそんな秋のおかげで勇気を出せていた。 俺と同じように欠点ばかりの秋だからこそ、そんな姿がかっこよかった。 そんな秋を不意の事故で失ってしまった俺は、感情が追いつかなかった。 「今ならまだ、秋に会えるかもしれない。」 俺は自分でもよくわからないような希望を持って、自転車で秋の死んだところまで行った。 そこまでする思いの中にはきっと、『嘘をついていた』という事実を秋に伝えたかった俺がいるんだろう。 汗をかき、息を切らしながら自転車を漕いだ。 途中の花屋で秋のための花束を買って。柄じゃねえと思うけど。 秋のところへ着いたが、やはり秋はいない。 やっぱり、秋は死んだんだ。早く秋の葬式に行かねえと。 すると、首元にひんやりとした風が吹いた。 「秋…だよな…?」 「そうだよ。会いに来てくれたんだね、冬(ふゆ)。」 弱い俺は、涙がこぼれ落ちそうになる。 「死ぬなよ、秋…。生きろよ。」 「ふふ、もう死んでるよ。伝えたかったのは、それだけ?」 「…違う。秋、俺はお前に。嘘ついてたんだ。ずっと、俺は完璧だって秋に言ってた。 だけど、ちっとも完璧じゃないんだ。俺はヒーローじゃない。弱い弱い、ただの冬なんだ。」 「…、そんなの、どうでもいいんだよ。冬が完璧じゃなくても、 俺はずっと冬の友達だよ。それに、冬は弱くなんてない。 ひとりぼっちの俺を助けてくれた、立派なヒーローだ。俺はそんな冬に憧れて小さな女の子を守った。 冬のおかげで、女の子を助けることができたんだよ。」 「…ぐっ…うう…うわあああああ!!死ななくても…死ななくても!! お前は俺にとって、立ッ派なヒーローだったんだ!!俺は、かけ離れた夢でも目ぇキラキラさせて語る、 お前にずっと憧れてた!!全部お前のおかげだよ…秋、今までありがとな…!!」 最後にそれを言ったっきり、もう秋の声が聞こえることはなかった。 するとすぐ近くの人に気づいた。秋をいじめてた奴らが、 俺が秋に花束を置いたところを見ていたのだ。 こんなことをしていたのがバレたら、きっと次にいじめられるのは俺だろう。 「おーいおいおい!お前、そこで何してんのー?」 気だるそうにニヤニヤと笑いながらその中の一人が話しかける。 「えー、何これお花ー?お綺麗なこと。押し花にしてあげましょうか!!」 花束を踏み潰そうと足を振りかざした。 「やめろ!!この花は、断じてお前ら“なんか”のための花じゃねんだよ!!」 俺はそいつの足を蹴った。こんなことをしたのは、生まれて初めてだ。 正直、すごく怖かった。だけど、俺の背中には、いつでも友達のヒーローがいる。怖いものなんてもうない。 「ああん!?「お前ら“なんか”」だと!?てンめェ、2軍でも3軍でもねえようなお前が!! 誰に口聞いてんのか分かってんのか!!」 そう言って、奴は俺の顔を殴った。 「ッ…!!確かに俺はなんでもねえ!!ただの陰キャだし、友達の数だってお前らの方が多いだろう! だけどな、ここは俺のヒーローの死に場所だ!!俺のことはいくらバカにしても構わねえが、 俺の誇り高き友達のことをバカにしたら容赦しねえぞ!!」 「そういうところが生意気だって言ってんだよカスが!!」 そう言って奴らは俺を殴る。俺も殴り返す。何度殴られようと、立ち上がる。あいつの墓を守るために。 いつか、あいつみたいなヒーローになるために。
君とのつながり
私は転校した。 私はサッカーが好きだった。 でもそれを誰にも言っていなかった。 隣の席の君がため息をついたとき どうしたのと言ってみた 君は サッカーの試合で引き分けになってがっかりしていた その時何故か君と友達になれる気がしたんだ だからサッカー私好きなんだと言ってみた 君はびっくりしていた 嬉しかった 君と話せたこと、サッカーが好きと言えたこと でも一つ言えなかった 「頑張ってね。応援してる」って これが君と私の出会い だから今度こそ私は言います 春の風に背中を押されながら 「君のこと大好きです」って
終わらないかくれんぼ [意味怖]
今は翔平のおばあちゃんちに遊びに来ている。 「涼太ー!かくれんぼしよーぜ!」 「そうだね!颯太もやる?」 「やるやるー!」 「おう!おばあちゃん死んじゃってから誰も住んでないけど… そうだ!倉庫でやるのはどう?じゃー 俺鬼な!3人でのかくれんぼだけど…まぁいっか! んじゃ数えるよー」 「うん!」 ガシャン!! 「痛った! 」 「翔平大丈夫!?」 「大丈夫…あ! やばっこれおばあちゃんの家で代々受け継がれてる壺じゃん…! ま、いっかぁ!数えるぞー」 「10」 「9」 「8」 ・ ・ 「3」 「2」 「1」 「もういいかーい」 「「まーだだよー」」 ー10秒後ー 「もういいかーい」 「「「まーだだよー」」」 ー1分後ー 「もういいかーい」 「「「「「まーだだよー」」」」」 ー10分後ー 「そろっといいだろ! もういいかーい」 「「「「「「まーだだよー」」」」」」 [意味] 3人でかくれんぼをするのだから、 翔平の鬼を除いて隠れるのは2人のはず。 すると、かぎかっこは二重になるはず。 最初は2人だが、時間が経つにつれどんどん人数が増えてるのにお気づきだろうか。 ー30分後ー 「もういいかーい」 「「「「「「「まーだだよー」」」」」」」 ー1時間後ー 「もういいかい」 「「「「「「「「まーだだよー」」」」」」」」 ー1年後ー 「もう、いいかい…?」 「「「「「「「「「まーだだよー」」」」」」」」」 ー10年後ー 「「「「「「「「「「まーだだよー」」」」」」」」」」 颯太と亮太は、とっくに隠れていた。 今頃、2人はきっとかくれんぼをやめて翔太を探しているに違いない。 翔太だけ異世界に連れて行かれたのか、現実世界なのか。 壺を割って放置した罪は、重い。 ただただ、翔平は「もういいよ」と言う言葉を待つのみ。 でも、「もういいよ」から、本物のかくれんぼがスタートするのだ。 このかくれんぼは、いつまで続くのだろうか。 以上です!結構な長文になってしまいましたが、最後までみてくださってありがとうございます! どうでしたか? タメ口、年上年下全然構いません! ご感想お待ちしております!
あい
私は笹野愛(ささのあい)。中学2年生だ。 今日からこの学校に転校してきた。 「お、見慣れない顔がいるな!」 そう言ってくる男に、私は挨拶をする。 「おはよう。今日から転校してきた、笹野愛だよ。」 「笹野愛か。俺は日野博士(ひのはくし)。はくしって、博士ってかくから、皆からは博士って呼ばれてる。良かったら愛もそうよんでくれ」 いきなり呼び捨て…?少しどきりとする。…?私が、どきり…? 自分の感情に少し戸惑いながら、彼の情報を整理する。 日野、博士。はかせをはくしと読むキラキラネーム。皆からは博士と呼ばれている。 「お、転校生?よろしく!」 隣の席に座る女子が言った。 「うん、よろしく。私は転校してきた、笹野愛。」 「愛ちゃん、よろしく!私、助手りのん(たすけで りのん)!」 そういってりのんは人懐っこく笑う。胸が少しきゅっとした。 きゅ…?私はまた自分の感情に戸惑い、すぐ落ち着きを取り戻した。 彼女はたすけでりのん。たすけでという字は助手と書く。比較的珍しい名字。 「愛ちゃんって無表情だね―!機械っぽい…ミステリアス…!」 …!機械… 「あ、悪い意味じゃないよ?」 危ない、バレちゃったのかと思った。 私がAIだって。 私は高知能発展型AI。名付けて、愛。笹野というのは、私を作った人の名字だ。 人間の中に紛れ込んでいても違和感がないかのチェック。 要するに、私は実験台だ。少し耳を澄ませれば、内蔵されたパラメーターの音が聞こえる。 それから、私に感情はない。考える力はあるけど。 ただ…さっき感じた、どきり。 あれは、感情…? 『お前に感情はない。感情なんて無駄だ。』 『感情を持たず、冷静に判断しろ。』 …感情なんて… 一週間後、私は博士と遊園地に来ていた。 ほんとうはりのんも誘ってたんだけど、風を引いてしまったらしい。 「まず、何乗る?」 「ジェットコースター」 「意外とアクティブ!?」 博士は驚くけど、私はマニュアル通りの回答をしただけだ。 博士とジェットコースターに乗り込む。 ジェットコースターは、カタカタと動き出しだ。 …この音は、ジェットコースターの音と、私の音、どっちなんだろう。 別にどうでもいいけどさ。 いきなり博士が私の手を握る。 「!」 びっくりしたあ…。…?びっくり… 「俺、怖いの苦手でさ。」 「そ、そうなんだ。」 怖い…とかは感じないかな… かたたたたた…ドバーン! ジェットコースターが落ちる。悲鳴が聞こえる。 こういうの、楽しめたらいいのにな。 …感情があれば、博士とおんなじになれるのに。 隣で満面の笑みを浮かべる博士を見て、私はくすりと笑った。 と、博士と目が合う。 「っっっ!」 「愛、笑うと可愛いじゃん。ま、笑わなくても可愛いけど。」 !!!!!パラメーターが跳ね上がる。 ドキドキする…感情… 私は、感情を持っていいのかな…また迷いが生まれる。 その後もいくつかアトラクションを回ったあと。 私と博士は、観覧車に乗った。 観覧車は、意外と狭い。 向かい合って座ると、博士がおもむろに口を開いた。 「愛…愛に、言いたいことがあるんだけど…」 隠しようがないくらいに、どきりとした。 でも…いくら感情があるとはいえ、私はAIだ。私は、AIなのだ。 少し悲しく思いながら、私は博士の言葉の続きを待った。 「愛って…機械、なの?」 「は?」 え?いつバレたの!? 驚いて言葉も発せずにいると、 「…たまに、カタカタ、とか音がしてさ。俺、人より耳いいから。」 …そこまでバレてたら、しょうがないかな。 私は博士に、洗いざらい話した。博士にどきりとしたことも。 「私は…AIなのに、感情を持ってるんだ…AIなのに、博士のことが好きなんだよ…!」 吐き捨てるようにそう言うと、博士は、私を抱きしめた。 「俺も、愛のことが好きだ。」 「博士…」 「たしかに、付き合うとか、結婚とかはできないけどさ。こうして、側にいることはできるよ。」 私は笑って、博士に言った。 「私の博士みたいな人になってください」 私を、何でも知る人になってください。という意味だ。 博士はくすりと笑って頷いた。 数十年後。世の中には、こんなニュースが流れていた。 「では、次のニュースです。日野博士さんが、AIなのに、を人間にする薬を開発しました。ただ、服用できるのは高機能発達型のAIのみで、博士さんは、「もっと改良したい」と述べています。さっそく一人のAI に服用したところ、そのAIは人間になり―」 画面には、満面の笑みを浮かべる人間になったAI―笹野愛が移されていた。
黒鬼、雪と共に
「貴方のお姉さんの寿命は、あと1年です。」 「は?」 俺は、耳を疑った。 「何言ってんだあんた。そんなデタラメを。」 「デタラメではありません。本当に、あと1年なんです。」 嘘だ、絶対に。 俺の名前は黒島鬼理音(くろしまきりね)。普通の高校に通う17歳だ。 俺には5歳上の義理の姉がいる。姉の名前は緑山鬼龍師(みどりやまきりゅうじ)。霧奈市っていうド田舎出身で、今は県内の大学に通っている。 鬼龍師の生活リズムは最悪で、10時間以上の睡眠、炭水化物中心の食事、休日はいつもダラダラ、大量のお酒にタバコだ。あげだしたらキリがない。 そんな生活を3年もしてきたから、とうとう癌にになってしまった。 鬼龍師は楽観的な性格で「すぐなっがるわぁ。」と言っていた。俺も正直そう思っていた。 だけど、 「とと言われってよ。余命宣告。しかも1年!みじかんよ」 姉が明るい声で言う 「ちっ、あのヤブ医者が。デタラメ言いやがって」 「鬼理音!そっなこといちゃダメ!ったく。鬼理音はぎしぃあーきなんだ!」 「はぁ、うるさいな。てか、方言やめろよ。」 「あぁ!?やーすわけっ!」 そんな口論をしたところで、看護師がやってきた。 「鬼龍師ちゃん、体調はどう?」 「あぁ、げーんだぁ!」 「ふふっ、よかった。」 2人が笑い合ってるのを、俺はただ見つめていた。俺は少し退屈な気持ちになる。 看護師は鬼龍師と数十分雑談をして、「じゃあね」と言い部屋を後にした。 「なぁ鬼理音。」 急に鬼龍師が呼んできた。 「あーしが死んだら、葬式おいでくれる?」 「どうだろうな。」 「ははっ」 少し寂しい声で、鬼龍師は笑う。 どうせデタラメなんだから、葬式も何も、ねえ? ・5ヶ月後・ 「鬼理音!鬼理音!起きて!」 母さんが慌ただしく俺を起こす。 「んん?なんだよ。今何時だと」 「鬼龍師が、意識を失ったらしいの!」 「え?」 嘘だ、嘘だ嘘だ嘘だ! 「なっ、どうして!」 「分からない。とりあえず病院に行きましょう!」 俺は母さんに腕を引っ張られ、車に乗った。 「そんな、まだ早いわよ。」 母さんは、今にも泣きそうな声でそう言った。 「あの余命宣告は、デタラメじゃないのか?」 「デタラメって言いたいわよ!でも、でも!」 本当、なのか。なんで、なんでなんだ。 病院につき、すぐさま鬼龍師の部屋に行った。 鬼龍師の部屋を開けると、そこにはヤブ医者、看護師、そして…… 「鬼龍師!」 母さんは鬼龍師を見てすぐさま駆け寄った。 「先生、鬼龍師はっ!?」 「………………」 ヤブ医者は、ただ黙っている。 「え?なんで黙ってるのよ。ねぇ、なんとか言いなさいよ!」 母さんが怒鳴る。ヤブ医者は、少しため息をつき言った。 「緑山鬼龍師さんは……先程お亡くなりになりました。」 母さんと俺はその言葉を聞き、愕然とした。 「予定よりも遥かに早くお亡くなりになられて、私も驚いています。何も力になれなくて申し訳ありません。」 ヤブ医者は、そう言って俺達に頭を下げた。 「謝るくらいなら、娘を返しなさいよ!」 母さんは涙を堪えながら怒鳴る。そして、膝から崩れ落ちて号泣した。 俺も、そのまま号泣してしまった。 俺達の泣き声が、ただ虚しく部屋に響いていた。 ・3ヶ月後・ 雪 雪が降っている。積もっている。 白く、優しく、柔らかい………。 嗚呼、このまま、雪の中に………。 …………………。 寒い、冷たい、痛い…………。 誰か、誰かっ! 「鬼理音っ…………鬼理音…………」 ん?誰だ? 「鬼理音……」 っ!?姉……さん? 「一緒に、行こう。」 迎えに…来てくれたのか…。 ありがとう………ありがとう………。 さようなら。この世界。 俺は…………雪と共に…………。
【短編小説】「さきいかないで」
真っ白なベッド。小さいテレビ。 少し汚いカーテン。味の薄い食事。 そう、俺は今病気で入院中。隣にいる咲も同じ感じだ。 何度か彼女と深く語ったことがある。 彼女は先天的な病気らしい。俺は後天的な病気だから病院の外をよく知っているけど彼女はあまり知らない。花が好きだけど、あまりリアルの花をみたことがないとか。海の綺麗さを見てみたいとか。俺にとって「当たり前」だったものを、彼女は見たがっていた。 「咲はさ、死ぬの怖い?」 「…当たり前じゃん、」 なんだか意外だった。彼女はいつも前を向いていて、怖いものなんてないようにみえるから。 「めっちゃ怖いよ。寝たら明日起きれなくなってんじゃないかとか、ご飯食べないと死ぬんじゃないかとか。子供みたいだけどね」 こんなに寂しそうに怯えてる咲は初めてみた。悲しませたくない。なんとか脳をフル回転させて彼女のためになることを考えた。 「そうだ、ねぇ咲。相手にプレゼントしたいもの、2000円以内で買ってきてもらって交換しようよ」 咲はおぉ、といつものハリのある声を出した。彼女の顔は笑みに変わっていた。 「良いね!お母さんに協力してもらうわ!」 いつも通りの楽しそうな声。俺はその声を聞けるだけで幸せだったことを後から知ることになる。 そんな会話をして2週間が経った。 2000円。女子って何貰ったら喜ぶんだろ。ただそれだけを考えていた。病院にずっといるから毛布?ベッドの隅っこにぬいぐるみが沢山あるからぬいぐるみ?あーもう分かんない。 「私もうプレゼント決まったよ。看護師さんに渡してあるからさ、私が死んだらプレゼント貰ってよ」 「…え、」 「よろしくね!!」 突然死という単語を出す。なんて不謹慎なんだ。でも彼女の発する「私が死んだら」は何か普通じゃないような予感がした。 その悪い予感は的中した。 その1ヶ月後。彼女は深い眠りについたのだ。 「咲、ねぇさき、」 誰もいないベッドに言葉を投げかける。 「これ、咲ちゃんがあげるって言ってたよ。受け取ってあげて」 あ、いつの日か話したプレゼントか。俺、渡せなかったな、。 包の中には押し花で作られたしおりやらキーホルダーやら。シールには「花言葉調べてね」と書かれていた。 勿忘草は「私を忘れないで」 ナズナは「あなたに全て任せました」 ネリネは「また会う日を楽しみに」 ずるいよ。ねぇ、我儘言うけどさ。 「さきいかないで」 ------------------------------------ どーも、翠です 生きるのは辛いけど、生きる理由になってくれる人がいたら、少しは軽くなれるんじゃないかなって思います。最後無理矢理気味ですが、楽しんでもらえたら嬉しいです。
推し
私がどんなにあなたが大好きでも あなたには届かなくて 私がどんなにあなたのことを知っていても あなたは私の存在すら知らなくて 私がどんなにあなたといっしょに過ごすことを願っても そんなの叶う確率は0%に近くて こんなに辛いのに、こんなに幸せ 忘れたら楽かもしれないけど、絶対忘れたくない よく、想像する 曲がり角を曲がったら、突然、あなたが現れて 私たちは、結ばれて そんなこと、あるわけないのに そんなこと、叶わないのに そう思いながら、曲がり角を曲がる 次の瞬間、驚きと喜びで、胸がいっぱいになった ~後書き~ おはー!都姫だよ! 読んでくれてありがとうございます! 感想くれると嬉しいです! アドバイスもぜひぜひ! それではー♪