短編小説の相談いちらん
短編小説
みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。
最初は嫌だった。
通っている高校の制服とは違う制服を着て、髪も可愛くセットして、いつもより可愛く見えるメイクをして、キャリーケースをもって砂浜で待っている私。――――私今コイに出演しちゃいました。※今コイとは高校生達が2泊3日の旅で恋をする恋愛リアリティーショーのこと もとはといえばどっかの会社の社長のパパが番組制作側からお願いされて私が出演することになった。 初めてあった人に3日だけで告白するなんてバカみたいな番組だと思っているけど、パパのお願いだから断れなかった。 正直ちょっとは自分の容姿には自信があった。でも「可愛くなりたい」と思って努力している女の子たちには敵わなかった。 ちょっとカッコいいな、と思う男子もいた。冬樹君っていう人だ。でも見た感じその子のことが気になってる人も多そうだった。 1日目。最初に動物園を見て回る時になぜか冬樹君が誘ってくれた。 「なんで誘ったの?」 「ん?可愛かったからかな?」 なんだこの人?掴めない感じ。今まで出会った人でも見たことない感じ。 「どこが可愛かったの?」 「全部かな?顔とか声とか仕草とか全部。」 その時カメラマンなども含めるスタッフがいったん私たちのところから離れた。 「私にアピールしない方がいいよ」 「なんで?」 「私、本当はこの番組出たくないけど、親にお願いされて出ているんだよね。だから私はあなたを含めるみんなみたいに『恋したい』って思わないの。だからほかの人をあたってくれる?」 と言ったら、 「じゃあ俺がお前を恋する少女に仕立て上げてやるよ?」 と言った。やっぱり簡単には引きはがせない。でも何だかおもしろそうな予感がした 夜のディナータイムに冬樹君は私ではなく別の女の子(凛ちゃん)誘った。私はすぐに感づいた。嫉妬させる作戦と。 だから、気にしないようにするつもりだった。でも頭のことでは冬樹君のことで頭がいっぱい。なんかこの戦い負ける気がしてきたな。 2日目の朝、凛ちゃんが冬樹のことが気になっていることを知った。私の心の中が、不安でいっぱいになる。ああ、なんでこんな気持ちになっちゃうんだろうな。 わたしはこのままじゃいけないと思って冬樹君を誘った。またからかわれるのかな、とか思っていたら冬樹君に 「俺、凛ちゃん一筋で行きたいんだよね、」 と言われた。私はすごいショックだった。なんで恋しないよとか、トゲのある言葉言っちゃたんだろう。 凛ちゃんに冬樹君をとられちゃった。というか最初から凛ちゃんのものだったのかな、とか思っていたら涙があふれてきた。それを見た冬樹君がすかさず 「なんで今泣いてるの?」 と言われた。また言い返そうと思ったけど冬樹君の言葉が本当になるかもしれにと思うと怖くて、 「好きだからだよ、冬樹君のこと」 と言った。そしたら冬樹君が 「○○?○○○○○。」 と言った。そこからの記憶はあまり覚えていない。 告白の日。女子から告白だ。私と凛ちゃんはそれぞれ冬樹君に告白した。それぞれ『お願いします』の言葉を待ちながら―――― 東京に帰った。私は充実した3日間を過ごした。私のスマホのメッセージアプリには1人の男子が追加されていた。そして大切な人も1人増えた――――――私には「冬樹」という彼氏ができた。
NSI~名前の壁を超えて~【恋愛】【超長い】
私の名前は『波乃ゆる(なみの ゆる)』中2。 東京に住んでいるごく普通の中学生。 私は私立中学校に受験したから同じ小学校の子はいない。 小学校で『ゆる』って名前でをいじられた。 確かに性格はゆるっとしてて、キリッとしてなくて。 それが原因で受験したのに中学校でも…。そんな時に_ ___ある日の昼休み 今は13時の昼休み。 私は中庭のベンチに座って読書をしていた。 そしたらある2人が私の方に走ってきた。 「波乃さーん!ハァ、ハァ。あ、あの!」 「柊、ちょ、ちょっと待ってよ…。」 「…瀬良さん、柊さん。」 『瀬良優梨乃(せら ゆりの)』と『板倉柊(いたくら しゅう)』の2人だった。 2人は保育園で出会って、小学校も同じの、幼馴染らしい。 「波乃さん、今日の放課後、空いてないですか?」 「優梨と柊、頭バカじゃん?今日の課題教えてほしいの。」 「瀬良、いきなりタメ口はちょっと…。」 「柊の敬語も硬いし別によくない?親近感湧くし!」 「バカだなんて…。受験合格してる時点で、そんなことないですよ。」 「波乃さん、凄く優しいですね!でもほんとに分からなくて…!」 「きょ、今日は空いてます。」 「えっ?マジ?じゃあ16時に図書館に来て!」 「わ、わかりました。」 「ありがとうございますっ!じゃあまた16時に!」 柊くんに初めて"波乃さん"って言われた。 いつもは"ゆるゆるww"ってバカにされるのに。 このとき私は柊くんのことが好きになった。 でも2人はどう考えても両思いにしか見えない。 だから、この恋は叶わない…。 ___16時 「波乃さんお待たせしました!遅くてごめんなさい。」 「大丈夫ですよ。」 「柊、そろそろ敬語やめたら?」 「そろそろって。さっき始めて喋ったんだよ?」 「私はタメ口でも大丈夫ですよ。」 「波乃さんがいいならタメ口混じりで…。 じゃあ勉強始めよっか!」 ___1時間後 「は~終わった~!めっちゃ疲れた~!」 「瀬良静かに!波乃さん、教えてくれてありがとうございます!」 「優梨、ちょっと近くのコンビニで飲み物買ってくるね!」 「波乃さん、瀬良は自分のことを"優梨"って呼ぶんだ。」 「そうなんですか。あの、柊くんって呼んでいいですか?」 「もちろん!全然構わないよ。じゃあ僕もゆるって呼んで良い? 僕、ゆるって名前凄く可愛くて良い名前だと思うんだよね!」 「ありがとうございます。OKです。」 私は初めてこの名前を褒められた。 この一瞬で自分の名前が好きになった。 「あのさ、僕、ゆるの事が好き。僕を、ゆるの彼氏にしてほしい。」 あまりに急な告白でびっくりした。でも、 「私も、柊くんの事が好きです。柊くんの彼女になりたいです!」 「ありがとう。」 「ただいま~!3人分、お茶買ってきたよ!」 「せ、瀬良。おかえり。」 「え?なんかあった?まぁいいや!飲もっ!」 「(小声で)危なかったね」 「(小声で)はい。あの後でLINE交換しませんか?」 「(小声で)OK!」 OKした。私の恋は叶った。たったの4時間で。 その後瀬良さんにも言った。とても喜んでくれた。 ___中3の秋 私と柊と瀬良さんは同じ高校に受験することにした。 そんなある日の出来事だった。 「あのさ、ゆると瀬良に話があるんだ。 僕、父親の転勤で福岡に行くことになったんだ。 だから2人と同じ高校に受験できなくなった。」 「…そうなの?本当なの?」 「うん。だから僕、2人に提案があるんだ。LINEもあるけど、 3人で交換日記やらない?名前は3人の名字からとって"NSI"」 「…柊くんが福岡に行くのは凄く寂しいけど、 交換日記に賛成します!」 「ゆる、ありがとう。」 3人のNSIは始まった。 ___8年後 2人は再会して結婚し、なんと三つ子を授かった。 女の子の『奈聖(ななせ)』『聖來(せいら)』 と男の子の『一聖(いっせい)』を。 *・+*・+*・+*・+*・+*・+*・+*・+*・+ 超長いの短編小説(?)になっちゃった(*ノω・*)テヘ 再開する場面も書きたかったけど文字数が(-_-;) NSIは3人の名字の頭文字からとっているけど、 三つ子の名前の頭文字にもなっているんだ! 誤字脱字あったらゴメン!感想くれたら嬉しい(^^♪ 【登場人物】 ・波乃ゆる(なみの ゆる:2000/07/03) →後に板倉ゆる ・板倉柊(いたくら しゅう:2001/02/10) ・瀬良優梨乃(せら ゆりの:2000/09/04) ・板倉奈聖(いたくら ななせ:2023/10/04) ・板倉聖來(いたくら せいら:2023/10/04) ・板倉一聖(いたくら いっせい:2023/10/04)
殺し屋事情
こんな家系に、生まれたくなかった。 俺は横金陽優(よこがねひゆう)。 ごく普通の小学6年生。…って、言いたいなぁ… 俺の家系は、殺し屋兼暴力団の“木黄金(きおうごん)”という組織で活動している。 “木黄金”はそれはまあ有名だ。テレビでもよく見るであろう。 そんな組織に、俺は有無を聞かされず強制に入れられた。 僕の元の名前は“夕日(ゆうひ)”。コードネームは“サンセット”。 「かわいそうに、そんな適当な名前をつけられて」 そんな名前の俺をみておじいちゃんは言った。 「よし、わしから名前を付け替えてやろう。あんたの新しい名前」 そうして付けられたのが、“陽優”。 太陽のようにやさしく、という意味らしい。 『…サンセット、聞こえるか?』 (…、お父さん…) 『お前は今まで誰も殺したことがないじゃないか』 「…ごめん、なさい」 『もう“ごめん”では済まさないぞ。これから与える任務を達成しなければ、お前の未来はない』 「…っ!?」 (…殺さないと、死んじゃう。でも、殺すのはやだ…) 『順調か、サンセット』 「っ、は…はい。今現場に向かってます」 『…絶対に、やるんだぞ』 「……はい」 「キャーーッ!」 「逃げろ、殺人だー!」 「警察…っ、ガハ」 (ごめんなさい、ごめんなさい…) 俺は次々と人を刺す。撃つ。殴って蹴って、殺し続けた。 …ある日、その事件は警察にバレた。 (…俺も、捕まるのか…) 「陽優」 「あ、おじいちゃん…」 「…ついにあんたも、殺人に手を染めたな」 「ごめんね、おじいちゃん。でも俺、俺…っ」 「いいんじゃよ。さ、奥に隠れなさい。警察が来るぞ」 「…?」 「今回の件は、わしが犯したということにしておく」 「っ!だめ、だめ!おじいちゃんは…っ」 「きっと、わしは死刑になる。木黄金の現主将じゃからな」 「だったら尚更…!」 「だめじゃよ。陽優は生きるんじゃ。まだ未来はあるからな」 「でも…!」 玄関のドアが叩かれる。 「あけろ!今すぐに開けろ!」 「…これでお別れじゃ。元気でな」 おじいちゃんもおばあちゃんも、お父さんもお母さんも捕まって、死刑になった。 今俺は、とある家族に引き取ってもらった。 苗字も、“横金”じゃなくなった。 …だからといって、“木黄金”の血が抜けたわけじゃない。 俺の犯した罪は、消え去らない。 だから、俺は罪を償うために、警官を目指すことにした。 …今の前向きの俺がいるのは、おじいちゃんのおかげだ。 ありがとう。そして、ごめんなさい。 その思いを持ち、今日も歩き出す。
なんでも屋。ーあなたの願いを叶えます。ー
「わ…私、人気な小説家になり…たいんです。」 「ははぁ。それでは叶えて差し上げましょう。」 私の名は、マリン。実はね、私は最近話題のなんでも願いを叶えてくれるなんでも屋を営む魔女なのよ。私は、生まれた時から、人の願いを聞くと、その願いを叶えさせてしまう力があるの。今日のお客様は誰かしら? ワンワン あら、私の飼い犬、大型犬のメロンが吠える。魔女なのに、犬って珍しいでしょ。うふ。今日のお客様は、原川あづささんね。じゃあ、開店準備をいたしましょう。 やっば!!もう締め切り??えー、どうしよう。編集者さんにまた怒られる!私、原川あづさ(30)は今慌てています。何故かって?今日は、私が書いてる小説の締め切りの日。編集者さんがくるのに…。どうしよう。私は、ただでさえ売れない小説家なのに…。バイトを何個掛け持ちしていることか…。ってぇー!!!バイトの時間じゃん。私は、慌てて着替え髪をセットし、鞄を持って家を出た。 「あれ、あづさちゃんバイト?頑張ってね。」 私が住むアパートの大家さんに声をかけられる。私はニコッと笑って、お辞儀をし、また走り出した。私の今日のバイトは、商店街の本屋さんだ。商店街に着くと、本屋さんを目指す。あれ?本屋さんじゃない…。私はいつも通り本屋さんに歩いたはずなのに、全く違うところに来ていた。あたりは薄暗く、前に綺麗な建物が一件あるだけだった。そして、2階に続く階段があり、なんでも屋と書かれた札が下がっている。恐る恐る私は階段を上り、ドアを開けた。 カラーン カラーン 「あら、お客様。いらっしゃいませ。」 そこには私より、もっと若そうな水色の髪をした綺麗な女性が立っていた。その横には大型犬の犬もいる。私が呆然としていると、 「ここは、何か強い願い事がある幸運のお客様だけが辿り着ける、なんでも屋。あなたの願いを叶えて差し上げましょう。」 と水色の髪の女の人は言った。私は、こんな怪しいところをすぐに出たかったが足がすくんで動かない。 「わ…私、人気な小説家になり…たいんです。」 と言った。 「ははぁ。それでは叶えて差し上げましょう。お代は500円。叶えたいのであれば、500円お支払いください。」 私は、財布を出し、500円出した。 「それでは。お帰りください。」 ええええええええ?これただのぼったくりじゃんか?え?本当に効き目あんの?私は、そのままゆっくり店を出た。 そのまま、路地裏に出たのでそこを抜けた。本屋さんに着くと、店長さんがいた。 「すみません。今日バイトなのに遅れました。」 と謝った。すると、 「原川さん何言ってんの?今日、小説書くんで休みだろ。」 と言われた。へ?どうなってるん?まあいいや。私は家に帰った。 ー1ヶ月後ー 「原川さん!!!!小説が…!!」 「サインください!!」 私は、見事に人気小説家となった。あの、魔女は本当だったんだ。 ふふ。あの方は幸せかしらね。でも、この小説、面白いわ。私がいなくても、幸せになれたのかもね。ふふふふ。 わんわん 今日ももう閉店時間?あらあら、もう皆様とお暇しなきゃいけないわ。それでは。また。そこの幸運の持ち主さん。いつか、この店にもいらしてくださいね。 コツコツ(ヒールの音) ワワワン!! それでは。なんでも屋。今日は閉店でございます。またのご来店お待ちしております。
ーー願いの手紙ー{ 爽やかレモン・作 }ー
私の名前は、鈴華(すずか) 今までは、私をいじめていた子が、突然泣きだしたから、話を聞いてあげた。そしたら変なことをいい出した。 「私は、今まで一度もいいことと言えるいいことをしてきてなかったから…なのに、なのに、なんであんたは私を止めるの?もうっ(泣)」 『え?だって、人が困ってたりしていたら、聞くのが普通でしょ?奈桜(なお)さんは、なんでそんな事聞くの?私にだってわからないのに。』 「だって、鈴華は、私にいじめられてたのに、助けるの?それが普通?何々何?私だってわからないさ。いじめてる理由なんてさ。なのに?」 『奈桜さんは、悪くなんてないと思うけど、私だって『やめてよ。』って言えばよかったのにな。あーあ。あのときの私もだよ。だから!』 「だから?」『奈桜さんと、一緒にこれから、仲良くしていこうかなーって思ってね?! これからも、よ・ろ・し・く!』「ありがとう。」 『ううん。せっかく、同じクラスなんだから!仲良くしないとね⁉ お互い仲直りしようよ。どっちも悪いよね?どっちだっけ?!』 「どっちもだね。仲良くしようね。もう、いじめなんて絶対にするものか!家近いしね。近所だっけ?!そーそー近所だね。よろしく」 『うん!これからもね。』「そうだね。」 次の日 『おっはよー!奈桜さん元気?!』「うん!昨日、手紙ありがとね!もう、超元気だから。心配しなくて大丈夫。」 それから、私達は、超中のいい親友同士となった。けれど、奈桜が、重い病気にかかったらしく、明後日頃は、入院するつもりらしい。 『奈桜さん、います?』[ええ、います。ごめんなさいね。うちの奈桜が]『いいえ。』[さぁ、どうぞ。]『お邪魔します。』[ゆっくりしてってね。ちょっと家を留守にするけど、]『あ、はい!』バタンとドアが閉まった。『奈桜ーー、大丈夫?今日も、手紙書くね。ごめん、昨日は塾でお見舞い行けなくて、、』「いいよ。全然… ごめんね、鈴華。私が去年ずーっといじめててたせいで、大変な思いをしただろうし、、」『もう、去年のことなんて、気にしなくていいよ。それより大丈夫?』「ううん。大丈夫じゃない、入院しようと思うぐらいだから。手紙の返事書くね。手紙の返事待ってるよーー」 でも、入院し、一年が経とうとしたある日だった。奈桜は、手術の失敗で、病院での死を迎えた。最後の手紙の返事にはこう書いてあった。 鈴華へ 手術に失敗したそうです。もう、鈴華とあそべません。 もう一回、鈴華と一緒にお泊まり会したかったな。皆んなと楽しく なのに、もうできないや。もう一回もう一回だけでいいから、みんなに合わせて。 鈴華だけでもいいから。お願いします。神様。どうかこの願いだけでも。 最後に一度だけでもいいから、鈴華の顔が見たかった。バイバイ。 鈴華へ奈桜より。 誰よりも一番な、鈴華の親友だよ。人生楽しく過ごしてね。 読んだときは、涙でいっぱいになった。ありがとう。奈桜… 誰よりも一番な奈桜の親友だよ。って言えなくてごめんね。 奈桜の、誰よりも一番の親友だよ。 人生、楽しく過ごすよ! そして、私は、社会にでるのであった。 END 《後書き》 こんにちはー!爽やかレモンです。この作品下手だと思うので、できたら、 アドバイスお願いいたします。ぜひ、感想もください!バイバーイ!
目に見えない傷ー通信制高校ー
「結月なんか大嫌い!!!」 私の名前は華宮結月。いじめられている小学5年生。 私のお母さんはシングルマザーで、お医者さんなの。 だけど今は5歳になった妹のことで頭がいっぱいで、私のことまでは頭が回らないみたい。 お父さんとは3年前、離婚した。 「ただいま」 「おかえりー星奈も帰ってきてるわよ」 今日はお母さんが休みなんだ。 「星奈、今日も幼稚園で嫌がらせ受けたらしいのよ…シングルマザーで片親だからなのかしらねぇ」 私だってそれが理由でいじめられてるんだけどな。 そう思ってしまった。 そして… いじめはエスカレートしていった。 暴言で済んでいたのが、暴力まで振るわれるようになっていった。 あとは残らない。だからお母さんにも気づかれない。 苦しい。 私は中学生になって、星奈は小学生になった。 主犯の詩と同じ中学になってしまった。 いじめはエスカレートした。星奈もいじめを受けて、不登校になった。 「通信制高校?」 「そうなの。今日学校から連絡があって、結月がいじめられてる、って聞いたの。通信制の高校はどうかって思って」 通信制高校。 「行ってみたい!!!」 「そうと決まれば説明会へ行きましょうか!」 時は流れ、4月。 美冬っていう親友もできて、大人になって私はお母さんと同じ医者になった。 通信制高校、選んでよかったと思ってるよ。 華宮結月は毎日を楽しく歩んでるよ。
戦闘能力育成所
ここは、戦闘能力育成所。この世には「戦闘異能」を持つ人がいる。 水属、火属、電気属、毒属、地属。これらの能力を持ち「怪異」と呼ばれるものたちと戦うのである。 「ここは、どこだぁぁぁ!!!」やぁ僕だ。名前は無い。今めっちゃ迷ってる。ビリッ「!?」僕の意識は途切れた。 「ここは!?」「やっと起きたかぁ!」知らない声だ。「ふふっ!おはよう。私は翠!松永翠だよぉ!ようこそ。ここー戦闘異能育成所へ。」え?どゆこと?「あの、なぜ僕は倒れて..」「それ、私。ごめん。怪しい人だと思って..」「あぁ!樂がやっちゃったのね!」と翠さん。え?樂って誰??「この子は天野樂(らく)12歳だよ!」へぇ。樂さん..。12歳かぁ..12!?僕より3つ年下!? そのとき。ビービー!!『所員に告ぐ。戦闘指定場へ向かえ。』「おー!来た来た!きみ!私と樂ちゃんとあと二人、同じチームだからね!」「樂さんは!?」「樂ちゃんは強いからもう戦ってるよ!」 戦闘場。「私は水属。ここからは別行動ね。君は地属だからあっち。」「樂さんは?」「そこ。」「氷電!」樂さんは水属と電気属なのか。凄い。「やぁ!君が例の子?こんにちは!私は矢高華日。火属だよー」「僕は霧島縁。毒属です。」もしかして、翠さんが言っていた2人ってこの人たち?「翠から聞いてるっしよ!」「は..はい。」 戦後。僕はとんでもないところに来たのかもしれない..。 だけど、この仲間たちとの別れは思っていた以上に早く来てしまった。 ある戦闘日。「ねぇ!華日さん!返事をしてください!!」翠さんの悲鳴が聞こえた。そこには血だらけで横たわる華日さんがいた。縁くんは治そうとしているが縁くんも血だらけ。やがて力尽きて倒れた。「縁!?」その時「ギュェェェェ」怪異だ!!くそっ!こんなとき..に..。え?「へぇ、あんた性格どうしてんの?怪我人襲うわけ?」初めて会った時とは想像のつかないほど怒っている樂さんがいた。「あんたに私の姉さんは..天は...殺されたんだよ!!!」その時、樂さんの手から溢れた電流に何か紫色の膜ができた。「樂ちゃん!?毒も..使えるの?」「わからない。もう、どうでも良いくらいに怒っているのかもしれない」聞いた事がある異能を使える人は怒りの頂点に達した場合別の異能も使えると。 その時。樂さんの手から、氷・火・毒・電気が一気に溢れた。「樂ちゃん!!!」ただ、こうなった場合2日以内に死ぬ。「ギュェェェェ!!」「怪異が..消えた!勝った!勝ったよ!」でも、樂さんは「姉さん..もういいよね。そっちに逝っても..。」 樂さんは僅か12年の一生を終えた。 戦後。「..みんな逝っちゃった。華日さん。縁。樂ちゃん。..守ってくれて、ありがとう。」翠さん...。 僕は知っていた。翠さんもこの先短いことを。みんな。ありがとう..。
魔術
未来のこと。 未来では、魔術ブーム到来中。 未来になって、いろいろなことが叶えられたからだ。そのため、魔術を使う星が見つかった。だから、 未来ではさまざまな道具を駆使して魔術を使う。 未来に、とある少女がいた。アイリという少女だった。 アイリは貧乏なうちに生まれた。 アイリは心ゆくまで遊んでもらえず、病気にしょっちゅうかかっていた。 アイリは辛かった。 アイリは魔術で病気を治してもらおうと考えた。 アイリは生まれ変わった。 アイリは病気にかからなくなり、魔術も習得できた。アイリはメグミという子供を産んだ。 メグミは昔のアイリにそっくりだった。 メグミの母親__アイリも、アイリの母親にそっくりだった。 メグミのおばあちゃん__アイリの母親も、アイリのおばあちゃんにそっくりだった。 魔術は、人を飲み込んでゆく。 魔術は人を変える。 魔術は、人を滅ぼす。 魔術のせいで、未来では名前だけが違って、あとは同じ性格の人ばかりだ。 当然、面白くない。 未来では、負のエネルギーがぐるぐる巡っている。
“夢”
夢って、幸せになりたいという気持ちのことを言う? 多分、違う。 夢は、自分から好きなことをして、 人生を自由に、好きに生きるようにすることだ。 好きなことをする、自由に生きるのが、「生きる」だ。 私は、中学生までは、「生きていなかった」。 夢がない、趣味がない。 生きるとは、心臓が動いて、死におびえて、 友達を作って、運動して、勉強して、 お金を稼いで、家族を作って、 子孫を残すことだと、思っていた。 それくらい、私の中学生時代の生活は 「生きていなかった」。 楽しいと思うことも、趣味なのだとしても、 「生きていなかった」。 つまり、笑えなかった。 「無」の心で、何となく生活していた。 「生きる」ようになったのは、高校生になってから。 中学生までは、楽しくもなかったバレー部だったが、 ダンス部に入部。 ま、どうせ楽しくないだろうというやる気のない心。 これは、はじめのうちは変わらなかったのだが・・・。 たくさん練習し、怒られ、 汗をかいて、いつしか。 “ダンサー”になりたいと、自然に思った。 楽しく、なってきた。 「生きる」ようになれた。 笑顔になれた。 汗をかきたいと思えた。 私は、生きるというのがどういうことか、 この瞬間、分かった。 意味のない人生は、ない。 だけど、「生きている」か「生きていない」かは別。 生きていても生きていなくても、意味がある。 だから、今、人生を送っている。 私が言っている「生きる」は、 肉体に対して言っているのではない。 私の今言っている「生きる」は、 心が生きているかと言うことだよ。 夢は、「生きる」につながる。
大好きな朝陽
私は陽咲(ひなた)。 朝陽(あさひ)君に片思い中。 でも、そんな朝日君は…独占欲がすごいらしんです。でも、人気がすごいんですけどふってるんらしんです。 「もう!ちゃんとおもいを伝えなさい!」 「えぇ…。」 「陽咲!待っていても未来は変わらないわ!」 なんて言われるけどさ…。 すると朝陽君が 「今日の放課後…屋上に来て。」 「う、うん。」 呼ばれちゃった… 「来たわよ!じゃ、ガンバ!」 「…え?」 「え、私今日、部活だし。じゃ。」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――放課後 「…僕と付き合ってほしい。」 「…え…?」 「…言葉のまんま。で、いいの?」 「わ、私でよかったら…。」 「…自分で言うのもなんだけど独占欲すごいけどいいの…?」 「うん!」 「…可愛い…陽咲…。」 「///」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――次の日 「よかったじゃん。」 「ま、まぁ。そうだけどさ…。」 「ファイト!」 「…どこが…?」 「…知らないの…?独占欲高いの?」 「知ってるけどさぁ。」 「ま、ファイト!」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――放課後 「…今日も可愛い…陽咲。」 「…言い過ぎっ!」 「…そうかな。陽咲。」 「そうだよっ!朝陽君!」 「…呼び捨てがいいなぁ。…ね?陽咲?」 「///」 「…ダメ…?」 そんな顔されると…。 「…朝陽…?」 「…その”?”はいらないけど合格。」 「///」 「…じゃ、僕、ここだから。」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――次の週 特になにも変わらないなぁ。 うーん、気のせいだったのかな?? あ、私は学級委員で、もう一人の快君と仲良し! 「ねぇ、配りもの配る?」 「あ、うん。」 「ありがと~!陽咲、快君~!」 「ううん!」 「いや、大丈夫だよ!」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――放課後 「…今日、話してたのって誰?」 …うーん。快君のことかな?いや、待て!朝陽とは別クラのはず…。 「…学級委員の快君のこと?」 「…ふぅん。」 でも、休み時間だったから、いる可能性が…。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――次の日の放課後 「…こんな僕でも嫌じゃないの?」 「…え?」 「…ふぅん。自覚してないんだ。」 「?」 「…僕さ、両親共働きでさ、人の愛し方って分からないんだ。…陽咲が異性と話してると気になるんだ。 …話す事態が悪いわけではないんだけど…陽咲が僕のことみてくれないと嫌だなって…。」 「…そうなんだ…。」 「…でも陽咲のことは好きだよ。ううん。大好き。」 「…私もだよっ!朝陽!」 すると上から甘いキスが降りかかった。 「…そういえば、初めてだよね。陽咲とキスするの。」 「そ、そうだねっ!」 「…なに照れてるの?…でも、そんな陽咲も好きだよ。」 「///」 「…マジで可愛すぎて…どうにもできないや。」 「…え?」 するともう一度甘いキスが降りかかった 「…大好き。陽咲。」 「私も!朝陽!」 独占欲が豊富な朝陽。でも、そんな朝陽も大好き! 《あとがき》 返信よろしくお願いします! 辛口× 甘口?◎!
私の初恋。
春。「みなさん、こんにちは。伊藤夢弥(いとうゆめや)っていいます。よろしくお願いします。」 わあ、優しそうな人。友達に、なりたい。なれるかな。私ー紫奥時音(しおうときね)はそう思った。 だって、その人は、いつも笑顔で、優しくて、気付かいもできて。そして、彼は私の前の席になった。チャンス。そう思った矢先。ある曰、彼と話していた。急に、彼が「おれ、ひっこすんだよねー。シンガポールに。」と言った。呆然とした。学校の帰り道、頭の中を整理した。そして、あるじじつに気付いた。 ー夢弥が、好きだ。最初は友達になりたいだけだったのに。私はいつのまにか、彼に恋をしていた。だから、こんなにも目からしずくがでてくる。さみしい。そう思えた。 でも、彼に会える、最後の3曰はせまっていた。夏の宿はく学習だ。そして、すぐに時は過ぎ、帰りのバスの車内。お別れ会が開かれた。みんな泣いていた。でも、私は泣けなかった。笑顔で見送りたかった。 告白もできなかった。自信もなくて、勇気もなかった。私は弱い。 それからは、夢弥は初恋の人で、私の親友の1人になった。 そうして、私の初恋は終わった。 初とーこーなので上手くかけているか分かりません。 アドバイス・意見をおねがいします!
本当の恋ってなんだろう
「玲奈ちゃん今日も可愛いね!」「俺らのお姫様なんだからな!」 いつも変わらないそんな言葉。 簡単に言ったら私、「山下 玲奈(やました れな)」がもててるってことかな。 でも、あなたたちに用はない。本当に用があるのは「神 拓斗(じん たくと)」だけだもの。 なぜかあの人だけ私のかわいさに興味がない。 <<<<<<<<ぜったい惚れさせてやる!>>>>>>>> 別に好きとかじゃなくてライバル心?みたいなのがこみあがってくる。 今日こそは! 「あ!拓斗くん!ねえねえ!今日一段とかっこいいね!」 これで「玲奈ちゃんも可愛いよ」って言ってくれるはず…! 『あ、ありがとう』 だめか。 まあ次に期待! いつの間にか私は拓斗を暇つぶしっぽくしていた。 〈私、拓斗くんのことが気になっていたの!〉 どこかから聞こえた気がした。ちょっとドキッとした。 なんか「負けたくない」って気持ちがこみあがってきた。 なんで?拓斗くんのことは好きじゃないのに? 本当の恋ってなんだろう。 わからないけど、他の男性にはこんな気持ちはしない。 私は、とにかく拓斗くんのところへ走った。 もてていた私が初めての恋をした瞬間だった。
今日も君が好き。これからもずっと。
「私はもう..好きじゃない。今までありがと。尊(みこと)くん。」 私には彼氏がいる。誰よりも私を愛してくれる人。私もそんな彼が大好きだ。 ある日のこと (医者)「あなたの病気は長くても半年でしょう。」 突然言われた言葉。私には小さいときから病気があった。でも生活に支障が出るほどでもなく、普通の日々を過ごしていたが、悪化したのだ。 寿命が半年......?嘘だ。これから私はどうなる? 私が死んだら尊くん悲しむかなぁ(笑) 2ヶ月後私は入院になった。生活に支障が出るほどに悪化したのだ。 学校の先生にはインフルというようにお願いした。 親友の香菜(かな)がお見舞いに来た。香菜はすべて知っている。 (香)「ねぇ。葵(あおい)。尊くんには言ったの?心配してたよ?」 (葵)「言わないよ。私が死ぬまで。尊くんには言うつもりないよ(笑)」 辛い思いをさせる前に別れよう。今の私にはそれしかできない。 尊くんがお見舞いに来た。病気のことは言ってないけど何とか誤魔化して。 (尊)「葵..!大丈夫?俺にできることある?」 彼にしては珍しい焦りだ。 (葵)「尊くんに話がある。」 (尊)「?」 (葵)「もう..好きじゃない。別れよう、尊くん。」 泣いちゃダメ泣いちゃダメ。私がないてどうする。 (尊)「は?なんで、なんで、俺なんかしちゃった?確かに会えてはなかったけど毎日毎日ビデオ電話はしてた。毎日葵のこと思ってた。」 (葵)「うん。知ってる。でも別れよう。」 1週間後。 辛い辛い。あぁもう死ぬんだ。 尊くん。会いたいよぉ..、傷つけちゃってごめんねぇ...ごめん。大好き。 (香)「「尊くん...!今すぐ来て!!葵が...」」 (尊)「葵......!!なんで、ねぇなんで? (葵)「尊くんだぁ(笑)おかしいなあいるはずないのに、私からお別れして....いるはずないのに。。」 (尊)「いるよ、葵!いるよ。」 (葵)「尊くん。大好きだよぉ、世界で一番。尊くんはいつも私を一番にしてくれて、一番に思ってくれた。......私に勿体ない人。なのに、酷い言い方をして傷つけた。ごめん。......ごめん」 (尊)「笑って。葵俺は葵の向日葵みたいな笑顔が好き。笑ってよ(笑)ごめんなんて言わないで。」 (葵)「うん(笑)ありがと、尊くん。」 この言葉を最後に葵は深い眠りについた。
ラムネのビー玉
「おいしい・・・。」 「だろ!?」 私が口にした言葉に被せるように、隣に座った男子が言った。 「ここの店、お気に入りなんだ。夏しかやってねぇし、ちょっと高いけど。それなりに美味いだろ?」 「うん・・・。」 私と彼が今食べているのは、かき氷。 自家製シロップの上に果実がたっぷりのって、練乳はかけ放題。 「あのね・・・和樹くん。」 私は彼の顔を見つめた。 彼はブルーハワイのシロップをたっぷりかけたかき氷を少しずつ口に運んでいる。 彼の瞳が青く見えたのは、シロップを反射しているからだろうか。 「・・・私ね、実は・・・和樹くんのことが__。」 ・・・。 だめだ。言えない。口が固まってしまう。 かき氷が少しずつ溶けていく。 「なんだよ、百合? 俺がなんだって?」 「ううん。・・・なんでもないの。」 彼は少し不思議そうに首を傾げてから、かき氷を全てほおばった。 「百合。話せないなら無理に話せとは言わないけど、困ってるならなんでも言えよ。」 「うん。」 困ってないよ。ごめんね心配かけちゃって。 「ここのラムネも絶品だぜ。泳ぐ前に買おう! おごってやるよ。」 「えぇ!? いいよ・・・っ!」 「そのぐらいさせてくれ。なっ。」 そう言って彼は止める間もなくラムネを二本、買ってしまった。 「ラムネは泳いだ後が最高なんだ。泳いでから一緒に飲もうな!」 なら、買うのは後でもよかったんじゃ。そう思ったけど、口にするのはやめた。 二人でラムネの瓶を、ちょうど良く平らだった岩の上に置いて、ラッシュガードを脱ぐ。今日ぐらい、焼けてもいいや。 ラムネのビー玉が、カランと涼しい音を立てた。 「よし、いくぞ、百合ー!」 「あはは。泳ぎなら、負けないよ!」 私たちはタイミングを見計らって、波へと飛び込んだ。 そのとき。 「__あっ・・・。」 私の足元の岩が、つるんと滑った。 私はあらぬ方向へひっくり返ってしまった。 波が来る。 飲まれる。 口に海水が入って、いつもならどうってことないのに動揺してしまう。 「百合!!」 そんな声が、聞こえた気がした。 私まだ、和樹くんに気持ちを伝えられてないのに・・・。 ラムネ瓶が、風もないのに岩から落ちて、音を立てて割れた。 * 気がついたら、病院のベッドだった。 「百合!!」 懐かしい声がした。 ふわりと男性の香水の香り。 「和樹・・・くん?」 和樹は目尻に涙を浮かべていた。 なんで泣いてるの? 声が出ない。 どうしたの? 声が出ない。 なぜか私の目からも涙が溢れた。 「ごめん。俺が、夢中になりすぎたせいで。」 「違うよ。和樹は悪くない。」 「えっ、いま、『和樹』って・・・。」 私は広角を少しあげた。 「百合。よかったよ、生きてて。お前は、俺の大切な人なんだ。ラムネのビー玉みたいに、ある意味があるのかわからないけど、決してなくならないもの。他の人たちからはどうでも良くても、俺にはとっても大事な人なんだ。」 え・・・。 私は胸がいっぱいになった。 「俺、百合が大好きなんだ。付き合ってほしい。」 あーあ。先越されちゃった。 私が先に言いたかったなあ。 「うん。いいよ。」 私がそう言うと、和樹は笑った。子供みたいに。 「また、ラムネ飲みに行こうな。」 私は、小さくうなずいた。
言葉
言葉は不思議だ。 伝え方次第で、トゲになる。 伝え方次第で、優しさになる。 言葉なんて、気持ちがこもっていない。 言葉は、気持ちがこもっている。 言葉は、人を苦しませる。 言葉は、人を楽しませる。 言葉があるから、いじめが始まる。そして、自殺する人が現れる。 言葉があるから、助けられる。そして、生きる希望を見つけた人が現れる。 言葉。酷い意味の言葉は、胸に刺さる。そして、傷は一生癒えない。 言葉。優しい意味の言葉は、傷を癒してくれる。そして、傷は消えないけれど治療になる。 言葉があるから差別が始まる。 言葉があるから仲間ができる。 あなたは、どんな言葉を使っていますか?
彼女にもわからない勉強
僕が一目惚れした彼女の名前は、宮西 史乃(みやにし ふみの)という。 史乃はなんとも近寄り難いイメージだけど、本当は優しい。前、シャーペンを忘れてどうしようとあたふたしているときに、目を離したすきにシャーペンが置かれていた。それは「humino」と書かれた一品限りの特注品だった。「ありがとう」と言うけれど、彼女は本を読んでいる。 彼女はとても真面目で、成績が良い。 そのくせに、ちっとも勉強を教えず、自分自身の学力向上に専念している。隣の席で「ここ、わからないんだ。教えてくれる?」と言った時、「隣に西川(にしかわ)さんがいるでしょ。教えてもらったら」と言う。 僕は史乃さんに教えてもらいたい。西川さんは確かに成績優秀でモテモテだけど、史乃さんに夢中な僕には石ころみたいに見えた。 そして突然、ノートと教科書がなくなった。焦ったが、なんとか別のノートに書いて、隣の席の西川さんから教科書を見せてもらって、その場をしのいだ。その時も、史乃さんはすましていた。 その時は、「もう嫌いだな」と思っていた。 でもその後、教科書とノートが見つかった。落書きが消してあった教科書。中途半端な1ページだけ丁寧な字で書いてあった。明らかに史乃さんの文字だった。わかりやすくわからないところが書き込まれていて、また好きになった。 いつもツンとすましている史乃さんになんとか会話を交わそうとしても、いつもツンとすまされる。 僕にはわからない、見えない形でもう失恋しているのだろうか。 でも僕は熱心にアピールし続けた。頑張って、たくさんアピール。でもその度に、僕は辛い思いをした。 それでも、丸メガネの愛嬌と、ストレートな黒いロングの髪が忘れられない。あんなに素晴らしい女性はいない。 僕は決めた。ノートがなくなった時のことを応用して、僕はとある1ページに付箋をはる。その付箋には「放課後残ってください」と書く。必ず見てくれるだろう。 「すみません。あの、ここがわからないんです」 「え?西川さんがいるでしょ」 「あ……」 やっぱり、少し心がグサリと痛む。 放課後のことだった。 史乃さんが教室に出るのを見計らって、「すみませーん!」と声をかけた。 「え?何?」 「あの、一緒に、帰り、ませんか!?」 「え……今日は英単語を唱えながら帰る予定。予定を乱さないで!」 「あの!よかったら!僕も!一緒に!お願い!します!」 多分、史乃さんは(変な人)と思っているだろう。顔に出ているのだから。 僕は緊張しすぎて文章ではなく、単語で区切っていた。 「じゃあ、復習がてら問題を出しましょうか。暇ですし。問題です。『What you are name?』」 「えっ!?あ……」 わからないな。やばい! 「ブー。あなたの名前はなんですか?と聞いたのよ。だから僕の名前は龍斗(りゅうと)です。『My name is Ryuto』」 「あ……わかりました」 チャンスが巡ってこない。僕は次々にわからない英単語の文章を出され、不正解。 「あの……一つ、僕、英単語を覚えたんです」 「え?あなたが?さっきまで、全問不正解。それも回答なし。大丈夫なのかしら?」 「大丈夫です!」 「すごい自信」 あなたが好きです。は難しそうだから、史乃が好きです。にしよう。人に対しての好きはlove。だから…… 「I love Humino!」 「あ……どこでそんな文章を?」 「え!えっと、その……」 「バカげた文章ね。私が好きだなんて。冗談でしょう?普通、西川さんだし」 失恋した? 史乃さんは唇をかみしめていた。 「え、どうしたんですか?」 「いえ。あなたは好きな人とか、いるんですか?」 「え、はい」 「私もいるわ」 史乃さんにもいるんだ。失恋確定。 「その人は、私にわからない勉強を教えてくれるのよ」 すごいな。わからない勉強を教えてくれる。 「意外な方法で解決してみたりするのよ。その手があったか!なんて思ってるのよ」 謎解きが得意な人みたいだな。 「すごいですね。何組なんですか?」 「私たちのクラスよ」 ライバルがそんなに近くにいたんだ。 「すごいですね、その人……」 「ふふふ。その人はね……近いうちに告白しようと思ってるのよ」 いつもと違って、史乃さんはいたずらっぽく笑った。 翌日、今度はノートだけがなくなっていた。それも、何日も続いて。 ようやくノートが戻ってきた。ペラペラ……とめくると、小さく、くしゅくしゅっと書いた文字があった。 落書きかな? その一文字をよく見てみる。そこには、こう書かれていた。 「I love Ryuto」
嘘つき
「嘘つき」 嘘つき それくらいわかってる 私は嘘つきだ。 私の名前は香月花純。私は嘘つきだ。 「今日空いてるから行くね」「何もしてないよ」「恋愛なんか今はいいよ」──いくつ嘘をついただろうか。わからない。 私は嘘を付きすぎたせいでいじめを受けることになった。 主犯は特に仲も良くなく、嘘をついたのも冗談で済むような事だった。 主犯の名は藍田唯歌。いじめの内容は陰口、悪口、落書き、ネットいじめ、噂、無視…暴力はないけど、暴力以上に傷ついたことばかりだ。 もう二度と、花純と名前を呼んでくれる人はいなくなった。 母も父も姉も弟も妹も… いじめに加担したように、愛を受け取れる人がいなくなった。 毎日、電車に乗って、学校について、適当に授業を受けて、いじめを受けて、ご飯を食べて、また授業を受けて、電車に乗って… もう毎日がつかれた。 18歳になった日、家を出ていった。 大学にも行かず、何気なく会社員になって、一日を過ごしていた。 知り合いに芸能界に入って大成功した人がいた。 今になっても、花純と呼んでくれる人はいない。 名前を呼ばれても香月さん、香月…、苗字ばかり。 普通に生活もできていた。だけどなにかが足りなかった。 20歳になって、初めて花純と呼んでくれる友人ができた。 名前は葉月琴音。 愛想もない私に花純、と呼んでくれる人。 大嫌いで大好きな人。 相談に乗ってくれる優しい人。 琴音を心から愛していた。もう嘘なんかつかないと決めた。 初めてできた友達って、こんなにも幸せなんだ。 そのうち、ママとパパとも話をしてみようかな。 姉の菜摘は、彼氏と幸せになっただろうか。弟の朔斗は、大学に行けているだろうか。妹の斗亜は、アイドルやれているのだろうか。この前メジャーデビューしたからね。 琴音が、私を変えたなんて。 私が一人の女性に変えられるなんて。 今辛いあなただって、きっと変われる。 嘘から始まった人生はきっと真実で終わる。 花純は、そう思って生きているのだ。
ミサンガ
「これあげる!作ったんだー!入るかな?」 エマは俺にピンクのミサンガを見せてきた。 「なんでピンク?」 「秘密ー!」 エマはそうして笑顔を見せる。そういえばエマって〔笑舞〕っていう漢字だよね。名前に笑が入っているからいつも笑顔なんだろうか? 「そういえば、どっちききだっけ。手。」 「…右。けどなんで?」 「気になっただけ。」 エマは俺の右手にミサンガをつける用意をする。 「じゃあ願いを込めて!」 「おっおう。」 俺は必死に願いを心の中で唱える。その間に、エマはミサンガをつける。 「やっぱり、似合ってる!外さないでね。切れた時に、願いが叶うんだからね。」 「わかってるよ。大事にするから。な?」 エマは笑顔になって去っていった。 俺も、冷たい態度をとっていたが本当はすごく嬉しかった。 その日からX年後 「あっ、切れちゃった。」 何年か前に作ったピンク色のミサンガが切れてしまった。昔、学校が同じだったあいつにもあげたミサンガ。そりゃそうか、何年もつけていたら、ちぎれるよね。その時、スマホの通知音が鳴った。 〈エマ、今日会えないかな?話したいことがあるんだ〉 あいつからのメール。もしかして…私の願い…叶うのかな? そうしたら、茶色のミサンガをあげよう。 「あっ、ちぎれた。」 エマにもらったミサンガが切れた。 〈切れた時に願いが叶うんだからね!〉 そうだな、思い切って言ってみよう。俺の思い…いや願いを。 私たち、僕たちはミサンガで繋がれている気がする。 ーーーーーあとがきーーーーー 皆さんどうもハローハロー! 黒来(こくらい)です! 最後まで読んでくれてありがとうございます!もうしばらくお付き合いください! この話は友達にミサンガをもらって思いつきました! ちなみに…ピンク色のミサンガは恋愛、茶色は家族、右手につけると恋愛運の意味があるそうです。そして、ミサンガが切れると願いが叶う…だそうです! 俺とエマの願いはわかったでしょうか? ちなみに私は緑と水色のミサンガでした! ミサンガの色の意味はすごく面白いので(個人の意見)調べてみてください! ミサンガをくれた友達ありがとう! そして、最後に読んでくれてありがとうございます!黒来でした!