短編小説の相談いちらん
短編小説
みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。
私が歌うから泣かないで (短編小説)
私はカナリア。 私は飼い主の桜ちゃんの為に毎日歌っている。 「好きな人にフラれた…」 『大丈夫だよ。もっと良い人いるよ。ほら、私の歌を聞いて元気出して。』 「カナちゃん!おいで!」 『桜ちゃんの手、暖かいね。』 「カナちゃん、大好きだよ!」 『ありがとう!私も大好きだよ。』 桜ちゃんは私が歌えば笑ってくれた。 桜ちゃんの幸せが、私の幸せだから。 ねぇ、 貴女はペットを傷つけていない? もう少し、寄り添ってあげて。 ペットは貴女と幸せになる為に、 家族になったんだよ。 あ、桜ちゃんが悲しい顔してる。 『桜ちゃん、私がいるよ』_ END_
(物語)狂い歌
薄暗く寒い山奥の森の屋敷に、一人の少女がいた。 名は、キョウカらしい。漢字で書くと狂歌だ。 少女は美しく、金髪のロングに紅い瞳、純白のワンピースをまとった姿だった。 男達は少女に恋をし、少女の住む屋敷に向かうが…帰還した者は一人もいない。 少女にはある能力がある。「狂い歌」を歌う能力だ。 この歌を聴いた者は狂いという恐怖に怯え死んでいく。 「狂い歌~狂い歌…。」 「今日も私に会いに愚かな男達が来るのかしら。」 「私が吸血鬼ということをどの人も知らないのかしら?」 「もう貴方達の血は十分なのに。十分を通り過ぎるくらい吸ったわ。」 くるくるくる… 「ミミィ?あなたは私の一番の存在よ。」 「ミミィは猫だけど、賢いし、可愛いし。狂い歌の効果も受けないもの。」 「ちょっと回りすぎたわ。座りましょう。」 バタンッ …扉が開く音? 「僕の愛しの人よ!」 「あなたは?」 「僕かい?僕は君に恋をしたものさ」 「あなた確か…王国の王子様じゃない?」 「…早く行ってくれないかしら。私は今からミミィとティータイムの時間なの」 「君を王国に招待したい。」 「行かないわよ。」 「しっかし、どうしてここにたどり着いたの?」 「僕の馬のおかげだよ?」 「まぁ…いいわ。今夜の夕食はあなたの血よ?」 「私、今からあなたがここに着いた事を祝って歌を聴かせてあげる…!」 「可愛いプレゼントだ」 「ラララ~」 (…あの男、まだ倒れない…) 「美しい歌声だね。君をダンスパーティーに招待したい。」 「…ねぇ。」 「ねぇ、どうして?どうして倒れないの?」 「どうしたんだい?」 「私の歌を聴いたらみんな倒れるはずよ」 「僕はそんなに弱く無いからね」 「うるさい…いい加減にして!」 「どうしてよ!私は何もしてないのに男が寄ってくる!」 「この森でミミィと静かに暮らしたいのに!」 「だから王国から引っ越したの!」 「今度こそ…倒してやる!」 「はっはっは、面白い。」 「!?」 「アンタ…この前のテレビのニュースに出てた殺人犯…?」 「そうさ、今のは変装。」 「…いいわ。王子だろうが殺人犯だろうが倒れるまで狂わしてあげる!」 「………………」 「この人の血も、まぁまぁ美味しいわ」 森の奥に来た時は、耳をすませて聞いてみて。 少女の歌が聞こえたなら… それはきっと狂い歌。
思い。
俺は鳩咲梨紅。はとざきりくって読む。 「ふぁ…。もう朝か…。眠…。」 「梨紅!早く朝ご飯食べちゃいなさい!」 はいはい。ほんっとうるっさいんだよなぁ…。 「行ってきます。」 「いってらっしゃーい!」 妹の藍が言う。いっつも明るくて勉強もできる。自慢の妹だ。それに対して僕は…。 運動以外何にもできない。友達からはイケメンって言われるけど顔は関係ねーじゃん? 「おはよ…」 「あ!梨紅~おっはよ~元気ない?」 図星だった。 「いやぁ…何にもないって…うん…。」 ごまかしたつもりだけど…。 「お前!絶対テストの点数悪かったんだろ!」 これも図星。 「…まぁ。」 「お前さぁ、横の水原に勉強教えてもらったらいーじゃん。」 水原カレン。最近転向してきた子で、イギリスと日本のハーフらしい。 とても美形で、僕も実は好きな子。 目はおっきくて、痩せてて、金髪の髪がロングで…。言い出したらきりがない。 ただ一つだけ運動ができないらしい。つまり俺と正反対。 「無理だって…。そもそも水原さん、いつも本読んでるし…。」 「そんなこと言わずに…」 背中を押された。よろめきながら俺は水原さんの前に行く。 「っとと…。あっ…あの…えっと…べ、勉強を教えてくれませんか…?」 「私…ですか?」 「…はい。」 やばい!変なやつだって思われた!? 「じゃぁ、私で良ければ…。」 「あ、ありがとうございます。」 「放課後、空いてるの?」 「あ、はい。」 「じゃぁ放課後ね。」 ふぅ…。緊張した…。こっちを上目遣いに見てきてほんっと、見惚れたよ。 「良かったな、梨紅!」 また背中を押される。 「いったぁ…。お前ほんとやめろよな…。」 ~放課後~ 「よろしくお願いします…。」 「えっと…。どこを教えたら…?」 「あ、えっと、ここの公式の意味がわからなくって………」 「終わった…。」 「良かったね、梨紅くん!」 ドキッとした。異性に名前で呼ばれるなんて…。 「またやろうね!」 「うん!」 ある日の放課後… 「ねぇねぇ、梨紅くんってさ、好きな子いるの?」 「え?あ、あぁ。いるよ?なんで?」 「その好きな子って誰?」 「…そっちはいるの?」 「うん。いるよ。」 !誰?川島?あいつは性格がいいからモテる。 「えっと…川島…?」 「ううん。違うよ。私の好きな子は、」 「好きな子は?」 胸がドキドキする。 「とっても身近にいて、」 身近…。 「とってもカッコ良くて、」 カッコいい…。 「優しい子、だよ…。」 何故か水原さんが顔を赤くしている。 「気づかない?じゃぁ言うね。」 「うん…。」 口を耳に近づける。 “梨紅くんだよ。” そう聞こえた。途端に顔が赤くなる。 「お願い、付き合って!私ね、小さな時に梨紅くんにあったんだよ。よく遊んでたよ、私のことレンって呼んでたでしょ。」 「そういえば…。レンってカレンのレンだったのか…。」 「うん。でね、ここの教室入って隣の席になって、気になってたんだ。で、どうする?もちろんフってもいいよ。その覚悟はできてる。」 断る理由なんてない。 「もちろん、いいよ。俺からも…。よろしくお願いします。」 二人で帰った時の空は、まるで俺らのように真っ赤だった。
その日までには歌いたい
「辻崎(つじざき)タクマさん、落ち着いて聞いてください。辻崎 開花(かいか)さんが生きられるのはあと半年と思ってください」 それは突然の出来事だった。病院の廊下に出た俺は壁に体を任せた。床に涙が落ちる。 「嘘、、、なんだよな。嘘だ。絶対に嘘だよな。ドッキリ、、、だよな。」 俺はいつもなら出るはずの大きい声が出なかった。その代わりに涙がただあふれ出るだけだった。 「入るぞ。」 俺は開花がいる病室の前で言った。 「お兄ちゃん?どうぞー!」 開花の明るい声。いつもならその声で笑顔になれるのに、なぜだろう。今日はその明るい声を聞けば聞くほど、涙があふれてくるんだ。 「お兄ちゃんどうしたの?そんな下向いて。お兄ちゃんの顔見せて!」 「顔を上げると、、、夕日がまぶしいだろ。だから下向いているんだよ」 嘘だ。俺は顔を今すぐにでも上げて開花の顔を一秒でも長く見たい。でもこんな顔を見せたら心配させてしまう。 俺は開花に顔を見せないように、背中を開花に向けて椅子に座った。 そしてその夜は寝たり起きたりしながら過ごして朝を迎えた。 俺は大学に行かないといけなかったから、重いバックを背負って行った。 何故だろう。いつもと同じ中身で、同じバックなのに、とても重く感じる。 すっかり夜になってしまった。 「入るぞ」 俺はガチャっとドアを開ける。 「寝ちゃった、、、か、、、。」 気持ちよさそうに寝る開花を見ると、ずっとこのまま気持ちよく過ごしてほしいと涙がまた出てきた。 開花は俺がいなくて寂しくなかっただろうか。泣いていなかっただろうか。そう思うと不安になったが、ここ1週間は忙しい。レポートにアルバイト。それがオルゴールのように同じものが回り続ける。 「明日もいけないか、、、」 俺は病院をそういって出た。 「開花?お兄ちゃんだ。入ってもいいか?」 1週間来なかったのに急に来るなんて、俺って非常識な奴だよな。と自分でもあきれる。 「うん。入って」 少し暗い声だ。やっぱり怒っているのか。 「ごめんよ。1週間来れなくて。」 ドアを開けた俺は怒られる覚悟を持って言った。 「別にそのことに対して怒ってるわけじゃないの。なんで言ってくれなかったの?」 悲しそうな目で開花は見てくる。 「何のこと?」 僕は眉を細めて言った。 「私、死ぬんでしょ。お兄ちゃんから聞きたかった。」 違う。違う。隠していたかったわけじゃない。ただ、ただ開花のことを気遣って、、、。そう言おうとした。でも、言葉がのどに突っかかって言えなかった。 「お兄ちゃんが私をほったらかしにしていた時に先生から聞いた。」 ハア、と開花は大きくため息をつく。 「ごめんよ。伝えるのが怖くて言えなかった、、、。」 俺は下を向いて言った。 「あのさ。歌を歌いたい。」 開花は突然言った。本当に突然すぎて「え?」って言いかけた。 「歌?」 俺は目を真ん丸にして言った。開花はうん。と、うなずく。 「お願い。歌いたいの。最後の願い聞いてくれない?」 「別にいいけど、、、。歌がいいの?」 開花は大きくまたうん。と、うなずく。 そうして俺と開花の歌練習は始まった。 1週間後。 「ねえ、この歌がいい!」 開花はそう言ってパソコンを開き、歌を流した。 「どう?」 開花はどや顔で聞いてくる。 その曲は思ったより長かった。 「長すぎないか?お前こんな長いもの覚えられるのか?お前記憶力悪いだろ。」 久しぶりにこんな口調で話した気がする。でも開花はそんなこと気にせずに 「そんなことない!覚えられる!!」 と大きな声で言った。 「そうか?まあそこまで言うなら、、、。」 そうして歌う歌が決まった。 1か月後 パートを決めた。 開花はきっとあんまり歌えないだろうから、さびだけ俺と一緒に歌うことにして、あとは全部俺が歌うことにした。 「え~」 開花は不満そうな目で俺を見つめてきた。 「しょうがないだろ。先のことも考えろ。」 母さんと父さんを病気で失った俺はいつの間にか親みたいになった。 「は~い」 開花は1年生のような甘えた声で返事した。 まあそんなこんなでパートが決まった。 3か月後。あと開花が行ってしまうまで約2か月。 沢山練習。時々泣く開花を抱きしめながら歌った。 か弱い声でも美しい開花の声に聞きほれるときもあった。 あと行ってしまうまで3週間。 とにかく抱きしめた。 悲しかったけれど、わらって過ごした。 そして、歌う日。 その日の歌声はとてもきれいでずっと忘れない。
一年限定の恋。
私の恋は七夕の季節から始まった。 水無月…六月の下旬に、私、櫻は交通事故で死んだ。 それでどうして七夕の季節に恋しているのか? それは、死んだ彼岸の世界の者たちにも七夕にお願いが出来るから。 私は、 「人間になってもう一度此岸に…生者の世界に行きたい」 と願った。 願いは叶えられた。 一年限定で。 「転校して来た、岸部櫻です。」 そして今、中学校にいる。 「それじゃあ岸部は川本の隣に」 「はい」 席につく。 隣は川本司と言う男子だった。 なんでだろう、心臓がドキドキする。 理由は…よく分からない。 でも、何かが始まりそうな気がした。 放課後。 方向が一緒だったからだろうか。 司くんに話しかけられた。 「えっと、岸部…だよね?よろしく。 挨拶、出来なかったから」 「あ、うん。よろしく…ね」 緊張してしまう。 「緊張しなくて良いよ。 直に慣れるし」 「うん、そうだね」 あんまり大した返事、出来ない… でも、しばらく話したら大分、受け答えができる様になった。 そして私は、司くんとの会話が毎日の楽しみになっていった。 毎日、司くんと帰る様になった。 そして三週間が経った。 学校の帰り道、司くんは笑顔も見せる様になった私を見て別れ際にこう言った。 「岸部ってさ…」 「なに?」 辺りに風が吹き、木の枝がさわさわ揺れた。 「ちょっとだけ、俺のタイプかも」 「!?」 ちょっと、だけ、俺の…たいぷ? 顔面を真っ赤にした私を見て、司は笑っていった。 「じゃあ、またね」 司くんが去り、私は一人になった。 司くんは思わせぶりな感じだ。 私のことだって大した感情は抱いていないかもしれない。 でも… 「私も、ちょっとだけタイプかも。」 そう、口に出すとなんだか少し恥ずかしくなってしまったが、木もさわさわ揺れ、とても気持ち良かった。 一年間だけの関係。 でも、司くんと出会えて良かったかもしれない。 さっきの声、司くんに届いたかな。 届いていたら、良いな。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー こんにちは!あおねこです。 初めて恋愛もの書いてみたのでちょっと変かもしれませんが感想頂けると嬉しいです♪ では!
【短編小説】たった1人のお兄ちゃん
「お前のペースでいいからさ、無理すんな。」 私のお兄ちゃんはとてもかっこよかった。 私は久保柚葉(くぼゆずは)。中学1年生。 私には1人のお兄ちゃんがいる。 「柚葉、牛乳取って。あと、テレビつけて。 あとさ、スマホ取って。」 それがこいつ。 高校1年生の柚季(ゆずき)。人に雑用を頼む自己中。 「無理。自分で取って。」 「そんな事、言うなよ~。」 体をクネクネさせるお兄ちゃん。気持ち悪い。 元気そうに見えるでしょ?でも、病気を患ってるの。 普段は家で療養してるけど、たまに入院する事もある。 致死率が高い病気でもちろん、お兄ちゃんも死んでしまうかもしれない。 だけど、お兄ちゃんは治療を拒んだ。 『薬とか飲んでも治らない可能性があるんですよね? なら、治療はしたくないです。どうせなら、家で死を迎えたいです。』 担当の先生に真剣にそう言ったお兄ちゃん。 その熱い思いに大人達はみんな折れてしまった。 だから、今、家にいながらテレビを見て、ゲラゲラ笑っている。 幸せだった。当たり前がとても幸せに感じれた。 もしかしたら、自宅療養でも病気は治るかもしれない。 そう思った自分がいた。 でも、現実はそう甘くない。 突然、お兄ちゃんの病気が悪化した。 自宅療養じゃなくて、本格的に入院する事になってしまった。 そして、お兄ちゃんは変わった。中身も外見も。 サラツヤの髪は全て抜けた。頬がこけるほど痩せた。 すぐ泣くようになってしまった。 昔のお兄ちゃんの面影が全く無くて、 胸が締め付けられるような感覚になった。 そして、ついに迎えたくない日がやってきてしまった。 「俺…もう…無理かも…。」 途切れ途切れになりながらも話すお兄ちゃん。 涙を流しながら笑っていた。 こういう時に限って泣けないのが私。 泣きそうなのに泣けない。 お母さんもお父さんも静かに泣いているのに、私だけ泣いていない。 「柚葉。」 弱々しい声で私を呼んだお兄ちゃん。 「どうしたの?」 「…お前の…ペース…でいいか…らさ…無理…すんな。」 お兄ちゃんの言葉を聞いて私の何かがプツリと切れた。 涙が溢れて止まらない。 「が…んば…れ。」 言ったと同時に目を閉じたお兄ちゃん。 「っ…久保柚季さん、11時25分、ご永眠です。」 担当の先生がそう言った。 こんなに人がいるのに静かすぎる病室にそれが響き渡った。 「お兄ちゃん、久しぶり。」 あれから5年。私は高校卒業の報告でお墓に来ていた。 「私、ずっと行きたかった大学、受かったよ。 医学部が有名な大学なの。 色んな事を学んで、必ずお医者さんになるから見ててね。」 私はお墓にかすみそうを置いて歩き出した。 辛い時、応援してくれたお兄ちゃん。 テストでいい点を取ると、褒めてくれたお兄ちゃん。 ダメな事といい事を教えてくれたお兄ちゃん。 私はずっとお兄ちゃんの背中を見て育ってきた。 近いのに遠い存在だった。 ずっとずっと憧れで尊敬してた。 それは今も変わらない。 お兄ちゃんは世界でたった1人の私のお兄ちゃん。 見守っててくれるよね? 本当にありがとう。私、頑張るよ。 作者のブルーです。 家族モノは初めて書いたので 結構下手な部分、あったと思います。 感想・アドバイスをお願いします。
読んだらお腹が空くかも?!まんぷく小説・・・
ジュワワワワ・・・と響く音。私は今【ドーナツ】を揚げている。この前ショッピングモールで食べたドーナツが忘れらなく、家でも作ってみようと思ったのだ。上手くいくかな?と思いながら作業を進めていく。 5分前の様子を見てみよう。まず、小麦粉・牛乳・卵を入れ、手でこねる。モチッ、ムチッとした良い触り心地だ。ひとまとまりになった生地をドーナツ特有のまあるい形に整えていく。優しく、生まれたての赤ちゃんを抱っこするように、柔らかい手付きで。そして生地の準備は完了。油を用意し、コンロに火を付ける。そこに生地をそっと入れる。その瞬間、ジュワッといさぎよい音が響いたと思うと、次にジュワワワワ・・・と心地良い音が鳴りだす。何分か待ち、キツネ色になったところでサッと取り上げ、出来立てアツアツのドーナツにチョコレートや粉砂糖をかける。やっと出来上がったドーナツを見て、私は満足になる。 早速ドーナツが口に運ばれる。サクッとした音が鳴ると甘~い味がして、油の味も加わり、この前お店で食べた味とはまた違う美味しさが出ている。チョコレートをかけた方は滑らかなチョコと生地がよく合い、粉砂糖をかけた方も新雪のような砂糖と生地が合わさっていて美味しい。次はいちごチョコや蜂蜜をかけて食べようかな、と思った。
雨の音、ポツリ(感想お待ちしております)
雨の音、ポツリ 傘の上を伝って 落ちた雨粒が 奏でるメロディーは 蒸し暑い 雨の音、ポツリ 梅雨が明ける ポツリと落ちる 大雨もさよなら 来年まで 雨の音、ポツリ 最後の雫が落ちた時 空は青く晴れ渡る 雲はクジラを型取り 流れていく 雨の季節が終わったなら 楽しい夏の始まりだ 眩しい太陽に光る 最後の雫
仮面
いつも、人に笑われてる気がする。 朝、自分の顔を見る。鼻にできものができたな。やだな。と思って学校に行くと、そのことを他人に笑われてる気がするのだ。 実際に笑われてたらどうする?「気にするな」なんて、私にとっては空疎な言葉でしかない。 考えすぎなのかもしれない。でも、考えすぎは良くないってわけではないだろう?考えれば考えるほど心が締め付けられていく。 でも、だって…じゃあ、どうしたらいい? 不安という名の化け物に食われるのを私は止めることができない。 自分を笑う心の声に、冷笑する声に耳を傾けないようにするのももう億劫で、いつしか隅でだまりこくって、偽物の笑顔で取り繕った座っているだけの物になっていた。 自分を笑う不安に取り憑かれた心から逃げるように、自分が恥をかくような事を避け、「普通」で自分を固めて歩く。 でも、こんな些細なことで壊れるくらいに、その鎧は脆かった。 “ホントに、ことちゃん、笑ってる?目が、笑ってないよ” いつしか本当の笑い方も忘れ、「普通」を作るによって「普通」が壊れる事をその時初めて知った。 あの時、私はどんな顔だったのだろう。多分、世界のどこを探しても見つからないくらい醜い顔だっただろう。 “そうかな?” 弱々しい声で私は答える。 プツッと、記憶がねじれて灰色になる。 あの後のことはあまり思い出したくない。 子供だからって、こういうのに鈍感って事もない。 あの時からだろうか。仮面をかぶる事を覚えたのは。 家で1人になる時以外、仮面が外れることはなかった。 けど、1人だけ、私の仮面を剥ぎ取った人がいる。 「ねえ、あなた。このゴミ出しといて!」 「えぇー、どーしようかなぁ。」 「千代。パパにお願いして!」 「ぱぱごみだしてきて!ままがいってるのー!おねがいーーー!いっしょにごみだそー!」 夫が千代に手を引かれ、ゴミ袋を持って出かけて行った。 さすが我が娘。なかなかやるわね…。 “今の君が嘘でも、僕はどんな君とでも一緒にいたいな” 何回思い出しても、この言葉はズルイなと思う。でも、これで私の仮面が剥がれることになった。 いや、剥がしてくれた。本当の私を見つけてくれた。私が欲しかった言葉はあなたが素っ気なく口にしたその言葉。 でも、たまにまだ私の心の中に仮面をかぶった小さな私が微笑んでいるのが見える。 それでも、やっぱりあなたといられたのなら私は私でいられるのかもしれない。 コメント ここがよくないな。ここはよかったな。みたいな事を教えていただけると嬉しいです。 また、次の機会にー! by 地縛霊
君の笑顔を見るために。
「目標は皆を笑顔にさせる事です!」 私はある女の子と雑談をしていた。 女の子_凛(りん)はいつも綺麗な胡蝶蘭が咲いている場所にいる。 帰り道に会ったのがきっかけだ。 『そっかー。いいね!知夏は』 凛は笑うことがほぼない。聞き手に回っている…といった方が正確だ。 『知夏、実は私姉の持病が悪化したから引っ越すことになったんだ。』 「え…。そっか。い、いつ?」 『もう時間はないと思う…、ごめん』 私はリュックの紐をぎゅっと握る。 『もう、さよならだね。何する?』 めったに泣かない凛が泣いた。 「何も…できないよ……。うぅ」 私も泣いた。こらえきれなかった。 「ぶぶーっ」 凛の家の車が目の前に止まった。 『知夏、一年間ありがとう。今さらだけど何か…お願いとかある?』 「…凛の笑顔を見せてほしい…っ!」 凛は涙をぐっとこらえて下を向いた。 _胡蝶蘭をバックに笑顔を見せた。 『バイバイ。知夏』 「また会えるよね…バイバイ凛!」 うん と言わんばかりに凛は車に消えた。エンジンの匂いと胡蝶蘭が揺れていた。 胡蝶蘭の花言葉…笑顔って知らずに。
誰かの夢
胡蝶の夢、というものを知っているだろうか。 それは、荘周という中国の戦国時代の思想家による説話である。 内容としては、荘周は夢の中で蝶(胡蝶)として飛んでいた。しかし目覚めると、いつもの荘周だった。はたして荘周が胡蝶の夢を見ていたのか、胡蝶が荘周の夢を見ているのか。というものだ。 今の自分が自分なのか。蝶の自分が自分なのか。それは分からない。 今から語る話は、胡蝶の夢の様な出来事があった少女の噂である。 それが少女が見た夢なのか、はたまた夢の中の自分が見た夢なのか、それは誰も知らない。 小山夕陽は最近奇妙な夢を見るらしい。 ある少女になった夢を。 その少女は、高無さやかという。さやかは同じクラスの、気の強い・・いじめっ子だった。 夕陽はさやかを避けていた。特別目立つ訳でもないので、いじめられないか心配だったのだ。 当然避けていたので、彼女のことはよく知らない。だが、その奇妙な夢を見るようになってから、彼女がストレス発散の為にいじめているとか、そういうことが分かってきた。それが本当なのか分からないが、少なくとも夢の中のさやかはそんな子だった。 ある日、夕陽はいつもどおりに布団に入り、眠りについた。奇妙な夢は2日に1日は見るようで、今日も見るかも知れないと感じていたが、案外早く眠りについた様だった。 ふと目をあける。現実の夕陽の部屋の天井ではない、夢に見るさやかの部屋の天井だったので、さやかの夢を見たと夕陽は確信した。 さやかのベットから身を起こす。明らかに自分の部屋にない家具が置いてあった。それに朝日が差し込んでいる。夕陽の時間帯とは違うので、夢だとは思うが、朝食の匂いや床を踏んだ感触など五感があるので、この夢は不思議だと感じた。 いつもと違う朝食を食べると、制服に着替えた。十回もこの夢を見たので、慣れているのだ。そして、それなりに楽しんでいる。 制服に着替えると、鏡の前に立ってみた。ーうん、さやかだ。と、夕陽は回転してみせた。 この奇妙な夢は、自分じゃない自分が味わえて、楽しいと感じながら。 それから、さやか・・もとい夕陽は通っている中学に向かった。始めは宿題とか大丈夫かな、と心配していたが、何故かされていたので、気楽に学校に向かった。 教室の扉を開けると、気の弱い神田美穂がいた。さやか(夕陽)はそれを見たとたん、美穂に自分の靴を投げつけた。 夕陽がやった事ではないが、無意識にその行動に出たのだ。美穂はびっくりした顔をして、すくみあがった。さやか(夕陽)がまた靴を投げようとした。蹲る美穂。さやかが靴を投げ下ろそうとした瞬間ー 「やめなさい!」 教室に響く怒声。さやかがビクッとして声の主の方を向いた。 「・・!」 あんぐりと口を空けるさやか(夕陽)。なんと声の主はー 夕陽自身だった。 何で、私がここにいるの?さやか(夕陽)はその衝動にかられた。 私は夕陽なのに。何で私はさやかで、夕陽は私じゃないのか。 その瞬間、目の前が暗くなった。しばらくして明るくなると、そこは元の夕陽の部屋だった。布団には寝汗がびっしょりと付いていた。まだ、気持ちの整理ができていなかった。何であっちに私がいるのか。 もしかしてー。夕陽は考えた。身体中が震えて、怖かった。 これが夕陽が見た夢の話。あの後夕陽は、こんな事を考えたのだろう。夕陽としての私は夢で、さやかとしての私が現実ーと。 その真相は誰も知らない。主体としての自分に変わりはないのだから。 少しホラーテイストな話でしたが、いかがだったでしょうか? 私はそんな夢みたことないですけど、たくさんの感想よろしくお願いします(笑)
過去から現世へ。現世から未来へ!
私、雨宮ほしは明日引っ越すことに、なっていた。 「はぁ引っ越すの嫌だなぁ。」 そんなことを呟いているとものの抜け殻になっている家にインターホンがなった。 なんだろう?そう思いながらドアを開けると私の友達のみさとあまがいた。 「どうしたの?」そう聞くとあまが 「ほしと遊べるのが最後だから...。」 続きを言わないあまにしらけたみさが 「だから遊ぼうと思って思い出づくるのに...遊べる?」 私はそれが嬉しくておもわず泣いてしまった。 「え。ほしどうしたの?」 パニックになっている二人に 「大丈夫」と泣き笑いのかおでいった そのあと沢山話したり買い物に行ってプリクラ撮ったりして沢山思い出を作った。 それから2年がたち私は中学生になった。 あのとき撮ったプリクラを思い出をお守りにして新しい生活を歩んでいくんだ。 桜舞う日私は心のなかで誓ったんだ。
忘れないで
今日は初デート 「早かったかな…」 待ち合わせの時間より20分も早く着いた 「あっ!」 彼女が居た 「ごめん!時間間違えてた?」 彼女は首を横に振る 「ちょっと速いけど行こっか!」 彼女は首を縦に振る (なんでさっきから喋らないんだろう…) その時、彼女はいきなり俺の手を握って走り出した 「ど…どうしたの?」 彼女はある花を渡した 「ごめんね………………どうか」 その後家に帰ると彼女が待ち合わせの20分前に死んでいたのが分かった 数年後 あの日から四年がたった 俺はワスレナグサを持って今年も君に会いに行く
殺戮の館
刹那、美波(みなみ)は背後に気配を感じた。振り返ると、赤い瞳。悲鳴をあげる間も無く、美波は床に倒れた。 卓馬(たくま)は床に倒れている美波に、目を疑った。首からは血が流れ、水溜りを作り出していた。それを見ていた美しい少女が振り返り、血のような赤い瞳を卓真に向けた。少女は面食らった卓真に飛びかかった。衝撃を感じたと思ったら、卓馬の意識は途絶え、床にぶつかったことだけが薄れる意識の中で分かった。 小冬(こふゆ)は美波達に無理矢理、幽霊が出るという噂がある廃墟に連れていかれた。 行きたくない、行けない、用事がある。何度断っても美波は私を誘い続け、私は折れた。というか、屈した。 「じゃ、小冬、ここでね」 そう、美波は手を振って小冬と逆方向を歩き出す。他の子も三々五々、進み始める。 しばらく歩むうち、体が震えて来るのが分かった。 必死に抑えようと試みる。だが、体は言うことを聞かない。 駄目だ。駄目だ。このままだと、私は。私は……。 小冬の瞳の色が黒色から赤へ、徐々に変わる。やがて、瞳が真っ赤に染まった。暗闇の中で赤い瞳がキラキラと輝いていた。 小冬は美波が行った方に向かった。美波は笑顔で廃墟を歩いていた。気配を感じたのか、美波がこちらを振り向いた。その直後、小冬は美波の首筋を噛んだ。美波が床に倒れる。首から血が流れ、床に溜まる。 私を誘うからだよ、馬鹿。冷え冷えとした目で小冬は美波を見つめる。 足音を感じ、小冬は振り向く。卓真が呆気に取られたように突っ立っていた。小冬を見つめ、さらに面食らったようになった。 小冬は卓真に飛びかかり、牙を首に深く入れる。 小冬は顔をしかめた。性格そのままに不味い。美波もまずかったが、こいつの方が不味い。 小冬は卓真を突き飛ばした。 耳元で囁き声がする。ねえ、血を吸うのはやめようよ。血を吸わなくても生きて生けるじゃない。 「うるさいよ」 仕方ないじゃない、私はこう生まれてしまったんだから。吸血鬼の両親を持ってしまっんだから。 目の前に少年が立った。あかりだ。 「ねえ、小冬さん。もう、担当されたエリア、見終わったの?」 小冬は妖艶に微笑み、首筋に噛み付いた。 あ、美味しい。性格は悪いのに、美味しいや。 小冬はあかりの血を全て吸い上げた。身体中が潤うのが分かる。 その後も小冬は同級生を襲い続け、気づけば一緒にここに来ていた同級生、全員を殺していた。 窓から外を見ると、満月だった。壁にかかった時計は午前十二時を指していた。 再び、小冬の体が震え始め、瞳の色が黒に戻った。 小冬は息を深く吸い込んだ。死屍累々を眺める。ある者は白目を剥き、ある者は顔をしかめ、ある者は苦しげな表情をしていた。 もう大丈夫だろう。危険な時間は過ぎた。だが、今日、殺した者は小冬を逆恨みするだろう。 窓のヘリに腰掛け、小冬はごちた。 「仕方ないじゃない。私、吸血鬼なんだから」 ぴょんっとヘリを飛び越え、小冬は外に出る。暗闇に溶け込み、小冬は家へ急いだ。
天使色のシロ
これは私の母の話。 母は子供の頃、シロという犬を飼っていた。隣のおばさんが、子犬がうまれたからと両親にたのみこんで飼わせてもらったそう。シロは優しい子で、母が泣いている時はいつもそばにくっついていた。こうして二人は家族として仲を深めていった。 母が一人暮らしを始めて少したった頃実家から、『シロももう年で弱ってきたわ。最近変な症状も出てきたし』 と告げられた。母は、シロといられる時間ももう長くないだろうと実家に帰り、シロと数日過ごした。 そんなある日、買い物から帰るとシロの姿がなかった。シロの足はガクガクで、自分の体重を支えるのも精一杯でまともに歩ける状態じゃなかった。目だって見えるかどうかという状態で、おまけにまっすぐ歩けない。一人で遠くに行けるはずがなかった。 若い頃シロは何度も鎖をはずして逃げ出したが、夕飯までには必ず帰った。 だがその日、シロは帰らなかった。そのあともシロを必死で探したが、見つかることはなかった。 母は自分のアパートにガウディのような色合いの、シロの写真を飾る棚を作った。母のお父さんは、仏壇のつもりかと言ったが、そうではない。母は天使の台座を作っただけ。シロは母の家に訪れた天使だった。だから白って名前だったんだきっと。シロは沢山の幸せをくれた。役目をおえて出ていってしまったけどきっと今でも誰かに幸せをあげている。 母は実は今でもシロが生きているのではないかと私にだけ教えてくれた。
近くて遠い恋
席がえで、好きな子と、となりになった。 親友二人は、「告ればいいじゃん」と、簡単に言うが告ってしっぱいすれば、友逹としても、やっていけない。そう考えると、告はくできないのだ。 色々、おまじないも使ってみるが.そのことをしらない友だちが、みやぶってしまう。 そんなことをやっているうちに、夏休み間近のある曰、かの女が、引っこすことになってしまった。 かの女が引っこす日、しんかんせんにのる直前、告はくするのは、今しかないと思った。 「好きだ!今でごめん」 「なんでもっと早く言ってくれなかったの?わたしも、好きだったのに」 感想とアドパイスをねがいします
深夜2時に君に逢いに行く(ホラー)(感想ください)
「深夜2時に貴方に逢いに行くね。遊ぶ準備をしててね。おに、、、」で途切れた、不気味な声の一言だけの留守番電話が入っていた。着信が入っていたのは午前2時、丑三つ時なのだ。不気味すぎる。 僕は「どうせただのイタズラ電話だろう。」と思いながらドアロックは一応締め、過ごしていた そして電話の事が気になりながら眠りに着くと ちょうど2時ぐらいだろうか。 インターホンを連打する音と、ドアを開けようとする音が静かな家の中に響き渡った。 僕は「本当に誰かが来たのか?」と思いながら身震いをしながら帰るのを待っていた。 すると一気に音は無くなり、静かになった。 怖くてあまり眠れなかった。 次の日、ドアノブには「また明日くるね」と書かれた手紙があった。 僕は警察に言おうか迷った。だかこんな嘘くさい留守電と夜中の訪問、置き手紙じゃ信じてもらえないだろう。「イタズラだろ?」と言われて追い出されるだろう。 僕は今日もドアロックを締め、鍵も締めて、また来るんだろうかと怖い思いをしながら眠った。 するとまたちょうど2時頃、インターホンとドアを開けようとする音が鳴り響く。少しして、ドアロックが外れる音がした。そして、留守番電話と同じ声がした。やっぱり不気味な声だ。 僕はベッドの上で毛布を羽織って、怯えながら去るのを待つ選択肢を選んだ。いや、その選択肢しかないだろう。 すると ぺた、、、ぺた、、、 と廊下を歩く音がした。 少し動きが止まった。 また ぺた、、、ぺた、、、 と歩く音がした。 もうなにもかも終わるような気がした。 もう諦めていたその時、顔を上げると顔が青白い少女が立っていた。 狂気染みた笑顔をして。 そのあと少女に首を絞められた。 もうなにも考えられないほどになった。もうなにも、考えられない。 何をすれば、、、 こうならなかったのだろうか、、、 ー少女はなぜ僕を絞めにきたんだー
下の名前
「あー由希、おはよう!」 「夏江くん、おはよー」 彼は夏江優くん。 私の彼氏です。 「そろそろ、俺のこと下の名前で呼ばん?」 「む、無理だよぉ~」 「じゃあ、明日の3000m走で、俺が一位になったら呼んで?」 「い、いいよ」 夏江くんは足がはやいが、さすがに一位にはなれないと思った。 次の日 「それでは、よーい、ドン!」 夏江くんがスタートダッシュを決め、一位に。 2位に半周以上の差をつけてそのままゴール! 数分後 「一位だよ?俺、下の名前で呼んで?」 「ゆっゆゆゆううゆ…」 「面白いね由希。好きだよ」 「やめてよ!ゆ、優! 私の方が好き…なんだからっ! こんなこと言わせないでよー」 「やっぱ頑張ってよかった。」 どうやら1カ月ほど前から毎日練習していたらしい。 「優、好き!」