短編小説の相談いちらん
短編小説
みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。
一言の言葉
「僕はね、 絶対にカナちゃんと結婚するんだ!」 「私もだよ!!タクヤくん!」 ブーブー…ブーブー… 携帯のアラーム音で目が覚める。 俺はタクヤ。大学生だ。 さっき見た夢…あれは幼稚園の時… 俺はカナという女の子が好きだった。 そのカナも、俺のことが好きだった。 いわゆる両思いだ。 カナは…今頃何をしているのだろうか。 カナは、俺たちがまだ小さい頃、遠くへ引っ越してしまったのだ。 「行かないで!カナちゃん! 行かないでよ!寂しいよ!ねぇ!行かないで!カナちゃん!」 「ごめんねタクヤくん! もうね…行かなきゃいけないの!! ごめん。私も寂しいよ。 でもねタクヤく…」 「カナ!!もう行くって言ってるでしょ!いつになったら行くの!」 カナは、 手を引きずられながら行ってしまった。 「あっ…!! カナちゃん!絶対また会おうね!絶対だよ!」 僕もお母さんに手を引きずられながら 言った。 最後の言葉は、 カナに届いていたのだろうか。 それはいまだに分からない。 次の日 僕は車に乗っていた。 隣の車…何か見覚えがあるなぁ… 運転をしているのは、 60歳…といったところだろうか。 おばさんだ。 ドンドン!ドン! 「!?」 隣の車からだ。 音を出しているのは…あのおばさんではない。後ろの席か…??目を凝らして見てみると… 「カッ!カナ?!」 カナだ。間違いない。 あの整った顔…どう考えてもカナだ。 あっ…もう車いってしまう。 会いたい。カナに会いたい。 あの約束…覚えているのか。幼稚園のことだから、今は思いが変わっているだろう。だけど…約束を果たすんだ。 俺は頑張って探した。 ん?この先はやけに渋滞している。 事故か?体をひねって見てみると… 「!!」 あの車。カナが乗っていた車だ。 後ろから車が突っ込んでいる。 後ろは車の原形が無い。 その時、 救急車のサイレンが聞こえていた。 中から運び出されたのは…。 カナだ。 カナの母は意識がある。 カナは… 次の日 カナが亡くなったと聞いた。 俺は約束を果たせなかった。 会うこともできなかった。会話もできなかった。俺はしばらく家を出なかった。 その日の夜… 「…カナ??」 「タクヤくん。私、カナだよ。」 「カナ!大丈夫か?怪我はっ…??」 「ごめんね。タクヤくん。 私…あなたより先に死んじゃった。 ごめんね。でも、もう悲しまないで。 私も寂しくなるから。 じゃあね。さよなら…」 「カナ!!」 次の日 俺は思った。夢で見た通り、ずっと悲しんでたら、カナが成仏できないのかもしれない。 そうだ。 ずっとカナは俺の心の中に生きているんだ。 カナ… 生まれ変わったら、また、会おうね。 end
【短編小説】 心の傷のお医者さん
私、宮本椿(みやもとつばき)は昔から、傷つきやすい性格である。 それは、社会人となった今でも変わらない。 中学生の頃、先生に注意されたこと。 友達に裏切られたこと。 入社したての時、上司に叱られたこと。 それらは、ずっと私の心の傷として刻み込まれている。 その“傷”は、定期的に痛み出す。 思い出せば思い出すほど、辛くなる。 その度に、応急処置に過ぎない言葉を自分自身にかけて、傷を取り繕う。 “言葉の糸”で傷を縫うのだ。 けれど、その場しのぎの“言葉の糸”はすぐにほつれて。 再び嫌なことを思い出す。再び辛くなる。 こうしたループをずっと繰り返して、私は生きてきた。 ある日、私は彼に出会った。 彼の名前は日高棗(ひだかなつめ)。 彼は、新しく配属された部署の先輩だった。 爽やかな素敵な人で、仕事もてきぱきとこなす。 そんな彼は、私の憧れの人。 ……不思議だった。 彼と話していると、私の心の傷が癒えていくような気がするのだ。 彼は優しかった。私が仕事で失敗しても励まして、カバーしてくれる。 その時は必ず、心が温かくなる。 ある日ふと、気づいた。 これが“恋”なんだ、と。 私と彼はいつしか、ほとんどの時間を一緒に過ごすようになった。 そして付き合い、婚約をした。 「椿ちゃん。俺は必ず君を幸せにする。 俺と結婚してください」 私は泣きながら頷いて、指輪を受け取った。 ……けれど、私は既にたくさんの幸せを貰っている。 私の心の傷を見事に治してくれたのだから。 もう、過去の嫌なことで辛くはならなくなった。 前向きになれた。 私の“心の傷のお医者さん”である彼は、私の最愛の人です。 end 読んでくださりありがとうございました! 割と自信作(自分の中で)ですので、コメントくださると躍り上がります(笑) 私も傷つきやすい性格なので自分の体験と絡めて書きました。 感想待っています(^_^*)
月のような彼。(若干意味怖?)
私にはある友達がいる。 今回はその子の話をするとしよう。 その子は美人で優しくて勉強も運動もできるときた。 勿論のこと男性からはモテモテで、しかしその誘いを全て断っていたのだ。 不思議に思っていた私だったが、ある日彼女には素敵な彼氏ができた。 優しそうでイケメンだし成績優秀、周りからの人望も厚い。 そんな彼とは確かにとてもお似合いでまるで絵に描いたようなカップルだった。 付き合いだして1ヶ月ほど過ぎたとき彼女とカフェでお茶をしていた時の事だった。 流れで私が軽く「彼とは順調?」と聞くと、彼女は一瞬顔を曇らせたがすぐに「ええ」と簡潔に一言応えた。 少し気になりどんな人なのか尋ねると、彼女は顔を伏せて「月みたいな人、かな?」とだけ小さな声で話す。 顔を伏せていたものだから、どのような表情をしていたのかはわからない。 だが、きっと照れているのだと私は確信したのがきっと全ての間違いだった。 月みたいというならば穏やかで優しくて穏便な人なのだろうと思いその時の会話はそこで幕を閉じた。 それから数週間後、彼女はその彼氏とともに遺体で発見された。 彼女の方は胸元を包丁で突き刺されていて、彼氏の方は頸動脈をカッターで切られていたらしい。 本当に惨い殺し方だった。 血飛沫が飛び散って鉄の独特な匂いが鼻腔を貫くようでそこにいたのは一瞬だった。 その話を聞いたあと、私には鳥肌がたち背筋が凍るような感触を覚えた。 そして、私はひたすらに謝り続けた。 後悔してもしきれないほどに。 あぁ、そう言えば伝え忘れていたが、彼女は帰国子女だった。 西洋からきたから勿論英語はペラペラだったし、日本とは若干考え方が違ったところと見受けられた。 そんな彼女は私に最後に助けを求めていたのだ。 今更ながら彼との付き合いをもっと深くまで聞いておかなかった後悔をしている。 そうしたら彼女は助かっていたかもしれなかったのに… END 皆さん、こんにちは!しゅがーです!!! ホラーって初めてで語彙力皆無なのですが、この月を題材にした理由っていうのがたまったま月の持つ意味について調べていたんですよね。 それで衝動書きしてしまいました笑 それではまた会える日まで!
君、誰?
ここ、どこ?気付けば知らないところにいた。僕は修斗(しゅうと)5歳。ここはね夜なのにキラキラ光ってるのあっ!痛い また誰かに押された。人がたくさんいる 人の波が押し寄せてくる! フラフラと歩いてると僕くらいの女の子が立っていた。女の子は言った。 「きみ、誰?これあげる」 何か知らないけど、キラキラ光ってる。 同じ幼稚園のあっちゃんが持ってたっけ?なんか欲しくなって来ちゃった。 けれど、僕がもらおうとすると、 「きみ、誰?りっちゃん、友達? え。知らない子なの、知らない人にオモチャあげちゃダメっていってるでしょう。 さあ、行くわよ」 と大人が来て行ってしまった。 また、歩いていると見覚えのある色、オレンジの服を着た人がいた。僕はその人の裾を掴んで、言った。 「ねえ、まm 、、、、 だが、言い終わらないうちに知らないおばさんが 言った。 「きみ、誰?どうしたの。」 違う、違う、違う。この人じゃない。そう思いながら走って逃げた。 何分たったのかな。もうヘトヘトだよ。 ポタッ、目から水が溢れてくる。歩けないので座っていると青い服を着たおじさんが抱っこしてきた。抵抗しようとしたけど手が出ない。歩きながら、おじさんは言った。 「きみ、誰?■■■、■? 疲れたのかなぁ、聞こえないや。 きみ、誰?きみ、誰?きみ、誰?だってみんな言うじゃん。オレンジの服の後も何人も言ってきた。怖いよ。ていうか、僕、誰 何?名前は?えぇと思い出せないや。なんだか意識がなくなってきた。 その瞬間 「修斗!どこ行ってたの?ママ、探したのよ。お巡りさんありがとうございます お祭りでよそ見してたら迷子になってしまって」 そう聞こえてきた。そうだ、僕は修斗だ。ママの子。ママ、やっと会えた。 そして疲れたのか修斗はオレンジの浴衣を着たママの胸の中ですやすやと眠ってしまった。 こんにちは!みぃです。 今回は迷子になったなった少年の気持ちになって書いてみました。アドバイス、回答よろしくお願いします。最後まで読んでくださりありがとうございました。
幸せなひととき~美味しい紅茶~
☆短編小説です☆作者:栗きんとん ぜひ読んでみて下さい! ─────────── 今日は学校に部活...ホント疲れた...!さっさと家に帰るか。 ………ただいま~あれ?誰もいない。せっかく疲れたってのに~ あ、メモだ。 「おかえり。今買い物に行ってるから冷蔵庫にあるおやつ食べててね。お母さんより」 まぁ、いっか。さっさと手を洗ってうがいもして...っと。 そういえば冷蔵庫におやつあるってメモに書いてあったな。なんだろう? 冷蔵庫を開けるとそこにはなんとショートケーキが...! うわっ、やった! お母さん神じゃんw あ、そういえば紅茶あったっけ?ケーキに合うから飲みたいっ!! ガサゴソガサゴソ... あった~! えーっと砂糖を入れてお湯入れて~っと♪ よし完璧。やるじゃん私w そして紅茶を1口。 口に入れたその瞬間、今日の疲れが一気に無くなった気がした。 口の中に広がるいい香り、 ほんのり感じる砂糖の甘み。 温かくてほっこり。 ケーキと一緒に飲む紅茶は最高だった。 終 ──────────────── こんにちは、栗きんとんです! 短編小説書きました! 最近寒いのでほっこりしてもらえたらな~って思います。 コレ書いてたらお腹空いた...バイバイ!
君に歌を捧げよう
ある日の放課後。俺は緊張しながら幼馴染のハルカに声をかけた。 俺はずっとハルカのことが好きだ。わかっても良さそうなのにハルカは全然気付いてくれない。でもーー限界だ。想いだけでも、伝えたい。でも…直接告げるのは恥ずかしい。だから… 「ハルカ」 「ん?ユウくんどうしたの?」 カバンに教科書を詰めていたハルカは手を止めた。ハルカは幼稚園の時からずっと俺のことをユウくんと呼ぶ。「くん」なんてつけるのはハルカくらいだ。 「明日暇?」 「え?」 「もしひまだったらさ、久しぶりにカラオケ行かね?」 「え?カラオケ?行く行く!」 ハルカはパァーッと顔を輝かせた。俺は内心ガッツポーズをしながら顔には出さす、時間と場所を指定した。 ーーーー 「ユウくん」 「よぉ」 私服のハルカはいつもよりずっと可愛い。俺は真っ赤になった顔を隠しながら受付を済まし、部屋に入った。 「早速歌おう」 「うん!」 ドリンクバーのジュースを啜りながらハルカは言った。 「ユウくんからでいいよ」 「おっけい」 俺は“キミがスキ”と言うアイドルの歌手を選んだ。横で見ていたハルカは意外そうな顔で「ユウくんこう言うの歌うんだ」と言った。普通歌わねぇよ。でも…キミに捧げたいから。 「♪キミがスキ ずっとスキ キミは気付いてないかもだけど スキなんだよ 気付いて欲しい この感情をーー」 曲が終わる直前、俺は『落書き』と言うボタンを押した。端末から歌詞が流れる画面に文字が書けると言うものだ。俺は端末に『ハルカが好き』と書いた。瞬時に画面に映される。ハルカを見ると彼女は顔を真っ赤にしていた。 「ユウくん、本当?」 「うん」 曲が終わる。ハルカは顔を真っ赤にしたまま選曲し歌い出した。 「♪ありがとう 好きになってくれて 好きなのは私だけだと思ってたよ ふたりでたくさん 時を過ごそう 君が私を嫌いになっても 私は君は好きだよ」 ブワッと涙が溢れる。歌い終えたハルカは照れくさそうに「ユウくん…ううん、ユウ…よろしくね」と言った。 ー完ー ーーー どうもくりです。作詞もしてみましたー。自分で書いたやつなんで著作権とかは大丈夫ですよ! 感想待ってます
私の友達・・ (怖い話)
私は文香。私はパパの転勤で、前住んでいた県から引っ越して、今は前より少し遠い県に住んでいる。でもなかなか友達ができない。 (友達出来ないなあ。いつになったらできるんだろう・・) 「文香ちゃん!一緒に遊ばない?」 「誰?」 「私は真由絵。今から鬼ごっこする?」 「い、いいけど。」 2人で鬼ごっこって、ちょっと少ない気もするけど、まあ誘ってくれたんだし、友達もできるチャンスだよね! そして私と真由絵は友達になった。今日遊ぶ約束もした。そして今出かける準備をしている。 「あ、真由絵!じゃ、行こっか。で、どこで遊ぶの?」 「こっち来て。」 え、なんだろう・・なんか暗い道に歩いていくし、なんか怖い・・そしてついた場所は、墓地みたいな公園だった。 「どこ、ここ・・」 「説明しなきゃダメか。実は私幽霊なの。それでここは墓地。ここでずっと遊べるよ。」 「・・・」 私は閉じ込められてしまった。今も墓地にいる・・ ー・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・ アンニョンハセヨ!初音です!もと海ちゃんだよ! 最後まで読んでくれてありがとうございます!コメントもよろしくお願いします! じゃアンニョン♪
修学旅行日記 (少しコメディ)
私 … 大河内 真美「」 親友 … 瀬川 文花『 』 面白男子 … 天野 類 [] 『あはは、鹿さん可愛いね!』 「鹿煎餅、美味しいのかな?」 [美味しいよぉ~] 「どわぁっ!!!」 [うわ今の顔サイコーwww] 「おまえなーww」 『ちょっと類くん!鹿煎餅をくわえないの!』 [イーンチョー(委員長)はバス酔いでも冷ましとけばぁ?] 『ああもう こいつ!www』 [わあー!イーンチョーが鹿のブツを投げてきたよう!] 『投げてるのはお前だろ!でかい声で嘘つくなwww』 [だははははは!お土産買ってこよー] 「あ、3000円までだよー!」 [間違えて五千円もってきちゃった!もったいないから使うねー!] 『いーけーまーせーん!!!』 10年後 「あのときも二人って仲良かったよねーww」 『良くはないわ!』 [照れてる?もしかして俺の事すきぃ?] 『違う!』 同窓会でVTRを見ながら笑う私達であった
友達 【短編小説】
ざわざわ クラスがえ。仲の良い友達は居るかな? ガーン 『おらん!』 私、樋口えま(ひぐちえま)人見知りです。 他の女の子たちは 『仲の良い子と話してるのかな』 私は一人席に座っている。 「はぁ~4組になりたかったなぁ~」 「あのー」 「? 何?」 「貴方、樋口さん?」 「! はい!」 私は元気良く答えた 「あのさ、と、友達に、なっても、、、良い?」 「うん!!」 その子は 野口ひなと言った その子は恥ずかしがりやだけど笑顔が可愛い元気な子。 私はその時一人じゃなかったとおもった。 私もひなちゃんのような人になりたいと思った。それと同時に友達とは良いものだなと思った。 ~あとがき~ まずは読んでくれてありがとうございます!学校で思い付き書きました! 感想をお願いしまーす!
両想い...
私、紗奈。 今日は幼馴染の優馬と映画に行った。 別に、付き合ってるとかじゃなくて仲の良い友達としてね? 「バイバイ!また学校でね!」 「うん!楽しかったよ!」 最近、妙に優馬を意識してしまう。 なんでだろう? そして、何かあると優馬に電話してしまうのはなぜだろう... 「トゥルルルー」 「もしもし?優馬?」 「紗奈?どした?」 「なんか、電話したくなった笑、ごめん迷惑だよね...」 「ううん、大丈夫だよ。俺も紗奈の声が聞きたかったから。」 え、それってどういう意味?って聞こうとして気づいた。 もう、自分の気持ちが隠せない。 私は優馬のことが好きなんだ。 俺は優馬。 最近、幼馴染の紗奈のことが気になる。 今日も、電話をしてくれたことが嬉しかった。 俺は、紗奈のことが好きなのだろうか? 今までのことを振り返ってみた。 やっぱり、俺は紗奈のことが好きだ。 守りたい。 「「この気持ち、伝えなきゃ!」」 2人は同時に家を飛び出した。
運動会は違います!
『違うっ!運動会は運動の日じゃないっ!女にとっては…恋の日だっ!』 恋の日…。運動会は運動の日じゃないの? 「叶ー!手伝って!」 「はい、お母さん。」 私は叶。言われた事以外何もしない。 無駄な動きで人生を無駄にしたくない。 「叶、少しはふざけても良いんじゃない?華みたいに。」 お母さんは向こうの仏壇を見た。 華は、私の最愛の姉。学校で皆とふざけ合っていたら、廊下で滑って頭を打った。 姉さんは馬鹿だよ。 ふざけ合っていたら頭を打った?自業自得。当たり前。 だから私は無駄な動きをしない。失敗を繰り返したくないから。 「姉さんが頭を打った理由、お母さんにもわかりますよね?私は失敗を繰り返したくないのです。」 お母さんは困った顔をした様だ。 困った顔をされても私が困る。 「おはよー叶さん今日も髪飾り可愛いね!」 「ありがとう。」 学校でも変わらずテンションは上がらせない。 普通だったら髪飾り褒めてくれた人にはお揃いあげるとかするけど、私はそんな時間あれば寝てる。 寝るのは体力を上げるために必要不可欠だからね。 「今日も運動会練習あるからね。」 そう言えば…。運動会は恋の日って言ってた。 私はただ走って踊って終わり。 後は目明けながら寝よ。 「叶さんさあ、集計係頼んで良い?いやあさぁ、集計係って楽だから。よろしくね!」 「へ…。私が集計係?」 集計係は何をすれば良いんだろう。 多分…紅白運動会だから勝ち負けでも決めるんだろうなあ。楽だから良いか。 「叶ちゃん!髪飾り可愛いね!所でさあ、叶ちゃん好きな人とか居るの?」 「好きな人…?居ない。」 誰だろう…。男の子に話し掛けられたのって初めて…。 「叶ちゃん、俺と運動会の日まで付き合わない?」 「付き合う…?わからない。貴方が決めて。」 相手が困惑してる。運動会は恋の日… 確かに。。 「叶ちゃん、なんで髪飾り付けてるの?誰の?」 髪飾り… 「姉さんの。死んだ姉さんの。後、付き合えない。」 あっ。 今…自分で決められた…自分で答えられた… 嬉しい…。 ーーーーーーーーーーーーーーーーー うなぎです コメント下さい!
笑顔の仮面
辛いこと、悲しいこと、楽しいこと 人は泣いたり、笑ったりして相手に伝える。 人間にしかできないことともいわれる。 私は―。 純恋「蓮華ー!おっはよー!」 蓮華「純恋、おはよ(ニコッ)」 彼女は純恋。クラスメイトで仲のいい友達だ。 いっしょに登下校をしている 純恋「蓮華・・ちょっといいかな」 彼女がそう言う時は大体相談事だ。 蓮華「いいよ。今日も彼氏のこと?(ニコッ)」 そう聞くと、純恋の顔が曇る。 どうやら図星らしい 聞くところによると、最近彼氏が冷たく関係が冷え切ってしまったらしい。 純恋「やっぱり・・・別れるしか・・・ないのかな(グスッ)」 分かれることを考えたのか、うっすら涙目になっている。 そこまで彼を思っていることに少し驚いた 蓮華「大丈夫だよ。もしかしたら何か理由があるかもしれないし、お互い話し合ってみれば?(ニコッ)」 そう言うと、さっきまでの顔が嘘のように彼女は微笑んだ。 蓮華「いいなぁ」 そのつぶやきは彼女には届かなかった。 家に帰り、彼女の顔を思い出す。 曇ったり、泣いたり、笑ったり、、、 コロコロと変わる表情。 それは自分が最も欲しいものだった 「泣かないの!もう5歳でしょ!」 「怒らないの!可愛い顔が台無しよ!」 小さいころから感情を否定され、偽りの笑顔を仮面のように張り付けた もう自分じゃない笑顔じゃなく、仮面の下の自分を見てくれる人がいると信じて。 蓮華「・・・いや、大丈夫」 そう自分に言い聞かせ布団を被った ある日の放課後、下駄箱を見ると 〈第二校舎の屋上に来てください〉 と書かれた手紙が入っていた。差出人は不明 よくわからなかったが、無視するわけにもいかず第二校舎に向かった。 屋上に着くと見覚えのある男性が改まった顔をして向かってきた。 「貴方の笑顔が好きです。付き合ってください!」 あまりのことに呆気にとられていると 純恋「う・・・そでしょう?」 後ろに青い顔をした純恋が立っていた。 「違うんだっこれは」 彼氏が弁解しようとするが純恋の圧に負け、去っていった。 そして蓮華の方に向きなおると、 純恋「なんでっなんでこんな・・・いつもロボットみたいにしか笑えないやつに・・・」 そう吐き捨てるとどこかに去っていった。 一人取り残された途端、自分でもよくわからない感情に包まれた。 蓮華「あは・・・・ははは(ニコッ)」 結局自分の仮面の下の素顔を見てくれる人などいなかったのだ。 もう、仮面が素顔なのか素顔が仮面なのかなど、もう分からない 分からない感情に目を触れたが涙は出ていない。 蓮華「やっぱり私は」 私は、笑顔の仮面をかぶった人間になりそこなった人形だったー。 END ここまで読んで下さりありがとうございます
塔
…のように、ポリエチレンの袋に少量のエタノールを入れ、空気をぬいて口を閉じた。次に、図2の… 「あ゛ーわかんねー!」 思わず理科のワークをベッドに放り投げて叫ぶ。白紙のページがパラパラと風になびいている。 「テスト勉強だりぃ…」 俺は見ての通り、テスト勉強中だ。しかし、自慢気に言うのもなんだが... 全くわからない。 「はあ、早くテスト期間終わんないかなあ」 鉛筆を握ったまま、椅子をくるりと一回転させ窓の外へ視線を向ける。 今日もおなじみの、平凡でパッとしない景色が見える。 いつも通りの物干し場、 いつも通りの公園、 いつも通りの野良猫、 そして、いつも通りの塔... 塔… 塔!? 転がるようにして窓に駆け寄る。 思わず目を疑った。 そこには確かに、雲にとどきそうなくらいの巨大な塔が立っているのだ。 「な、なんだよこれ...!」 しかも、隣町のとかならまだわかるが、これが建っているのはほんの俺の部屋から十数メートル先だ。 周りの小さな家々を見下ろすようにして、ふてぶてしくしているその様子は、夢なんじゃないかと疑わざるおえない。 よし… 塔の正体を確かめに行こう。 そう思うやいなや、俺は鉛筆を投げ捨てて靴をつっかけた。 塔に向かって一目散に走ってゆく。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 数分後。 ついたのは近所の空き地だった。 誰もいない。 俺は改めて塔を見上げる。 …あまりの高さに目がくらみそうだ。 すると… 「ん?」 塔の側面に何か四角いものがある。 よく見ると扉のようで、ほんの少しだけ開いている。 俺は中をのぞいた。 暗い、何も見えない、そして何か… 匂いがする。何だろう、 …懐かしい気持ちになる。 これは、 入るしかないな。 俺は扉に手をかけた。 扉は音もたてずにゆっくりと開いた。 入ると真っ先に、匂いで体が包まれる感覚がした。 視界が真っ暗闇に染まる。 不思議と安心してしまう。 いつの間にか俺は、引き返すことなど少しも頭になくなっていた。 吸い込まれるように歩く。 足音が少しずつ、遠く、聞こえなくなっていく。 ──そのとたん、片足がふわりとした。 足元が抜け落ちたのだ。 大きな穴に、俺は吸い込まれていった。 ふわふわして、とても心地良い。 そしてそのまま… 意識が途切れた。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ …今日もおなじみの、平凡でパッとしない景色が見える。 いつも通りの物干し場、 いつも通りの公園、 いつも通りの野良猫、 …何一つ、 変わったものはない。
ラベンダー畑の少女 (ホラー)
金髪で青い瞳の少年アーロンは崖の上のラベンダー畑で泣いていた。理由は初恋の人が引っ越してしまったからだ。7歳という幼いながらお互い結婚まで約束したのに よく遊んでいたのでここに来たのだろう。 すぐ近くの誰も登れない2mもある大きな岩に7歳くらいの少女が座ってアーロンを見ていた。ラベンダー色のワンピースを着て、悲しい顔をしている。 少女に気づいたアーロンは言った 「降りてこないの、危ないよ。どうやってそこに登ったの?」 少女は何も答えずニコッと笑っただけだった。ずっとそこに座っていた。 家に帰ったアーロンは少女の事で頭がいっぱいになった 。その頃からだろうか アーロンには友達がたくさん出来た。 少女といると不思議な気分になった。毎日少女のところに行ってるうちに、アーロンは何も言わない少女に恋をした。アーロンが悲しい時には泣いていたし嬉しい時には笑っていた。アーロン以外の人は少女が見えなかった…らしい どんどん月日が流れていった。アーロンが年をとるたびに少女もまた年をとっていった。アーロンが20歳の時に結婚が決まった。相手は初恋の人だ。最初は初恋の相手との結婚が嬉しかったが少女のことを考えてしまう。結婚が決まると大人になった少女が泣いていた。 結婚式当日アーロンはタキシードを着てラベンダー畑に行った。もう会えないと思ったのだろうか、お別れを言いに行ったのだろうか?ところが少女は岩の上にいない、崖のふちに立っているのだ。 質素だけどステキなラベンダー色のウエディングドレスを着て手招きしている。アーロンが近づくと少女は崖に落ちっていった アーロンは後を追った。 その町にアーロンという男性が失踪した、というニュースが流れた。 誰も知らないが100年以上前にここで自ら命を絶った人がいる 女性で、結婚式当日金髪で青い瞳の男性にフラれたからだ。今でも恨んでいて、気に入った金髪で青い瞳の少年の前に現れるそうだ、ラベンダー畑に。 それから1ヶ月後、崖の上のラベンダー畑に金髪で青い瞳の少年が泣いていた。すぐ近くのあの岩にラベンダー色のワンピースを着た少女が座っていた。少年もまた少女に恋をした。この少年の未来は… 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 こんにちは!みぃです!自信作です。 アドバイスよろしくお願いします。最後まで読んでくださりありがとうございました。
私は欺瞞でできている
『こわい』 そう言われていた幼稚園時代。楽しいとか、悲しいとか、よくわかんなくて。 『自分がされたらいやだってことは、しちゃダメなんだよ?』 自分がされていやなこと? なにそれ。 『悪口を言われたら、悲しいでしょう?』 そうなの? 言われたとこ、直せば良いんじゃないの? よくわからなかった。 小学校に上がって、『しちゃダメなこと』を学んだ。 それをすると怒られるから。 怒られるのは、怖い気がしたから。 大きな声を出されるのが、いや。これは怖いって言うんだって。 先生怖い、ってみんな言ってたから。 だから、怒られることはしないの。そしたら、怖くないから。 でも、 『ねえ、私たちといても楽しくないの?』 友だちにはそう言われてしまう。 あれ?私怒らせることしたっけ? ちゃんとみんなの話聞いてたよ? そうやって言うと、 『笑うとか出来ないの?ロボットみたい。こっわ』 また、怖いって言われた。大きい声ださなくても、怖いんだ。 笑わなきゃ怖いんだ。 怖がらせたくは、ないから。 笑わなきゃ。 そしてニコッと、笑ったはずだった。 『え、ちょっと、うちらが無理矢理笑わせてるみたいじゃん。おかしな笑いやめて』 『普通じゃないよ』 おかしい?普通じゃ、ない? 笑うのに、おかしいとかあるの? それで、私は普通じゃないんだって初めて気がついた。 上手に笑わなきゃ。 みんなと同じに、ならなきゃダメなんだ。 楽しくて、面白くて、笑う。 悲しくて、悔しくて、泣く。 困って、悩んで、眉を寄せる。 感情がいっぱい。 表情がいっぱい。 色んな表情の中で、特に笑う練習をたくさんした。 みんなはよく笑ってるから。 表情を作れるように。感情を感じ取れるように。 普通に、なれるように。 「お前、表情豊かなのにポーカー強すぎるだろ……」 「ほんとそれな!なんでそんな無表情になれるん?怖いって」 怖いには、凄いという意味もあるらしい。彼女は感心したようにそう言った。 今は男女のグループで、ポーカーをしている。 ポーカーは感情や表情を気にしなくていいから、楽だ。だってみんな、わざとそうするくらいだもの。 「なんかコツとかあんの?」 コツ?コツかあ。いつも表情豊かだから、良いのかなぁ。そう思って、 「練習?」 と答える。 意地悪な笑みを作って、声色に笑いを混ぜて。 私の表情は、もう怖くない。 私の感情は、おかしくない。 「えー、笑わない練習?」 そう問われても、違うよ、なんて本当のことは言わない。 だって私はもう。 みんなと同じ、普通だから。 END 読んでくださりありがとうございます!恋愛要素がないのは久しぶりですが、楽しんでいただけたら幸いです。 臣です。おみ、と読みます。なんでこの作品ができたかというと、タイトルにある『欺瞞』という言葉が使いたかったから(笑)ぎまん、という読みで、意味は『人をあざむき、騙すこと』です。 感想やアドバイスお待ちしています。喜んで読みます! ※自分がされて嫌なこと・悲しいことは、絶対にしないでください。
完璧主義には難しい...。
私は吉高三枝。恋愛に興味はあるけど、勉強に専念するタイプ。 良く居るんだよね、そういう自信が無い女。 影口?辞めてよ。 私はいつだって完璧で居たい。無理だけどさ。 「三枝~公約数って何!?訳がわからない!」 「由紀、弱音は吐かないの。公約数はね...。」 由紀は可愛い女の子。勉強は何でも聞いて、という私と勉強は無理!の由紀は、釣り合う。 教えるのは好きだし。 「おい吉高俺にも教えろ」 誰だよ。...颯人。 颯人は無口なイケメン。勉強はダメダメ。でも、恋愛は完璧だ。 身なりも整っていて口調は男子。イケメンで厳しめだけど女子には優しい理想のタイプ。 私は嫌いだけど。 「何がわからないの。公約数?」 颯人の机へ体を向ける。相変わらず姿勢が良い颯人には少し変わったオーラを感じる。 「吉高好きな人いる?」 居るわけ無い。つか知ってるでしょ? 「何聞いてんの?勉強じゃないならいいけど。」 「ごめんごめん!んとねー、公約数がわかんない。」 こんな弱いやつだった...? 女子には弱音をあんまはかない人なのに。それが颯人って感じだったのになぁ... 「...」 「吉高?」 なんだろう...。 颯人を見てると、リラックス出来る...。 造ってきたキャラが失くなって…自由になれる... 「ごめん。公約数?...?」 「…わかんないんでしょ。知ってるよ。」 颯人の声が私を囲み込む。 優しい、安らぎのある感触...。 いつまでもこの時間が続けば...。 「それ、一目惚れだね。」 「...一目惚れ...」 由紀が云った。 颯人もいるのに... 気付いた頃にはもう遅い...。 私はすっかりキャラが変わっていた。 颯人は無口なイケメンだ。 モテても居るし、勿論私が選ばれて好かれるわけでも無い。 だけど... 挑戦するのも、様子を見るのも、良いかも知れない。 「いつだって言ってよ。俺は待ってるから!」 爽やか...。 颯人だけじゃなく、これからもーっと沢山の人に会う。 いつまでもウジウジしてるんじゃなくて、一歩、踏み出すのも良いかも知れない。 ================== うなぎです(。・ω・)ノ 短編小説って、ムズいですね...。 良かったらコメント下さい!
キラキラネームはもう嫌だ
私の名前は姫巫(ひみこ)。小学六年生。 この名前のせいでひどいいじめを受けた。 もう嫌。絶対大人になったら改名してやる。 どうして、キラキラネームっていうだけでこんな苦しい思いをしなきゃいけないの? 小さい頃は、名前に「姫」が入っていたから、嬉しかった。 なのに、もう今は嫌で仕方ない。 理由は、察してほしい。 言いたくない。 「変な名前」とか、もう嫌なの。 どうだっていいから、私をいじめないで。 助けて。 誰も信用出来ない。 先生だってからかってくる。 親に、名前でいじめられてる、って言っても話を聞いてくれない。 毎日ネット漬けなんだ。 ネットなら相手の名前を知る必要がないでしょ。 ある日、私に、話せる仲の人ができた。 その子は、風梨(ふわり)。 私と同じ、キラキラネーム仲間。 けれど、彼女はかわいい名前なので周囲と上手く接していて、友達も多い。 やはりキラキラネームでも、上手くやれる人は世間と上手に接していけるんだ。 明日の道徳の時間で、自分の名前の由来を知る、という授業があるらしい。 でも、私の名前になんて、由来もクソもないと思う。 次の日… 「はあ。」 「姫巫、どうしたの?」 「道徳。察して」 「あ…察し」 「マジで嫌なんだけど。」 「キラキラネームねー。ほんと辛いよね」 「でも、風梨は上手く接していけていいよね。」 「え、そう?」 すると、クラスのカリスマ的女子の、香澄(かすみ)と茉莉(まり)がこっちに来た。 いいよね、普通の名前の人って。 「あ、姫巫ちゃん」 「どう?姫巫ちゃんは、由来見つかった?」 「神秘的な名前だよね」 「響きからしてかわいいしね」 「あたしは、色んな由来があったんだ」 「わたしは綺麗な花のような人に、って意味らしい」 もう、香澄と茉莉の会話は、私の名前をディスってるようにしか聞こえない。 それと、自分の、普通の名前の自慢。 「でも、男子からのいじめ、酷いよね」 「かわいそう…でもわたしたちが注意してもやめないしね…もうどうしようもない」 その二言で、ブチンと切れた。 「普通の名前の人に、キラキラネームの辛さの何が分かるの!?」 「え…?」 「えーっと…」 2人は無反応。 どうせ、この名前の辛さなんて、誰にも分かってもらえるはずがない。 私は走って校庭に逃げた。 私は体育館の裏に行くと、思いっきり泣いた。 誰も認めてくれない。もう何なの? 意味分かんない。ふざけんな。 すると、人が来た。 「姫巫ちゃん」 その声の持ち主は… 真名絵(まなえ)ちゃんだ。 彼女は名前の女神か、という程に人の名前の由来を知っている。 でも、姫巫の名前の由来なんてないんだから。 「姫巫ちゃんの名前に、由来はしっかりとあるよ」 今、真名絵ちゃん、何て言った? 「私、調べてきた。姫巫ちゃんの名前の由来は、『姫のように美しく上品で、巫女のように純粋な心を持ってほしい』っていう意味だよ。由来がない名前なんてないよ。男子たちも、姫巫ちゃんの名前をからかってる訳じゃなくて、素敵な名前だね、って言ってるだけ。ただ、彼らは思春期だから、気持ちを素直に伝えることが出来ないの。分かった?大丈夫?」 …そんな意味があったんだ。 そんな大切な意味があったのに、私は酷い名前って、勝手に決めつけてた。 そう決めつける私の方が酷いよ…! 「姫巫ちゃん…ごめんね」 「馬鹿にするつもりはなかったの…」 香澄や茉莉は、頭を下げて謝る。 「ううん、もういいよ。私も言い過ぎた。名前の由来も見つかったし、ありがとう」 この2人がいなかったら意味を知らなかった。 「ごめん、酷いこと言って…良い名前だな、思ってたんだけど…素直に言えなくて」 男子も謝る。 「ねえねえ姫巫ちゃん、こんなわたしたちだけど…友達になってくれない?」 「もちろん!」 私は今、名前をとても気に入っている。 なぜなら、私の名前のおかげで、友達が一気に増えた気がしたから。 ありがとうございます! 感想・考察お願いします!
「ノイズのあとに」
背伸びをして机に向かう、時刻は8時57分、あと3分で私の好きなラジオが始まる。 ラジオの名前は「スクール・ザ・ラジオ」。学生の悩みや相談、質問をMCとゲストが回答してくれるというものだ。 このラジオを聴きながら、勉強をするのが私の日課だ。 あっという間に9時になった。 「全国の中高生のみなさん、こんばんは。スクール・ザ・ラジオのお時間になりました。 MCの太刀川友哉とゲストの柳莉湖がお送りします。柳さんは、このラジオ2回目、 今回もよろしくおねがいします。……」 しばらく他愛のない会話は続いた。このゆっくりと話が進む感じが私はとても好きだ。 「では、つぎの相談、東ザザァザザザ………」 またか、最近ノイズが入ることが多い、買ってから3年ほど経つが故障したのかもしれない。 そう思い下の階にいる母に新しいラジオを買って貰おうと交渉をしに向かった。 結果は、「来週にあるテストで五教科の順位が5位以内なら買う」という条件付きだった。 基本的には勉強は好きなのでいつも定期テストは5位付近をとっているから、この調子で頑張ればいけるはず。 テストまでの1週間、私は、今まで以上に勉強をした。 テストも終わり1週間ほど経った日の朝、ニュースを見ながら朝ごはんを食べていると信じられない事件が映った。 「1週間ほど前に起きた、スクール・ザ・ラジオを聞き眠りについた128人は いまだに一人も目を覚ましていません。」 普段はニュースを見ないため、はじめて知った。 眠りについた人たちは、このラジオが放送した場所から半径1㎞以内の地域に住んでいると報道されていた。 私も1㎞以内の地域に住んでいるが聞いていなかっか。 さらに眠りにつくまえにノイズとともに「眠りにつけ全ての者よ」とMCでもゲストでもない 人の声が入っていたらしい。 警察はラジオ局による洗脳の一種と考えたがラジオ局側はその日のラジオのデータにはあのセリフが入っていないことから第3者のよるものと考えた。1ヶ月たっても解決しないこの事件に警察は悩まされていた。そんなある日、一人の男が現れた。 その男は名前も名乗らず溜め込んでいたもの吐き出すように話し始めた。 「ラジオ局になる前は非正規な実験施設だったんだ。そこの施設で37年前に起きた薬によって、 永遠の眠りについた者がいた。そしてそいつは、3ヶ月前に死んでしまった。 そこの施設は焦ったのか実験施設解体した。その跡地にあのラジオ局はできたんだ。 もしかしたら、死んだ奴の呪かもしれない。今すぐにお祓いをした方が良い。」 男はそう言い警察署を出た。 警察は男の話を信じて、有名な祈祷師(きとうし)にラジオ局をお祓いしてもらった。 祈祷師によるとやはりラジオ局に霊がとりついていたらしい。 お祓いが行われて3週間たったころには128人、全ての人が目を覚ました。 あの事件について忘れかけていた私はニュースを見てほっとした。しかし私はもうラジオを聞かなくなってしまった。 本能的にラジオを拒絶しているのだ。そしてこの記憶は私の中で忘れ去られてしまうのだろう。 読んでくれてありがとうございます。 これの感想・アドバイス、こんな話書いてほしい等ありましたら、ぜひ教えてください。