短編小説の相談いちらん
短編小説
みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。
太陽と月
星乃(ゆら)です。他の人の思う太陽と月。本人の思う太陽と月。を書いてみました。では、どうぞ。 ---START--- 私はこの学園の太陽と呼ばれている、晴宮心陽(はれみや こはる)。 この学園の月。と呼ばれているのは、月坂心月(つきさか みづき)。 そして心月の双子の妹、月坂心星(つきさか みつほ)。 この学園は海をモチーフに作られた学園だ。 心月とはすぐに仲良くなった。そしていつしか私達は纏めて、海。と呼ばれる様になっていた。私達はみんな歌が好きだった。そしてこの学園には、歌謡祭。があった。私達はソロとグループで歌謡祭に出場するのが当たり前になった。 グループ名はUmi。私達は3人組でいる事が多くなった。歌謡祭の目玉は、 ソロでは誰が良かったか、 グループではどのチームが良かったかを決める。 といった事が目玉だった。 ある年の「春」の歌謡祭。ソロで出ているイケメンで歌うまな先輩がいた。ビブラートも綺麗に出てる。スゴい。私は尊敬した。そして、そんな彼にいつしか惹かれていった。 ソロの男性部門では、その彼が優勝した。 ソロの女性部門では、心月が優勝してた。 男女2人でデュエットを組み、歌っていた。私は、その光景をまざまざと見せつけられていた。見ていられなかった。けれど、目を逸らせなかった。スゴく、綺麗な、ハモリだった。私は、歌が終わると同時に、人のいないところに行き、こっそりと、ひっそりと泣いた。 (私が、あの2人の間に入って、歌うなんて、できない。あの2人は、歌が上手いから。私はレベルが違うから。) いつの間にか私は「ナニカ」を言い訳にして、自分から先輩を視界に入れない様にしたりした。 でも、いつしか私は学園の太陽と呼ばれ、心月は学園の月と呼ばれる様になった。 「月って太陽がないと輝けないだろ?それと一緒だよな。」 「あぁ。結局月坂心月さんは、晴宮さんがいないと、何もできないんだ。」 でもいつからか、「本当の太陽」は心月なんだ。と思い始めた。だって、心月は私がいなくても輝けてる。最近は、私の方が月になってる。 心月は誰に対しても分け隔てなく、優しい。ア、ァ、ケッキョク、ミヅキナンダネ。 この学園にはもう1人のみづきがいた。そのみづきは、女の子。だけど心は男の子。その子の名前は、 夜空深月(よぞら みづき) なんでっ、私より、あたしより、うちより、輝くの?なんで、アンタらなの? なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでっ あ、もう、やだ。こんなドス黒い感情要らない。気づけば、あの2人が優勝したのがキッカケだったんじゃ……。 みんなの心を支えられる様な太陽みたいな存在になりますように。でしょ?そんな感情捨てろ。捨てて。 そのあと、私は何かに取り憑かれたように太陽になろうと努力していた。けれど、太陽は心月。月は心陽。になった。 あーぁ、アレ、遺すか。 次の日の朝、私の机の上に何か置いてあった。 (なに?っ、え!?) 「心陽っ…なんで……」 私の机の上に置いてあったのは、心陽の遺書だった。 【これを読んでるって事は、朝イチからほんとに登校してくれたんだね。ごめんね。心月。私の昨日のLINEが最後の心月との会話だったの。本当にごめんね。でも、私は、後悔してない。だって、結局、心月が選ばれるんだもん。だったら、自分から予防線張った方がラクでしょ。ごめんね。深月と心星にもよろしく。 ずっと、心月のほうが太陽だってわかってた。比べられるのが嫌だった。だから、その前に、死んじゃおって思って… ごめんね。お母さん達にも遺書は遺した。コンナモノ、いらないよね。要らなかったら捨てて。 今までありがとう。昨日まで生きれてたのは、幼馴染のアンタのおかげだよ。アンタの机の中、見てね。 晴宮心陽より】 でも私は、私は、無視できなかった。心陽の、ナミダノアトを。 「バカ心陽っ…涙の跡なんて、残すんじゃないよ。そんぐらい泣いたんでしょうがバカ。」 私は泣きながら机の中を見てみた。机の中には、心陽からのメッセージがあった。心陽の、スマホだった。 パスワードは消されていた。keepメモを開くと、そこには、 〔心月。ずっと、好きだった。直接言えなくてごめん。どうか、幸せになって。〕 と、書いてあった。私は、心陽の机の上に伏せて 「私もずっと好きだったよ。心陽。」 と呟き、大泣きした。お通夜の時も、お葬式の時も、私は、心陽の家族以上に泣いていた。そして、心陽が入った棺の中に、一本の薔薇と一本の紫苑の花を手向けた。 花言葉 一本の薔薇…あなたしかいない、一目惚れ。 紫苑の花……追憶、遠方にある人を想う、あなたを忘れない。 そして、大好きだった大親友の背を見送った。 ---END---
短編小説「ある日の学生」
「なんでなん?どうしてあいつがこんな目に合わなあかんの?」 「どうして…鶴来が 昨日はあんなに楽しそうにしてたのに」 ここは鶴賀見大学附属聖令高等学校。進学校である 男子高だが静かで暗い雰囲気だった。ある日学校の2-Bに転校してきた人物がいた。 「鶴来輝人って言います!なんか暗くね?いつもこんな感じなん?」 一番前の席の自分に聞く。「えっ…ああうん」 「とりあえずよろしくお願いします!」陽キャが来て一気にクラスは明るくなった 10月の休日のことだった。ピーポーピーポーウゥー サイレンが鳴る 離れて!避難して!声が飛び交う 外に出て一安心と思った 外で会った菅野が「あれっ鶴来は?」 まさかっ…と思ったがとりあえず解散し一度帰った。ニュースをずっと見ていた。今日のことはもちろん取り上げられていた ニュースで分かったのは一人の遺体が見つかったこと、その遺体は男性であること、身元の確認を進めていることだった。 翌日の朝速報ニュースが入ってきた 「速報です。昨日のショッピングモールの火災事件の遺体は男子高校生の鶴来輝人さんだということが判明し―」 倒れこんだ。やめてくれ、現実を突きつけないでくれ。 そんなときに「ピンポーン」誰か来た 「はい…」でるとカメラを持った人がいて、「昨日の事件の目撃証言いいですか?」 断ろうとしたがやめた。玄関の前でひとつづつ話した。 マラソン大会のお疲れさま会で使うものを買いに行っていたこと、自分・鶴来・菅野・村上・西条の5人で来ていたこと、 5階にいて3階で火事が起きてみんなで一緒に逃げたこと、外へ出て鶴来がいないことに気づいたこと、死んだのは鶴来だけだったこと 涙ながらに話し、証言が終わり中に戻ってそのまま寝た。 夢で鶴来が出てきた。「なんでお前だけ?一緒に逃げたじゃん…」 鶴来が言った。途中まで一緒だったが途中で小さい子が倒れていたこと、救ってあげたこと、そしたら炎が回ってきて一人しか出られなくなり子供を優先したことを教えてくれた。 そこで目ざめ、枕元はびしょぬれになっていた。板垣は死んだ鶴来にありがとうと伝えた… どうでしたか?意外と自信作なのでぜひ読んでください!
逃避願望
素敵な世界 きっとほとんどの人はこう言うだろう でも私は・・・ 朝が来ない街 灯篭の明かりが街を照らす ここに住んでいる人は食事は豪華で生活費には困らずに生きていける お風呂は近所にある大きな大浴場に入り、近くの旅館でカジノを楽しめる 優しい灯篭の明かりが街を包み、守っている 最高の人生を送られる 私も生まれてから5年はそんな幸せな毎日だった でも知らなかった この街の闇を ある日の夜、私は家族3人で寝室で寝ていた 寝れなくて怖くてお母さんを見た そのとき、私はお母さんの爪で顔をひっかかれた。 お母さんは怪物になっていた。 お父さんが必死に私を守ってくれた。 この街は「こういうこと」が起きるのだ。 幸い命は助かったが、お父さんは怪物をかくまっていた罪で連れていかれた 私は突然母と父を失った そして施設へと送られ、かわいそうな子供として扱われるようになった。 「こういうこと」はそれからも数回私の目の前で起きた。 それが起きるたび、誰かが消えて、政府はそれをきれいさっぱり洗い流して誰にもばれないようにした 誰も不安にさせないように 私は大人になった 朝が来ない街で働いて、食べて、寝て、生き続けた でもとうとう私にも順番が回ってきたようだ 同僚が怪物になった。 私と仲が良かったという理由で私にも罪が回ってきた 幸い逮捕までには至らなかったが、 それからが辛かった 職場を追い出され、家も近所から嫌がらせをうけ追い出された。 逃げたかった でもこの街からは出られない この街には入ることはできるが、出ることは許されない 私は逃げた 逃げ続けた 出てはいけないという掟を破ってでも 自分の居場所が見つかるまで 本当の光を見つけるまで
運命の人って2人いるんだって
このお話は、Aさん(男)とBさん(男)とCさん(女)と女の4人の出来事で、主人公はCさんです。 今、私はすごく幸せだ。 _今から三年前の話、私はマッチングアプリでマッチングした人と会う約束をしていた。 そのマッチングしたという人がAさんだ。 その日は、とてもドキドキしていたが、だんだん一緒に過ごしていくうちにその緊張もほぐれてきてタメ口で話すようにもなっていた。 そこで、趣味や大学、職業などが同じということにも気が付き、さらに仲を深め、正確にお付き合いをすることにした。 それから、Aさんとは頻繁に会うようになり、水族館デートに行った時、いつものようにAさんの物知りが発動した。 「ねえねえ、知ってる? 運命の人って2人いて、1人目は別れの辛さと悔しさを教えてくれる人で、2人目は永遠の愛を教えてくれる人なんだって。」 「じゃあ、私たちは絶対に2人目だね!」 なんて話していたのに、、。 ある日、私は絶句した。 あのAさんの口から別れを告げられたのだ。私は、訳がわからずAさんを問い詰めた。すると、原因はまさかの私、、ではなく好きな人が別にできたかららしい。 「は?」 私は、怒りを抑えられず、今まで彼が犯した罪を引っ張り出して怒りをぶつけた。彼も負けずに、私が少しの出来心でやってしまった万引きについて引っ張り出して来た。 それから、彼とは別れて新しい恋を探していた。 ある日、街を歩いていると人にぶつかってしまった。それが、Bさんだ。彼は、爽やかで今までの彼に少し似ていた。だからといってすぐに好きにはならないぞと思っていた矢先、私は気づくと彼とラインを交換していた。 私は、すぐにBさんに付き合ってくださいと告白した。初めての告白だったので、すごく緊張したがBさんも同じことを思っていたと快くOKしてくれた。 そこで、初めてのデートに元彼といった水族館に水族館に行くことになった。 今、私は元彼じゃない人と始めて来たふりをして楽しんでいる。 今、私は元彼じゃない人とキスをしている。 元彼じゃない人と。 その隣でAさんは他の女とキスをしていた。 やっぱり私たちって似てたんだなぁ。 私が間違ってしまったのかなぁ。 どうすればよかったのかなぁ。 もう未練なんかないのに、もう思い出すことなんてないと思ってたのに、、。 あぁ、私って弱いなぁ。 ダサいなぁ。 絶対に彼は1人目だった。 2人目なんかじゃなかった。 それでも今、私は後悔してない。 もしろ幸せになれて嬉しい。 今、私はすごく幸せだ。 短編小説の投稿は初めてなので、優しめのご回答にご協力いただきたいです! 歳下、同い年、歳上等、どんな人でもOKです!
「またね」を嫌う彼女
ども。星乃(ゆら)です。「またね」を嫌う彼女。とはどんなものかな。と思ったので書いてみました。 ---START--- 彼女は誰かと別れる時に「またね」と言わない。あ、ほら、凛和(りお)と別れてる。 凛和「ーーーーまたねー」 「、、、じゃあね」 凛和も分かっているから追求しない。でも彼女が「またね」を嫌う理由がわからない。 次の日 僕は「またね」を嫌う彼女と別れる。 愁夜(しゅうや)「またね。」 「、、、、、じゃあね」 彼女は「またね」と言わず「じゃあね」と言った。僕は思い切って聞く事にした。 愁夜「ねえ、なんで「またね」を嫌うの?」 「だって、また会えるかわからないから。あたしはね、小3の時に両親を亡くしたの。だから、「明日」が平等にあったとしても、「明日」を平等に迎えられる。とは限らないから。だから、「またね」なんて言わないの。あたしはもう、誰かを失くすのは嫌なの。」 愁夜「そっか」 彼女の言っている事はよく分かった。だから僕は 「じゃあね」 と言った。彼女は少し驚いた様に「じゃあね」と返してくれた。 家に帰ってから、僕は考えた。 (彼女をあそこまで縛っているのがトラウマだとは思えない。トラウマじゃないとしたらなんだ?) そんな事を考えていたら僕はいつの間にか寝ていた。 朝、登校して教室に行くと、彼女の机に、「花の入っている花瓶」が置かれていた。クラスメイトは、みんな、悲しそうな顔をしていなかった。面白そうな顔をしていた。幼馴染の凛和と邈兎(はると)が来た。 凛和「なんかね、ーーちゃんがいつも、「またね」って言わないから、嫌がらせでやっているんだって。逆らったら、自分のとこにやられると思ってるから、みんな、何も言わないの。」 僕の声とは思えない低く、重い「は?」という声が出て、クラスメイト、幼馴染、何より僕が驚いていた。でも僕はその時、感情が爆発してしまって、止まらなかった。 愁夜「彼女はな、両親を亡くしてて、明日が平等にあっても、明日を平等に迎えられる。とは限らないのを知っているから、だから、「またね」って言わないんだよ。「ソンナコト」して楽しいか?楽しいなら、彼女でやるな。俺でやってろ!!」 いつもは「僕」と言っているからかクラスメイトと幼馴染は「俺??」と驚いていた。 「愁夜君、いいよ。あたしがみんなに理由を言っていなかったのが悪いから。」 ダンッッ!! 僕はいつの間にか近くの机に台パンをしていた。 愁夜「「あたしが悪い」?バカかよ!!アンタは悪くないだろ!!なのになんでそうやって耐えるんだよ!なんでアンタが苦しむんだよ!なんでアンタが耐えるんだよ!そうやって、そうやって、奥歯を噛み締めて、唇を噛んで、自分の本音を包み隠して、笑わなくて良いんだよ!アンタもまだ子どもだろ!?」 「っ!そんな、事、初めて、言われた。」 愁夜「てか、アンタの名前、本当の名前じゃないだろ?父さんと母さんにもらった、大事な名前だろ!なんで使わないんだよ!思い出すのが辛いか!?泣くのが嫌か!?そんなの、アンタが辛いだけじゃないか!アンタはもう十分、頑張ったよ!十分すぎるんだよ!もう、もう、楽になって良いんだよ!!」 「あたし、の、本当の名前は、あたしは、天空光月(あまぞら ひかり)!!」 愁夜「めっちゃ良い名前じゃん。なんで、隠してたの?」 光月「だって、お父さんと、お母さんを思い出して、泣きそうになるから。あたし、ほんとは、お兄ちゃんがいるの。」 邈兎「お兄さんの名前は?」 光月「天空夕星(あまぞら ゆうせい)」 凛和「お兄さんも良い名前じゃん。ねえ、あたし達と親友になろ。あんな奴ら気にせんでええの。」 「「「ねえ、あたし達/僕達と親友にならない?」」」 光月「っ!なるっ!な、なるっ、なる!なりたいっ!」 彼女は泣きながら言った。 そして、その日の帰り道。 僕らは帰る方向が真反対だった。 「「「また明日。」」」 光月「ニコッ また明日!」 「「「っ!!またね!!」」」 光月「またね」 「またね」を嫌っていた彼女が、小3以降「またね」を言わなかった彼女が、その日、「またね」と3人の親友に対して言ったのだった。 ---END--- どうでしょうか?感動系?を初めて書きました。なので少し変なとこもあるかもです(汗) んじゃ、ばいちゃー
4ヶ月早すぎる春。もしくは6ヶ月遅い春。
私に、初恋の人ができた。 初恋の人と初めて出会ったのは中1の4月。 入学式の後、私達は席を移動した。 一番最初の席はただの名前順で 班を作ったり、ペアになったりするときに 男女が固まりすぎていたからだ。 そこで、同じ班の左側に座った彼らに私は 「はじめまして!夢野小から来ました、仲宮小陽です。」 そして、時計回りで行く流れになり彼の番になった。 「夢川小から来ました。佐々木凌也です。一年間よろしく!」 このときはなんにも思ってなかったし、初恋の相手になるなんて ミジンコも思ってなかった。 だが、3月。小学校ではクラス替えがなかったので初めてのクラス替え にワクワクしていた頃、恋に落ちた。叶わぬ恋だし、クラス別れるな と直感的に悟った。だって彼は学級委員だし、なんてったって そういうの興味なさそうだもん。 やっぱりクラスが別れ、ほとんど話さなくなった頃。 7月に入り生徒会選挙の応募が始まった。 私は、現職なのでそのまま応募した。 そしたらなんと彼も応募していた。 定員以上集まったが、はっきり言って彼と私が当選するであろう という常態だった。そして、選挙が終わったら文化祭! 文化祭では最後に生徒会からの出し物がある。 そして私の学校では、二年生が台本を考え、メインで動くことになる。 そしたらいっぱい喋れる!なんて少し浮かれたまま夏休みになった。 9月。選挙も終わり無事、彼と私は生徒会に入れた。 そして、文化祭の準備や練習で精一杯になっていた。 私の学校では何代か前の先輩が、リボン交換という 生徒や先生からは「青春全開なイベント」かもしれないが 生徒会からしたら、「結構しんどいイベント」なのである。 そのリボンもギリギリ作り終わり、そして文化祭当日。 ここは、公立の中学校なので、合唱コンクールの結果発表前に いろいろな展示物やステージを見る。そこでのステージもなかなかに盛り上がった。 そして、吹奏楽部の演奏をいいていて感じた。 あれだけ一緒にいても、全然話しかけてくれないし、 なんなら凌也と前よりもっと喋らなくなっていた。 もう諦めようと思っていた。生徒会の席はステージからも 先生からも離れている席にある。なので大体の人は自分のクラスの人と ステージを見るのだが、私と凌也は生徒会席で出し物の片付けをしていた。 その時に、「…後で、リボン交換しない?話したいことがある。」 その瞬間、11月だけど秋だけど、まだ当分来ないであろう春が来た。
みんな私に堕ちれ。
「恋那ちゃーん!話聞いてもらってもいい?」 「い~よっ!!」 私の名前は堀内恋那(ほりうちれんな)。私って可愛いのよね。 それに恋愛経験豊富だから、みんなの恋愛相談にのってあげてる。 「あのね?私、神崎颯(かんざきはやて)くんが好きなの!」 「神崎くんか~!かっこいいよね!」 「そうそう!だからどうやったら付き合えるかな~って!」 「神崎くんには、こうしたらいいんだよ!~~」 よ~し!次のターゲットは神崎颯ね。 そう。こういう相談にきた好きな子と付き合うのが私は好きなの。 なんだかすっきりするでしょ? さっそく作戦開始ね! 「あ、神崎くん!」 「ん?どーした?」 「神崎君って女の子のタイプとかある?」 「え!??タイプ!?ん~...可愛い子?積極的な子かな!」 「神崎くんありがと~!!あ、颯くんっ!」 「///」 うん!いい感じ。 やっぱりこうすればすぐに落ちるんだから!! 「恋那ちゃん。。」 「どうしたの??」 「恋那ちゃん最近神崎くんと仲いいよね?」 「そんなことないよ!!」 「なら、いいんだけど。。」 はぁまったく。こういうのはうざすぎ。 どうせ付き合えないの分かってるくせに。 「ほ、堀内さん」 「どーした?」 「放課後、あの、屋上きてくれる??」 「うん!!もちろん!」 「ありがとう。」 よし。今回も成功ね。 どうせ付き合っても一か月ぐらいで別れるし、次はどの男子にしようかな~ 「は、颯くん。」 「あ、あの!ずっと堀内さんのことが好きでした!付き合ってください!」 チュッ 「///」 「ありがとう。私も好き」 作戦成功!!あ、あの子に報告しなきゃ。 「ごめん!!」 「恋那ちゃん、信じてたのに。」 「でも、私何もしてないのにはや、神崎くんが告白してきちゃって。。」 「だったら断ればいいじゃん!!」 「でも私、断れない性格だから」 「そんなの聞いてない!!」 (ここで泣けば...!) 「うぇ~ん...ひどいよ...私だって好きでやってんじゃないのに...」 「ねぇ。恋那になにかした?」 「か、神崎君...」 はぁ。そろそろこういうのもつまんなくなってきたな... あ!そうだ。今度はだれかの彼氏寝取ろうかな?? 楽しくなってきた...! 「ねぇ~!菱沼くぅ~ん!!」 こんな感じで、悪役令嬢的な感じを作ってみました!! 今回もこの後は想像してみてください!! 感想待ってまーす!!!
最後の初恋。
最後の初恋。 こんなことになるなら、恋なんてー。 私、奈緒。 ー私たちの住む星には、隕石が接近していた。 「私、もう死んじゃうのかな。」 そんなとき、彼に出会った。 彼、律に恋に落ちた。 一目惚れというものらしい。 「なんで今更…。」 本当に後悔しかない。 残りわずかな日々に、もっと早く出会えていたのならー。 もっと彼と一緒にいられたはずなのに。 臆病な私は、彼に気持ちを伝えられずにいた。 いつの間にか時間は待ってくれることもなく、進んで行った。 ー隕石衝突まであと1時間 もう終わりなんだ。 ふとそう思う。 最期は、誰と過ごそうか。 友達なんていないし…。 そんなとき、彼からのメッセージが。 『会いたい、今そっちに行く。』 「律…!」 「あのね、私、律のことが…」 『その先は俺に言わせてくれ。』 「へ…?」 『奈緒、好きだ!』 「私も…。」 今更なんなの… 律らしいな。 私は涙を流しつつ、ふふっと笑ってしまった。 『泣くなよ…』 彼もつられて笑っていた。 こんなに暖かいハグはしたことがなかった。 彼は私の頬にキスをした。 なぜか今は隕石が綺麗に見える。 世界が隕石に包まれる前にー。 「ーありがと。」 『え…?』 「私ね、律のそういうところが好き…。」 律は頬を赤く染めた。 「『愛してる、大好き…!』」
遠回し告白
私―あおいは、駿が好き。 笑うとこが好きなんだよね、、。 笑う顔が可愛いってのもあるけどね。 「駿~!朝、パンをくわえて角を曲がったら、妹とぶつかってさ、妹が”お姉ちゃんが運命の人?うぇ”って言われた。愛しの妹ぉぉお」 「あはははっ。それはおもしろいな」 うっ、、。笑顔まぶしっ!てか、かーわーいーっ .' キーンコーンカーンコーン あーあー下校時間になっちゃったよ~ もっと駿と喋りたかったのにぃ 「ねー佳奈。駿とちょっとしか喋れなかったぁ」 「ほー。それなら、いっそ告っちゃったら?」 「え」 「告ったほうがいいって~難しかったらさりげなく!駿のこと大好きなんでしょ?」 「それは、、。そうだけど」 告るのってどうしたらいいのかな。 さりげなく告るっていってもな~ 「た・と・え・ば。あおいは駿のどこが好き?」 「えと、笑うとこ」 「そしたら、”駿の笑うとこ、好きだな~”とかどう?」 「おぉ。いいかも。さすが、佳奈!」 「へへ~あおいに褒められるの初めてだわ。あおい、熱でもある?」 「ないし。てか褒めたことあるし」 「ま、応援してるよ♪」 次の日 「駿!お、はよ」 「おぉ、あおい。はよっ。なんか緊張してる?ははっ」 「ボソリ、、。駿の、、笑ってるとこ、好き、だよ」 「へ」 「あぁぁぁ。じょ、じょ冗談だから!忘れて!」 あ。しまった。せっかく言えたのにぃ私のバカバカァ バタン! 「おぃ、逃げるなよ」 「ボソッ俺も、好きだけどな。あおいのこと」 (、、ふーん。あおいに聞かれてなくて良かった。私―佳奈は、駿のことずっと好きなんだよね。ま、親友の恋も応援したいけど) これ以降は、ご自分の想像で。
空の華『花火の夜に君は』
「、、、空華、お前は空の向こうへ逝ってしまったんだよな」夜空に浮かぶ打ち上げ花火を見ながら俺は呟いた。 彼女の空華(くうか)が病気であの世に逝ってから今日で一年。空華もこの美しい花火と一緒に空へと消えていってしまった。 彼女の明るさと美しさと優しさが俺の何よりの支えだったのに逝ってしまった。花火の音を聞きながら空華と初めてキスをした海岸へと行ってみる。 「空華、、、俺を迎えに来てくれよ」 嗚咽がこぼれ始めるともう涙を止めることはできなくて俺は静かに泣いた。 その時、最後の一発目の一際大きい花火が夜空を照らした。まさに、空の華、空華だ。花火は空華そのものだ。 その花火が完全に空へと溶けきるとどこからか手紙がふわりと飛んできた。反射的に俺は受け取る。 「彼方へ。空華だよ」誰が言ったのか分からない。でも、俺はこの声を確かに知ってる。誰よりも知ってる。 震える手で俺は花火模様がついた手紙を開いた。 「彼方へ 空華だよ。彼方、元気にしてる?ちゃんとご飯食べてる?ちゃんと寝てる?」 全然食べる気もしていないし、満足に寝ていない。君がいなくなってからは。 「彼方、そんなんじゃだめだよ。私が好きな彼方はそんなんじゃない。彼方は単純そうに見えてすごく繊細だからいつか心が脆くなって壊れちゃわないかすごく心配。 だけど、そんなんじゃだめ。彼方はね跳ぶために生まれてきたの。私は美術室からいつも彼方を見てた。ふと空を見たときにしなやかに美しく跳んでそのまま空に飛んでってしまいそうな鳥みたいに飛んでってしまいそうなそんな彼方に私は惚れたの。いつも彼方を見てた。だからね、棒高跳び止めちゃだめだよ。この世で一番美しいのは彼方の高跳びなんだから。これは私からのお願い。彼方は私のお願い事は断れないもんね。向こうからも私は見てるから。私に跳ぶ彼方を見せてよ。私は世界で一番阿久津彼方くんが大好きです 丹羽空華」 その名前を見たときにはもう俺の涙は止まっていた。泣いてはいけない。空華が悲しがる。このまま空華に会いに行っても空華は絶対会ってはくれない。 最近、陸上の棒高跳びもやっていない。でもこんな俺じゃだめだ。俺は誰よりも、世界で一番美しく空を跳ぶ、阿久津彼方なんだ。 どこからか空華の鈴のような笑い声が聞こえたような気がした。 それに応えるように俺は陸上の顧問の元へと走り出した。―――――これが俺の使命なんだ
ハロウィーンの熱狂の中、僕は、苦い恋をした。
ーーハロウィーン前日ーーー 僕は、大川藤谷(おおかわふじや)小6。僕は、明日が楽しみだ。なぜなら、明日はハロウィーンで、土曜日で、僕には、好きな子がいて、明日は、その好きな子と、お互い仮装して、遊んだりして過ごすからだ。もちろん、明日、告る。好きな人の名前は、中元恋歌(なかもとれんか)明日の事が楽しみすぎて、勉強あんまり集中できない。どんな仮装をしようかな。どういう言い方で、告白しようかな。とか、考えてるうちに授業が終わってしまうのだ。 ーーーーー当日ーーーーーー 確かこの公園で、11時から16時くらいまで遊ぶんだ。ちゃんと仮装してきた。今は何時だ?10時45分か。まだちょっと早いな。 ーーーー約束の時間ーーーー あれ?来ないな。二十分経って、来なかったら帰ろう。 ーーーー二十分後ーーーーー あれ?本当に来ないな。急用でもあったのかな?まあいいや。帰ろう。 ーーーーー月曜日ーーーーー 先生「皆さん、おはようございます。ハロウィーンは楽しめましたか?ここで、一つ残念なお知らせがあります」 え?残念なお知らせ?何事? 先生「実は土曜日、クラスメートの中元恋歌さんが、ダンプトラックに・・・」 嫌だ!聞きたくない!信じたくない! 僕は、今日は、勉強に集中できなかった。家に帰って、自分の部屋にこもって泣いた。何でこんなことになったんだよ。好きだったのに。 僕は、恋歌の分まで、生きたいと思った。 あとがき ヤッホー!!みんなにとって今日1日が良い日になりますように!虹色花火だよ! 今回はタイトルに格好つけすぎたかな?でもいいや。感想教えてください。見てくれてありがとうございました!
初雪
私は生まれつき、耳が聞こえない。 今は、小学校の発達障害のクラスに通っている。それでも、不便なことは多い。 そんな私にも、楽しみがあった。ちょうどクラスから見える、同級生の男の子「春樹くん」をながめることだった。春樹くんのクラスと私のクラスはよく一緒に遊ぶほど仲が良く、会える機会は少なくない。でも、私は話せないから、春樹くんを呼び止めることができない。ただ遠くで、見つめるだけで良かった。 春樹くんはピアノが上手い。聞こえないけれど、みんなが群がってくる様子や手の動き、春樹くんのピアノの演奏を聞いているときのみんなの楽しそうな表情からわかる。私は、一度でいいから春樹くんのピアノが聴きたかった。 新しい学年になり、みんみんなくセミがうるさい季節になり、木々が赤やオレンジ色にそまる季節になり。一年、早いな。みんなより、時間が早く過ぎるような気がする。 でも、春樹くんへの思いは、時間とともにつのっていたようだ。マフラーと手袋が手放せなくなる季節になってから、もう我慢できなくなってしまった。放課後、首にしっかりマフラーを巻いてから、私は行ったことのない部屋へと足を進める。 いつぶりだろう。一年生のとき、学校探検に来たっきりかな。そう思って緊張する手で「音楽室」と書いてある部屋を開ける。 そこには、一歩踏み入れたら崩れてしまいそうな、神秘的な空気がただよっていた。その中に、堂々とした姿でさみしくピアノがおいてあった。ゆっくりと足を進める。ピアノに近づいていく私は、お姫様にでもなった気分。緊張する。 ピアノの前に座る。そっと、目の前の鍵盤を押してみる。聞こえない。けれど、この手でなにか生み出せたような、不思議な気持ちになるのはなぜなのだろう。あたりをみわたす。音楽室は、せまくて、しずかに見えた。でも窓の外では、記憶の限りの初雪が降っていた。 外が真っ白で、しずかで、誰もいなかった。この世界で、私だけ生きているみたいな、そんな感じ。雄大だった。 ぼんやりと夢心地で窓の外を見ていると、急に誰かから肩をたたかれた。びくっとしてふりむくと、そこには春樹くんがいた。何がなんだかわからずぼうぜんとしていると、春樹くんは歯を見せてにこっと無邪気な笑みを見せたあと、スラスラとスケッチブックになにか書いた。なんだろうと思っていたら、それを私に見せてきた。そこにはこう書かれていた。 「探したよ。一緒に帰ろう。もしよかったら、好きになってもいい?で、もっともっとよかったら、付き合ってもいい?」 かすかに、窓の外の初雪が降るのがおそくなった気がした。
満月
僕は満月の日に親友を亡くした。今でもその子の顔を見ると涙が出る。 亡くなってすぐは動けなかった。そのせいかずっと栄養失調という病気にかかってしまった。 「僕はこのままでいいのかな」 親友が亡くなってから一年がたったある日の満月。 満月を見ると少し恨んでしまう。でも月は何も悪くない。 「今日…満月…か…」 … 「親友のところに行こうかな」 僕は何も残していない。悔いもない。 だから向こうに行こうとした。 そのとき、誰かの声がしたんだ。 「……め……よ…」 僕は振り返る。ただ誰もいない。 「だ……め……だ……い…き…て…………よ」 親友の声がした。確実に。 僕ははっとした。 『親友の分まで長生きしてもっともっと親友が笑顔になるようなことをしないとね』 僕は今日も、これからも。 辛くても生き続ける。それが僕だ。 ーーーーーーーー 読んでくださりありがとうございます!! 初めての短編小説どうだったでしょうか、、?良かったら改善点とか、良かった点を聞かせてください!! よろしくお願いします!!
少女は幻覚を見る
「ねぇ、__ちゃん。__のこと、覚えてる?」 ぼやけた輪郭。ここはどこだろうか。愛くるしい、子供らしい少女の声が響く。響いているはずなのに、どこか聞き取れない。 私は声を出そうと口を開く。が、ぱくぱく、と音を出さずに空気を食むだけ。 「あはは、変な顔。……あぁそうか、__ちゃんは覚えてないんだね。私の事。君と、幾つもの時間を過ごしてきたのに。忘れられてしまうんだね」 どういうこと?私の頭の中は、混乱に満ち溢れている。そもそも、この状況が理解できない。夢……なのか。 「私と一緒に居て__かった?」 待って、大事なところが聞き取れない、聴きたいのに。聴かせてよ!! 「私は、__ちゃんと居れて楽しかったよ。また、いつか、遊ぼう。いつか、いつか………思い出してね。」 なんで、独り言のように言うの。悲しそうな顔しないでよ。まるで、私が悪いみたいじゃない。 あぁもう、一体全体、どういうことなんだ! 一気に視界がクリアになって、目の前に見えるのはピンクのワンピースとくるんとしたお団子。嗚呼、何度も見たっていうのに。なんで忘れてたんだろう。話したいのに、頭はぐらぐらして、意識が遠のく。 目が覚める。はて、なにか不思議な夢を見たような。何故か疲労感がすごい。 洗面台の鏡に映る私、酷い顔。目が赤い。まるで泣いた跡。 溜息を零せば、またずしっと疲労感が増えた気がした。 _あぁ、あの娘は元気かな。そう、いつもピンクのワンピースで、お団子で……私なんかと遊んでくれた娘。確か……名前は…………なまえ、は? ……あれ、そんな娘居たっけ。 私はずっと、1人で、1人で、? あれ。あ……?意識が、混乱して。 ……あの娘は、実際に存在していたの?一体、誰なの。 あとがき イマジナリーフレンド。貴方にはいたことがありますか? 大人になるにつれて、イマジナリーフレンドを忘れて、思い出して。真相を知る。そんな少女。
あなたの心は何色ですか?
三野心(みの こころ)現在中学二年生のJCである。 とはいえ、仲いい友だちがいるわけでもなく、恋人なんて夢のまた夢。 結局誰とも遊んだりすることもなく、仕方なく重い腰を上げて、のんびりと夏休みの宿題に手を付けている。 夏休み終盤となり、蝉の声にも慣れてきたこの頃。夜に鳴くコオロギの音は少し心地よく感じていた。 ただ、息抜きに網戸越しで外を眺めても、ずっと同じ景色で正直息抜きにもならないのは少し困っている。 ゲームやアニメ鑑賞に明け暮れていたおかげで、あまり外にも出ていなかったし。 そう思うと体は案外動くもので、10分後にはいってきまーす!と玄関で大きな挨拶をしていた。 新たな景色を求めて、急にとび出したとはいえ、この暑さは本当に何なのだろう…。 地球に命を狙われているのではないだろうか、そう思いながらもとりあえず宿題を持って図書館へ向かうことにした。 日傘をさして、なんとか暑さに耐えながら、駅前を通ったときである。 「ね、そこのおねーさん!おまじない、興味ない?」 怪しい。その一言を体現したかのような人物が私に話しかけてくる。 サングラスに金髪にピアスって…同級生くらいの見た目とはいえど、ナンパしにきたのかとしか思えないのだが。 と心のなかでツッコミながら、なんとなく気になるので返事をした。 『夏休みの宿題をパパッと終わらせるおまじないなら興味あります。』 「流石にそんな都合いいやつではないよ…。でも、僕、恋のおまじないは得意なんだ!一回500円でどう?」 まぁたった500円なら…いいか。どうせ効果なくてもダメージ少ないし。てか面白そう。 ちょうど鞄のポケットに入っていた500円玉をひょいっとだして、目の前の人物に手渡す。 「まいどあり!じゃ、ちょっとこっちこっちー!」 彼が手招きにしてくるのは涼しい路地裏で、ゆっくりと日傘を閉じた私は、すぐに彼の跡を追いかけた。 するとついたのは【まじない屋ー心ー】と書かれた木の看板が下がっている部屋。 怪しい独特な雰囲気が漂っているが、不思議の気味悪くは感じない。 むしろ自分の中の好奇心が煽られて、ちょっとワクワクしてた。 チリリン。というドアに付いているベルの音とともに部屋の中を除く。 真っ暗な部屋の中に机と椅子がぽつんとあって、唯一光が当てられている水晶は目が惹かれるくらい綺麗だった。 ひとまず周りを見回して、彼に言われたままに客人用と思われる椅子に座る。 「さてと…では、三野心ちゃん、早速で悪いけど、目瞑ってくれない?」 『なんで名前…。えっと目…こ、こんなんでいいですか?』 「うん、全然ダイジョーブ!リラックスしてねー。」 あれ、なんだか眠い…な…。 「お…」 「おー…!」 「おーい!心ちゃん起きてー!」 『はっ!あ、おまじない終わったんですか?』 部屋の隅っこに暗闇で隠れていたベッドに寝かせてもらっていたようだ。 ゆっくりと目をこすっていれば、視界がひらけ…え? 「心ちゃん、外にいる他の人のハート、見える?」 『は、はい!なんか、緑色とか黒色とか赤色とかあります!』 「よし!成功!」 訳が分からないが、本当に他の人の心臓の部分であろう場所に緑や、黒、赤などの色のついたハートが見える。 「ちなみに、赤いハートは恋、緑のハートは友情、黒いハートは…ヒミツ!」 『嫉妬とか、妬みですね。』 「うっ…勘が鋭いね。」 まぁ流石に察せるしなぁとのんびり思いながらも目の前にいる彼を眺める。 『ちなみに、他のと比べてもっと赤いハートはなにか意味があるんですか?』 「え?それは…運命の人だけど…もう見つけたの!?」 …目の前にいる、なんて言ったら彼はどのような顔をするのだろうか。 どのみち言うつもりはないけど。 『そういえば、お名前伺ってもいいですか?』 「あ、僕?天宮翼(あまみや つばさ)!よろしくね!」 『はい…もしかして、中学校一緒だったりしますかね?私、〇〇中なんですけど…。』 「え!?ほんと?僕も一緒!2年生なんだ!」 同級生で同じ学校のおまじないが得意な男の子…私の運命の相手、キャラが濃ゆいなー。 私がぽかんとしていたら、彼はポケットからスマホを取り出し、連絡先、交換しない?と言った。 『ふふっ、なら是非。』 ツバサという一つの連絡先が増えただけなのに、私の気分はひどく好調だった。 彼はそういえば、運命の人は!?と今更になって慌てている。 『またいつでも会えるからいいよ。』 「えー!そんなー!」 少し目新しい、路地裏から見る家への帰り道。 呑気に鼻歌を歌い、その日はいつも通り家に帰った。 が、 『あれ…宿題全然進んでない!』 なんて後日叫んで大変な事になったのは、また別のお話である…。
幼馴染が好きすぎる件について
七瀬 美波目線 =とある日の朝にて= ふぁぁぁ...いい朝だ。外はおひさまさんさんだし、鏡を見ても寝癖がないし、窓には颯斗がいるし、あー今日もかっこいいなー...... って颯斗?!ちょっとまって!ここは2階だし、颯斗は隣の家だし... 私「まさか屋根登ってきた!?」 颯斗がうん、って言った。 私「ちょっと!’’不合’’侵入!不’’合’’侵入!」 ん?颯斗がなんか言ってる。時間?まさか... 急いで時計を見る。 私「ってもう時間!?あぁー、颯斗!着替えるから出て!!」 =ば= あー、今日も意地悪言葉言っちゃった... でも今日こそ颯斗に告白するぞ!! 神宮寺 颯斗目線 =とある日の朝にて= 今日は早く目が覚めちゃった。美波はどうしてるかな?見に行ってみよ。 あ、窓開いてる。入っちゃお。 わーーー、寝顔かわいいーーーしばらく起こさないでおこ。 =10分後= あ、起きちゃった。びっくりしてる。でもその顔もかわいいーーー 屋根登ってきたか?「うん」そこしかないでしょ。 美波、不’’合’’侵入って言ってるw不’’法’’侵入だよー ま、そんな天然なとこも可愛いから許す! 俺「あ、そうだ。もうすぐ時間だよー」 ふふっ、慌ててる。かっわいーーー え?出て? =バタンッ= あぁー、出て、って言われちゃった。 まぁ学校で会えるからいいか! 今日は美波に告白しなきゃ!美波を狙ってる男子は他にもいっぱいいるから!! 七瀬 美波目線 =放課後にて= あぁー、今日は颯斗と目があったのが13回!颯斗に喋りかけられたのが9回! 颯斗に喋りかけたのが11回! .....今日こそ颯斗に告白するって決めた... LENE(レイン(※ここでは現実のLINEのことです))で今空いてるか聞いてみよ... =美波:今空いてる?= =颯斗:うーん、空いてるよー= よっしゃ! =颯斗:どした?= =美波:話したいことがあるんだけど...= =颯斗:マジ?!俺も話したいことあったんだよねー!= =美波:え!?嘘ー?!= =颯斗:ならどこ行けばいい?= =美波:3組の教室で!= =颯斗:りょー= やったやったやった! 神宮寺 颯斗目線 =放課後にて= 美波に告白するチャンス!それが今!でも今空いてるかな? LENEで聞いてみy... =美波:今空いてる?= え?! =颯斗:うん、空いてるよ!= =颯斗:どした?= =美波:話したいことがあるんだけど...= =颯斗:マジ?!俺も話したいことあったんだよねー!= =美波:え!?嘘ー?!= =颯斗:ならどこ行けばいい?= =美波:3組の教室で!= =颯斗:りょー= 美波と俺が同じこと考えてた...? 七瀬 美波目線 =3組の教室にて= 颯斗、早くこないかなー? 颯斗「よっ!」 =ドキッ= は、颯斗! 颯斗「んで、話って?」 ふぅー、はぁー.....よs....あ、そういえば! 私「そういえば、颯斗も話があるって言ってなかった?」 颯斗「.....じゃあ、お互い伝えたいことだけせーので言お!」 私「えぇーーー、まぁいいけどさぁ...」 颯斗「じゃあ一緒に言お!」 二人「「せーの!!」」 神宮寺 颯斗目線 =廊下にて= 美波から’’話がある’’っての珍しいなー 何だろ?話って...? =3組の教室にて= 俺「よっ!」 =ドキッ= 俺「...んで、話って?」 美波が深呼吸している...すると... 美波「そういえば、颯斗も話があるって言ってなかった?」 あ...そうだった... 俺「.....じゃあ、お互い伝えたいことだけせーので言お!」 美波「えぇーーー、まぁいいけどさぁ...」 俺「じゃあ一緒に言お!」 二人「「せーの!!」」 七瀬 美波・神宮寺 颯斗目線 二人「「せーの!!」」 「「好き//」」 二人((?!)) 美波「え、嘘//」 颯斗「マジか...//」 美波「わ、私は、OKだよ...//」 颯斗「お、俺もOK...//」 ?「「「「「「「「「「おっめでとー!」」」」」」」」」」 =パーン!パーン!= 二人((?!)) ?「美男美女カップル誕生だね!!」 ?「おめでとー!」 美波「3組のみんな!?」 颯斗「4組のみんな!?」 3組女子生徒「二人のことこれからもみーんな応援してるよ!!」 4組女子生徒「ほら...さんも!」 二人「「???」」 美波「もしかして...鈴木さん?」 鈴木穂奈美「お、おめでと...」 美波「ごめん鈴木さん...」 穂奈美「私も新しい恋を探さなきゃね!二人のこと応援してるわ!」 美波「ありがと!鈴木さんも頑張って!!」 穂奈美「ええ、ありがとう」 ================= 恋愛小説を初めて書いてみました!! 2人の視点で書くことで気持ちの違い(?)がわかると思う! 感想よろしく!ばいちゃ☆
失恋、絶望。そして・・・
僕は失恋した これまで君のことが大好きだった ずっと両想いだった僕ら だが別れは突然やってくる そう「別れよう」と・・・ 僕が君に告白した桜の木の下で言われるなんて 皮肉だね あの時の桜は満開だった けど今は桜は全部散っている 僕らの恋のようだ 僕は哀しみに包まれた でも君は散々悩んでこの行動をとったんだろう 僕らが別れること それが君のためになるのなら 僕は別れるさ そして「さようなら 今までありがとう」 こう言って僕は歩き出した 後ろから涙声で「さようなら・・・忘れないよ」そう聞こえた これで終わった さよならなんだ そう感じながら僕は帰った 家に着いたとき僕は泣いた・・・心のどこかでせき止めていた感情が 全部漏れ出した気がした その日家に両親はいなかった 僕は一人寂しく孤独に泣いた 溢れる涙を止めることは出来なかった・・・ 勉強もできなかった 何をしても楽しくなかった 食事も喉を通らなかった 眠れもしなかった・・・ 僕はもう死んでしまいたかった だから今日は 親友に感謝と別れを告げに 人生最期の高校のつもりで来た そんな時 朝のホームルームで 昨日別れた彼女が ここ北海道から大分県に転校したことを担任から伝えられた! そうか そういう事だったのか だから彼女は別れ際に 「さようなら・・・忘れないよ」と言ったのか・・・ 遠く離れた大分県で 僕と恋をしているのは 会えないし 話せない そんなの あまりにも辛すぎるから あえて彼女は別れたんだ・・・ ありがとう。だけど君の想いを裏切ることになるかもしれない・・・。 【3日後 大分県】 (私はあの人と別れてよかった・・・大分県で恋を続けるには辛すぎるもの・・・うぅ、だけどあの人にもう一度会いたいよぉ・・・) ・・・え?あそこから走ってくるのは・・・まさか・・・ 「俺も・・・俺も大分県に来たぞーっ!俺たち・・・また恋を続けけられるぞーっ!」 「あぁ・・・ありがとう・・・嬉しいよぉ・・・また一緒にいられるよぉ・・・」 そう俺も大分県に転校したんだ! これでまた彼女と一緒にいられる・・・ 親にも感謝しねえとな! そして彼らは7年後、24歳で祝福されながら結婚し、幸せな家庭を築いた・・・ END 初短編小説はいかがだったでしょう よろしければ感想ください
補習でよく見るあの子の名前は。
私は中学三年生、バレー部部長の花吹琉璃。 赤点王と、友人からは呼ばれており、その名の通り勉強が苦手だ。 でも運動神経はずば抜けていいと言えると思う。 今日も補習室の前に立つ私。 ため息はつきながら教室に入る。 黒板には『職員会議の為教師不在』と書かれていた。 ラッキーと口角を上げていると、奥の方でテストをしている男子生徒がいた。 銀髪とジャラジャラ付けているピアスが特徴的。 すごく美形だけど、悪い噂が絶えず、皆から怖がられているらしい。 いつもいる、見慣れた子。こっそり補習君と呼んでいた。 テスト用紙を手に持ち、補習君の隣に座る。 あ~分かんない! さっぱりだよ。 シャーペンを放り出し、大きく伸びをする。 ちらっと補習君の方を見る。何だか今日は集中できない。 話しかけてみたい、という、好奇心が芽生えてきた。 「ねえ」 補習君の肩をとん、と叩くと、 「ああ?」 と低い声が返ってきた。 「君、いつも補習にいるでしょ。知ってるんだからね」 補習君は不思議そうに私を見つめ、ふんっと鼻で笑った。 「そういうあんたもだろ」 「っ、私より頭悪いでしょ!」 「どうかな」 補習君は悪戯気に笑うと、テストをひらひら~としながら見せてくる。 「なっ!?」 問題は全て解けており、よく分からないけれど全部あってると思う。 「なんで!?いつも学校来てないじゃん!」 「だからって頭わりぃわけじゃねぇよ。」 補習君はいつも学校にはきてなくて、補習の時間だけ来ているらしい。 放課後だし、人が少ないからという理由で。 「俺、終わったから帰るけど」 「待ってよ~!私終わんないよ」 「それは自分のせいだろ」 と苦笑しながら、補習くんは携帯を取り出し、画面を触りだした。 「ねえ補習君」 言ってからハッとした。 今、補習くんって言っちゃった! 「補習君?」 補習君が携帯を机に置き、聞き返してくる。 「あ、えっその、ずっと補習の時間に居るから、勝手に自分の中でよんでた!」 誤魔化すのは無駄、という判断が下ったので、素直にそういう。 「ぶっ」 補習君は腹を抱えて笑い出した。 目に涙を浮かべながら。 「はははっ、んだよそれ、ははっ」 どきんとする。 補習君が、笑った。 いつも狼の様に人を睨み、壁を作り、恐れられている人。 でも、こんなにも笑顔が可愛い。 「はーっ、俺は氷河楼だよ」 目頭を押さえつけながら、補習君は言う。 「氷河楼…」 「あんたは?」 「へ?」 「あんたの名前」 笑い疲れたらしく、机につっぷした補習く…いや、楼君が言う。 「私は花吹琉璃」 「へえ」 楼君がじっとこっちを見つめてきて、顏に熱が籠ってくる。 楼君の瞳には、赤くなった私が写っている。 「な、なに…?」 「あんた、面白いな」 楼君は立ち上がり、私の前にしゃがんだ。 そして、私の長い黒髪の毛先を触る。 「は…?」 「髪も綺麗」 どくんどくんと心臓が鳴る。 「俺の噂、聞いた事ある?」 「えっ、あるけど」 夜遅くまで遊んで、警察沙汰になったという噂。 「じゃ何で話しかけてきたの」 「だって噂でしょ、本当か何て分かんないよ」 「俺の事、怖くなかった?」 「そんなの話してみないと分かんないでしょ」 きょとんと言い返すと、楼君は目を見開き、そして優しく微笑んだ。 心臓が締め付けられる。 何、この感覚。 「ありがと。俺さ、母さん世話してんだ」 楼君はしゃがんだまま、話始める。 「母さん、体悪くて。俺が見といてやんなきゃいけねぇ。妹も」 じゃあ、噂は本当じゃなかったの? そんなの、大変すぎるよ。 「俺さ、あんたの事好きになっちった」 どくんっと心臓が鳴った。 「こんな感覚初めてだけど、あんたの事誰にも渡したくねぇ」 好き。そうだ、私も楼君が好きなんだ。 楼君の笑顔、自分の物だけにしたい。 「私も…好きになっちゃったよ」 楼君は目を見開き、犬みたいに笑った。 「一日で実る事あんてあんのか」 「奇跡だね。初彼氏が楼君でよかった」 「彼氏…。そっか、彼氏になんのか、俺。」 二人だけの教室に、夕陽が差し込む。 「そうだよ、でも一つだけお願いがあるの」 「何?」 「家の事、私にも手伝わしてほしい。何でもするから」 楼君はまたもや目を見開く。 「何で」 「だって私、楼君の彼女だもん」 と笑うと、楼君は力の抜けた笑顔で笑った。 「ありがとう」 楼君は立ち上がり、髪を耳にかけてくれる。 そして。 「琉璃、好きだよ」 と私の唇に蓋をした。 初めての感覚。 楼君の香り。 二人だけの教室に差し込む夕陽。 私はその日、初めての恋心とキスを、補習でよく見るあの子に委ねた。