短編小説の相談いちらん
短編小説
みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。
危ない、刺されるところだった。
ん?気配を感じる、なんだろう。 私は後ろを向いた。すると、そこには! バンッ。はぁはぁ、殺してしまった。 ごめんなさい。あなただって必死に生きてたのに。 でも、しょうがないのよ。だって私のこと刺そうとしたんだもの。 そう思いながら血がついた手をティッシュで拭いた。 私としたことが油断してたわ。 危うく後ろを刺されるところだった。 解説 最近はあまりなくなってきましたが、日本でよくあることなんですよ。え?した事ないって?珍しいですね。私はよくしますよ。というか先日刺されてとても痒いです。 皆さん気づきましたか?そうです、犯人は蚊です。皆さん、気を付けてくださいね。ほら、あなたの後ろに! こんにちは。みぃです。最後まで読んでくださりありがとうございました。
近未来
高比良雪香(たかひら ゆきか)は土の上を歩いていた。 女の叫び声が辺りにこだました。 どこまでも退廃的なこの世界。 戦争と災害で草に建物が覆われ、瓦礫が辺りを包み込むようになった。 戦争に行く父からもらった腕時計。今際の際に母が雪香に授けたペンダント、病気に侵された弟から譲り受けたアンクレット。 雪香はその全てを身につけて土の上を歩いていた。 飛行機も、数年前までは空陸両用車も上空には無い。憎々しいまでの晴天が上にはあった。 「こんな世界、無くなっちゃえばいい」 暫く歩いていると、木造の小屋があった。 木造の建物は度々見かけるが、小さな建物は珍しい。好奇心で近寄ってみると、中からは楽しげな声がした。 扉を開けてみると、そこは定食屋らしかった。 五十代くらいの女と、その夫とみられる男が店主らしい。 二十代らしき男女など様々な年齢層の客がいた。 「お嬢ちゃん、おいで」 店主の妻が雪香に声をかけた。 名札には美希子(みきこ)と書かれていた。 美希子は雪香を部屋の一番端の席に座らせ、タブレット端末を渡した。 「電気系統は切れていないんだ……」 驚きのあまり雪香は声を漏らした。てっきり、電気の回線などは全てダメになっていると思い込んでいた。 「飲食店は別なんだよ。飲食店は必要なものだからね。飲食店にガスや電気は必須だから国の厚意で電気とガスは使えるんだよ」 「そうなんですか」 「さ、注文を」 タブレットの画面を見る。 家族から幾ばくかのお金はもらった。 雪香は一番美味しそうな定食を注文した。 すぐに定食は運ばれてきた。 茶碗と碗からは湯気が昇り、鮭は赤く染まり、所々に焼き目ができていた。 雪香は箸を右手に持つと、すぐに定食を食べ始めた。 暖かい空間の、暖かい料理。それは涙が出るほど美味しく、雪香に家族の味をありありと思い出させた。 家族は全員死んでしまった。 父は戦争で爆風に巻き込まれて、母は倒壊するためものから雪香を庇って、弟は不衛生な空間が持病を刺激して。 腕時計も、ペンダントも、アンクレットも全てこの世にいない家族からの形見だ。 涙は出てこなかった。 お金を払い、美希子にお礼を言って、定食屋を出た。 母の死に様が頭の中を延々とループする。 幸せそうな笑顔だった。まるで天使が母を囲み、迎えにきているかのような、至福に満ちた、実に幸せそうな笑みだった。 雪香の代わりに瓦礫に当たった母を見て、逃げちゃダメだ逃げちゃダメだと自分に言い聞かせていた雪香とは違った。 母の最期の言葉は 「雪香、お母さんはもう疲れたよ。だから、先に逝くね。雪香、生きてね」 父の最期の言葉は知らない。じきに国から最期の言葉などをまとめたメールと、メールと同様のことが書いてある書類が送られてくるだろう。だが、雪香は断言できる。父は母とは違い、きっと生きたがっていた。最期に一目、家族の笑顔を見たかっただろう。最期に雪香を見ることができた母とは違うのだから。 弟は陶器のように真っ白になりながら、 「姉ちゃん、またな」 とそれだけ言って、死んだ。 雪香は奥歯を噛み締めた。 空を睨みつけた。 腕時計を右手で覆い、ネックレスを左手でて握り締め、アンクレットを見つめた。 そして、叫んだ。
暖かい人の増やしかた
くるしかった いたかった かなしかった なかまなんて、ひとりもいなくて なみだはとまらなくて しにたいくらい、つらいきもちになった。 ねえ、なんで私たち、傷つけあうの? この世界には、冷たい人で溢れている。 そんな世界が憎らしくてたまらなかった。 生きることを諦めようとした。 そんなとき、あなたが言ってくれた。 「冷たい人はたくさんいる。その冷たい人に冷たい言葉を浴びせられ、心を冷たくしてしまう人もいる。そうやって、冷たい人は増えるんだよ」 じゃあどうすればいい?冷たい人ばっかり増えてしまうよ。 私は彼女に聞いた。 「冷たい人と同じくらい、暖かい人もいるんだよ。その暖かさで冷たい人の冷たい心を暖かくしていく。そうやって、暖かい人は増えていくんだよ」 それなら私、冷たい人にしか会ったことないみたい。 私は嘆いた。 「どうしても、良いところより、悪いところの方が、目に入ってしまう。だから辛くなっちゃうのかな?」 分からない。 私は答えた。 「悪いところをみつけるのは簡単だよ。でも、良いところを見つけて、尊重しあうのは難しいよね。きっと、私たちみんな不器用だから」 不器用? 「うん。いじめでしかストレスを発散できない人、心をうまく察することができない人、気持ちが通じなくて、つい、暴力をしてしまう人。そういう人たちのことを、冷たい人って言うの」 どうしたら冷たい人を暖かい人にできるの? 私は尋ねる。 「簡単だよ。冷たい人にも良いところがある。嫌なところばかり目立ってしまうけど、必ず良いところがある。それを見つけて、褒めて、称えて、尊重して……」 そんなことできない。 「できるよ」 できないよ。きっと、私の心だって冷たくなってる。 「大丈夫だよ。今、私が暖かくしたから」 あなたは微笑んだ。 病室にピーーという機械音が鳴り響く。 あなたは、息を引き取った。 あなたは、私に残してくれた。たくさんの言葉、優しさと、心を暖かくしてくれた。 繋げていこう。このぬくもりを。 途切れないように。 そして、暖かい人を増やしていくんだ。 大丈夫、きっと私にもできる。 この物語を読んでくださったみなさん、ありがとうございます。 私は平和な世界にしたいです。笑顔溢れる幸せな世界にしたいです。そのためにはまず、冷たくなってしまった心を暖かくすることが大切だと思います。 誰か一緒に頑張ってくれませんか?
衝動には逆らえない
ーーふと、叫びたくなる時がある。 学校にいる時、家にいる時、帰路に着いた時、いろいろな時にいろいろなことを思い出して、自分が普通ではないことを思い知って、叫びたくなる。 だけど、叫ぶ場所が無い。 少しでも叫ぶことができたら、私はこの世界でも生きやすくなるのだろうか。 「蘭(らん)さん、手が止まってるよ」 かかった声に私は慌てて問題用紙を見た。 “極座標平面において”から始まる例題を読んだ私の目は点になった。 ちっとも分からない。 ポカーンとしているのが樹(いつき)くんにも伝わったのか、樹くんが 「極座標における回転体の体積公式。基本さえ押さえれば簡単だよ。もしかして、基本を学ぶ日に休んでた?」 「うん……」 禁則事項に該当した。公式を習う日に私は、「機関」の人に呼び出され、成績や学校生活について根掘り葉掘り聞かれていた。 私は超能力者が属する「機関」というものに入っている。能力についてうっかり漏らさないようにストップがかかるようになっていた。 私がこの世界では異分子のように、樹くんも普通の人間ではない。私と同じ超能力者、ただし、「機関」には所属していない。「機関」のお偉いさんたちは適当に超能力者を選んでいるらしい。 ねえ、お偉いさん、恋愛は自由ですか? 私は樹くんの授業により、公式の基本は理解した。 それを微笑ましく見ていたクラスメイトであり、天文部部長でもある美菜子(みなこ)が言った。 「もうお開きにしようか。中間テストも近いしね」 「じゃあね、蘭」 「じゃあね、美菜子」 「先輩、また明日」 「またね」 「蘭先輩、さようなら」 「じゃあね」 天文部部員、総勢六名。 私は美菜子や後輩たちに挨拶しながら正門前に着いた。 私と樹を除く四名の姿は見えなくなった。 「蘭は普通の人間なの?」 樹が私にそんな言葉を投げてきた。 「禁則事項です」 そんな言葉が口をついて出てきた。 樹が私に訝しげな視線を送る。 私は笑みを作ると、 「普通の定義を教えて。人間に普通も何もないと思うから」 「世間一般の普通だよ。不思議な力を持たず、ほどほどに楽しい学校生活を送り、ほどほどの企業や役所に勤める普通だよ」 「樹くんは普通なの?」 二拍遅れて答えが返ってきた。 「普通じゃないよ」 そして、樹くんの前にオレンジ色のバリアが出来た。 樹くんはそういう力を持ってるんだ。宙に浮いて移動できる力を持つ私より有効に使えそう。 樹くんはひどく思いつめた表情をしていた。 一般人の樹くんにはこの力を持つということは自分が人間ではないと言った気持ちを抱かせたのだろう。「機関」に所属することで多くの仲間と安心感を得た私とは違う。 まるで、「機関」の存在を知るまでの私のようだ。ふとした瞬間に叫びたくなって、叫ぶ場所がないからそれを必死に飲み込む。飲み込むからさらに苦しくなる。 すごく勇気のいることを樹くんは私にやってくれた。 私もそれに応えないといけない。 私はジャンプをした。私の体はそこで止まる。アスファルトに落ちることはない。 樹くんが目を見開いた。同時にバリアも消え失せた。 「俺と……同じ?」 私はトンッと地面に着地すると頷いた。 「さあ、どうだろうね?」 ああ、また禁則事項に該当した。 話が噛み合わないが、樹くんには私が言いたいことが理解出来たらしい。 凄く、凄く嬉しそうに樹くんは笑った。無邪気で高校三年生らしくない笑み。 あ、これは樹くんが悪いよ。 ふとした衝動が私を襲った。 ねえ、お偉いさん、恋愛は自由ですか?さっき問いかけたことをもう一度問いかけた。 衝動には逆らえない。 叫びを溜め込んで、溜め込んで、山に駆け込んで思いっきり私は叫んだ。その瞬間、私は「機関」の存在を知った。今度、私が知るのは「機関」という存在ではない。 「私、樹くんが好き」 樹くんが目を見開いた。そして、まるで、虹を見た子供のように微笑んだ。 「俺も蘭のことが好きだよ」
大人になったらまた・・・
私は美夜。小学5年生で11歳!趣味は、手紙を書くこと!それについては、深い理由があるんです。 この時、私は小学3年生。最近、幼馴染の翔の性格が変わった気がして、気になっているので、あとをつけていた。でも幼馴染だったから、あんなことをしても何も言われないし。そこへ、翔が振り向いた。 「お前さぁ。なんでそんなに俺の後つけてくんだよ。」 「流石に分かってたか」 「当たり前だろ。」 当然のように言われた。まぁ翔があっているんだけど・・・なんかもうちょっとなぁ 「あと、1週間後に俺んちこい。」 「なんで?」 「それは・・・ひみ・・つ」 「なら行かない。」 「そ・・っか」 翔は悲しい目をしていた。何があるんだろうと思ったけど、話す気はないみたいだし・・・ その次の日… 私たちはいつものことが当たり前ではなくなっていた。話さなくなったから。「やっぱり行こうかな」とも思ったけど、翔に伝える気分ではなかった。翔はどう思っているんだろう。私は授業に集中出来なかった。そういえば、2年前、翔が「お前は人のことをもう少し考えろ。」て言われたっけ。もうちょっと気にしてみよう!その瞬間・・・ 「うげぁぁぁぁーーーーー!!!」 ゴキブリが出た。しかも2,3匹。私って不幸だ・・・・ 翔が言った1週間後がきた。私は、やっぱり行くことにした。気になるし。 「お邪魔しま~す。」 いつも通りにはいった。 「美夜か。きた・・んだ。 「うん。」 そうして入っていった。やっぱり、翔の家、お金持ちぃ~。 「はっ!人の家にきてこんなことを・・・」 こ~んな事を考えながらはいったいった。 「で。話って。」 「えーっと。」 「俺さ、他の小学校に引っ越すんだ。」 「え!」 驚きでいっぱいだった。 「お前だけに引っ越す前に言っとく。」 「いつ引っ越すの?」 「明日。」 「分かった。」 この後は、帰るまでしゃべれなかった。だって、幼馴染が引っ越すんだもの。悲しくて、寂しくて、しょうがなかった。 「明日会おうね。」 「うぅ。うん。」 つぎ・・の日 「おはようっ!」 「おはよう」 フツーな1日だった。来てから帰るまで。みんな知らないから。 「じゃあ大人になったら。」 「うん」 「うん」なんて言ったけど意味が分からなかった。すると、ランドセルから、紙が1枚落ちてきた。 美夜へ いきなりの転校でごめんな。親の仕事でさ。でも、手紙だったら、いつでも話せる。だから2人で文通しようぜ。大人になるまで。 俺は、お前のことを迎えに行くから。好きだから・・・ じゃあな 「うん。大人になるまで・・・」 「文通で話して・・・」 「待っているね!」
赤鬼に育てられた少女
私ね、小さい頃は体が大きくてちょっと怖くて、でも、とっても優しい人に育てて貰ったんだ。その人はね、「赤鬼さん」っていうんだよ。 …「コラテメェッ!あ痛ッ!!」背中に登られ、額から生える二本の「角」を引っ張られる。「ハァ…」楽しそうにされるから叱れもしない。そう、俺は鬼である。昔からこの角があるせいで人間から嫌われてきた。だから人間は嫌いだ。…だが、コイツだけは嫌いになれなかった。山の奥で助けたら、俺が鬼だというのにすぐに懐いて離れない。後で他の妖怪から聞いたが、この小娘は孤児で、帰る家も無いという。…それで仕方なく面倒をみてやっているという訳だ。背中から下ろしてやると、きゃっと言いながら抱きつかれる。人間は嫌いなはずだ。だが…「赤鬼たん!」「ん、なんだ」今はコイツが好きだ。小さな体を抱え上げ、やさしく体を抱き締めてやった。 …でもね、私が7歳になった時に突然居なくなっちゃったの。でも新しいお父さんとお母さんができて、今はとっても幸せだよ。 この子の将来のためなのだろう。新しい父と母が出来た所を見届けたあと、赤鬼はそれっきりこの子の前に表れる事はなかった。 おわり …少し切ない系…かな
『好き』って言う2文字を聞かせて。
「あー、今日も疲れたぁー」 背伸びをして俺・啓(けい)は呟いた。 いつも通りの帰り道で、いつも通りに涼しい風が俺の頬を撫でる…少しひんやりした感じが気持ちいい。 そして隣には彼女・菜穂(なほ)。 告白は俺からしたんだけど…菜穂から、好きと言ってもらったことが無い。 たまに不安になるんだ、本当に付き合ってるのか。そんな俺の気持ちを菜穂が知っている筈も無く。 やっぱり今日も―――― 「言ってくれないのか…」 「なぁーに?どうしたの啓?」 「えっ?」 俺何か変な事言ったかな!?キモい奴って思われたかな!?や、ヤバい、何言っちゃったんだろう!? 「いや、『言ってくれないのか』って、ボソボソと」 声に出ていたらしい。無意識ヤバ… 「何を言ってくれないのかーって悩んでたの?私のこと!?」 「い、いや、菜穂から……好きって言ってもらった事無かった…から…」 こんな事普通に帰り道に言っちゃう自分が恥ずかしい!今すぐ辞めたい…! 「何だ、そんな事か。いいよ――――」 「えっ?」 菜穂は俺の側によると、耳元で囁いた。 「好きだよ」 それから彼女は立ち去った。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー こんこんこんにちわyです!ご意見、ご感想、是非お寄せください!!
本当の友達
私には、友達が、3人しかいない。小野寺さんと、高出さんと、村口さんだ。でも、私は、3人しかいなくても、良かった。というよりも3人が良かった。みんな気が合ってみんなと一緒にいると楽しかった。3人は、私にとって大切な友達!毎日が、充実していた。ある日、20人くらいのグループみたいに集まって遊んでいる人の中の1人の、土屋さんが、私に言ってきた。「あなたは、友達が、少ないのね。友達に、嫌われやすいタイプなの?」私は、土屋さんの言葉が、頭にきました。私は、友達をつくるのが苦手では、なかったのでクラスのみんなと友達になりました。そして、いつの間にか私もグループに入っていました。3人とは、遊ばなくなっていました。ある日グループの人が、ケンカしてしまいました。3人と遊んでいたときは、気が合ったので、ケンカをしなかったので、どうしていいか、わからなくなりました。その時、私は、ハっとなりました。私は、3人といたほうが楽しかった。少なくても、嫌われてなかったし…私は、グループを抜け、3人のところへ言った。もう遊んでくれないと思ったが、3人は、すんなり遊んでくれた。それから土屋さんに、いろいろ言われても、平気だった。本当の友達と遊ぶほうが、大勢の人と遊ぶよりずっと楽しかった。
君への想い、はかなくて
君は私のこと、どう思ってる?ただの同級生?静かで地味な普通の子? 私は、結構好きなんだけどな、君のこと。君がどこにいたって探し出せる自信もあるし、君のことを誰よりも知っていると自負している。私は、恥ずかしいけど、君の、仕草や、全てが、好きです。 でも、君はいつも他の誰かを見つめている。それを見るたびに、君が他の女子に話しかけるたびに、胸が痛んで、苦しくて、寂しくて。 私は、君が振り向いてくれないこと、この恋は実らないこと、これは私のはかない片想いだということ、全て、自分が一番分かっている。でも、君が気になって、君から目が離せなくって、そしてまた今日も、君に恋してる。 -------------------- 君に出会ったのは、中学校に行く途中の道でのことだった。桜が咲き誇っていたその日、私はその桜に見とれ、感心していた。木々は桃色の花に包まれ、桜の花びらが雪のように空を舞っていた。私は薄紅色に染まった絨毯の道を、春の暖かい日差しを浴びながら、すがすがしい気分で歩いていた。すると、目の前には同じ学校の制服を着た少年がいた。誰だろうと気になっていたら、彼は突然ぴたっと歩くのをやめた。 「三和中ってどこだっけ?…って、馴れ馴れしく突然すみません!失礼しました!気にしないでください!では」 彼はくるっと振り向き、不安で困った表情で私にそう言ったが、その後、すぐに走り去ろうとした。私は彼を呼び止め、とっさに彼の腕をそっと掴んだ。 「私も三和中だから、一緒に来る?…って、二人なんて嫌ですよね。すみません!道、教えます。」 私はそう言い、手を離した。すると彼が私の腕を掴み、こう言った。 「いいえ、全然平気です。道、教えてくれるなんて、嬉しいです!ありがとうございます!なんかすみません、けど、お願いします!」 私たちは二人で並んで学校までの道を歩いた。 「そのキーホルダー、可愛いですね」 「ほんと!これ、お父さんからの出張のお土産なんだ。あなたのそのキーホルダーも可愛いね!」 「へへっ、ありがと。これ、お気に入りなんだ。」 私たちは二人で、そんなたわいない話をしていた。そのうちに、私は君の話し方や笑顔、君のいろんなことに惚れていたいたようだ。君との、ほんのわずかな時間だったけれど、それは、とても楽しかった。また話したいな。友達にでもいや、それ以上にもなれたらな、なんて思ってた。君は私のこと、何か思ってくれてるのかな、なんて期待もした。 でも、君は私のことは何にも思ってないらしかった。ずっと君と同じクラスだったけれど、結局中学生活で私と君とで話したのはあの日が最初で最後だった。君は私なしでも幸せそうで、楽しそうだった。私はあのひと時だけ君を助けてあげただけの脇脇役だったようだ。君の視線に私は入らない。寂しい。初恋だっていうのに、実らない。「悲しーよ…。ぴえん…」と簡単に流せるような軽い気持ちではない。本気だよ。君へのこの気持ち。でも君は、そうはみじんも知らないし、そう私に思ってもいないだろう。私、君がいないとずっと一人なんだよ。この気持ち、ずっと引きずることになっちゃうんだよ。でも、いったん好きになっちゃうと、簡単にはこの気持ちはおさまらない。君へのこの気持ち、どうしたらいいのよ。もう、君が責任とってよね、なんて、言えるわけない。 私たちは同じ高校に進学した。けど、まだ君とは話せていない。 今日もため息と、君からの言葉を期待しながら、でも叶わずに1日が終わってしまった。ずっとこの繰り返しだ。 -------------------- また桜の季節がやってきましたね。君はもう忘れてしまっているのかな、あの日のこと。あの桜、綺麗だったね、でも、今年もやっぱり綺麗だね。こんな会話を君と出来たなら、君と寄り添いあって、ずっとそばにいれたなら。そんなことを、今年も一人で思ってる。桜の花びらが私の頬を撫でる。暖かい日差しを浴びながら、今日も君を待っています。 -------------------- コメント待ってます! たくさんの人に読んで欲しいなあ…!
ネズミの会話
あるデパートに、親子の2匹のネズミがいた。ごく普通のネズミで、体調は9~10cm。 だが、その子供は、とても知りたがり屋で、特に人間の疑問について、よく母に聞いてくる。 これは、そのネズミの子供の、疑問についての話だ。 1階で 新しいものについて 人間「何このタピオカ!マジうまい!」 人間「新発売らしいよ!」 ネズミの子ども(以下 子)「シンハツバイ?」 ネズミの母(以下 母)「新しく、タピオカっていう飲み物が発売したのよ。」 子「たくさん並んでるね!」 母「人間は、新しいものが好きなのよ。」 子「なんで??」 母「人間はね、新しいものがないと生きていけないのよ。」 子「へー。おかしな動物!」 母「新しいものがないと、退屈しちゃうのね。古いものには飽きちゃうのよ。」 子「僕はどんなに前からやっている遊びでも飽きないよ!!」 母「そうね。坊やはいい子!」 子「えへへ!」 外で ポイ捨てについて 人間(ゴミ捨てに行くのめんどくさっ。) 子「あっ!ゴミを捨てた!あそこにゴミを捨てたらダメじゃないの??」 母「知ってるのね。あれはポイ捨てと言うのよ。」 子「なんでそんなことするの??」 母「人間はいつもゴミをゴミ箱に捨てるのが面倒だと思っているのよ。」 子「面倒だからって捨てていいの?」 母「だめよそりゃ!」 子「人間は悪いよ!僕はちゃんとゴミを捨てているよ!!」 母「ネズミの世界ではゴミなんか出ないでしょ!」 子「バレたか!」 母「バレるわ!」 人間たちは、こんな会話など、耳をかさないだろう。
彼女の占い
『・・・おお、このカードは・・・!』 俺の彼女の趣味は、占いである。 今は、タロットカードをめくって今日の運勢を視ている所だ。 そして、彼女の占いはめっぽう当たる。これはもはや占いというより、予知に近いのかもしれない。 ・・・この前、大きな企画を前に、俺の仕事運について占ってもらった時。 彼女は、その企画について「止めておけ」と言った。とにかく一旦引くべきである、と。 半信半疑でその助言に従った結果、何と相手方の会社が倒産。大分前から赤字の状態が続いていたらしい。もしそのまま仕事を進めていたら、こちらまで被害を被っていたはずだ。 あの時は本当に鳥肌が立った。彼女の助言がなければ、俺は今ごろ路頭に迷っていただろう。 ・・・彼女には、そういった類いの不思議な能力があるのではないかと。その日からずっと、俺は思っているのだ。 『今日は私も、あなたも大吉だよ!絶好のチャンスと、幸運がやって来るって!』 カードをとんとんとまとめながら、嬉しそうに言う彼女。 ・・・そうか。今日は大吉で、絶好のチャンスが到来するんだな。 彼女の占いは、めっぽう当たる。 鞄に忍ばせておいたエンゲージリングの事を思って、俺は小さく微笑んだ。
祖母が作ったパスケース。謝罪のクローバー
お婆ちゃんなんて大っ嫌いだ。私の気持ちなんてわかってくれない。 私は荷物をまとめて家を飛び出した。私は祖母と喧嘩して家出をしてきたんだ。 バスの中で私はため息をついた。バスの運転士さんは「お姉さん?こんな時間にどこに行くの?早くバスを降りてお家に帰りな?お父さんとお母さんとおじいさんおばあさんが心配してるよ?お金は払わなくていいから早くお家に帰りな?」と言った。私は「ほっといてよ!私の気持ちなんかわかんない癖に!気安く話しかけてこないでよ!おっさん!」と言ってしまった。運転士さんは「ごめんなお姉さん、おせっかいだったね・・・」と言って黙り込んでしまった。 皆大っ嫌いだ。私の気持ちなんてわかってくれない。 私は運転士さんの言う事を無視してバスに揺られ続けていた。 スマホに父からの着信があったけど無視した。運転士さんは「早く出な?」と言ったので私はバスの中で電話に出た。 父は「亜依今どこ?戻ってきて」と言った。私は「嫌だよ!」と言ったら父は「お願いだ戻ってきてくれ、お祖母ちゃんが倒れた」と言った。私は「嘘だよ!」と叫んだら父は「嘘じゃない、お祖母ちゃんがさっき倒れて家に救急車が来た」と言った。私は「え?じゃあさっき私の横を通り過ぎた救急車って家に向かう救急車だったの?」と聞いた。 父は「そうだ、亜紀(亜依の母)はお母さんについて行ったから今はいないけど、亜依はそのまま病院に来て?祖母がいる病院は白塚病院だ」と言った。 私は運転士さんに「ど、どうしよう・・・私のせいだ、私がわがままだから・・・」と言ったら運転士さんは「自分自身が悪いって気づくことはいいことだよ?早く病院へ行ってあげな?」と言ったので、私はバスを降りて病院に向かおうとした。 しかし運転士さんは「待って?ここから白塚病院までは遠いし、今歩いてたら警察に補導されるし、不良とかにナンパとかされたり、誘拐されたりするからバスに乗っていきな?」と言って白塚病院まで乗せてってくれた。 病院に着いた時に母に急にいなくなったことを謝ったら、母は「私があなたの事をわかってあげられなかったから」と言って許してくれた。 祖母は癌だそうだ。余命1年も持たないという。 それから一週間を持たないうちに祖母は亡くなった。 祖母が亡くなった後母から一枚の封筒を渡された。封筒を開けたら、封筒の中からパスケースが出てきた。 母曰く祖母が作ったものと言ってくれた。それは私が祖母と言い合いした時のではなくて今時の子が持つような可愛いクローバー柄だった。 私は祖母が作ったヒョウ柄のパスケースがおばさんが持つような柄でダサくて言い合いして飛び出していたのだ。「お祖母ちゃん可愛いクローバーのパスケースを作ってくれてありがとう、そして酷いことを言ってごめんね」と空を見て謝った。
愛してたのは私だけ
「別れよう」別れの言葉は、貴方からだった。告白したのも貴方だったのに無責任にも別れを告げて馬鹿みたい。 「うん」なんて言える訳が無い。こんなので納得なんて出来ない 「何で?」今の私にはそれくらいしか言えなかった。なのに貴方は「お前、うざいんだよ」「愛が重いんだよ」「何なの?」 そう淡々と的確な言葉で私の心を抉る あわよくば、もしかしたら、ほんの少しの期待が私自身を励ました。けど貴方の言葉を聞いていると絶対に無理だと思った。 「そっか、御免ね」 もうここの空気すら吸えない様な気がして、私は現実も、彼からも逃げた。 暫くして、こんな私に居場所は無いんだって気付いた。ずっと彼の家に同居していたから。部屋着も全て彼の家で今から戻っていく訳にはいかない。 段々と空が曇っていき、大粒の雨が降りだした。 街の中なのに独り、ポツンと立っている。_雨に濡れながら。 結局愛してたのは私だけだったんだって二度目の現実に気付いたよ 終 こんにちは、のうです。 コメント、待ってます!(ネタ切れ)
〔短編小説〕ゆびきりげんまん
あれ、これはいつだろう。 あぁそうか、幼稚園の時の記憶か。 懐かしい積み木のおもちゃ、おもちゃの楽器。すべてに、見覚えがある。 そして、目の前にいるのが拓哉(たくや)かな?可愛いなぁ。 「ねぇねぇ、舞(まい)ちゃん!おおきくなると、つきあうってことができるらしいよぉ?」 「なぁにそれ?たのしそう!!」 「でしょ?だからさぁ、ゆびきりげんまんしてつきあうことをいまやくそくしよぉ?」 「いいよぉ!!」 『ゆびきりげんまん。うそついたらはりせんぼんの~ます!ゆびきった!!』 「へへっ、たのしみだね!!」 「そうだね!まいちゃん!」 「うん!はやくおおきくなろうね!」 そこで、記憶が途切れた。 「…ちゃん。…いちゃん。ねぇ舞!!」 「…ん~、変な夢見たなぁ。」 起きたら、修学旅行の行きのバスの中だった。 「ほら、もうすぐで付くよ?」 「え、あ、うん。」 私、疲れてるのかな。でも、そんな記憶無いわけでは無いんだよね。 でも、拓哉と…? 最近そんな感じじゃないよね。避けられている感じしかしないし。嫌われてんのかな?でも、拓哉に針千本飲ますのも嫌だな。 正直、好きだし…。幼稚園の時から。 今日、告白してみようかな。今日なら、今日ならいける気がする。気…だけど。 「何、ぼ~っとしてんの!?ほら、降りるよ!!」 「うわぁ、ごめん、ごめん!!」 「もしかして、疲れてる?」 「んな訳ないじゃん!!せっかくの修学旅行なんだから体調管理だけはしてきたわ!!」 「それだけか~い!!」 親友と少し騒いで「じゃあね」と言ってそれぞれの列に並ぶ。斜め前には、拓哉が楽しそうに男子と喋ってる。 良いなぁ~。あの時に戻りたいな。 そうしたら、拓哉とまた何も考えずに話すことが出来る。 そんな、今はもう戻れぬ昔にほっこりししている私が居た。 私は、結局何もアクションを起こせぬまま消灯時間を迎えてしまった。確かに、告白できそうって気しか無かったし…。気だけじゃ無理だったか。 そう思い仕方なく寝ようと思ったが、目を瞑っても寝れなかった。「告白」それが、心のどこかに引っ掛かっていた。 皆が寝たのを確認して部屋の電話から拓哉の部屋に電話を掛けた。 少し時間が経ってから拓哉が出た。 「誰ですか?」 ぶっきらぼうな拓哉の声が聞こえる。 「舞ですけど…?」 「あぁ、舞かぁ。急にどうした?」 いつもより声音が柔らかい。 寝ぼけてんのかな? 「あのさ、今から廊下出れる?階段の踊り場でどうかな?」 「え、うん分かった。」 あ、結構すんなり。 「ありがと。」 そして、私は静かにドアを開けて廊下に出た。 「何、急に話って?」 私は、緊張すると思ってたけど、口に出した瞬間すらすらと言葉が出てきた。 「あのさ、幼稚園の時に約束した事覚えてる?」 少し、拓哉の顔が忙しく動く。 「あぁ、あれか。付き合う…とかってやつ?」 コクリ。私が頷く。 「でも、舞的にはどうなの?俺は、幼稚園の時から好き…だけどさぁ。」 顔を真っ赤にしているのが、暗闇の中でもよく分かる。 「私がそれが良いからわざわざ、電話したんだよ?」 「じゃあ、俺達今日から付き合おうな。」 小さくても、しっかり聞こえる声で拓哉が言ってくれた。 「うん…。」 私達の小さいときの出来事が2人を味方してくれた。 ありがとう。幼稚園の時の自分。 ~END この話はフィクションです~ どうも、ルナ猫です!! 小説って書くの難しいです…。ですが、私も出来る限り頑張っていきます!! なので、名前だけでも覚えて下さい!! 感想、アドバイスも是非是非お願いします!! それでは!!
(怖い話)呪われた曲
「やっぱ岩瀬マリミの曲、最高!ずっと聞いていたい・・」 私は最近、岩瀬マリミという歌手の大ファンになった。それで最近できた新曲は本当最高なの!新曲の名前は『赤い血』。ちょっと名前怖いかもしれないけど、すっごくいい曲なの!CD聞いてるだけで自分まで歌っちゃうの。ずっと聞いていたい・・ 「赤い血が垂れても、私は幸せ~♪ああ、本当いい曲!もう、止まらない!あ、塾に遅れちゃう!急がないと!」 私は大急ぎで塾のバッグを持つと、家から飛び出した。 「ああ、急がないと!でもあの曲は最高・・アハハハハハハハハハハハハ!赤い血が垂れても私は幸せ~♪」 私は歌を歌いながら、車道に飛び出した。 「赤い血が垂れても・・ま、待って・・車が来る―!ああああああああああ!」 ブシャーーーーーー!私は車にひかれて、寝たきりの状態となってしまった。そのあとも岩瀬マリミはなぜだか自殺した。 『赤い血』は、呪いの曲という都市伝説として有名になった・・・ ー・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・ アンニョンハセヨ!初音です!もと海ちゃんだよ! 最後まで読んでくれてありがとうございます!コメントもよろしくお願いします! じゃアンニョン♪
寒いので温かい恋をバス停で始めませんか?
「はぁ…」 と息を吐く。吐いた息は真っ白で、「もう冬なんだ。」ということを実感させられる。まだ大丈夫だろう。そんなことを考えしていかなかった手袋。5分前ぐらいの自分を恨む。 (あ。) ふと横を見ると、あの男の子がいた。このバス停に、いつも同じ時間帯に来て、バスが来たら、いつも同じ席に座って、いつもよくわからない難しい本を読む。私はこの子のことが少しだけ気になっていた。が、話しかける機会もない。そもそも毎朝同じバス停にいる、ほぼ他人みたいな関係だ。話しかける機会があるわけがないのだ。でも、制服は同じだった。が、もちろん名は知らず、調べられなかった。 スマホを開いて、時刻を確認する。後、バスが来るまで1分とちょっと。冷たい手を合わせて擦る。 「はぁ…冷たいなぁ。」 と小声で呟いた。すると、手に温かい感触がふわっとかぶさる。その感触の正体は手で、その手の主は男の子だった。 「…えっ。」 私は驚きのあまり、声が出る。すると男の子がささっと手を後ろへ隠す。すると、バスが来た。私がバスに乗ろうとすると、男の子は小声で 「花奏(かなで)…。」 と呟いた。私は困惑したが、ペコっと頭を下げて、そそくさと席へ座った。なんとなく、手を頬当てる。少し、温かくなっている、気がした。 お昼過ぎのこと。 「渚(なぎさ)~どしたの?」 と話しかけてきたのは私の友達、莉子(りこ)。 「あ、莉子。えっと…花奏って人、知らない?」 「花奏?んー?あ、花奏って3年生の花奏先輩のこと?」 「えっ。先輩?先輩なのっ?」 「まーね。いっつも図書室にいて、むっずかしい本読んでる人だよー。」 「あ、ありがとっ。」 と図書室へいそいそと向かった。 「失礼、しまぁ…す。」 と少し緊張しながら図書室へ入る。カウンターの方へと入ると、誰も居なかった。 「あれ…。誰も居ないのかな。」 と図書室を出ようとしたとき、ゴトンッと鈍い音がした。恐る恐る、カウンターの方を覗く。なんと、先輩はカウンターの物陰に隠れていた。 「…こんにちは。花奏先輩…?」 と疑問符で挨拶する。花奏先輩の表情は少し照れているというか顔がほのかに赤かった。 「こん、にちは…。」 と先輩が小さく今にも消えそうな声でいう。朝のことがあってかどうしてもそれ以上の言葉が出ない。何か言おうとすると、言葉が喉に突っかかる。 「か、花奏って可愛らしい名前?ですね…。」 ともう何を言っていいかわからず、唐突に名前の話になる。先輩は少し困った顔をした。 「女みたいな名前で、えっと…変でしょ?」 「えっ。全然ですよっ。なんか、花奏って幸せな花って感じかして、えっと、私好きですよっ!」 と咄嗟に言うが、私はなんて当たり障りなことを言っているんだろうと後悔する。先輩は少し黙っていたが、口を開いた。 「えっとありがとう…そんなこと言われたの、初めて…だから。」 「い、いえ!私はそんな…」 チャイムが鳴り響く。もう、昼休みが終わった。私は、 「じゃぁ、また…。」 というと先輩が微笑んで、 「ま、また!明日、バス停で…。」 と言った。なんだか胸がドキッと弾みんだ。そしてまた明日の寒い朝のバス停が楽しみになった。 「好きになっちゃった…かも…。」 と先輩が一人きりの図書室で呟いたことを、私はまだ知らなかった。
私の王子様は死神だった
「大好きだった…!梨子!」 「ありがとね!琢磨!」 これが私たちの最後の会話だった。 私の名前は朝日梨子。私には友達がいない。だからいつも1人だ。 そんなとき、私にあるかっこいい男の子が話しかけてくれた。 「俺、琢磨!三石琢磨!あなたは?」 「朝日梨子。どうして?」 琢磨「じゃあ、梨子!よろしくな!」 梨子「よろしく…???」 それから毎日琢磨は話しかけてくれた。 私はみるみる琢磨に吸い込まれていって いつの間にか、好きになっていた。王子様だった。たった1人の王子様。 そんなとき、私は琢磨に告白したらこんなことを告げられた。 琢磨「梨子。俺、死神なんだ。梨子の魂をもらいに来たんだ。今まで黙っててごめんな。」 梨子「…。」 琢磨「梨子…?」 梨子「ずっと黙ってたんだね…。サイテー!ひどいよ琢磨!」 私はずっとずっと王子様だとおもってたのに。死神なんて。でも、後悔した。なんであんなこといってしまったんだろう。 琢磨だって好きでそういうことしてるわけじゃないのに。でも、私は死んでも琢磨に魂をもらわれるならいいかも…。そう思っていた。 琢磨「梨子…。ごめん。俺…!」 梨子「いいんだよ。こっちこそごめんね。」 琢磨「実は今日なんだ…!でも、俺の魂を使って生きることだってできる…」 梨子「そんなことしないで!!!」 琢磨「いいのか…?死んじゃうんだぞ!」 梨子「琢磨に魂をもらわれるなら…。全然大丈夫!さぁ、早く!」 琢磨「梨子…。」 梨子「ほら。」 プツンッ! 琢磨「大好きだった…!梨子!」 梨子「今までありがとね!」 琢磨「いつか、また会えるよ!」 梨子「いつか、会おうね!」 「死神さんいつかまた会おうね!」 「…。」 「死神さん、どうしたの?」 「いや、昔約束した女の子がいてね、その女の子に似てたんだ。」 「本人だっていったら?」 「梨子…!?」 「琢磨っ!いつかまた会うって約束したでしょ?」 「梨子…!大好き!」 end… のおっ!こんちゃ☆秋菜だよー♪ 初めまして!秋菜といいます! 今回も小説書いてみました! 見てくれるとめっちゃうれしいです♪ ばいちゃ☆
君の想いを、聴きたくて。
始めに、ハープのような素敵で癒される音色が流れる。 そしてその後、その素敵な音色にオルゴールが加わり…。 『全国の皆さん。こんばんわ。ラジオ【SCHOOL・NIGHT】、始まり~!』 毎度お決まりの、この台詞がラジオから流れ出した。 私は、この【SCHOOL・NIGHT】のヘビーリスナーと言っても過言ではない程、ラジオが好きだ。 夜、11時から深夜の1時までやっているので、受験生の私には、勉強のお供にピッタリなのだ。 「さぁてと…」 このラジオは、去年の誕生日に買ってもらった物で、目立つ赤のカラーがお気に入り。 「それでは、本日の【学生相談】行きまーす。」 …と、ラジオから聴こえると、私は勉強どころではなくなり、『勉強2:8ラジオ』の割合で、微かに聴こえるノイズ音と声に耳を傾ける。 (今日の相談者は誰かな~…) このラジオには毎日電話が掛かってき、学生限定で相談コーナーをやっているのだ。 ちなみに、私も何回か掛けたが一度も繋がったことがなかった。 …と。 早速、『プルルルルル』と、いかにもな電話の音が聴こえる。 私はより一層耳を澄ませた。 『××県、15歳。ラジオネームは「ペンギン太郎」です。』 『ペンギン太郎君!君のお悩みは何かな?』 私は、「ペンギン太郎」という名前に少し引っ掛かったが、また気を取り直してラジオに集中した。 『…僕の悩みは、好きな女子に告白出来ないからです。ていうか、好きなのに反対の事を言っちゃうんです。「よう、ブス」とか普通に…。』 (うん…?この声とか、会話とか聞き覚えがあるような…) 私はまた、何かが引っ掛かった。 『そうなのか~。それは結構…』 ブチッ。 その日は、次の日が模試という事もあり、そこまで聴いてラジオは切った。 翌日。 学校の昇降口で靴を履きかえていると…。 「よう、ブス!」 そう突然背後から、言われ肩を叩かれた。 振り返ると、いつも自分をからかうクラスメートの男子の姿があった。 だが…。 「え。今何て言った?」 「いや…『よう、ブス!』って…。」 私が意味ありげな瞳で、クラスメートに近付くと、彼は怯んだように顔を背けた。 「うっ、嘘だよ…。冗談だし。真に受けんな…。」 (えっ、てことは…) 私はそこまで、考えて、クラスメートのリュックにペンギンのマスコットがぶら下がってる事に気付いた。 (まさかの、まさか…。) 私は恐る恐る、ペンギンを指差して聞いた。 「こいつの名前、『ペンギン太郎』?」 「そうだけど。…えっ、何で知ってるん!?」 クラスメートの、驚いた表情を見て、私は「マジか…」と頭を抱えたくなった。 だってさ…。 「あなた、『ペンギン太郎』だよね?私のこと好きなんだよね?でも、私はそんなツンデレな君が好きだから付き合おう。」 なんて、絶対言えないわ…。 ツンデレなペンギン太郎君は、私の想いにも気付かないはず。 それなら…。 「ブスはやめいっ」 彼が私の想いに気付いてくれるまで、待つから。 いつまでも、君の声を聴きながら…。END どうも、ゆにと申します。 お久しぶりの小説でした! 遅れてしまい申し訳ありません(>_<) 今回は、『ラジオ』がテーマの小説でした。 実は私自身もラジオが好きで、自分の経験などから、楽しんで書かせていただきました♪ タイトルの、「聴きたい」はラジオの「聴きたい」と掛けました(笑) 感想等あれば、コメント頂けると嬉しいです。 では~。 ※なりすましや、盗作等はお控え下さい。