短編小説の相談いちらん

短編小説

みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。

短編小説みんなの答え:9

0年F組で

私、「花乃」は、不登校だ。 小学生の頃、いじめられたのがトラウマで、いまだに中学にいけていないのだ。 入学式には出席したものの、それからは一回も登校できていない。 プルルルルルルルルルルルルルル…… 電話が鳴り、お母さんが、電話をとる。 そして、お母さんは、少し話しをしてから、私に電話を渡した。 小さな声で、 「学校から」 と言う。 学校からの電話では、基本的に、「ゆっくり自分のペースで、学校に来るように。」みたいなことを言われる。 今回もそんな感じだろうと考えながら、電話を受け取った。 「もしもし、宮野花乃です。」 「あぁ、花乃さん。ちょっと、話したいことがあるんだけど。」 この声は、担任の芳川先生だろう。 いつも、挨拶もなくいきなり本題を話し始めてしまう先生だ。 芳川先生が話し始めると、しばらく止められなくて、近所のおばちゃん感がある。 今時、そんなおばちゃんいない気がするけど。 「はい、なんでしょう?」 「学校のことなんだけど、別室登校してみない?花乃さんみたいに、教室に行けない子が集まるの。いいところよ。東棟にある教室でやってるの。別室の子たちは0年F組って呼んでるわ。今は、5人いるの。あ、中1も1人いるのよ。違うクラスの子なんだけどね。まあ、いい子だからすぐ仲良くできるわよ。その子、男の子なのよ。恋愛もできちゃうかもね、うふふ。それでね、すぐに登校するのも難しいだろうから、まず、週に一回のペースで試してみたらいいかな。来週の月曜日にどう?予定空いてる?空いてるわよね。1時間だけでもいいから、とりあえず、来てみて。校門で待ってるから。大丈夫、花乃さんなら絶対に行ける、先生、待ってるからね!別室の子も、みんな優しい子だからきっと大丈夫よ。よし、じゃあ、お母さんに、電話を代わって」 「は、はい…」 相変わらず芳川先生は、話し出すととまらない。 否定する間もなく、物事が進んでしまった。 来週の月曜日なんて、明後日ではないか。 そもそも、予定が空いているかの確認もしてないのに… 芳川先生は、お母さんにも事情を説明しているのか、お母さんが、困ったように相槌を打ちながら、手帳にメモをして、そのあと、少し挨拶をしてから電話を切った。 そして、にっこりしながらこちらを振り返り、 「花乃、別室登校、してみましょ。」 と言った。 そんなわけで、私が別室登校をすることが決まってしまった。 「どうする?学校、行けそう?引き返してもいいんだよ。」 「大丈夫。」 だんだん、校門が見えてきた。 そこには、芳川先生が立っている。 「先生、こんにちは。」 「先生、娘をよろしくお願いします。」 「はい。午後3時ごろには、解散になる予定ですので。」 芳川先生の顔を見たのは、入学式の時以来だ。 にこっと笑うと、花が咲いたみたいに、あたりが明るくなる。 「花乃さん、ここが、0年F組だよ。教室入ったら、自己紹介して。」 芳川先生は、そう言いながら、扉を開く。 教室には、5人の生徒たちがいた。 この人達が、私の、新しいクラスメイトなのか。 緊張と期待で、胸が高鳴る。 「初めまして、宮野花乃です。これから、よろしくお願いします。」 ぱちぱちと、拍手が鳴る。 カーテンの隙間から入ってくる光が、私と、クラスメイト達を、優しく包んだ。 ~後書き~ こんちゃっちゃ!(`・ω・´)ノシ心音だよっ! 最後まで読んでくれてありがとうございます! 感想をくれると嬉しいです!!∩^・ω・^∩ニャ! 初心者なので温かい目で見守ってください…!m(_ _)m ではではー♪

短編小説みんなの答え:8

悪役令嬢に転生したから好き勝手させていただきますわ!!

悪役令嬢に転生したから好き勝手させていただきますわ!! 普通の世界 「紫川 天音(しかわ あまね)」 親に言われて、無理やり子供役者をやっていた。 からすくんが好き。 「鴉谷 杏(からすたに あん)」 からすくんと呼ばれている。 乙女ゲームの世界 「ミル」 乙女ゲームの悪役令嬢。 紫川天音が転生する。 「麻希 りおん(まき りおん)」 主人公が攻略する相手。 関西弁。 杏に顔が激似している。 「…ぁ、れ…ここは?」 ある日目が覚めたら私、紫川天音…転生していました! ここは乙女ゲームの世界線なようで、私は悪役令嬢役。 なんでこれを知ってるかはよくわからないけど、何故か頭にインプットされていたの。 …いいじゃないの、長年無理やりやらされていた役者の実力発揮させていただくわ! 「…しかし、この城は広いわね」 とりあえず部屋から出た私、絶賛迷子状態です。 どこに行くべきかもわからないし誰かに話を…。 …あ、あそこに人が。 「あの…!この城で迷子になってしまいましたの!」 『!…ミルやんか!!  今日はいつものデレデレなお前やないんやなw  てかこの城で迷子て、笑  何しとんの笑』 「…えっ!?」 いきなり悲鳴を上げたのは申し訳ないと思いつつ、私の頭の中はパニック状態。 前世私が惚れていた、からすくんと顔が同じ人がこっちを見てきたから。 『おーい、聞いとるか?  俺の名前わからへんのか?w  りおんやけど?w』 わかりませんよ…とは言えず、 「そんなの知っておりますわよ!?」 と答えてしまった。 でも一つ収穫はできた。 ゲームではこいつの奪い合いをしていることを。 …ということは、乙女ゲームの主人公もいるはず。 『まぁええわw  俺は用事あるから、またな』 「あぁ、またお会いしましょうね」 『……。』 え? この人一向に動かないんですけど。 『ミル、いつものは?』 「?」 『俺がどこかに行こうとするとお前ハグしてくれるやん』 はぁ。このゲームではハグが挨拶代わりなのでしょうか。 まあ、他の国でもそういうところはあるし、、 「いつも嫌がってるくせに…。ぎゅっ」 それらしい言い訳を言ってからハグした。 『俺は優しく抱き返してると思ってたのになぁw』 あぁ、なんかこの人からむのが大変ね。 そう考えていると、もうりおんはいなかった。 なんて足が速いのでしょう。 […ちょっと、!?] 「今度はどちらさまでして?」 この人は茶髪で髪の毛をハーフアップにしている可愛い人ね。 [私がりおんくんを狙っているのに、あなたはいつも邪魔を…] へぇ。この子がゲームの主人公なのか。 [美雨羽、頑張ってるのに。] ふーん、みうはって言うんだ。 私はできれば早くこのゲームから脱出したいからどうにかしてこの子をハッピーエンドに、! 「私は貴女を応援しているわ。  だってりおんのこと別に好きじゃないもの」 [でも、あなたたち付き合っているじゃないの!!] oh.そうだったの。 だからハグを求めてきたのね。 「いえ、今日別れようと思っているの」 これでどうよ! [……へ?] 「私より貴女のほうがつり合っていると思うの  貴女に譲りたくて…どうしても」 [そ、なの……?] [でも1時間後にはパーティーがあるわ。 ミルちゃんはりおんとダンスを踊るんじゃ?] 「…そこで、盛大に別れを発表するわ!」 [ぷっ…ふふ、ミルちゃんのこと嫌な人だと思っていたけれど、結構面白い子なのね] なんか失礼なことをさらっと言いやがったわね。 「まあね、?」 [それでは、パーティーで会おうね] 「えぇ。ごきげんよう」 なんだかよくわからないけれど悪役令嬢っぽくないわね、私。 でも、ヒロインのバットエンドは嫌いなの。 後悔はないわ。 とりあえず自分の部屋に行って着替えたほうが良さそうね。 …ということで、もうすぐ待ちに待ったパーティーが始まる。 噂によると私がパーティーのスピーチのようなものをするらしいわ。 最初の挨拶的な? だから、私は挨拶で別れることを盛大に、一方的に話そうと思う。 そして、素早くこの城から出る。 なんて素晴らしい計画…。 《それではミル様。お挨拶をお願いいたします》 …さぁ。ぶちかましますわ!! 「~~~~~~~、私は今、彼と別れますわ!  理由はないけれど、もう無理なの!  パーティーも参加しない。この城から消えるわ」 私は全速力で走った。 誰かが叫んでいるけれど、聞かない。 ふふっ、なんだか人生で一番楽しい。 私らしく、生きていられたわ。 悲劇のヒロイン、神回避ね! 好き勝手やってみせましたわ!!! -完- 読んでくれてありがとうございました。 文字数足りなくて大変でした。笑 感想くれると嬉しいです!

短編小説みんなの答え:8

私はずっと夢の中 【恋愛小説】

「好きです!付き合ってください!」 頭を下げてそういった男子生徒を見て、私は驚いた。 ・・・春斗くん? 嘘。うそ。ウソ。 こんなこと・・・ありえない。 春斗くんが、私のこと好きなんて。 このときはまだ信じられなかったけど、嬉しくて私は、 「はいっ!」 と弾むような声で答えたんだ。 夢かな?夢じゃないよね? ぎゅうっとほっぺたをつまむと、痛・・・あれ?痛くない? ここは普通痛いじゃん? 痛くないってことは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・えっ?夢? いやいや、さすがにないでしょ。 いくら春斗くんに告白されるのがありえないといえど、そんな残念なことあるわけ。 「ない!」 そう叫んで目が覚めた。 目が覚めた?目が覚めたってことは・・・・・・。 夢? はあぁぁ!? おかしいて!普通夢じゃないでしょ! こんなの私が春斗くんのこと好きすぎて春斗くんの夢見てただけっていうただの気持ち悪い結果じゃん。 あっ、でも正夢かもっ。 そしたらいーなーっ! あーだのこーだのいいながらもちゃんと準備する私は偉い。 って自分で思う。 「いってきまーす!」 元気よくそう言って、家を出た。 「よーし、今日もいっちばんっ」 調子よくそう言って教室の中に入った。 でも一番でもいうてやることそんなにな・・・。 そう考えながら引き出しを開けると、『花の水やり』と書いてあるメモが入っていた。 ぜんぜんあったわ! 「今日水やりしないと!」 あわてて準備をすませた私は速歩きで水やりのためのジョウロを取りに行った。 私が水やりする場所は・・・ええーとっ、裏門の前のプランター、昇降口前のプランター、体育館のプランター、か。 地味にたくさんあってそれもまあまあ遠いんだよなー。 ジョウロに水を入れる場所って決まってるし・・・結構キツイかも? 遠いとこ・・・うん、まずは体育館のプランターいこう! その次は裏門行って・・・昇降口のところ行ったら一番早く終わるかな? 全然わかんないけどそれでいいか! 蛇口をひねって水を出し、それをジョウロに半分くらいまで入れる。 結構重たいんだよね、これ・・・。 半分くらいまでしか入れてないのに、両手で持たないと厳しいくらいの重たさ。 まあ単に私の筋力がないだけかもしんないけど。 体育館のプランターが終わって、またジョウロに水を入れて裏門に行ったとき。 ―――春斗くんがいた。 私が春斗くんに気づいたように、春斗くんも私に気づいた。 「あ、桜木さん。おは」 あいさつをしてくれていた頃にはもう走っていて、昇降口までたどり着いた。 いやなんで逃げた!? なんかパニクりすぎて逃げちゃった・・・。 えーっ、クラスで話すときなんてないのに・・・、なんか少し会話しとけばよかったぁ・・・。 ていうかもういっそ告ればよかったかも。 とりあえず水やりしよ。せっかく昇降口来たんだし。 黄色、白、赤、ピンク・・・色とりどりの花が咲いていて、なんだか癒された。 そして冷静にさっきのことを思い出す。 えーと、裏門行ったら春斗くんがいて、全然話したことないのに名前覚えててくれて、あいさつもしようとしてくれた。 ・・・・・・ってところ? うーっ、それにしてもかっこよかった・・・。 優しいし。 そしてあることに気づく。 あれ・・・もしかしてずっとここで休んでたら春斗くんが来る? こっちの昇降口は裏門側。で、春斗くんは裏門から通学してきた。 つまり? ・・・来る。 来るじゃん! やば!さっき逃げたくせにもう一回また会うとか無理だよ! まっ、また逃げないと・・・っ。 すぐに立ち上がってジョウロを片手で持ったとき。 「あ、桜木さんだ、またあったね。おはよう」 キラキラ眩しい笑顔で話しかけてくる・・・春斗くんに遭遇。 あーあ・・・間に合わなかった・・・なにやってんだ私。 「お、おはよう・・・」 無視するわけにも行かず、ちゃんと挨拶をした。 「ねえ、なんでさっき逃げたの?」 うわちゃんと『逃げた』って言ってくる! 「に、逃げてない・・・ただ、水やり時間がなさそうだったから急いだだけ・・・」 とっさの言い訳を口にして、春斗くんと視線をズラした。 「ふうん?もう全部終わったの?」 「あっ、いや、まだ裏門が・・・」 あ、失言したかも。 「え?さっきいたのに?」 あー・・・、痛いとこつかれた。 気まずそうな顔をすると春斗くんは反対に、笑顔で言った。 「逃げたんでしょ?」 ギクッ。 心のなかでそう思っていると肩がビクッと動いた。 あああ・・・何やってんの、こんなの証拠みたいなもんじゃん! 「・・・うん」 これ以上は無理かな、と思って笑いながら正直に白状した。 「あはは。素直だね。・・・あのさ、実は、桜木さんに伝えたいことがあって」 「えっ?なに?」

短編小説みんなの答え:5

オーガナイズ

僕の名前は佑馬。一応名ばかりの探偵をやっているが、依頼としては浮気調査、ペットの探索がほとんどで、まともな事件なんて来たことがない。 まぁそこそこの推理力は持っているとは思っているけどね。 さて、久々の休暇で旅にでも出ようかなーとあまり豪華ではない客船に乗った。 助手の江里菜もついてきてくれることになった。 ペットのポチも一緒に。 ふぁーあ。なんで僕探偵なんて目指したんだっけ。 おっとっと。眠気で当たり前のことを忘れてた。 ホームズみたいになりたいし、人の役に立ちたかったから。 そうだ、そうだ。 はぁ、、、でも眠すぎる。寝ないとやってらんね。 寝るか。 すやぁ。 んん、、、なんで今起きたんだ?まぁいいか。 ちょっと暇だし近くうろつくか。 あーー、日々のいろいろでストレスがたまるんだよなー。 ちょっとくらい、いいよなーー。 ちょっと魔が差したかな。 そのあと、俺ははっちゃけた!! 全力で!! ふー。発散されたわー。 でも、、、まーしゃーない。ちょっとくらいかたすか。 俺にしてはそこそこきれいになっただろう!うん! 満足!! でも、、、かたして疲れてまた眠気がーー すやぁ。 んん、、、起きたわ。 うわ、部屋めっちゃ散らかってるんだけど。 そして、僕の目の前には汚れてるポチ。 はぁ、、、またか、、、 毎回片付けるの僕なんだけど。 ちょっとくらい手伝ってほしい、、、って、無理か。 ふぅ、、、こんなもんか。 いや、僕どんだけ疲れてんの?またうとうとしてきちゃった、、、 「いやぁぁー!」 廊下から女の人と思われる悲鳴が聞こえた。 なにがあった? 女の人の目の前には男の人が倒れている。 夫だろうか。 ナイフで刺されて死んだものと思われる。 しかし、夫の周りには一切血が付いていない。 この客船の中には防犯カメラもない。 「先生っ!」 江里菜も駆け付けた。 「これって、もしかして、、、」 「まぁ、多分そんな感じだな」 「冷静ですね」 「慣れてるからな」 「まぁ、、、そうでしょうね」 殺人事件。 でも、犯人がここまできれいに証拠をなくせるということは、計画的な犯行。 つまりはこの男の知人である可能性が高い。 近くの部屋にいた赤いTシャツの人。 刃物の愛好家。 哲学者。 などなど、怪しそうな人はたくさんいた。 しかし、偶然乗り合わせていた警察と一緒に考えた結果、犯人は第一発見者の女だとして、いったん女に手錠をして一室に入れておいた。 ふぅ。事態は落ち着いたかな。 よかった。 ほんとは犯人この人じゃないんだけどね。 作者のわんだぁでーす! 皆さん犯人わかりました? タイトルの「オーガナイズ」は、整理するという意味があります。 佑馬が部屋を整理していたように、皆さんも頭を整理すれば、犯人は分かるはず! 文才なさ過ぎて、犯人は読んでる途中である程度わかると思いますが、、、 わからない人のためにいくつかヒントです。 ・すやぁ。と んん、、、 が物語の分かれ目となっています。 ・まともな事件はほぼ受けたことがないのに殺人事件に慣れていたのはなぜか? ・普通こういう小説で主人公の一人称(僕、俺)なんて変わるでしょうか? どうでしょーか! 感想くださーい! 原動力になります! では、ばいちゃーー!!

短編小説みんなの答え:1

雨の日の恋

「あ…」 下駄箱から一歩出た途端、ぽつり、と上から降ってきた何かが頬に触れた。梅雨入りをしたばかりだから雨だろう。しかし、今朝は寝坊して、天気予報を見ていない。その上、折りたたみ傘すら忘れてしまっていた。走って帰っても、ずぶ濡れになるに決まっている。新品の制服を濡らしたくはないし、風邪も引きたくない。 「自習室、空いてるかなー」 そう呟いて、校舎に戻ろうとしたら、突然、「おい」、と話しかけられた。 「黒田くん…」 話しかけてきたのはクラスメートの黒田くん。幼なじみでもあるが、最近は近い距離感を周囲にからかわれたり、彼から突如告白されたりしてなんとなく距離をとっていた。 「小雪、忘れ物でもしたのか?」 「あ、違くて…、傘、家に忘れちゃったの。濡れて帰るのやだから、自習室にでも残ってこうかなーって」 「なら、一緒に帰る?近いから送るよ」 傘もあるし、と言われたが、最近距離をとっていたから少し気まずい。しかし、遠慮しようと思った次の瞬間には彼の腕に引っ張られていた。 「ちょ、ちょっと…」 「いいから、帰るよ」 黒田くんは傘を開くと、右手で私の手を握って、左手で傘を差した。 「差しづらくないの?」 と尋ねると、「こうしないと小雪が逃げそうだし」と帰ってきてますますしっかり手を繋がれる。昔はおんなじくらいだった大きさの手も、気づいたら彼の方がずっと大きくなっていた。 それを意識すると、なんとなく胸がドキドキしてきた。 この気持ちは、もしかして…

短編小説みんなの答え:3

見せて。

私は、あなたに魅せられた。 初めて、こんなに甘い世界を見た。 鏡に映る、初めて見た自分。 もっとあなたを見たいと思った。 あなたの横顔があまりに綺麗で、見惚れていた。 あなたの見ている景色を、私も見れたら。 あなたが私だけを見てくれたら。 ずっと、あなたを見ていられたら。 見たことなかったよ、あなたのそんな顔。 弱みも全部、私に見せてほしい。 どんなところも、見てあげるから。 頭の中で今日見たあなたのことを思い出しながら、文字を書く。 あなたは、私のこの思いを見抜いてるのかな。 未来は見えないけど、あなたとの日々を見てみたい。 1番近くでおはようって言ってくれるあなたを、見てみたいな。 やっとあなたに、本当の私の気持ちを見せられた。 真っ赤になっているあなたの顔を、いつまでも見ていたい。 あなたの見る私の顔も、真っ赤だろうけど。 「もう、悲しい世界なんて“見せない”から。」 やっと言えた。返事は、私が見ていた未来とは違ったけど。 あなたは、私じゃない他の人に魅せられてる。 私が見るのは、「友達でいたいんだ。ごめんね。」と言って去っていく君の後ろ姿だけ。 昨日もまた、あなたの夢を見た。 今もまだ、あなたを見ている。 終わったってわかってるのに、私は現実が見えないみたい。 私の見る世界を変えたのは、あなただけ。 叶わない恋だけど、頑張るから、また私のこと見てくれないかな。 そう思いながら文字を書いたけど、私の見ていたあなたは、こんな文字に頷くあなたじゃない。 私が見たいあなたの顔は、これだ。 「どうか君の恋が結ばれますように。幸せになってね。あなたの笑顔が、もう一度“見たい”から。」 そう書いた手紙を、そっと机に寝そべるあなたの横に、私が見えないよう、 こっそりと置いて、静かに私は走った。もっとあなたを、見ていたかったけど。 どうしよう、涙で前が見えない。 今日も、夢を見るだろう。 あなたの見る、幸せな未来を願って。

短編小説みんなの答え:4

無知な豆鉄砲

生きるために死ぬか?死ぬために生きるか? 我の目の前を通り過ぎる「ヒト」でさえ100年後には死んでいるのだから… 人々は、我々に易々と食料を分け与える。 いずれこの立場が逆になるとも知らずに… 煩わしいほどに丸い玉や、愚かに崩されたスポンジなど、人間は何故この生命の地に食料を落とすのだ。 我々は、アナタ達のすぐそばに居る。 無知な生命体として君たちの目の前にいる。 私は動かないぞ。 他のものは、人に脅え空の彼方へ逃亡するなど、情けのない行動を取るが 私は狼狽えない。 私はここから1歩も動かないぞ。 来れるものなら来なさい。 さあ。早く! 「きゃー!この鳩かわいいねー!」 「逃げないよ!人懐っこいのかなぁ!」 「あ、餌あげよ!餌!やっぱ豆?」 「パンならあるよー!」 …君たちはなんて愚かなんだろう。 クルックー。

短編小説みんなの答え:2

幼馴染。

「悠真!」 玄関のドアを開けると、幼馴染の龍野悠真が立っていた。 「おはよ、希空」 普通に悠真は言っているが、私の心臓はバクバク。 そして無会話のまま、学校が近くなる。 薄々気づいていたんだ。私は悠真のことが好きって。 でも、これが恋なのかは認められない。だって、不思議な気持ちなんだもん。 そして、校門をくぐってしまった。 「希空、また明日!」 そう言って悠真は隣の下駄箱に行く。 「ああ」 私は小さくため息をついた。 今日も伝えられなかった。 悠真が“好き”って。 END こんにちはっ♪6月初投稿のしろくま♪です! コメくれると嬉しい!タメおけ年下おけ辛口なし! それでは(#^.^#)

短編小説みんなの答え:1

5年に一度の流星群

「わあ、綺麗。」夜空を見上げると宝石のように星が輝いていて、流れ星がたくさん流れていた。 「でしょ。凜にこれだけは見せたくて。」 「あ、ありがとうっ。」  私は、幼い頃から持病を持っていた。ある日、その病気が悪化した。医者にも「後、一年ちょっとで…。」と言われてしまった。 少し病気がおさまったころ、医師から今日だけ外出OKという許可がでた。 その時は、なぜかわからなかった。それが今、分かった気がする。 人生で一度見てみたかった5年に一度の流星群。春香のおかげで見ることができた。ありがとう。 「で、凜は何をお願いするの?」 「え?えーっと…最高な思い出を作って、あとは楽になりたい…かなぁ。」 「あ、もういい思い出できてたね。」 「そうだね!…治療頑張ってね。」 「うん。」 次の日、私はいつもより楽になった。春香のおかげで楽になれる… あ、、りが、、と、う。

短編小説みんなの答え:9

とある雨の日に見た二つの七色の虹

私は、佐藤渚。先月、中学生になったごく普通の女の子。「中学生になったら、沢山友達を作るぞ!」そう張り切っていたけど・・・現実は厳しい。 私が通っている中学校は、私立の進学校。しかし、この学校は友達受験をした人が多く、謎の同小縛りがある。トイレに行くのも同小の子、体育で二人一組でストレッチをする時も同小の子。そんな風に同小縛りがあったら、同小の子がいない私はぼっちになってしまう。というか、今現在ぼっちだ。 (今日こそ帰り、誰かを誘って仲良くなる!公園でお喋りとか?カフェでお茶もいいよね。) なんてことを考えていたら・・・。 ザァーッ!と大粒の雨が降り出した。 (こんなんじゃ、公園もカフェも無理じゃないの。それに、こういう時に限って傘忘れたし。) 雨が止むまで待とうかなと思ったが、全然止みそうにない。 (まあ、とりあえず帰る準備でもするか。) そして、十分後。少し雨が治まってきて、今は小雨がパラパラと降っているくらいだ。これなら、走って帰ればそんなに濡れずに済むだろう。そう思っていたら・・・ 「あれ!?誰?」 そこには、傘をさして立っている女の子がいた。 後ろを向いているため、顔は見えない。でも、背丈は私と同じくらいだから、同級生なのかも。女の子も私に気付いたのか、こっちに顔を向けた。やっぱり、見覚えのある顔だ。 その女の子は、隣のクラスの清水結菜だった。髪を二つに結っていて、ぱっちりとした目が可愛い。人気者の愛されキャラっていう雰囲気だけど、結菜ちゃんはいつも一人でいる。もしかしたら、結菜ちゃんも私と同じような悩みを抱えているのかな? 「佐藤渚さん、だっけ?傘、持ってないの?良かったら、そのぅ・・・私と一緒に帰る?」 結菜ちゃんが遠慮がちに聞いた。 「うん、一緒に帰ろうか。」 そうして、私と結菜ちゃんは一緒に帰る事にした。 「結菜ちゃんの傘って、カラフルで可愛いね。七色の虹みたい。」 「ありがとう。この傘、お気に入りなの。」 こんな感じでその後も、楽しくお喋りしながら帰っているうちに・・・ 「あ!虹だ!」 さっきまで、どんよりと暗かった空が、今は綺麗な水色の空に変わっていて、七色の虹がかかっている。まるで、結菜ちゃんの七色の傘が、そのまま空に映ったみたい。 とある雨の日、空と結菜ちゃんの傘、二つの七色の虹を見た幸せな放課後だった。

短編小説みんなの答え:2

先輩

夏祭り。それは混んでいて、出店の食べ物を食べれるのかどうかも怪しいイベント。 下手すればただその辺をうろちょろするだけの無駄な時間になってしまう、そんな催しだ。 「5分遅刻。」「すっ、すみません。」 オレより一回り小さくて、暗くてもよく見える白い肌と黒髪を高く二つに結ったツインテール。 知り合いでも何でもなければ、多分オレは兄でこの人は妹…に見えると思う。 そんな、年齢と容姿が釣り合わない明日海"先輩"とオレは、奇しくも夏祭りの時間を共にすることになった。 部活が同じ水泳部だと言うぐらいでしか共通点は無くて、逆に仲が険悪だというのに、何で先輩とオレが夏祭りなんかに……。 現状、明日海先輩はオレなんか元々存在しなかったみたいにエナドリをちびちび飲みながら、目的地へと進んでいる。 ――オレ、何してんだろな。元々は部長と明日海先輩と後輩とオレで行くつもりだったのに、 部長と後輩がついこの間交際し始めて、『二人きりの時間を過ごしたい』とか 言いやがっ……言って、結果オレと明日海先輩だけになって。3年と1年に挟まれる2年の気持ちも考えてくれ。 「――何なんだろね、あいつら。」「っ、」 珍しく、先輩が自らオレに話を振る。すぐにその話に返事をしたいところだが、 スマホの液晶の光と、先輩の後ろ姿しか見えなくて、今先輩がどんな顔でいるのかが分からない。 もしも怒っていて、そのままオレが変な事を言ったら……どうなるかも考えたくない。 それでも、やはり返事をしないのは逆に先輩の神経を逆撫でる。そう思い、とりあえず無難な返答をしてみる。 「あー、そうですよね。」「……」 あ、まずい。話が途切れた。ヤバい。どうしよう。やられる。存在ごと消される。 陽気な笛の音と、力強く響く太鼓の音と、生命的な危機を感じて爆発しそうなオレの心臓の音。 そして、手を繋いではしゃぐカップルの間をすり抜けていく明日海先輩。 全てがアンバランスで、自分が宇宙に飛ばされていく様な感覚がする。 「……尾崎って水泳部の部長なる気ある?」「えっ?」 初めて名前を呼ばれた。先輩ってオレの苗字覚えてたのか……。 「いやあ、ちょっと僕には責任が重いのでなれないですね。」「聞いてるだけ。」「あ。」 恥ずかしい。恥ずかしすぎる。あああああああ。やばい恥ずかしい。顔からりんご飴出てきそう。 「って、何でいきなりそんな事、」「ほら、だって夏の引退試合終わったら私達引退だし。」 ――そうだった。明日海先輩そういえば3年だったな。もう引退か。 何か清々するような、寂しい様な。別れるのかな、部長と後輩。 「だから今のうちに良さげな2年見つけて立候補させようかなと。」「うわぁ~……」 「いいじゃん、尾崎も可愛い後輩と付き合おう。」「なんか嫌です。」 いつの間にか、先輩はスマホを仕舞って、オレの横で歩いていた。 ……こんな顔で笑うんだ。 「尾崎って年上好き?」「……え?うーん、普通です。」「へぇ。」 屋台が見えてきた。煌びやかに光る神輿と、浴衣を着ていちゃついてるカップルを睨む明日海先輩。 何でオレさっきからこんな先輩の事考えてるんだ? 「何食べたい?」「オレですか?とりあえず……焼きそば?」「焼きそばね。並んでくる。」 そう言って、先輩は人混みの中に走っていった。

短編小説みんなの答え:3

終電

・ 終電はもう過ぎてしまった。 私の人生も乗り遅れたようだ。 少し寒い電車のホーム。25時。 少し古びたホームのベンチに腰を下ろしていた。 今日の朝は機嫌が良かった。 付き合って6年の彼からデートの誘いがきていた。 「大切な話がある。」 そう言われていたのと同時期に友人が婚約したと聞いていたから、 頭の中では恥ずかしいような、嬉しいような期待を持った気持ちでいっぱいだった。 いつもより気合いを入れて髪を巻いて、おろしたてのロングスカートを着た。おしゃれな下着を着ようか迷ったほどわくわくしていた。 時は夜。 東京駅に呼び出された私はいつものように駅から少し離れた電柱の横で待っていた。 彼に会うのは夜と決まっている。 昼間は会えないの一点張りだけど、私は夜でもあえるだけで嬉しかった。 ポンッ 肩に手を乗せられたと思ったら、例の婚約した友人が少し首を傾げて人懐っこく笑っていた。 友人の後ろには彼がいた。嬉しそうに友人と手を絡めて笑っている。 「ありがとう。」 そう言って友人と彼は駅に向かって歩いていく。 あぁ、そういう……。 幸せそうな二人を見てすぐにわかった。 振り返ることができなかった。 一度冷静に考えると、平日の夜にしか会えない彼なんて怪しいに決まっている。 他にも、考えるうちにどんどんおかしな点が出てくる。 気づかなかったんじゃ無いんだ。私が違っていてほしいと目を背けた事が全部降りかかってきたんだ。 でも言えなかったのは彼との思い出が大切だったから。温かかったから。 愛をもらえると思っていたから。 6年前、彼がはじめてくれたハンカチを握りしめる。 終電はもう過ぎてしまった。 私の人生も乗り遅れたようだ。 ・

短編小説みんなの答え:3

あの頃の優しさに―。

とある田舎町で、僕は生まれた。 大好きなママとパパ、憧れの兄、かわいい妹、 そして僕。 生まれてから、大変でも幸せな時間を家族皆で過ごした。 時に皆で釣りに行って大物を捕まえて、 時に喧嘩して。 「~は私の自慢の子よ」 そう言ってママは笑ったね。 そんな日常が、好きだった。 壊れた、そんな日常が。 僕達の住む一帯が誰かに荒らされ、僕達はその地を離れることとなった。 その際、 僕ははぐれた。 ここはどこ? 皆はどこ? 僕はどうすればいい? 暗闇の中、ぼろぼろの足を必死に動かす。 ここ数日間、何も食事をとってない。 …皆と、こんな形でお別れするなんて… 誰か、誰か助けて… 「――あ、目開けた!」 「よかった~」 知らない人の声。 知らない家。 僕は、拾われたようだ。 検査をした結果、異状は無かった為、 僕はその家で居候することになった。 母、父、長女と次女と長男の家族構成であるその家は、 僕のことを可愛がってくれた。 ご飯をくれた。 温かい布団に入れてくれた。 叱ってくれた。 …大切な家族を失ったことは、今も忘れない。 でもこれからは、新しい家族の皆と、 幸せを掴んでいくんだ―。 数年が経った。 雨の中。 僕は、 段ボールの中でただ、声を上げるしかできなかった。 その家の母は言う。 「餌代かかりすぎ。養い切れない」と。 父は言う。 「なつかないから用無し」と。 長女は言う。 「噛んだりするからムカつく」と。 次女は言う。 「最初の方が可愛かった。今は全然可愛くない」と。 長男は言う。 「ひげや尻尾を引っ張れば、遊び道具になる」と。 そして最後に、 「ごめんね」と。 どうしてどうしてどうして? ごめんねを言えるなら、その資格があるなら、 何で心の底から大事にしてくれなかったの? 程なくして、僕は保健所に入れられた。 でも、 奇跡は起こらない。 誰も里親を名乗り出ない。 僕を見て、醜い姿と罵るだけ。 半年が経った。 次々と他の仲間が、怪しい部屋に入れられていく。 そしてそのまま戻らない。 そして、それは僕も例外じゃない。 「自慢の子」 そう言ってくれたママのように、 あの頃の優しさに触れたい。 『次は、僕の番だ』

短編小説みんなの答え:1

来年の私

高校3年生、大学受験の年。 私は地元の国公立大学を目指して、勉強を頑張っているつもり。 ただ、上には上がいるのは紛れもない事実で、模試の成績も上がらない。むしろ下がる時もあって、泣きまくってメンタルがやられる毎日。 もう受からないんじゃないか、今更やっても無駄じゃないか。 と、どれだけ思ったことだろう。 でも、高1から目指してきた大学。 絶対に受かりたいと思って、今まで勉強してきた。受かりたい気持ちは誰にも負けない自信がある。 ここで諦めてはだめだ。今までの努力が水の泡になる。報われるかは分からないけど、報われると信じて挑むしかない。 高3、秋。 大学入学共通テスト出願。 周りの子たちが推薦で大学が決まり始めた。 3学期は学校がないから、バイト出来て羨ましい。良いなぁ…。 私はまだまだ、受験が終わらない。これから頑張らないと…! 高3、1月。 大学入学共通テスト当日。 緊張の2日間が始まった。 でも、全力を出し切るだけ!失敗は禁物。 クリスマスも、お正月も返上して頑張ってきた。私は大丈夫。絶対やれる! 高3、2月。 滑り止めの私立大学受験。 ここで落ちてはいけない。滑り止めだからって舐めずに過去問もやったし、大丈夫、大丈夫。 高3、3月上旬。 いよいよ第一志望校の受験! この日のために努力してきた。共通テストも何とか乗り切った。 よし!やったるでーーー!! 高3、3月中旬。 合格発表! ドキドキの瞬間です。。。 ………合格!!! やったーーー!!! 第一志望に合格出来ました!! 4月。 大学1年生。 これから憧れの大学生活、思いっきり楽しむぞーー!おー! 【end】 今は高2なのですが、来年のことを思いながら書いてみました。 こうなったらいいなぁ、という願望がダダ漏れです。笑 小説になってない感が凄くありますが、何か感想など聞かせていただきたいです。

短編小説みんなの答え:4

海と青春

私は葵羽(あおは)。中学2年生! 私は小さい島に住んでるの! 私の学校は保育園、小学校、中学校一貫で、みんなこの学校に通ってる。 ───── キーンコーンカーンコーン… 「おはよー!」「おっはよー!」「おはよー」 「おはよっ」「おはよ!」「おはよっ!」 私の学年は、私含めて6人。 保育園からの幼なじみの海香(みか)、竜斗(りゅうと)、明翔(あきと)。 小学校のときに転校してきた光梨(ひかり)、秀真(しゅうま)。 保育園、小学校から一緒だからみんな仲良し! でも、6人には同じ悩みがある。 それは、「青春」ができないこと。 田舎だからお店も少ししかないし、ゲームセンターや夏祭りもない。 いいところと言われたら、綺麗な海とみんな仲良いところくらいしかない。 「いいなあ、俺の都会の友達、クラスの子達と夏祭り行ったってさ」 「えー!うらやましい!私達もそういうことしたいなあ」 「うちらもやりたいね!」 みんな青春できなくて、せっかくの学生生活なのに思うように満喫できていなかった。 ───── 「ねえ、今日の夜の8時に、海集合しようぜ」 竜斗が言った。 「え、なんで海?」 「別にいいけどなんで?」 「超気になるー」 なんで海なんだろう? みんな疑問でしかない。 私も疑問だった。 海で泳ぐとか?なんかくれるのかな? みんなでなんでだろうと言いながら帰った。 ───── そして、夜8時。 みんなが海に集まった。 「これ、あげるよ!」 竜斗がくれたのは、島で有名なアイス。 青くて、海に似てる。みんなに人気な王道アイス。 「ほら、みんな、座ってよ」 みんなで浜辺に座って、星空を見る。 「これこそ青春じゃんっ!」 竜斗が言った。 「やっと叶った!」「マジで青春してるじゃん!」「うわ、超嬉しい」「最高!」「青春ってこういう事言うんだ!」 みんなで浜辺に座ってアイスを食べながら、星空を見る。 やっと、「青春」をするという夢が叶った! ~END~ 田舎に住んでないので実際と違うところがあるかもしれませんがご了承ください!

短編小説みんなの答え:2

夜間定時制吹奏楽

私は楠木杏。吹奏楽部、パーカッションパートの一年生だ。今は二つ年上の石井先輩に教わっている。最近表情が暗いような... そんな私には誰も知らない、いや、誰も知らなかった裏の顔がある。 私は夜間定時制吹奏楽「ふくろうの涙」のオーボエ担当だ。 ここでは二つの掟がある。 ①自分の学年は教えない ②入った時期が早いほうが年齢に関わらず先輩 猫又定時制高校の屋上で、自分が来れる日に練習する「ふくろうの涙」 。全員の合奏より、アンサンブルコンテストの方に重点を置いている。色々な背景を持った人が何もかも忘れることが出来る居場所だ。私はそこの一期生。つまり、最高学年。4月と9月に新入生を募集していて、今は五期生の募集中。 「今日は体験の子来てくれればいいな。」 そう思って階段を上る。重いドアを開けるとそこには... 「石井先輩?」 「へ?あんちゃん?」 「もしかして体験ですか?ならすぐ案内します。」 「あ、あんちゃんもここなの?もしかしてパーカッション?」 話をずらしてくる。 「ここは...オーボエなんです。」 「そうなんだ、あの...」 「大丈夫です。体験ですよね、承知いたしました。」 敬語が出てしまう、最高学年なのに。 「あの、だから...」 一か月後 石井蒼依くんは無事、オーボエ担当の五期生として入部した。オーボエは今まで私しか居なかったから、初めての「後輩」だ。 それから半年後 「楠木先輩、僕、あの...」 「どうしたの?」 「先輩って学校の部活でも真剣だし、今回のコンテストのソロもすごくて...」 間が空く。 「好きになっちゃいました。」

短編小説みんなの答え:3

世界に何を言っても、絶対聞いてくれない。

ピリリリ、ピリリリ。いつものようにタイマーで起きる。そして着替える、私の居る星空中学の制服に。 何回、同じことを繰り返しただろうか。同じことをしすぎて壊れたりしそうだ。 でも、私は文句を全然言わない。なぜなら、何を言っても絶対聞いてくれないから。 いつものように学校へ行く。ともだちに「美優おはよー。」って挨拶される。返しながら思う。 私は今までほんっとうにつまらない人生を送ってきたと。今年中3だから変わりたいと。 何回も友達に相談してきた。今日の休み時間も相談しようと思ってる。だって、人生初の恋をしてしまったんだから。 授業終わり、めっちゃ仲いい(そしてめっちゃ可愛い)由希奈の席へ行く。変わりたいことを相談するために。 「由希奈~、私陰キャだけど恋しちゃった話したでしょ?」『うん、あ!の!めっちゃ人気な宏太でしょ?』 「そうなの、どうしよ!変わりたいけど変われない,,,」『ならメイクは?学校いいっていわれてるじゃん。ほら、頑張って。』「うん。」 とりあえず応援(?)されたし、得意なメイクという方法が出てきたからにはやってみるしかない。明日からしてこよう。 授業が終わった。私は何があっても一人ですぐに変えるのが習慣づいてる。そのため、一人でパッ!!と帰ってしまっていた。 友達と帰ってみたいのに。と思ったけど、今日は大事な大事なメイクがあった。それも明日のために。 どんなメイクが学校にいいのかしっかり調べたあと、実践してみて、時間ややりやすさを感じてみる。 3種類ほど試した結果、私に合うのはブラウン系のメイク!これに合わせて、髪型もハーフアップにチャレンジしてみた。 どれもイメチェンした感があって私的には可愛いと思ってる。あとは学校でどう思われるかと、宏太が気付いて分かってくれるかだ。 でも告白したって無駄だと思っている。それは、世界に何を言っても、絶対聞いてくれないから。 どんなに顔を変えたって、習慣はやっぱり変わらない。でも、朝からワクワクだった。メイクとヘアアレがあったのが新鮮だった。 学校へ行くと、いつもは挨拶だけの心音ちゃん(可愛すぎるグループのリーダー格)達がやってきた。 『おはよー美優。あれ!髪型も変わってるしメイクしてんじゃん。イイね!』[イイね!] 「うん。初めてだけどやってみた。」『可愛いんじゃ?おっと、うちらお仕事あるんだった。じゃねー。』[じゃねー。] こんなに心音ちゃんたちと話せたのは初めてだった。やっぱりメイクしてきてよかった。 このあとにも宏太が気付いてくれたから、それまた嬉しかった。               でも、これは悪いことが起きる前兆だったたなんて思わなかった。 数日間はゆっくり過ごせたし、宏太とも仲良くなった。だから人生初の告白をしてみようかと思いだした。 でもなぁ、と考えながら学校へ行くといつも話してくれる心音ちゃん達が私の席を囲みながら待っていた。 『ねえ、美優。あなたさ、宏太が好きってホント?うちのグループの中にも好きなこいんだけど。』[ホントにやめてくんない?] 急に話されて、私はうつむいてしまった。だって、正しいことを言ってるから。 『とにかく告白すんなって話。宏太を取るのはうちのグループだからね。』[もう知らないもん!] と言いながら解散していった。今、初めて理解できた。いつも言ってたお仕事は、宏太にアピールするためだったんだ。 すべてを無くしたみたいで、授業が全然頭に入ってこなかった。 放課後。心音ちゃんグループの子達は、多分告白しに行ったんだろう。じゃあ私は?どうするの?自分の中で何かが動いていく。 告白したい。宏太と一緒に居たい。荷物を持って外に出た。心音ちゃんグループがいたけど、しょんぼりしてる。 振られたんだ。じゃあ今だ。宏太は体育館裏にいる。私は脇目もふらず、一目散に駆け出した。 「宏太くん!」『!美優ちゃん。どうしたの?』「はなしたいことがあるんだ。」『いいよ。何でも聞くよ?』 「あのね、」諦めちゃダメ。ちゃんと伝えるんだ。たとえ振られたとしても。 「私、宏太くんが好きなの。こんな私だけど、付き合ってもらえもらえませんか?」『はい。僕も好きでした。』 泣き出しそうになった。人生初の告白が成功するなんて。考えもしなかった。何を言っても、聞いてもらえないと思っていたから。 『これからよろしくね、美優。』「うん、こちらこそよろしく。宏太くん。」 私達は人生初の彼氏、彼女となった。 あれから何年もたった今。結婚して、子供もできた。そこには、いつまでも幸せそうな、二人がいた。 初めて物語を書いた、美春です!感想待ってます!

短編小説みんなの答え:3

【恋愛】寝たら記憶を失う君と、忘れられない恋をした。

「好きです」 罰ゲームでの嘘告で、俺は如月真昼に告白した。 如月真昼は成績優秀、スポーツ万能、おまけに性格良し。勿論、モテる。 「いいですよ」 即答されたのに驚いたが、彼女は3本の指を立てて言った。 「1つ。付き合ってる事は誰にも言わない事。  2つ。放課後まで一言も話さない事。  3つ。本気で好きにならない事。」 恐らく、嘘告をしていると気づいたのだろう。あえて首を下に動かした。 「そういうことで。じゃあ」 と言って、連絡先だけ交換し、2人しかいなかった教室から、真昼は去っていく。 そして、俺・二宮雅しか残らなかった。 翌日、俺はいつも通り蓮と葵と共に学校に行った。 2人が俺に『如月真昼に告白しろ』と言った張本人だが、まあいいだろう。 「そういえば、雅。結局真昼様とはどうなったんだ?」 蓮は言う。すると葵が 「雅は顔は良いけど性格終わってっから、無理でしょ」と言った。 蓮と葵とは幼馴染だ。幼稚園から。葵に限っては、生まれた病院でさえ一緒だ。 葵は蓮と付き合ってる。表向きには言ってはいないが。 「…!」 口には出さなかったが、勿論のこと、真昼とはすれ違った。 2人は真昼だと気付いていない。真昼は優秀な理数科で、俺らは普通科。 理数科とは関わる機会も少なく、『如月真昼』の噂しかしらない2人が気付くわけがない。 まぁ、良いだろう。特に気にせずこの場を後にした。 家に帰って、病院へ一人で行く。 俺は去年から『膠原病』と言う病気を担ってしまった為、定期受診で来るのだ。 「はあ…」 検査は終わり、受付の前の椅子で待っていると、目の前にぼと、と本が落ちた。 待て、と言う前に落とした人はいなかった。 見てしまったんだ。俺は。 [あなたは如月真昼です。2012年の6月3日、あなたは事故に遭い、記憶を失いました。一番見てほしいところは赤い付箋が貼ってあるので、そこを読んでください。] 赤い付箋のところ。気になって見てしまった。 [2018年10月2日。私は二宮雅くんに告白されました。でも、記憶が消えてしまうことは、言ってはいけません] など、長文と綴られていた。2012年。つまり12歳…? 「それ、私のです」 上を見上げたら、真昼がいた。 「雅…くんですよね、なぜここに…?」 真昼はすごく戸惑っていた。しょうがなく、俺は受付を済ませ、外で話した。 「…ああ、雅くんも病気を」 真昼は驚いていた。それはそうだろう。知っているのは親、先生、そして蓮と葵しか知らないのだから。 「私は前向性健忘症と言う病気で、寝たら全ての記憶を失ってしまいます。だから、こうして日記を書いて、明日の私に伝えているのです」 なんとなく、分かった気がする。 本気で好きになるなと言った理由を。 テストも赤点を取っても構わない、らしい。 「それは…すまん」 「いいんです。いつかは言わないといけないのかも知れなかったですし」 真昼は笑うが、本心は複雑だろう。 「じゃあ、俺がする」 「え?」 「俺が、お前の夢になってやる」 今俺ができることとしたら、それくらいだろう。 「ふふ…できますかね、雅くんに」 「で、できるに決まっているだろう!」 「期待していますよ」 心からにこり、と笑う真昼は、誰が見ても可愛く、愛しかった。 真昼が好きだと、気づいてしまった。 真昼の病気は治せないのかも知れない。でも、俺がするしかないんだ。 『真昼の事、本当に好きになってはいけないか』 俺は2人しかいない部屋でそう言った。 「だめですよ。好きになってはもらいたいです。でも、病気が…」 「病気だったら、好きな人を作っちゃいけないのか」 「そ、そう言うわけじゃ…」 「病気、病気って振り回されるなら、俺はお前を好きだと、言っていない。言うはずもない。」 「私が恋心を芽生えても、いっと明日には…」 「それでいい。それでいいんだ。」 必死になって抵抗したが、保留という事で終わった。 家に帰って、真昼は考えた。そして。付箋に書く。 『二宮雅くんのこと、忘れないで』 忘れたくない。なんで私だけ… そんな思いが込み上げてきて、涙が出た。 朝起きても、なぜか胸がもやもやした。 なんでだろう。日記を読んでも何も感じない。なのに、日記から何かを訴えている私が、どうしても思い出せない。 「もう…嫌だ…」 真昼は大学生になった。記憶も段々と取り戻し、平和である。 雅とはどうなったか。それはこれから分かる。 「雅くん、遅いですよ。遅刻です」 「悪い悪い。行こうか、真昼」 カーンカーンと、鐘の音が響く。 ここからの事は、言うまでもない。

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