短編小説の相談いちらん
短編小説
みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。
『人魚』
昼休み。私はウキウキしながらプールの近くにある更衣室に向かった。セミの声を聞きながら、手早くスクール水着に着替える。更衣室から出ると、いつもは制服で隠れている二の腕を、夏の太陽がジンジンと照らした。 「あら、今日も水田(みずた)さんは一番乗りね」 体育教師の齋藤(さいとう)先生がにこやかにそう言いながら近づいて来る。 「はい! 私、プールが大好きなんです! だから、この学校に水泳部がないのがめっちゃ残念なんです」 私が元気よく言うと、齋藤先生は苦笑いをしながら言った。 「そうね……高校では、水泳部が強豪の南高校に行けば、ほぼ毎日プールに入っていられるわよ」 「え! 南高校ってこの辺りではめっちゃ進学校じゃないですか! 私には無理ですよ~」 そんな他愛のない会話をしていると、同じクラスの生徒が集まって来た。 「それでは、準備運動を始めます」 齋藤先生の一言で私達は整列し、準備運動を始めた。それからシャワーを浴びたりしてから、私達は水泳の授業を始めた。 プールの中に入ると、真夏の暑さとプールの水の冷たさでちょうど良い体感温度になる。潜ると透き通った水の中で、たくさんのクラスメイトが泳いでいるのが見える。綺麗に泳げている子もいれば、泳げているけれどフォームがぐちゃぐちゃな子、すぐに足がついてしまってほとんど歩いている子などいろんな子が見えて、なんか青春を感じる。 泳ぎ始めると、なんだか楽しくなってずっとこのまま、人魚のように泳いでいたいと思う。息継ぎをした時はプールの外側を水を滴らせながら友達と歩いている女の子がチラッと見える。水の中では右に顔を向けると同じように泳いでいる子が見えた。私は平な水面を水しぶきに変えていきながらどんどんと泳いでいった。 授業が終わる10分前、先生から自由時間が与えられ、私はプールの中に潜り水面を眺めた。不規則に揺れる水面、クラスメイトの賑やかで青春を感じさせる笑い声、午後の日差しが輝く青い空。どこからかお茶目な魚がこちらにやって来て、一緒に美しい七色のサンゴを後にしながら泳いでいく。私は美しいひれを動かし海水を蹴るように泳ぐ。やっぱり人魚で良かった、泳ぐのは楽しいと思いながら。どこまでも見えそうな透き通った海、ここが私の故郷。 「……美波(みなみ)! ずっと潜ってるけど大丈夫?」 ふと、友達の声で我に帰る。はっとして私は立ち上がった。頬から水が滴りこそばゆい。 「大丈夫? 一緒に泳ごうよ! 自由時間あともうちょっとだよ!」 「あ、うん! じゃあ、どっちが先に向こうに着くか競争ね! よーい、スタート!」 私の掛け声で私達は一緒に泳ぎ出した。人魚のように。
普段の日常で
私(中1、みか)は、大学2年の姉(りりな)、大学1年の兄(ひろと)、小学2年の双子の妹(さくらともも)、ママ、パパ、飼っている犬のメープル(ゴールデンレトリバー)と一緒に幸せに暮らしている。今から話すのは、学校から帰ってきて3時頃の普段の日常である。 りりな 「友達からLINE来た!原宿で遊んでくるね」 ひろと 「俺はバイトに行ってくる。6時30分には帰る」 さくら 「YouTube見ていい?それとも、あつ森やろうかな~」 もも 「私は宿題やんなきゃ。ママ手伝って~」 私 「じゃあ私はメープルと散歩に行ってくるね。」 さくら 「りりなはどこに行ったの?」 ママ 「原宿よ」 私 「やば!期末テストの勉強しなきゃ!メープルの散歩、ママお願い!」 ママ 「えっ?!ももの宿題見ないといけないから、」 りりな 「原宿に行くの明日だったわー最悪」 ママ 「りりな、メープルの散歩行ける?」 りりな 「いいよ。」 さくら 「みか、この宿題教えて。頭いいでしょ?」 私 「今、勉強してるから静かにして。それに私は頭良くないし、どうせなら、ももと一緒にママに聞いたら?」 さくら 「さっきももとケンカしたからやだ」 私 「じゃあ、後でりりなかひろとに聞きなさい。」 ひろと 「ただいま~。最悪、ボーナス来週だったんだけど。」 さくら 「あっ、お兄ちゃん帰ってきた!この問題教えて!」 ひろと 「良いよ。ほら、これは…」 りりな 「ただいま。みんな何してんの?」 私 「宿題とか勉強してるけど、何で?」 りりな 「さっき、友達とその友達に会ったら、来週期末テストなんでしょ?」 私 「そうだよ!何なら私の勉強も後で見てよ―」 りりな 「オッケー」 おまけ 実は、私には兄弟がいないので想像で作ったお話です。こんな感じだったら回答お願いします!それから、この話には書いていませんが、りりなは20歳で、彼氏がいて、その彼氏と来年結婚予定です!!歳が離れていますが、仲の良い兄弟のお話を作ってみました。感想があれば回答お待ちしています!
あの花のように…
あの花のようになりたい。 あんなに美しく咲き誇れる、あの花になりたい。 みんなを笑顔にできる、幸せな気持ちにできる、あの花になりたい。 あの花ってなんだろう? いや、それはもしかしたら花ではないのかもしれない。 誰だって、美しく咲き誇れる。 輝くことができる。 誰だって、みんなを笑顔にできる。 幸せな気持ちにだってできる。 そう、私たち人間も。 私は今から、花になる。 終 ゆいしばです! 感想待ってます^-^
初めまして、新しい世界。
目が覚めると、そこは変わり果てた姿になっていた。 家は焼き去り、周りには汚物が散らばって、皆はロボットの様な姿になっている。 ふと、自分の頭を触るとボタンの様な物がついていて、何だか押したくない。 -突然、ロボットが襲いかかってきた。 私は逃げた。 「はぁ、はぁ、はぁ」私の荒い息が響く。皆には聞こえてるはずなのに、追い掛けるのを止めてくれない。 そこから10分くらい逃げ回っただろうか。 ロボットは私を諦めてくれた。が、私は大事な事を忘れていた。 この世にいる全員がロボットになった事を。 後ろを振り返ると…頭が真っ白になった。 私は開き直って言った。 「初めまして、新しい世界。」
【短編小説】ごめんなさい
「生きててごめんなさい。」 それが親友の口癖だった。 私は羽角雪代(はすみゆきよ)。高校2年生。 私には親友がいた。 大好きでとても大切な親友。 彼女はいじめられていた。 違うクラスだった私達は週に1回会ってたけど、 それぞれの状況なんて何も知らなかった。 だから、私は気付けなかった。 親友はいつも笑顔で綺麗だった。 でも、たまに悲しそうに笑う時もあって…。 今思えば、それが彼女なりのSOSだったんだなって気付いた。 親友はすぐ謝る癖を持っていた。 怒るような事でもないのに、すぐ謝っていた。 どうしてすぐ謝るの? 私は彼女にそう聞いた事があった。 「何となくだよ。小さい時からずっと聞いてきた言葉だったからかな。 やめようと思っても、気付けば謝っちゃってて…。」 えへへ そう笑った彼女は女の私でも惹かれるような表情をしていた。 ある日から、彼女の口癖は「ごめんなさい」から 『生きててごめんなさい』それに変わった。 何でって聞きたかった。 でも、聞けなかった。悲しそうに笑う親友の顔を見て。 そして、ある日、彼女は空の上に旅立った。 私は気付けなかった自分が恥ずかしくて悔しくて。 ずっとずっと泣いていた。 親友がいなくなって数日後、親友のお母さんに家へ招かれた。 彼女の部屋に入った私は驚いた。 友達との写真で埋め尽くされていたから。 その中には私との写真もあって。 また泣きそうになってしまった私。 彼女のお母さんに袋を渡された。 その日は親友のお母さんと少し喋ってから帰った。 袋の中身を見ると、たくさんの花が入っていた。 アイビーゼラニウムやベルフラワー、ハハコグサ、ワスレナグサ が入っていた。 花言葉? 知ってるよ。 私、花が好きだから。 「手紙も入ってる…。」 手紙を読んだ瞬間、頬に温かいものが伝わった。 『ありがとう。大好きだよ。 ごめんね。』 彼女の可愛らしい字で書かれていた言葉。 「私もだよ。」 私は空を見上げてそう言った。 作者のブルーです。 みなさんが好きな花ってなんですか? 感想・アドバイスをお願いします。
もしももう一度あの青空の下で会えたなら。
俺は瑞樹(みずき)。小学6年生。丁度一年前に最愛の祖父が亡くなった。 あれから毎日祖父のことを忘れたことはなくて、毎日目の前に出てきてほしい。と願っているのに未だに出てきたことがない。 ずっと会いたいのに会えない。 会いたくて自殺を考えたほど。 「ここ、いつもじいちゃんと散歩してたなぁ…」 小声でそんなことをぼやきつつ、周りには田んぼしかない散歩道を歩く。 周りはいくら歩いても同じような景色なのに、祖父と歩きながら話すとどれだけ歩いても疲れなかったし、景色に飽きなかった。だけど今日は飽きてしまう。 祖父がいないからだろうか。雨が降りそうな空に腹が立った。 「雨が降るくらいなら…じいちゃんに…会いたいんだよ!」 と泣きながら空に言って、無意識に下を向きながら歩いている。 空を見たくないからだ。 すると、 「おーい!瑞樹!久しぶりやな!」 という祖父の声がした。 慌てて前を向くと、そこには生きてた頃と何一つ変わらない祖父の姿があった。と同時に、少し日が差した。 「え!?じい…ちゃん?幻覚じゃないよね!?でも…あれ?一年前…!」 今までにないほどびっくりしてしまった。あれだけ会いたい人に会えたのだからびっくりして当然だ。 「幻覚じゃない。でも確かに一年前わしは死んだ。でもな。神様がこの世に来るのを許してくれた!」 空のようないつもの笑顔で祖父は言った。 「神様ってマジでいるんだ…w」 驚きと笑いが同時に来た。 「折角会えたから、前のように散歩するか!」 本当に前と何一つ変わらない。服装だって、祖父が好んで着ていたものだった。 「うん!」 感動の涙を堪えて俺はそう言う。 「瑞樹ももう小6か。大きくなったな。前まで生まれたばっかりだったのにな。」 前までっていうか、もう12年前だよ。と俺は思った。 「うん。今年やっと小学校卒業だよ。最後の運動会も、修学旅行もあるし。」 祖父の前を向いている横顔を見ながら言う。 「卒業式、生きてるときに見れなくてごめんな。でも、いつも見てたから、卒業式も見ておく。」 申し訳そうな表情で祖父は言った。 どうして謝るんだろうか。悪いのはじいちゃんじゃないのに。 「ううん。じいちゃんのせいじゃない。謝らなくていい。運動会も卒業式も、感想が聞けないだけで見てくれてるんだったら、じいちゃんのが見てるんだと思って頑張れるよ!」 少し悲しい表情をしてしまった。笑顔になれ。俺。 「絶対見とくわ!また会えたら、感想言うわな!」 祖父も、少し悲しい表情から笑顔になった。 「うん!」 笑顔で返す。 ふと、祖父が腕時計を見る。 「あ、もう行かないと。神様に怒られるwまたいつか来るからな!」 祖父が焦った表情で笑った。 「そっか。楽しかった!またね!」 と俺は手を振る。 後ろ姿で祖父はこちらに手を振った。 そしてそのまま青空に消えていった。 別れは寂しかったが、また会えると信じよう。 そう思えた。 と同時に、あることを思った。 「もしかしたら、空の神様が願いを叶えてくれた…?」 であれば、空にお礼を言わなきゃ。 「神様ー!!願いを叶えてくれて、ありがとうございましたー!!」 と大声で言った。 空がそれに答えたかのように、雨が降りそうだった空が雲ひとつない青空にいつの間にか変わっていた。 空は、俺の気持ちを表していたのかな。 さっきとはまるで違ったあの青空のような笑顔でいつもの散歩道を歩いた。
私の最初で最後の恋
あなたの初恋はいつですか? 私の名前は美咲。高校生。まだ好きな人ができたことがない。そんな私には誰にも言えない秘密がある…まぁそれは後でわかることだし先に学校学校! 「間に合ったー」 この声と同時にチャイムがなった。 「もー!美咲ったら今日は日直でしょ!」 彼女は心愛。親友。こっちゃんって呼んでる。 「こっちゃんも前忘れてたでしょ!」 「忘れてなんか…あったねw」 「でしょ!w」 2人で笑い合う。 そんな会話をしていると、ドアが音を立てながら開いた。後ろを振り返ると幼馴染の唯人がいた。唯人は女子だけでなく、男子からも人気がある。教室にいるだけでみんな騒ぐ。ほーらうるさいやつが騒いでる。 「きゃー唯人クーン」 そう言って唯人の腕を持ったのは紗奈だ。スタイルがよく。男子からはすごく人気がある。私達はは紗奈に押されて廊下に出ていた。 「美咲ーいいの?すっごいくっついてるよ」 「いーのいーの。唯人だって笑ってるし」 「じゃあ二人がキスしたらどうする?」 「キ…キス!?そんなんする訳ないじゃん」 「前してたよ。それもすっごいやつ」 「う…そだよね?」自分でもショックを受けてるのがわかった。なんでこんなショック受けてるんだろ… 「嘘だよw」 「なんだ…嘘か」 「唯人のこと好き?」 「なわけないじゃんw」 「キーンコーンカーンコーン」 学校の終わりを告げるチャイムがなった。私は走って家に帰り、唯人の帰りを待った。すると、家のインターフォンが鳴った。見てみると、唯人だ。私は嬉しくて走った。そして玄関を開けると、その嬉しさは消えていった。目の前には唯人と手を組んだ紗奈もいた。唯人が家に来たのは報告だったんだという。なんの報告かって?もうわかるでしょ。付き合ってるって報告。2人が帰ったあと、胸が苦しかった。なんでか分からない。とりあえず、こっちゃんを呼んだ。話を聞いてもらうと、「病気だよ」と言われた。なんの病気?と聞くと、「恋の」と言われた。こっちゃんは帰ってしまった。私は混乱していた。恋の病気?私が誰を好きだって?唯人?いやいやあいつはただの幼馴染だし! その時、こっちゃんに言われたことを思い出した。「好きな人は案外近くにいるかもよ~」 私、唯人が好き?…好きなんだ! もう遅い。唯人には彼女がいる。それに…私には秘密がある。それは、余命が半年しかないということ。原因は病気。なんの病気かは私も知らない。親が教えてくれなかったのだ。親の日記には余命だけ書かれていた。誰も病気だということは知らない。心配させたくなかった。 それから余命1か月まで迫ってきた。高校2年生になった。唯人は紗奈と別れたらしい。それはそれで嬉しいけど唯人が落ち込んでる。やっぱり真剣だったのかな。 「キーンコーンカーンコーン」 学校が終わった。放課後こっちゃん約束をしていた私は待ち合わせ場所まで走った。そこに着くとこっちゃんではなく、唯人が立っていた。 「唯人?なんでここにいるの?」 「お前を待ってたんだ」 「え!?」 「私はこっちゃんと…」 「俺があいつに頼んだんだよ」 「ちょっとお前と話したいことがあって」 「2人で?」 「ああ」 やばい…唯人と2人きりだ! 「どこ行くの?」 「クレープ」 「やっぱり甘いもの好きなんだねー」 「うっせー行くぞ」 クレープを食べ終わり、唯人の家に行った。 「話したいことってなに?」 「お前…俺に隠してる事ないか?」 「?」 「俺は知ってる。お前の口から聞きたい」 「なんのこと?分からない」 「もういい。お前病気なんだろ?」 ドキッ 「なんで黙ってた!」 「心配させたくなかったから」 「俺はお前の事だったらなんでも心配するよ!」 「俺は…お前のことが好きなんだよ!」 「小学生の頃からお前が好きだった。紗奈のも嘘だ。お前を振り向かせるために協力してもらった。」 「わ…私も!唯人が…好きで…でも!付き合えない。私はもう…」 そう。あと1ヶ月もない。 「付き合えなくても、最後まで一緒にいよ?」 「うん」 そして6月24日。 「みさきぃ」 「美咲向こうでも元気でな」 美咲は亡くなった。 「美咲。俺頑張るから!向こうで見ててよ!」 私の最初で最後の恋。[完]
初恋の相手は貴方でした
麗『今日も学校…ヤダな…』 そう思いながら靴を履きドアを開ける。 私は横山麗華。中学2年生。 私は小学校の時からいじめられている。 みんな見て見ぬ振りをする。 その頃から誰も信用できなくなった。 麗『あぁ…着いてしまった。』 ついに学校に着いてしまった。 私はゆっくり教室に向かう。 美「あれぇえ?麗華じゃん。来ないと思ってたのになぁ~まぁ来て欲しくなかったんだけど((ボソッ」 彼女は大月美香。私をいじめる人の1人。 毎日こんな感じで言ってくる。 私はいつも言い返すことができない。 言い返したら何をされるかわからないから… 教室に入ると何故か騒がしかった。 何故か気になったけど見て見ぬ振りをして自分の席に向かった。 席に着いた時騒がしかった理由がわかった。 麗「なにこれ…」 私の机にはカッターで切られた跡や、砂、ペンで悪口を書かれていた。 こんなに悪質ないじめは初めてで泣きそうになった。 そんな時1人の男の子が私のところへ来て何も言わずに一緒に片付けてくれた。 麗「ありがと…う。」 私はそう言ったが無視されてしまった。 麗『やっぱり助けてくれたんじゃなかったんだね…』 私はますます人を信用することができなくなった。 中2の秋頃のこと… あの男の子が交通事故で亡くなってしまった。 私は何故か涙が出た。 仲が良かったわけじゃないのに… 一度助けてもらっただけなのに… それなのに… あぁ…初恋の相手はあの男の子だったんだ。 こんにちは。琥珀です!なんかこう言うの書くの初めてなので変になってますけど気にしないでくださいw 他の物語も頑張って考えたいと思います!!
濁った世界と君の声
よいちどりです! 蓮華(れんげ)ちゃんの後輩の宇和香苗(うわかなえ)ちゃんのお話! 「宇和さんまた男子といる」 「何?モテてるアピ?」 「本当男好きね」 背後から聞こえる陰口。入学してから半年、ずっと止まない。 そんな事をして何が楽しいの?私には分からない。 それに乗り、息をするように広がる淀んだ言葉。自分が言われたら怒るのに人には言う。本当子供っぽい。 その陰口は今や学年全体に広まり、私は孤立中。でも別に苦ではない。こんな連中と一緒にいたくないし、私には居場所があるから。 生徒会。最高の組織。私は書記をしてる。役員は5人。 副会長の蓮華先輩に陽那登(ひなと)先輩、会長の碧波(あおは)先輩、そして会計の笠音(かさね)。 笠音は私の好きな人。誰の陰口も言わないからノリが悪いとか陰キャとか言われ、私と同じように孤立しかけている。でも、彼の声が陰口で汚されるのは聞きたくない。と思ってる。 私たちはよく話す。同じ生徒会役員として、孤独なもの同士として。 騒ぐ教室に私が聴覚をシャットアウトしかけたとこで 「おい」 話しかけられた。笠音だ。声だけでわかる低いけど綺麗な声。 「お、笠音。どした?」 「香苗、また言われてる」 彼は私を香苗と呼ぶ。少しくすぐったい、でも嬉しい。 「いいよ、気にしてたらメンタル削れてなくなる。さらっと流す位が丁度いいし、もう慣れた」 「あんま変なのに慣れると助けてって言えなくなるから、俺にはなんでも言え」 なぜか命令口調。照れてる証し。こんな癖、誰も知らないよなって思うと嬉しくなる。 「うん。でも口で言うの恥ずかしいし後でDMでいい?」 「おう。了解」 少し彼が口角を上げる。すると頭に手を置いて 「無理すんなよ」といってきたので 「あんたもな」と返してみた。 ニヤッと笑い片手をあげて去ってった。 今日も格好よかった。こんな会話も嬉しくて、なんだか取っておきたくなる。 って時間やば!次理科だった! クラスの子は半分くらいいなくなってた。言ってくれてもいいのに… なんて思いながら理科室へ向かった。 コンコン 「失礼しまーす」 「あら、珍しく早いね。」生徒会室に入ると声をかけられる。会長の碧波先輩。 「珍しくは余計です。そういえば漫画の新刊って…」 「出た!」食い気味のすごい熱量で食いついてきた。実は碧波先輩は腐女子。生徒会役員だけの秘密。 しばらく先輩の腐トークを聞いてると、「…ます」ほぼ聞こえない声で笠音が入ってきた。 「いや、聞こえないし」 「いや、別にいいし」 「いや、よくないし」先輩もノリに乗ってくる。そのうち副会長二人が来た。二人は私が密かにくっつけたいって思ってる。言わないけどね! 生徒会が終わって自転車置き場に行くと、女子の先輩達がいた。無視して行こうとすると、 「おい」と言われた。 「はい?」 「ちょっと来い。」リーダー格の先輩が言う。 「え?」 「いいから来いよ!」 強引につれていかれる。 「あの、なんです?早く帰りたくて…」 私はあくまでも強気。 「は?お前の事情とか知らないし。で、どうすんの?堤君の件」 「ツツミクン?」 誰?…あ、堤愛斗(つつみまなと)のことか。思い出した。学校1のモテ男。彼に恋をし散った女子は数知れず…な男子。 「いや、どうするって何もない…」 「嘘つくな!堤くんとデートしたくせにさ、何生意気なこと言ってんの?」 ガシッと胸ぐらを掴まれた。セーラー服のボタンがプチプチ外れた音がした。 「い、いや、本当に知らない…」 さすがに怖くて声が震え、膝ががくがくする。 「いつまでそう言うの?私見たの、あんたらが手繋いで歩いてるの!」 「嘘!見間違いです!」 「ウザッそんな否定して何になるの?先輩、もういいですよね」 二年生の先輩が言った。 「いいよ。期待してるよ、空手部のエース」 「歩梨(あゆり)がんば!」 空手部?ポカンとしていると歩梨先輩とやらは腰をおとし臨戦態勢になる。 気づいた。殴られる。この人達おかしい。何をしてでも私に吐かせようとしてる…! 逃げようとしたら、「おっと、行かせないよ」と言い先輩が体を押さえてくる。 なんで?せめてもと目をつぶったその時。 「やめろ!」パシャ! 笠音の声とシャッター音。目をうっすら開けると、笠音が私の前に立ち、代わりに殴られていた。 「笠音!」 「平気」後ろを見ると碧波先輩がいた。 「香苗!大丈夫?あとは任せて」よかった…安心して体中の力が抜ける。倒れる寸前、笠音は支えて抱きかかえてくる。 「え?ちょ!」 「いいから」 「ごめん、その、胸元空いてて…」 「あ…見ない方がいいよな…」 こんなときまで優しい。想いが高まって 「好き」 無意識。口走ってた。 彼は無表情…のままキスしてきた。 「え、どういう?!」 「自分で考えろバーカ。」
神紫の緑瞳
「私は貴方にとって…必要でしたか…?」 琴葉さんの宝石のような緑色の瞳が… 琴葉さんみたいに綺麗な瞳が…俺だけを見てる ガサガサ ガサガササ 草花が揺れる音…肌に突き刺さる薔薇のトゲ 一つわかることがある… 俺はこの森で迷ったようだ… 数時間前 『町外れの神紫森があるだろう? 龍哉様。貴方の運命は神紫森の中にあります』 『……は、はぁ…?』 占いの館で紫色の羽織を目までかけた不思議な女性占い師に 足止めされて、占い結果を助言された で、森にいる今に至る 「いてて…なんで薔薇が枯れてるんだ…… いてててて、どんだけ刺さってんだ……」 ズボンの下が血だらけだな。薔薇だらけの 道を無理矢理突破したからだ…自業自得… しかも、薔薇は枯れてて折角見つけたのに台無しだったな ザアァァァァザアァァァァ 天気雨!?最悪だ… 俺は雨宿りのために小屋や大きな木を探していた。 え!? 俺の走る先には雨に打たれる少女の姿 え…え…えぇ……どうしよう 俺は何も考えず彼女の元へ向かった。 彼女は俺の登場に目を一瞬大きく開き驚いていた。 「家どこ?誰か一緒にいないの?」 カーディガンを彼女の頭上に掲げて話し掛けた かなり濡れてるな……宝石のような美しい緑瞳 乱れた一つの三つ編みは水滴と黒髪が綺麗に輝く 小柄で可愛らしい容姿の彼女に一目惚れしそうだった 「む…向こうに小屋がある…」 彼女の名は琴葉と言った 琴葉さんが指さした小屋は琴葉さんが 所有者ではなく所有者の知り合い…愛娘のような存在らしい 森は脱出困難な迷路のようらしい 琴葉さんは準備が整ったら迷路がわかるといい 俺と小屋に避難していた。 琴葉さんの言うことを聞かずにでた奴らは 外れの迷路を進みその後……どうなったか… 週日が進み琴葉さんとは仲良くなれた 小動物達と戯れる彼女を見ると癒される 琴葉さんはこの時も“準備”を教えてくれなかった。 「雨だね。この頃ずっと雨」 「龍哉さん、雨も私は好きですよ… だって雨じゃないと龍哉さんと会えなかったじゃないですか」 柔らかく華奢な笑顔で囁いた 天然だからか恥ずかしい言葉を放つも俺に微笑みかける 可愛いなぁ…優しいなぁ… そんな事があった日の夜 「龍哉さん龍哉さん。龍哉さんは森…嫌いですか?」 琴葉さんは悲しげな顔をして俺に問いかけた 希望の無いような深緑瞳 そんなわけない…俺は…… あの日の雨に当たる彼女の姿が蘇る この森は……その時だったんだ 琴葉さんの緑色の瞳に赤色が移る 振り向けば…迷い狂う学生達が枯れた花、木に タバコの火を付ける…火事だ……! 「やめて!やめて…!神紫森は……やめて!!」 琴葉さんは汗を大量に流し火の向こうに手を伸ばす 俺は井戸水を素早く持って走る。 「琴葉さん!危ないから!危ないから下がって!」 「嫌です!龍哉さんが死んだら意味がない!」 琴葉さんは大声で俺の腰をぐっと寄せ付けた 小さな体の腕力にしては強いな…… 彼女は突然俺の耳に囁いた 「私は貴方にとって…必要でしたか…?」 琴葉さんの宝石のような瞳が… 琴葉さんみたいに綺麗な瞳が…俺だけを見ている… このままじゃどうやろうと死ぬ… 琴葉さんだけでも……生かして…お願いです神様… 「琴葉さんは…?琴葉さんは…… 俺の大事な人です……」 お願いだから…神様……どうか…琴葉さんを… 守ってくれ……! 腕の中の琴葉さんが流す涙 緑瞳の中の水滴が…彼女をより綺麗にしていた 最後に見たのは此処だけだ…… どこだ此処…暖かい…真っ白い…… 琴葉さん…琴葉さんは? ここは存在不明の場所? 森そっくりの薔薇が咲き乱れていた その奥に見覚えのある綺麗な一人の娘… 琴葉さん…! 振り向いた乱れ髪の小柄な少女 緑瞳が印象的な彼女が涙を流して俺の方へ来る 暖かい…暖かい……俺と君の周りが 燃える中…もう絶対……手放さない…… だから……笑顔で居てくれ… 神紫琴葉
七夕(アドバイス、感想、お願いします!)
彼に会う為、今年も私は願いを捧げる。 三年前 ミーンミンミンミン。 セミの鳴き声と、暑い太陽の下、ベンチには2人の子供の姿があった。 「暑いねぇ~」 そう1人の少女が呟くと、今にも溶けそうなアイスをペロリと舐めた。 彼女の名前は林裕香。地元の小学校に通う生徒だ。 「だな」 そう簡潔に答える彼の名前は佐島司。 裕香と同じ学校に通う幼馴染みだ。 「そだ!司七夕物語知ってる?」 「七夕物語?あぁ‥大体はな」 そう司が答えると、裕香は夢を見るような瞳で空を見上げた。 「ロマンチックだよね~ あ!」 「な 何だよ急に。」 また嫌な事を思いついたんだろ と怪訝そうに裕香を見つめる。 「私達も毎年七夕の時は必ず会うようにしようよ!」 そうまくし立てる私を横目にみて、はぁあ~と司はため息を吐く。 「予想どおり。ホント裕香って俺にとって嫌な事しか思いつかないんだよぁ」 「むぅ 別にいいじゃない」 と裕香はほっぺを膨らました。 そんな裕香を見つめ、司はブハッと吹き出す。 「何だよその顔。仕方がないな~でも自分から言って約束破るとかするなよ?」 「うん 大丈夫!」 と、裕香はそこら辺に落ちていた葉っぱを拾うと、常に所持しているボールペンで約束事を書いた。 サラサラと書き記している裕香は、ふと、司は伝説と関係する行事に関しては顔を出さないのに珍しい、と感じた。 約束事を書き終え、裕香は時間をかけてちまちま食べてたアイスをやっと食べ終えて何気に時計を確認すると、短針は5の上を通り過ぎようとしている。 「あ ヤバ!帰んなきゃ!怒られる~」 急いで公園を出て、交差点を渡ろうとした時何かが裕香の足に当たり、ぐらりと体が前のめりに傾く。 後ろから司の声と車のクラクションの声が聞こえた気がしたけど、次の瞬間背中に強い衝撃があって、意識は既に朦朧としていた。 次に目が覚めたのは、病院のベッドの上だった。 1番最初に視界に入ったのは、病院の清潔すぎる白い天井だった。 驚いて体を起こすと、ベッドの横にいたお母さんが「目を覚ましたわ!」 と声を上げた。 「もう‥目が覚めないかと思ったわ‥」 と涙目で裕香の頬をさする。 後でお母さんに聞いた話によると、私は偶々交差点にあった石に躓いて前のめりになり、丁度横から来た車に轢かれそうになったそうだ。 「でも 司君が手を引っ張ってくれたから助かったんだけどね‥」 裕香はそこでハッと気づいた。 司がいないのだ。もう帰ったのかもしれないけど、司はそんな事はしないはずだ。 「お母さん 司は!?」 そう問うと、お母さんは一瞬顔を曇らせたが、何かを決心したように裕香を見据えた。 「司君は‥司君はね 裕香を助ける為に 逆に道路に飛び出してしまったの。裕香は知ってると思うけど‥司君 小さい頃から体が弱いでしょう。裕香を掴んだ反動で飛び出してしまったのよ」 それを聞いて、裕香は嫌な予感を覚えた。 裕香は意を決して、恐る恐る聞く。 「それで司は‥司は大丈夫なの?今いる?」 お母さんは無言で首を振る。 それを見て、裕香は体の中の体温が、さっーと冷めていく気がした。 裕香はいてもたっても居られず、病院を飛び出した。 後ろから聞こえるお母さんの声を振り切り、無我夢中で走った。沢山走った。 気づけばあの交差点にいた。裕香の目の前を、何事も無いように車が走り去っていく。 「こんなの 信じられないよ‥」 裕香の瞳は、たちまち涙で溢れた。 その涙を拭う気力も、今の裕香には無かった。 時は流れた。 いや、5日ぐらいだったかもしれない。 裕香は司と最後に遊んだ公園に訪れた。 何気にあの日座ったベンチに腰をかける。 すると、視界の端に何かが映った。 それを拾い上げると、思わず声を上げた。 それはあの日書き記した葉っぱだったのだ。 ポケットからスマホを取り出し、日付と時間を確認する。 裕香は急いで家に帰った。 クローゼットから長い間来ていない浴衣と、団扇を引っ張り出す。 玄関で下駄に履き替え、毎年地元で行なっている七夕祭りへと向かった。 時刻は7時過ぎ。まだ時間はある。 屋台などが並んでいる大通りを過ぎ、土手へと向かう。土手は、人の気配が無くただ電灯が立っているだけだった。 裕香は土手の草原に腰をかけると、遠くの空を見つめた。 「彦星様に会えるかな‥」 そう呟くと、向こうの空にひときわ輝いている星がキラリと光った気がした。 ‥今でも、あの日の事は鮮明に覚えている。 私は、毎年変わらない願い事を短冊に記すと、土手に向かう。 手と手を組み合わせ、私は願う。 司に会えますように。
日記
『部活入って2ヶ月。大会に向けて練習を頑張っている。学校の帰りに、海岸で牡丹が描かれた着物を着た女性に 会った。海をじっと見ていた。後ろを向いていたので顔は分からない。 部活の練習試合で勝った。あと一週間で大会だ。またあの女性に会った。声をかけようと女性の後ろで呟いていると、女性が後ろを振り返ったが、顔を赤らめてすぐ海をまたじっと見つめている。 大会で準決勝に進出した。あの女性はいつもより髪がボサッとしていて、泣いていた。何が会ったんですかと聞きた かったが言えなかった。 決勝に進出したが、足を怪我して決勝には行けなさそう。あの女性は俺に話しかけてくれた。俺がいつもここにいた 事を気づいてくれた。足の怪我を見て、包帯を巻いて貰った。隣町の同級生で同い年だそうだ。 準優勝だった。大会には出れたが、途中で転んでしまった。あの女性の名前は「星乃 雪花(ほしの ゆか)」という らしい。来週、喫茶店に行くことになった。 喫茶店では、初めて洋服姿を見た。とても可愛い。何故か心がドキドキとする。 俺は心のドキドキが恋ということが分かったので告白する事にした。明日の夜、近くの展望台に呼んだ。 告白の結果成功した。とても嬉しかったが、帰りに苦しくなり来週、病院に行くことにした。 病院で検査の結果、癌ということが分かったが雪花さんには言わないことにした。 道で倒れ緊急入院になった。今は落ち着いているが、とても危険な状態だったらしい。次のバスケの大会には 出れない。雪花さんにも言うことにする。でも…』 「悲しむかもしれないので、退院したらにする。 ありがとう。」 あの時であった、あの人は今、亡くなった。 あの日記の最後のページに私はこう書いた。 『ありがとう 雪花』 私は牡丹が描かれた着物を着て言った。 ありがとう。
ェ。
この街は何処か変わっている。 ※ この街で生まれ、この街の幼稚園に通い、この街の小学校に進級し、この街の中学校に進級し。 この街のデパートでショッピングして、この街の図書館でテスト対策して、この街の男の子に恋する。 この街の高校に入って、この街で彼氏が出来て、この街は色々あって、この街は色々ある。 友情とか、恋愛とか、勉強とか、将来とか、就職とか、老後とか この街で悩んだり喜んだり悲しんだりして この街で死んでいく。 ああ。 今日もこの街は綺麗です.
雨の夜の日のある姉妹。
「大丈夫よ。きっと、美香(みか)ならできる。」 3歳差の美海(みみ)お姉ちゃんは、いつもそう言って励ましてくれた。それが嬉しかった、はずなのに。 「部活で失敗したくらいで怒ることなくない?」「あんたのせいで負けたの!絶交だから!」 家に入るまで友達と喧嘩してた。当然お姉ちゃんにも聞こえてただろうな。もう私中2なのに… 「ただいまー。」「美香。喧嘩してたみたいだけど、大丈夫?」「…」「気にすることないからね。美香なら次はきっとできる…」 「きっと、きっと、って…うるさいのよ!」 ただの八つ当たりだった。でも、何故かお姉ちゃんに怒りを感じて。 「美香、落ち着い・・・」「きっとわかんないでしょ!完璧なお姉ちゃんには!練習をどんだけしてもできない私の気持なんか!もう口出ししないで!」 次の瞬間、ハッとした。お姉ちゃんが目に涙を浮かべ、そして出て行ってしまったのだ。 「…っ」「…ああ、すっきりした。」自分に言い聞かせるように言う。「っだいたい…あんなにうるさいお姉ちゃんが悪いのよ。」 私と姉は2人で暮らしている。だから、怒る親もいない。家の中をうろうろし、片付けようと姉の部屋を覗く。 すると机の上に紙袋が… 『美香へ。誕生日おめでとう。お姉ちゃん、うっとおしく感じるかもね。でも、美香は何でもできるよ。これからも頑張ってね。プレゼントはこのお金で好きなものかってね。お姉ちゃんより。』 「私の誕生日…?1ヶ月も先なのに…!?」暖かいものがこみあげてくる。 「お姉ちゃん…!」 雨が降り始めた夜の暗闇を、お姉ちゃんを迎えに行くため、全力で走った。
隣のコースのあなたは私の好きな人
こんにちは、私は、遠山りか、小学6年生だ。先月から始めたスイミングスクールに通っている。私には好きな人が居る。誰かと言うと隣の席の高瀬りょう君だ。りょう君は、幼馴染で一緒にスイミングスクールに通っている。今日はテストの日、私は「あ~やだな~合格できるかなー・・・」と心配の声を漏らした。そしたらりょう君が優しくて、大きな手で「大丈夫。合格したらアイスおごってやるよ」と言った。その言葉に、私のやる気は、ぐんと上がった。そして「やったー!頑張るね。でも、りょう君も頑張ってね応援するよ」「よし!俺も頑張るか」私たちは、話をしながら、スイミングスクールに向かた。そして、テストが始まった。1人、1人終わって行く。そのたびに、泳ぎ終わった時の皆の顔が、たくさんの表情であふれていた。私の番が回って来た、緊張の中コーチの合図と、ともに泳いだ。そして泳ぎ終わった。「精一杯頑張った・・・」自分の心の中でそう唱えた。りょう君は隣のコースで、まだ泳いでいない。でもあと1人か2人位だ。りょう君の方を見ていると、りょう君がこっちを向いて自信満々の顔で、笑って見せた。その顔に嬉しさが込み上げてきた。りょう君が泳ぎ始めた。りょう君はバタフライを泳いでいる。ゴールまじかの、その時、少しミスをしてしまった。それを見ていた私は、「あっ」と声を上げてしまった。でも、そのあとに「りょう君頑張れーー!!!」と精一杯のこえを出した。そしてプールから出た。結果発表の時が来た。コーチが「遠山りかさん」と呼ばれた。それに私は「はいっ」と元気な声で返事をした。コーチが「頑張りましたね。合格です。これからも頑張ってください」と言われ嬉しさのあまり「やった~」と言った。そして玄関で待ち合わせしていたりょう君のもとへ行った。私は「りょう君」と言った。そして、その言葉にりょう君が振り向いた。「りょう君、聞いて下さい・・・合格したよ。アイスおごってね」と笑顔を、見せた。「りょう君は・・」「俺は、合格したよ!」私は「やったね、二人そろって合格だね」と笑みをを見せた。すると、りょう君が「りか、ちょっと話がある。2人きりに、ならないか」わたしは「えっ」と驚いた。そして「良いよ行こ」と言った。そして、2人きりになった。私は「話って何」と言った。りょう君が口を開いて、「りか前から思っていたことを話す・・・前から、りかの事好きでした。ずっとずっと好きでした・・・君の笑っている顔が好きでした。元気に話しかけてきてくれる君の事が好きでした」その言葉に驚き私は「私もずっと好きだよ。ずっとずっと好きだよ。りょう君と居る時間、話している時間、とても楽しくてこの時間がずっと続かないかな、なんてずっと思ってた。つまり両思いだね」と私は微笑んだ。そしたらりょう君が「本当に俺の事好きなのか・・・」泣きそうな顔で、言ってきた。それに私は「好きだよ。本当に好き。大好き。えー遠山りかはここに一生高瀬りょうを愛する事を誓います!」りょう君は驚いた顔でこちらを、見ていた。そしたらりょう君が「高瀬りょうはここに一生、遠山りかを愛する事を誓います!」そして、私達は笑いながら帰って行った。
嫌な明日
明日なんて来なければいいのに。 そう思って何度目だろう。 時間割が配られた日の夜から、ずっとそう思っていた。 嫌いな授業、面倒くさい委員会、予報が雨。 嫌なことが全部詰まった日。 きっと明日の朝の私は、ため息ばかりついているだろう。 休めば良かったとか思っているだろう。 まあ、今まで頑張ってきた私だ。 自分を変えられた私だ。 先生の顔を般若みたいにさせようが、皆を気まずい雰囲気にさせようが、 きっとどうにかなるだろう。 そんな雑なパスを明日の自分に渡し、毛布にくるまった。 ぴいやです。 なんかポエムになっちゃいましたw
あなたの心
私、しっぴい 。(仮名) 私は、好きな子がいるんだ~///。そんな私の、小さなお話。ハジマリ。 「おはよ~ございま~す!」こうやって、クラスに入っていく私。しっぴい 。このクラスに入ったら、お楽しみの、はじまりっ!今日は、なにがあるかな~。何がって?私の好きな男の子、こうちゃん(仮名)が、毎日ドキドキするようなことしてくれるから、ワクワクなんだ~///。ことは、さかのぼること…あれ?何ヶ月だっけ?まぁ、それでね、私からラブレターを送ったことがあって、その日の内に、文字バレして…次の日、「あれ、お前が送ったやろ?」と。なんとか、ニヤついてるのをガマンしながら、「ううん」って言ったんだけど、『あれ』で、分かってしまったので、あぁとなっているけど、その日から、ドキドキのハッジッマッリ!っだったんです。そして、今日は、図工の時間でした。時間がやばいので焦って、持っていくものを床に置いた時、静かに床のものを持ってくれたのです!頭を下げて、物を返してもらった私は、とても嬉しくて、その後の、図工の時間は、ハッピーな気持ちで、迎えたのです… どうも!作者のしっぴい です。^ ^ これからも、沢山恋の小説書こうと思っているので、コメント、直すと良いところを教えていただくと嬉しいです。これから、ヨロシクネ!(このお話は、実際に私が体験した物を題材としています。)
物語
僕には会いたい人がいる。 あの夏に、砂浜で出会った子。 あのころは、12歳ごろだったかな? あの子にもう一度会って、伝えたいことがある。 この学校に伝わる七不思議の一つ、「ころしやさん」 そうは言っても、実際に殺してしまうのではなく、どこか別の世界に送り飛ばしてしまうだけなのだそうだ。 でも、誰もその人の行く先はわからないし、どこを探しても見つからない。 でもさ、「ころしやさん」の方がなんか怖そうだろ?「ゆうかいやさん」って、なんか弱そうに感じるんだよな。 まあ、この学校で人に恨まれるようなことはしない方がいい。 誰かがころしやさんに「あの人やっちゃって」なんて言ったら、その人はもう次の日にはきれいさっぱり消えてる。 みんなその「あの人」にならないように、お互い気遣いながら学校生活を送っているのだ。 ころしやさんは、標的がどこにいようと探し当て、サッと消してしまう。 っていうことは、人探しが得意なんじゃないか? って思ったわけで、僕の会いたい子を探してもらおうという感じになったんだ。 消さないでくれ、っていう願いを聞いてもらえるかはわからない。 けど、聞いてみないよりはいいんじゃないか? 夕方、ころしやさんのいるところに向かってみた。 3年B組と、3年C組の教室の間の柱。 「お願いがあります。通してください。」 「え、あ、ちょっ…まって…ウワッこんなとこに本置いたの誰よ!あ、私しかいないか。お騒がせいたしました。どーぞー。」 バタンバタン音がした後、柱に黒檀でできた扉が現れた。 金ピカのドアノブをひねって、中に入ってみる。 中は魔女の部屋みたいで、本がたくさん積んであり、薄暗く、それでもってどこからか入ってきている優しい黄色の光が窓から差し込んでいた。 柱の中の部屋なんだから細長いかと思ったら、そんなことはなく一軒家みたいな広さだ。まあ、七不思議なんだから不思議に満ち溢れているのはおかしくはないか。 「で、なんの用?誰をどうして欲しいの?」 振り向くと、黒いローブを纏っていて、濡烏色の髪を腰まで垂らした同い年くらいの女の子が立っていた。 「はじめまして。僕、楓って言います。あの、どっかにやって欲しいんじゃなくて、探して欲しいんです。」 「自己紹介した人なんて初めてよ。みんな自分の目的に必死で自分が誰かなんて言いやしない。私はカナデ。よろしく。んでまあ、どっかにやるよりはラクだから、特徴でもなんでも話してくれる?」 「えっと、よく覚えてないんですけど、小6の時に砂浜で会った女の子で、多分同い年だと思います。その後も結構一緒に遊んだりしたかな?家が結構近くて。途中で引っ越しちゃったけど。髪は結構黒くて、長くて、目はパッチリしてました。あん時はおさげだったかな?え、一本の三つ編みだったっけ。」 「ハッキリしないのね。まあ、いいや。なんとかなるっしょ。えっと、水晶玉くーん、おい、起きろ。仕事だ。こんな手がかりだけだけどコイツ探して。」 「マッタク、オンナダッテイッテンデショ。クンヅケヤメロッテノ。テカ テガカリスクナクナイ?マ、イイワ。ヤンナイトアノアブナイトンカチニワラレチャウンダモノ。テカソコノ ダンシ、ツギオネガイスルトキハモットシラベテカラコイヨナ。」 水晶が喋ったのでびっくりしていると、数秒経った後に答えが出た。 「シンジランナイケド、ソコノゴシュジンサマガアテハマッタワ。ムカシ、ビーチデアソンダミタイダシ、マ、モウシンジャッテルケド。」 女の子は目を見開き、僕をじーっと見つめている。この女の子があの子だとしたら、どうして七不思議になっちゃったんだろう。死んじゃったって事になるよね。 びっくりした。僕はなかなか答えが飲み込めず。むせそうになる。 「てか、なんで君私を探してるの?君の物語にとって私はそんなに重要な人物なの?」 ああ、あの子だ。あの子、昔こんなこと言ってたっけ。 「人生ってのは物語なのよ。でも、書き込んだらもう書き直せない。書き直せないから物語を書くのをやめるか、やめないかなの。失敗を生かせるか生かせないか。でも、どうやったって生かせないこともあるよね。」 彼女はもう物語を書くのをやめてしまったのだろうか。取り返しのつかない書き間違えをしてしまったのだろうか。 「ねえ、言いたいことがあるんだ。そのために君を探してた。ずっと前から好きだったんだ。引っ越す前に伝えたかったけど、うまく言い出せなくて…。ごめん。」 そう言うと、彼女は初めて普通の女の子みたいに笑って、「私も」と返した。 5時の烏の歌が聞こえ、いつのまにか僕は学校の廊下にいた。また、君に会いに行く。 君の物語はまだ、ここで続いてるから。いや、僕が続けてみせるから。