短編小説の相談いちらん

短編小説

みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。

短編小説みんなの答え:3

*小説*かわいいいものは、全部ほしい

「かわいい~」むにゅっと頬を挟まれた。 同級生の胡桃(くるみ)は、いつも私を可愛い、可愛いと微笑む。 入学して少し経った頃、胡桃ちゃんが急に仲良くしてくれるようになった。 結局その後2,3年生と同じクラスになって、今は卒業シーズン。 「理琴(りこと)ちゃんがかわいいから、友達になりたいって思ったんだよ」 そんなことないよ。 太い腕と足……。短いし、色気もまるでない。 それに比べたら……、 ……胡桃ちゃんの方が、可愛いよ。 少し猫目になった、光をたくさん取り込んだ大きな瞳。 色っぽさが含まれた唇から紡がれる言葉は、いつだって誰をも魅了する。 校則に引っ掛からない程度に伸ばした綺麗な黒髪は、とても妖艶で。 「……ねぇ、もうすぐ卒業だね」 『……うん』 急にしんみりとした話題に変えた胡桃ちゃんの目は、少し寂しそうだった。 「今日さ、空いてる?私の家来て。」 『胡桃ちゃんの家?』 胡桃ちゃんの家は入ったことが無かった。 私の家は、何回か入れたことがある。数えるほどだけど。 「受験勉強であんまり会えなくなっちゃうから、 最後に思い出。作りたいなぁと思って」 『……うん』 * * * 『胡桃ちゃんの家はどこにあるの?』 学校で集合し、案内するね、と歩く胡桃ちゃんの後ろをついていくが、一向に着く気配がない。 ちょっと薄暗くて、不気味だ。 「私の家はね~……、地味なところにあるの。 周りに人なんて居なくて、いつも一人なんだぁ。」 『それじゃあ、夜とか怖いね』 「ううん、全然怖くないよ」 やっぱり、そういうのって慣れるものなのかなぁ。 私なんて怖くて怖くて無理だよ。 「……着いた。ここ。」 『……わぉ』 ひっそりと佇んでいて、古びていた。 倉庫のような……、なんというか、 近くにこんな所があったんだ、と少し、いや、凄く驚いた。 『ここが、胡桃ちゃんの家?』 「う~ん、簡単に説明するとそうかな。」 こんなところで思い出づくり……、こんなところっていうのは失礼だけど……。 胡桃ちゃんなりにもこの家をコンプレックスに思っていたのかな。 だとしたら、家を紹介するにも相当勇気があったはず。 私に教えてくれたってことは、本当に信頼してくれてるんだ。 ……嬉しい。 「ほら、入って入って」 『うん、お邪魔しまー』 ドン 大きな音で、私の声は途中で途切れた。 『びっくりしたぁ……、どうしたのッ』 扉が閉まった音……? やっぱり、相当年季が入ってるのかな……。 「こっち」 『ッ、うん』 薄暗い廊下に、思わず息を飲んだ。 「ここだよ、ここ。今日からここで私たちは暮らすの」 『えッ……?どういうこッ、きゃッ』 冷たく固い床に押し倒されると、 胡桃ちゃんは私の手足に手錠のようなものをかけた。 『ッ……、』 違う 違う 胡桃ちゃんの猫目の大きな瞳には光なんて一筋も入ってない。 色っぽさが含まれた唇から紡がれる言葉は、簡単に私を支配する。 校則に引っ掛からない程度に伸ばした黒髪は、闇に染まった黒だった。 「理琴ちゃんかわいい……かわいいかわいいかわいい……。 めちゃくちゃに汚したいなぁ」 * * * 一時世間を騒がせたニュース。 「女子中学生2人が行方不明だって」 「受験シーズンなのにね、可哀想に」 「なんだっけ、アレ。あの……、女子中学生のうち一人はさ……、」 「あぁ、腕と足だけ埋められてたのが見つかったんでしょ……?」

短編小説みんなの答え:4

あなたの1番になりたかった…

「あなたの1番になりたかった…。」 私、倉石桜は誰もいない教室で泣き叫んだ。 「澪ちゃん一緒に帰ろ!」 「ごめん!私今日も無理!」 私の友達…いや、大親友の夏樹澪。最近無理っていって一緒に帰ってくれない。私のこと嫌いになっちゃったのかな…。 でも私には好きな人がいる。森本竜くん。 竜くんのおかげで私は澪に無理っていわれても平気! でも、私の恋心はここで失恋しているということをあとで知った。 桜「澪ちゃん一緒に帰ろーよー!」 澪「ごめん桜。これからもう一緒に帰れ   ない。本当にごめん。」 桜「ねぇ、どうしたの?なんか悩んでる   の?教えてよ。」 澪「あのね、私、竜くんと付き合ってる   の。だからもう帰れない。ごめん。」 桜「嘘だっ!!!」 そういって私は逃げ出した。そんなの嘘だと信じながら。そうだ!竜くんに告白してみればいいんだ!私のことよくみてるし話しかけてくれるし!絶対そうだよ! 竜「どうしたの?桜ちゃん?」 桜「竜くん好きです!付き合って!」 竜「ごめん。俺、彼女いるから。」 桜「澪ちゃん…?」 竜「うん。」 そうか。私は失恋してたんだ。ずっとずっと澪ちゃんの彼氏を見てたんだ。 私のことを見てたのは、隣にいる澪ちゃんを見てたんだ。話しかけてきたのは澪ちゃんと話したかったからだ。どうして気づかなかったんだろ。いや、気づいてたのかもしれない。現実から逃げてたのかもしれない。あーあ。私、失恋しちゃった。 「あなたの一番になりたかった…。」 誰もいない教室で独り言い、泣き叫んだ。 のおっ!こんちゃ☆秋菜だよー♪ 今回も小説書いてみました! 見てくれるとめっちゃうれしいです♪

短編小説みんなの答え:1

ハートのネックレス

私とリリカはとても仲良しだ。幼稚園から親友で小5、今に至るまでずーっと親友、いや大親友だ。 異変があったのは小学5年生の冬、とても寒い日だった。いつものようにリリカの家に迎えに行った。 いつものように歩いていつものように学校に行った。 でも中休み、リリカの笑顔は無く、リリカの姿さえ無かった。そういえば朝から元気がなかったかな? 私はリリカを探しに外へ出た。外では雪がちらついてた。1年生がはしゃいでいる。 5分…10分とリリカを探したが、いない。リリカは外にいるはず…。なぜかそう確信していた。 ついに中休みが終わってしまった。でも私はリリカを探す。 プールを除いた時、私は「あ…。」と声を漏らした。 そこには半透明な体のリリカがいた。なんで?なんで?朝は普通のリリカだったのに。 リリカはとても悲しそうな顔をして立っている。リリカは涙を流して言った。 「ごめんね。私、昨日死んだの。塾に行く途中、交通事故に遭って。」 私は声も出せなかった。涙だけが溢れてきた。 「どうしても会いたくて。逝くまえに来たの。あの…これプレゼント。私のこと、忘れないでね。」 と私の手に握らせてくれた。最後にあの可愛い笑顔を見せ、そして逝ってしまった。 私は「ありがとう!」とリリカの後ろ姿に叫んだ。 私の手にはハートのネックレスが握られていた。リリカは小物を作るのが得意だった。 -15年後- 私の首にはハートのネックレスがかけられている。リリカの形見として。 {あとがき} こんにちは。Momiziです! 2人の大親友の話をかいてみました。友情物語です。 切ないですが、「リリカ」に、「私」に同感してくれると嬉しいです! 良かったらコメント下さい!

短編小説みんなの答え:1

ある日常の1ページ

◯月×日 天気:晴れ 今日の掃除の分担は窓掃除だった。この季節になると、吹き込む風が冷たくて手がかじかむが、それでも外の景色を眺められるので、普通の教室掃除に比べると嬉しい。 ブラインドをまず上まで上げることを前の窓掃除の人から教わった。言われた通り、紐を引っ張ってブラインドを上げる。羽の向きが一度全て裏を向き、日の光がパッと教室に差し込んだ。窓際で掃除をしていた人は眩しそうにしていた。ちょっと申し訳ないけど、心の中で謝りながら急いでブラインドを上げた。 それから新聞紙で窓の拭き掃除をした。一番上まで拭くには、椅子に乗っても背が足りないから、とりあえずできるところまで。懸命に腕を伸ばすと疲れる。これから一週間、ずっとこれをするのはちょっと大変かも。 そして最後に、全部の窓を全開にして、外に付けられた転落防止用の手すりの拭き掃除をした。 一度、一歩引いて窓の様子を見た。開け放たれ、日の光を遮るブラインドもなくなった窓からは、外の景色がよく見えた。風に揺れる大木、澄み切った青い空。少し眩しいが、教室の中が一気に明るくなった。普段は気づかなかったけど、窓一つでこんなに室内の明るさは変わるものらしい。 もうすぐこの学校に通い始めて二年になるのに、初めての発見だった。 掃除の振り返りが終わると、みんなは一斉に窓に注目していた。 それもそのはず、眩しさの原因は窓だからだ。 私はそそくさと窓を閉めようとしたのに、 「え、閉めちゃうの?」「せっかく明るくなったのに……」 なんて声が聞こえるものだから、窓に伸ばそうとした手を止めて、少し考えた後、閉めるのをやめることにした。 窓、閉め忘れたことにしとこう。 校内の各所に散って掃除をしていたクラスメイトも、続々と教室に帰ってきた。そして、案の定窓に注目した。 誰か一人くらい「閉めなよ」と言う人もいそうだったのに、みんな「眩しいね」「でも良いね」なんて言っている。 窓際の自分の席に腰を下ろして、その様子をぼうっと眺めていた。 窓際の席に差し込む光はなかなかのものだったが、それでもみんな「窓を閉めよう」なんてことは言い出さなかった。 窓、閉め忘れたことにしとこう。 そんな変な団結力が生まれて、結局、誰一人として窓を閉めようとはしなかった。 明るくなった教室、吹き込む冷風。窓の外で巨体を揺らす大木。 その景色をじっと見ていた。ブラインドを上げて、窓を全開にしただけなのに、見える世界がまるで違うみたい。 しかし、そんな小さな非日常は、些細なきっかけで日常に戻る。 担任が教室に戻ってきた。 案の定窓に注目した。「眩しいね」「でも良いね」とは言わなかった。 ただ無言で窓を閉め、ブラインドを元の位置まで戻し始めた。 それが普通だから、みんなそれをとがめようとはしなかった。というかできなかった。かといって窓を閉める行為に加担する人もいなかった。 四つ全ての窓が閉ざされ、ブラインドが下りる。ただそれだけのはずなのに、まるで自分たちが密かに団結して守り続けた何かが崩れたようだった。その様子をぼうっと眺めていた。 日常に戻ったはずの教室は、なんだか暗く感じた。 それは今まで顔を出していた太陽がブラインドで遮られたからなのか、それとも別の理由かはわからない。 ただ、クラスメイトの口から次々と溢れるため息が、今日あまりにも印象的だった。

短編小説みんなの答え:1

黒い縁結び

「これで…いい…んだ…よね……?アハハ…」 私は二階堂 麒麟(かりん) 鏡の中には恐怖で引きつった顔を見せながらも恍惚とした笑みを浮かべる私が。 私は今、『縁結び』をしている。 我二階堂家に伝わる縁結び…。 周りが暗くて分かりにくいが、多分赤い紐だな。だって縁結びといえば赤い紐だし。 これを結べば幸せになれる…? 卓也とカップルになれる…? キュッ… 結んだ。結んでしまった。 説明書の一部しか読んでないが…まっ。いいだろう。 【後日】 「話って何?卓也…」 『俺、俺…麒麟の事が好きだ!』 「勿論私も!大好きだよ!」 わぁ、きっと縁結びの効果だ! 私達はそれからデートも沢山した。 結婚して子供も産んだ。 名前は縁(ユカリ)。縁結びにちなんで…ね♪ それからまたしばらくして 縁も結婚した。孫は男の子で、累っていうそうだ。 そして卓也が他界した。 私が癌になった。 余命が一週間…卓也が待ってるんだね。 そして死ぬ日… さよなら…皆…………。 「…ん…ここ…どこ…?天国………? え…!何で何で何で何で何で何でッ!」 現世に留まったまま! もしかして…アレのせいなの…? 私はなんて事をしてしまったんだろう…! 解説 アレとは縁結びの事です。 伝わってきた縁結びではなくて、 間違った黒い縁結びをしてしまったんです。なので、現世に縁結びされたんです。卓也の事は、たまたま卓也が麒麟の事好きだったので、縁結びの効果じゃありません。 麒麟は、これからもずっと現世に縛り付けられたまま過ごさないといけないんです。 皆さんもお気をつけて………♪

短編小説みんなの答え:3

それでも僕は君に恋する

雨上がりの空。そこにはあまり綺麗とも言えない虹が出ていた 僕の横で君はニカッと笑って 「綺麗だね。芽里くんの心みたい」 だなんて僕にはあまり理解出来ない事を楽しそうに言っている そんな君に僕は恋をした。それで正解なのだろう ある日突然君からこんな事を言われた 「ねえ本当に真剣な話。別れてくれない?」 いつものあの輝く笑顔と裏腹に今日は朽ちた花の様な悲しみに満ちていた 「えっどうして…」 君は僕の事嫌いなのか? 「私は茅里くんの事大好きなの。でも余命宣告されて、だからこれ以上傷つけたく無い」 そう、君は重い難病だった。もう長くは無いだろうと何度も言われたのを知ってる 「ほら、もう私の事なんて忘れて。他のもっと幸せに過ごせる子を見つけて?」 無理に笑顔を作る君の目からキラキラと光る雫が溢れる 忘れられるわけ無いじゃんと思いながらも 「そう…か。君がそう決めたなら本当にそれで幸せなら僕はいいよ」 って席をたった 君の事なんて空気の様に無視して家に帰った 「元気無いね」 それも耳には入らず自分の部屋に入りドアをバタンと閉めた 僕の机の上には君との写真があった 「ああこれで良かったんだろうか」 僕の判断はあっているんだろうか? 部屋の隅にただ1人、膝を抱えて泣きじゃくった。辛いのは君なのに僕は弱いや 「やっぱりもう一度」 思い立った様に家を飛び出す 家から片道12分位の病院に走る。息がきれるがそんな事さえも気づかない程に走る 「おーい危ないよ」 そう叫ぶ看護師さんの声も届かないまま君の病室に向かう 「朱音」 ドアを思いっきり開けると目の縁を濡らした君が驚いた様に見てくる 「茅里くん?」 今にも消えそうな枯れた声で呟く君に僕は抱きつく 「好きだよ。何があっても手放さないから」 僕の目からも涙が溢れる 「でも私…余命あと1日…」 もう決心はついている 「関係無い。何回だって君に恋するから」 最期の1日、君と沢山話しをした お花の話、空の話、好きな事の話 色んな話だった。でも絶対に「余命」という事に触れない様に気をつけた 「うっ」 君が いきなり意識を無くした。すぐにお医者さんが駆けつけてくれた 「恐らく朱音さんは…」 とお医者さんが言いかけた時 「ピーーーー」 という高い音が鳴り響いた それは君とのお別れを表していた 「朱音…」 脱け殻だけになった朱音は幸せそうに眠っていた end [主な登場人物] 僕…茅里(ちさと) 君…朱音(あかね) こんにちは目高です めっちゃ長くなっちゃいましたけど最期まで見てくれてありがとうございます いつもコメント参考にさせていただいてます!

短編小説みんなの答え:5

c君と私

気のせいかな…? 最近、c君と目が合う気がする。 c君は私が3年前から好きな男の子。 勉強がすごくできるわけじゃないし、運動がすごくできるわけじゃない。周りから見たら目立たない子だと思う。でも、私にとっては特別な人!  私はその日も昼休みに遊んでいるc君を見ていた。他の事をしていてもどうしてもc君の方に目がいってしまう。今日もいつもと同じ、変わらない日常を送る予定だった。この時までは。。 c君とは幼稚園が同じで一度だけ話したことがあった。※それが私がc君を気になり始めたきっかけ。c君とは話が合い仲が良かった。でも、3年生からクラスが変わり、現在5年生。また、違うクラスだ。だから休み時間はこうしてc君を観察してる。  いつも私が一方的に見ているc君。ある日を境になぜか目が合うようになったのだ。嬉しいけど不思議に思っていた。そして、1週間後c君に図工室(ほとんど人が来ない特別教室)に呼び出されたのだ! c君「あのさ、、、、俺お前の事が好きなんだ。付き合ってください!」 私(え、え、嘘?え?) c君「どう?」 私「私も好き。お願いします。」 c君「よっしゃあー」 私(よっしゃあー) 私「あのさ、いつから(好きだったの )?」 c君「えっと、覚えてないと思うけど幼稚園の時に一回話した事あってそれがきっかけかな?」 私「え?それ私も覚えてるよ!私もそれがきっかけ。」 君「うっそ!w」 こんな流れで私とc君は付き合い始めました。この話は二人の宝物です! 最後まで回覧いただきありがとうございます!

短編小説みんなの答え:3

恋、なんて。

私は吉原由衣。至って普通の小6。 「隼の好きな人って彩なんだってー!」 私がランドセルを置くと同時にそんな声が聞こえた。 あぁ、わずらわしい。 恋愛なんて面倒くさいものしなくていいのに。 「由衣の好きな人って誰?」 親友の果穂が聞く。 いるわけないじゃん。興味ないよ。 私にそんなことを言えるほどの度胸はない。 適当に 「強いて言うなら隼かなー」 なんて言っておく。そんなわけないけど。 ーー翌朝。 何だかクラスが騒がしい。 「あ、来たぞ」 「本当だ」 「諦めればいいのに」 私が教室に入ると、そんな声を私が私に向かって発せられる。 意味が、分から、ない。 私が何を諦めるのだろうか。 「お前になんか無理だよ」 何が無理なのだろうか。 本当に何が言いたいのか分からない。黒板には相合傘。 ああ。全てがわかった。 きっと果穂がだれかに言ったのだろう。根も葉もないただの作り話を。それがきっと噂になっている、と。 まあ、いいや。無視すれば。 噂にしてしまい申し訳ない、と隼の方を向く。彼は気づかない。 しばらく彼の方を見つめる。 彼は私に気づくと、少し微笑んだ。 その顔が頭から離れない。 先生が言う円の面積の公式は全く頭に入ってこない。授業は上の空。 何でだろう。他の女子と隼が話している姿をずっと目で追いかけ続けてる。 何でだろう。その姿を見つめていると息苦しくなる。 保健室に行く。 保健室の先生によると、 「恋の病」 とかいう重病だと。 やっとわかった。私は、隼のことが好きだったんだ。 でも今、彩ちゃんのことが好きな隼を私は邪魔するわけにはいかない。 だけどいつか絶対、隼のことを振り向かせてみせる。 隼、待っててね。

短編小説みんなの答え:1

アオい空に浮かぶシロい雲

 女の子は花を摘みながら歩いていた。まだ覚束無い足取りだ。それでもしっかり自分の力で1歩1歩進んだ。 「いっぱい摘んだねぇ。これで冠作ろうか」 「かんむり?つくる!」  摘んだシロツメクサを広げた。小さな指で1つ2つと数えた。5まで数えることができた。残りは母が数えた。 「17個もあるね」  母は器用にシロツメクサを繋いでいった。 「一緒にやってみようか」  作ったシロツメクサの冠。 「ねーたんにあげるの」 「……お姉ちゃん、きっと喜ぶわよ」  母と父は顔を見合わせて微笑んだ。 「じゃあ、お姉ちゃんのところに行こっか」  親子3人並んで歩いた。  お墓が見えてきた。少し小さなお墓が姉のお墓だ。 「ねーたん!」  シロツメクサの冠をお地蔵さんにかぶせた。 「お姉ちゃん喜んでるわよ」 「なんでわかるの?」 「お空見てごらん?」  空は青く澄んでいた。どこまでも行けそうな気がした。でも姉の姿はどこにも見えない。  母と父を真似て手をあわせる。  しかし退屈になってきてその場を抜け出し、近くの丘をのぼった。だが、石に躓いて転んでしまった。涙がこみあげる。 「ぱぱ、まま」  その声は春風にかき消されてしまった。  何故か温もりを感じた。独りだけど、誰かに包まれているような、見守られているような。そうしているうちに、だんだんと瞼が重たくなってきた。丘の上でゆっくりと眠りについた。 『大きくなったね……』  そうささやいたのは……  これは誰も知らない、覚えていない物語。  誰かが私を呼んでいる。誰かが私の体を揺さぶっている。 「ねえ、起きて!」  目を開けると、青いワンピースを着た女の子がいた。眠い目をこすって体を起こす。目の前に広がっていったのは、緑色の草原だった。私は、女の子と違い、白いワンピースを着ていた。 「ここは?」 「ここは、お腹の中よ」  女の子はそういった。 「お腹の中?」  女の子は言った。ここは、母親のお腹の中ということ。私たちは双子の胎児だということ。私たちはあと少しで生まれるということ。 「へえ、じゃあ生まれるときは、一緒ってことだね」 「うん」 「じゃあ絶対に2人でママとパパに会いに行こうね!」  私は指切りをしようと、小指を差し出す。しかし女の子は面倒くさそうに顔をしかめた。 「いいよ、そんなのしなくても」 「いやだ、するの!」  半ば無理矢理女の子の小指と自分の小指を絡める。 「ゆーびきーりげんまん」  私は歌った。つられて女の子も歌った。そして2人で笑った。  青いワンピース着ているから、女の子はアオ、白いワンピースを着ているから、私はシロという名前をつけた。投げやりで適当な決め方だと思うけど、結構気に入っていた。  くだらない話をしていたら、あっという間に時間は経った。 「今日、私たち生まれるんだね!」 「……うん」 「アオ元気ないじゃん、どうしたの?」 「別に」  きっとお腹の中の生活にいろいろと未練があるのだろう。このときはそんな軽いことを考えていた。 「それよりもシロ、生まれる準備するわよ」 「生まれる準備?」  アオは何も言わずに歩きだした。私もアオについていく。そのとき、大きな石に躓いて転んでしまった。 「もう、シロったら……」  アオは私を立ち上がらせてくれた。 「ありがと」  それから少し歩いた。  ついた場所は海だった。 「ここ……」 「ここから生まれるのよ」  次の瞬間、耳をつんざく大きな音と共に地面が激しく揺れた。そして私は見てしまった。海の水がどんどん少なくなっていくのを。そして海の中からトンネルが出てきた。 「ほら、もう生まれなくちゃ」  アオは私の背中を押す。 「何言ってるの?アオも一緒に生まれるんでしょ?」  アオは、首を横に振った。 「私、もう死んでるの。3年くらい前に、お母さんのお腹の中で死んじゃった。双子っていうのも、嘘なの。シロと一緒に生まれられないの。騙してごめんね」  目の前が真っ暗になった。生まれたら一緒に遊ぼうと思ってたのに。いっぱい……。  1人じゃ何の意味もないの。 「もうあなたが転んでも助けてあげられない。だから、強く生きて」  アオは泣きじゃくる私にシロツメクサノの冠をかぶせてくれた。 「さあ、行ってらっしゃい!」  もう1度アオは私の背中を押した。  強く、生きるんだ。  私はゆっくりと歩みを進めた。もう振り返らない。  転んでいるのに気がついた母と父が駆け寄ってくる足音で目を覚ました。  ゆっくりと立ち上がる。独りで立ち上がることができた。 『強くなったね……』  そう話しかけられた気がした。 「ひとりで立てたね!……ソラちゃん」  この女の子の名前はソラ。  春風が吹く。遥か彼方には、アオいソラに、シロい雲が浮かんでいた。

短編小説みんなの答え:1

花を枯らす前に

「ねぇ!昨日なんもないところで転んで、ズボン変色したんだけど!」 「なにそれ?!やば笑笑、さっすが海。」 自分の失敗を話して友達を笑わせる、相馬 海。 いつも笑っているし、元気で明るい。 悩みなんて1つもなさそうだなって思ってた。 あの日までは。 ある日、学校に行くとそこにはいつもの明るさを失った彼女がいた。 目の下にはくまができ、顔色も悪かった。 彼女の様子が変だと、事情を聞いた彼女の親友。 僕は、全神経を耳に集中させ、聞いた。 「え?そう?大丈夫元気!!」 明らかに何かを我慢していた。 テストが近いから? 部活? そんな事を考えていたら、1日は終わっていた。 その日を最後に彼女は来なくなった。 体調を崩してしまい、しばらく学校にはこれない、と。 これは後から聞いた話だ。 彼女は、いつも元気でいるように見せていたのだ。 本当は、毎日体調が良くなく立っている事でさえ、辛かったのだ。 でも、心配かけたくない、みんなを笑顔にしたい その思いだけで、学校に来ていたらしい。 彼女が来なくなって1ヶ月。 僕のクラスに咲いていた、みんなの花は、 僕たちのせいで枯れてしまった。 こんにちは、おくらです! 実際いつも笑っている人いますよね? そう言う人ほど辛い思いしてると思うんですよ なのでいつもと違うなって思ったら声をかけて救ってあげてください!

短編小説みんなの答え:2

*小説*雨に濡れた、私とケーキときみと。

雨が響く室内で、私はきみに問いかけた。 「好き。ねぇ、私のことも好き?」 きみの唇をなぞりながら、息をするように愛の言葉を吐く。 「今日は、雨が降ってるね。私、雨は嫌いだなぁ」 早く止まないかなぁ。 そうしたら、未来が見えるのかな。 私は前に進めない。 まるで、泥に足を突っ込んじゃったみたい。 全部、きみのせい。 きっともう虹がかかることはないんだ。 闇に染まりすぎた。 雨粒が窓に当たって弾けて、それが大きな水溜まりをつくる。 「ねぇ……」 もう、勉強する気もないよ。 全部きみのせい。 私は将来なにに成りたかったんだっけ。 もう忘れちゃったよ。 こんな私でもね、夢はあるんだ。 君に触れられたい。 君がちょっとキスしてくれれば、ちょっと抱き締めてくれれば、満足なの、ねぇ。 ……聞いてるの? 毎晩毎晩きみの夢をみる。 でもね、きみに会うともうきみには会えないんだって言われてるようで、 寝るのが嫌になっちゃったよ。 いつになったらあの約束、果たしてくれるの? 私ずっと待ってるんだよ? 綺麗な、指輪、薬指にはめてよ。 お金がないから?お金がないから買ってくれないの……? 「好き。きみの全部が好き、愛してる。」 どんなに好きって言っても、君はずっと微笑んでるまま。 ……ねぇ。 事故…… 雨の日だった。 私の誕生日の、前日だった。 きみは死んだ。 雨でスリップした車に、はねられて死んだ。 ケーキ……ぐちゃぐちゃになったケーキが、側にあった。 私の誕生日ケーキだった。 ひどい、ひどいよ……。 それでも私は、君に会いたいから毎日夢を見るんだ。

短編小説みんなの答え:6

可愛いキミは甘えん坊

「ただいま~。あれ?なんか作ってる?カレー?」  家に帰ってきた私は、カレーのにおいにつられてキッチンへとむかった。 すると、いつものように彼が味見をしていた。そして、私に気づくと おかえり、と笑ってくれた。  おもわず照れた私は、ごまかすように お風呂はいってきたら?と提案した。  彼はちょっと不満そうな顔で うん と答え、私の方を振り向いた。    私がいる方には、お風呂場はないのだが。 私「え、どうしたの?お風呂入んないの?」   と言うと、彼はまだ不満そうな顔をし、次にちょっと恥ずかしそうな顔をして 「いやいや、入るよ。でも、その前に...た、ただいまの ぎゅ~ して?」  可愛いな~、そう思いつつ、彼にハグをする。すると、彼は嬉しそうに えへへ とはにかんだ。  こういうところ、ズルい。 〈夕食〉 私もお風呂から上がり、二人で夕食を食べた。 今日も、すごくたくさんのおいしい料理が出てきた。 彼は いただきます、と言って幸せそうに料理を食べる。その顔が子供のように可愛くて、見てると癒される。ずっと見ていたいほどだ。 そうして彼の顔をじっと見ていると、彼は恥ずかしそうに そんなに見ないでよ と顔を赤くする。 ・・・ほんとに可愛いな、君。 夕食もおわり、二人でのんびりとテレビを見ていると、彼が あのさ、と話しかけてきた。  私はお菓子を口に入れたまま はひ~?(なに~?) と答えた。 すると、彼は今までみたことないくらい真剣な顔で私を見つめた。 わたしは、(え?もしかして他に好きな人できたとか?)と不安になりながら彼の言葉を待っていた。 すると、彼は真剣な顔のまま ずっと僕と一緒に居てほしい と言ってきた。 わたしは、彼があまりにも予想外な事を言ったので、むせてしまった。 すると、彼はびっくりしてわたしに駆け寄ってくる。 「だ・大丈夫?!なんかおかしかった!?」 その言葉を聞いた瞬間、今度は笑いがこみあげてきた。 アハハハ、と私が笑うと、彼は え、ひどい、何で笑うの? とほっぺたを膨らませた。 私は、可愛いなと思いつつ、 え、だってそんな当たり前な事を真剣な顔で言うんだもん と笑いながらいうと、彼の怒った顔がどんどん笑顔に変わっていく。 そして、完全に笑顔になると、彼は急に私を抱きしめ、不安そうな声で じゃあ、こうやってぎゅ~ってしたり、手繋ぎしてもいいの? と聞いてきた。 私は、もちろん、といって背伸びをして、彼にキスした。彼の顔は真っ赤だ。 彼は笑顔で、 かわいい、と言ってくれた。 これで明日も頑張れそう。ありがとう、可愛いキミ。 〈次の日〉 私が起きると、もうすでに彼はキッチンにいた。 おはよう、と私が声をかけると、彼は おはよう、と答えてくれた。 二人で朝ご飯を食べ、歯磨きをし、彼から「愛妻弁当」ならぬ「愛カレ弁当」をもらい、家を出発しようとすると、カレに袖をぐい と引っ張られた。顔は真っ赤。何か言いたそうな顔をした。 なるほど、行ってきますの充電(ぎゅ~)をしてほしいのか。かわいいヤツめ。 私がカレを抱きしめると、彼はとても満足げな顔で 行ってらっしゃい、と言った。 よし、今日も一日頑張ろう! 「いってきま~す!」 「行ってらっしゃい」 お互いに手を振り合う。 カレと居られる時がいつまでも続くことを、私は願っている。 おわり いかがでしたか? 恋愛経験0なので、平日のカップルの様子が再現できているか心配です・・ コメント、アドバイス、よろしくお願いします! では~!

短編小説みんなの答え:6

先生がくれた十の言葉。

私達6年1組は、問題児が多く、そんな私達を見事に幸せへと導いてくれた、先生がいた。 その先生から頂いた、十の言葉を、ここに記します。 1、変わらなくていい。我慢しなくていい。絶対に、後悔はするな。 2、世の中は落とし穴だらけだ。その穴を埋めるのは、お前たちの仕事だ。 3、人のことは信じなくてもいい。自分だけは死ぬまで信じ続けろ。 4、少しでも可能性があったら、飛び込んでみるのも悪くないぞ。 5、大きな目標は必要ない。ただ、一歩進むだけ。ただ、一つ壁を越えるだけでいい。 6、鏡を見ろ。それがお前だ。 7、苦しいのは仕方がない。生まれてきてしまったのだから。 8、逃げてもいい。けど、ずっと逃げていたら、いつか逃げ場すらも失うぞ。 9、まぐれでいい。キセキでいい。だって世界は、その塊だから。 10、ありがとう 人生について、世界について、こんなにもいい授業をしてくれたのは、先生だけだった。 でも、先生は、死んだ。 病気だった。 十個目の言葉。 それは、先生が最後にいった、私達への言葉だった。

短編小説みんなの答え:2

ゲームに入ると

あああー、今日もつまんなーい。 いいよなー、ゲームのキャラって。毎日刺激であふれてて。毎日毎日、つまんない学校に通うよりずっといい。 「あーあ、ゲームに入りた~い!」 「なら入ればいいじゃないか」 頭に声が響いてきた。 「そんなことできるの!?」 「もちろんだとも。さ、なんのゲームに入りたいかい?」 「じゃあ、これ!」 私は今ハマっているRPGを指さした。すると、 「わかった。。。クックック」 その声が聞こえた途端、視界と意識が朦朧としてきた。 次に目が覚めると、私は草原にいた。ここ、見覚えある。確か、一番最初に通る草原だ。。。 ただ大きく違うのは、画面を見ているわけじゃないってことだ。入り込むと、色々なものがリアルに感じる。例えば風の音とかね。 でも、清々しい。こんな体験、したことなかった。でもその時、私は変なことに気がついた。体が自由に動かない。あっちに行ってみたいのに、こっちに進む。なんで!?あっちに敵がいるじゃん!やられたらどうすんの!ああああああ!!!!!!!もう敵が目の前に!!!!!!! 敵にぶつかった。敵が鋭い爪を立てて襲ってくる!いやあっ!痛いっ! もうやだ!出たいよ!助けてっ! 私の意識は遠のいていった。。。 「ああっ!もうっ!死んだ!やり直しじゃん!」 私は怒ってコントローラーを投げつけた。 ゲームのキャラも楽じゃないね。

短編小説みんなの答え:1

君の涙の訳を知るのに。(コメントよろしくお願いします!)

 僕の隣の家には、同い年で同じクラスの女の子がいる。小さいときからずっとそうだったから、別に何とも思わなかったし、冷やかされても別に平気だった。その子はサバサバした性格で、中学生になっても男子の中に平気でいた。僕とその子は仲が良くて、みんなはそれを承知していて、だから変な噂を立てない。あいつら付き合ってんじゃないのか、とか。それが少し、ほんの少しだけ、寂しい。  ある日、僕は引っ越すことになった。珍しいことだった。ずっと、大人になっても、あの子と一緒に、この街にいるのかと思っていた。そう思い込んでいた。そんな根拠はどこにもないのに。  何より、あの子にもう会えないのが嫌だった。あの子に毎日会えることが、僕の生きがいだったのに。そのくらい僕はあの子のことが、好きだったのに。  急だったから、クラスにちゃんとした挨拶ができなかった。毎日頭に浮かぶのは、あの子の笑顔だった。毎日、毎日、あの子の笑顔が浮かんで、そして、泣いた。嫌だった。あの子と離れることが。でももうどうしようもできない。  ついに引っ越す日が来た。あの子は水色のワンピースを着て、見送りに来た。また涙がでそうになって、必死になってこらえた。あの子はもう、僕のことなど忘れるんだ。また新しい友達を作って。すると、あの子はにっこり笑って言った。「手紙書くからね。絶対会いに行くからね。」嘘だ。あの子はそういう性格じゃない。頭の中は、あの子のことでいっぱいだった。  うながされるまま、車に乗り込む。ゆっくりと車が動き出す。あの子の顔なんて、見たくない。どうせすぐに、僕のことなど忘れるくせに。へらへらした笑顔で、涙一つ流さないんだろ。だから、ずっとうつむいていた。 「あれ、、、。私、私、、、。どうしてこんなに、、、泣いて、るんだろう。」  慌てて振り向いたけど、あの子の姿はどこにも見えなかった。 

短編小説みんなの答え:2

ミステリー?

 彼は、全員の顔を見ていった。 「万が一のことを考えて……」  そうひとつ前置きをして、首を縦に振った。 「一応形式状に聞いておくが、この中には犯人何ていないよな?」  室内には、静寂が漂った。隣の人の呼吸が聞こえるくらいに、静かになった。 「信じてるんだ、正直にいってくれ。もしもあとになって、実は身内が犯人でしたなんて、笑えるらな」  自分がしゃべらないと、一生このままだ、と悟ったのか、彼は明るい雰囲気を装った。しかし、僕にはわかっていた。いや、はじめから、わかっていた。知っていたというべきか。  多分その事を知っているのは、僕だけ、自分だけ、ただ一人だ。  机の上におかれていたはずの花瓶が、粉々になって床に落ちていた。発見されたのは、今から、10分か、そこら前。その10分で彼は、部屋にいた全員を容疑者として、探偵ゲームを始めた。僕は、一番最後、彼よりもあとに来たことで、容疑者の線は薄れていると、彼に判断されていた。 しかし。違うんだ。 真実とはいつも違うものを、探偵を名乗る人間は真実だとする。探偵がいっているのは、真実じゃあない。しんじつなことには、しんじつなのだが、それは、信実とかいたものだ。  まあ、あれこれと、口にしたところで、はっきりと言わないと、ことは、わかってもらえそうにはない。犯人は、僕だった。 至極単純な話。僕は、花瓶を割って、手を切ってしまった。だから、洗面所のあるトイレにいった。ただそれだけの話だった。  起承転結、山あり谷ありそんな物語なんて、現実にはそう簡単には、生まれてこないものだ。

短編小説みんなの答え:5

秋の夕暮れ

私は詩乃。小学5年生。 私は、ある日曜日に公園へ行った。公園はすっかり秋色に染まっていた。紅葉が色付き、金木犀の香りが漂っている。 私はベンチに座って本を開いた。少し読んで、伸びをしようと立ち上がると見覚えのある人がいた。 あれは京太くんだ。みんなにちやほやされる方ではないが、優しいので私は密かに恋をしていた。 伸びをして、ベンチにもう一度座ると、京太くんがこちらに気づき、近くに来た。 「お、詩乃じゃん!読書なんて珍しい」 「どーゆー意味よっ!」 私は笑って答えた。本気で怒ったわけじゃない。 「俺、暇でさ。よかったら、遊んでくれねーか?」 「いいけど。。。」 京太くんと遊ぶのは、楽しかった。それに、なるべく女子らしく振る舞ったつもりだ。 ブランコに乗り、喋り、アスレチックで競い、ベンチでお菓子を食べた。とても楽しかったので、時間が過ぎるのがとても早く感じられた。あっという間に帰らないといけない時間になった。 「ごめん。。。そろそろ帰らないと。。。」 「お願いだ!最後に十分だけ付き合ってくれ!」 私は時計を見て、まあいいよと答えた。 京太くんについていくと、夕陽が見える展望台にたどり着いた。ここで告ると恋が実るというところだ。 え…これってまさか! 「お前が好きだ!俺と付き合ってくれ!」 「も!もちろん!」 「嬉しい。。。ありがとう」 夕日をバックに、2人はお互いの気持ちを知った。 確か、あれは15年前。 今、25歳になった私は、京太くんと結ばれた。それも、あの日がきっかけだった。 今も、秋になると思い出す。青春は、ロマンチックだ。

短編小説みんなの答え:3

私の強みとは?

私、花星花梨(はなほしかりん)は幼馴染の結・愛華・友恵・志帆とバンドを組んでいる。結はベース、愛華はキーボード、友恵はギター、志帆はドラム、そして私はギター&ボーカル。 私は決意した。4人に言わないといけないこと。言うんだ。 「ねえ、皆聞いてほしいことがあるの」 皆は「何?」と聞きに来てくれた。 「私ね、自分の強みがないの。でも皆は個性があってこのバンドグループには必要だけど私は何でも普通だからこのグループには必要ないのかなと思っ」 「何言ってんの」志帆が言った。 「そうだよ、変なこと言わないで」友恵も言った。 いつもおとなしい結が「そうだよ。花梨、普通ってすごいことなんだよ。普通はね、なんでもできるってことなんだよ。何でもできるってわけではないけど、悪いよりはいい、良いよりは低い、絶対この2つに別れるの。でも、普通はねどちらにも当てはまらず自分の行きたいことに走れるの。勉強に例えると、悪かったら補習をしないといけない。良かったら受験をするなど道になるけど、普通は何もしなくていい。自分の生きたい道に走れる。そんな花梨は幸せ者だよ」 優しく結は言ってくれた。 愛華が、「そうだよ。私達の中で一番がんばってるよ。ギターとボーカルそして歌も作ってくれて、いつもありがとう」 「私がここにいていいの?この最高なバンドにいていいの?」私は聞いた。 皆は「うん!」とうなずいてくれた。            終わり おはようの朝です!どうでしたか?私が初めて書いて短編小説。ぜひ回答ください!

66076624を表示